« 6.29(1) 日本一周11日目(積丹半島周遊) | トップページ | 6.30 日本一周12日目(余市) »

2006年7月 1日 (土)

6.29(2)いや~ 参った参った^_^; (深夜のトラブル編)

まさかあんな形で警察のお世話になるとは・・。
警察との遭遇は間違いなく「職務質問」が最初だろうと思ってたのに。
うーむ、俺もアホだなぁ。
ホント、アホだなぁ。
今日は何かトラブルありのすんげーいいこともありの何かよく分からん日だったな。
細木数子の六星占術でいうところの「霊合星人」みたいな1日だった。

 
車内の窓という窓にサンバイザー(目隠し)を貼り、
わずかな隙間からも中が見えないよう徹底して、
「さて、その出来栄えをいちど車の外から見てみるかい」と思って、
運転席の後部座席から外に出た俺。
すぐ戻るし、面倒だから裸足でいいや。
いつもと同じようにドアをバタンと閉める。

よしよし、なかなかいい具合じゃんか。
これならどこからも中が見えないぞ。
これで仕事も何もつつがなく出来るっつーもんだ。
よっしゃ、んじゃブログでもアップすっか!
と気合を入れて、ドアに手を掛けた。

グイッグイッ(ドアを開けようとする音)

…アレ?開かねぇ。

グイッグイッ!

あれっカギ閉めたっけかなぁ。
んじゃ運転席開けっか。

グイッグイッ!(運転席を開けようとする)

あれっ、こっちも開かねぇ。
んじゃキーレスで…ガサゴソ(ポケットをまさぐる音)
…って、入ってねーじゃん!
へ?マジ?うそー!!!?

慌てて、助手席に回る!
開かねぇっ!

その後ろ。
開かねぇ!

しからばトランク!
やっぱり開かねぇ…












………………orz

やっちまいました、俺。
キー閉じ込み…(泣)
しかも夜中の1時。
なごみとの電話が終わって5分もしないうちの悲劇。
そして俺、裸足。
けっこう寒いのに裸足。
さらに上は半袖。

再度ジーンズのポケットを探る。
ってか俺、何にも持ってねぇ…orz
財布もケータイも何もかも車ん中だ…orz

おいおい、こういう場合どーすんだよ。
何にもないんじゃどこにも連絡取れねぇべや。

 
とりあえず道の駅の公衆電話へ走った。
冷たいアスファルトを裸足でペタペタ音を立てつつ走った。
足裏にくっついてくる小石が痛い。

電話帳を手に取る。
俺が加入してるのは、ジョーズっていうロードサービス。
落ち着かない手でページをめくった。
乗ってねーよ…orz
ってか、フリーダイヤルお金入れないと繋がんねぇし。

うあー、どうすっかな、どうすっかな…
っつって思いついたのが、電話機の下の赤いボタン。
藁にも縋る思いで110番を回してみた。

警察「何がありました?」
俺「いや、あのキーの閉じ込みをやってしまいまして…」
警察「どこで?」
俺「いや、あの道の駅・余市ってとこなんですけど…」

ってな具合で、キーの閉じ込みをしたこと。
財布もケータイも車の中でどうしようもないってこと。
ちなみに、裸足です、とも伝えた。

 
10分くらいして、パトランプ回しながら警察が来てくれた。
お巡りさんが2人降りてきた。
ひとりは特捜最前線の二谷英明がメガネを掛けたような感じの、
いかにも団塊の世代って感じのおじさん。
もうひとりは、体育会系で柔道やってましたみたいな感じの
40くらいのあんちゃん。

あんちゃん「なんだ、なんだ、どうしたの?」
俺はさっき電話で話したのと同じ説明をひと通り繰り返した。
あんちゃん「なーんでそんなことになったの?」
目隠しをしててその確認のために車外に出たのが運のツキ、
という説明をここでも。
「まあいいや、とりあえず寒いし君裸足だし、とりあえず乗りなさい」
と言われて、原チャリ2人乗りで捕まって以来、12年ぶりでパトカーの中に。

 
革張りの座席。
前席はコックピットみたいで面白そうだ。
いじってみたい気持ちを抑えた。

「あの、俺、ジョーズっていうロードサービスの会員になってて、
そこに連絡が取れればタダでやってくれると思うんですけど…、
でもその電話番号が分からないんですよね」
というと、お巡りさん、無線でジョーズに問い合わせてくれた。
…が、何とそのジョーズってのが104でも出てこないらしい…
なんだなんだ、どーなってんだ、俺今年も年会費払ったんだぞ…
「とりあえずJAFに頼むといくらになるか聞いてみようかぁ?」
とお巡りさん。
速攻でJAFは電話に出て、
「ん~それは、非会員ですと11,900円ですね」
ひょえ~高けぇ!!
無理無理!
絶対やだそんなの。

「あの、とりあえずウチの彼女に電話をすれば、
ネットでいろいろ調べてくれると思うんですけど」
と言って、俺はお巡りさんが持ってるケータイでも交番の電話でも
何でも良いから何か使わせてくれないかというニュアンスのお願いをしてみた。
だけど、特捜最前線は、それにはなぜかいい返事をしなかった。

「今、無線で連絡を取って、本部の方から彼女さんに掛けてもらうから」
いやいや、俺が掛ける方が絶対良いでしょ、話早いじゃん。
と思うのだが、そうも行かないらしい。
(このあたり、警察の形式主義的というか
何事も決まった段階を踏まねばならないという
融通の効かなさを感じた)

彼女のケータイ番号は俺のケータイに登録したきり、
番号が頭に入ってなかったので、彼女の自宅の電話番号を教えた。

案の定、彼女は出なかった。
そりゃそうだ。
夜中の家電に出る訳はないよな。
俺が掛けるとしたらケータイに掛けるに決まってるんだし。
しかも、後で彼女に聞いたら、
警察はいちど長い電話をしたきりで終わったらしい。
3度くらい規則的に電話を鳴らせば、
彼女だって、「何か意味のある電話だ」と思って出るに違いないのに。

あー、こりゃ万事休すでJAFを呼ぶしかねぇかなと思っていたところに、
不意に思い出した。
あ、そういえばジョーズって、上の会社は
エキスパートアライアンスってとこじゃなかったっけ?
それをお巡りさんに言って、再度電話でを調べてもらった。
今度はあっさりと見つかった。
なんだ、そっちで調べればよかったのかw

俺の名前とか住所とかを担当者に言って、道の駅まで来てもらうことになった。
40分くらい掛かるらしい。
一段落が着いて、すんごいホッとした。
あー、やっぱ警察さん、有難いわ。こういう時。
普段はネズミ捕りとかすんごい嫌なんだけど、
こういう時助かるよなぁ。
あー良かった良かった。
ありがとうございます。
思えば、警察には助けられてることの方がずっと多い。

 
「ところで何の用事で仙台からこんなとこに来てるの?旅行?仕事?」
と助手席のあんちゃん。
「いやぁ、日本一周してるんですよ」
「日本一周!? いいなぁ~、それ。何、学生さん?」
「いや、もう30になりました」
「え?じゃあ仕事は?」
「えっと、とりあえず今は無職で…」
こんな感じで、少し話が弾んだ。
「俺も仙台行ったことあるよ」などと、このお巡りさん、
話が好きそうだったので、富良野あたりはいつ頃が旬なのかとか
いろいろ観光情報を聞き出してみたりした。

「あ、そういえば、さっきジョーズの人が言ってたんですけど、
もし連絡取れなくなったら、
僕の方からまたフリーダイヤルで掛けなくちゃいけないんで、
良かったら10円貸していただけないでしょうか?」
「ん?10円?あぁ、そんなもん、10円でも100円でも貸してあげるよ。
っていうか、あげるよ、そんなん」
と言って財布を取り出し、テキトーに手の平に取り出した140円、
「これで、温かいジュースでも飲んで待ってな」と僕にくれた。

「私たちもずっとここで待っていてあげたいんだけど、
これからパトロールに出なきゃいけないし…」と特捜最前線。
まぁ、そりゃそうだろうな。
俺もそこまでしていただくのはさすがに心苦しい。
しかしおかげですんごい助かった。
とりあえずあと40分待てば一難が去るのだ。
「じゃあ、寒いから電話ボックスの中ででも待ってな」
と僕はパトカーから降ろされた。
「すみません、お忙しいところ。ありがとうございました」
僕は深々と頭を下げた。

 
それから、車通りもまばらな道の駅で、
裸足のままウロウロ歩きながら、しばらく待った。
アスファルトは、横断歩道や交通記号のなどの白い部分より
道路の部分の方がわずかに温かいような気がした。
あっちにウロウロ、こっちにウロウロ。
深夜に男一人、20分も30分も裸足で彷徨う姿は、
他の車中泊者から見ればかなり異様に写ったことだろう。
幽霊に思われたかもしれない。

 
30分くらい待って、とうとう俺を救ってくれる神様が到着した。
神様はパジェロに乗った、60過ぎのおっちゃんだった。
ユニコーンの「服部」にそっくりのおっちゃん。
(ジョーズは、地元の車屋さんとかと提携しているので、
JAFのようにJAF社員ではなく、こういう地元の人がくるのだ)

「すみません、夜分遅くにご迷惑をお掛けします」と僕。
「いやぁ、なーもなーも」とおっちゃんは笑った。
服部さんは、
「もし、これであがねがったら、窓をこじあげて云々…」といいつつ、
先っぽが自転車の鍵みたいになっている、
細長くて平べったい鉄の延べ棒を窓の隙間に差し入れた。
何分かの試行錯誤の後、うまくカギに引っかかったらしく、
鍵が一気に開いた。

「うぉぉ~!すげえ!」
奇跡を見た俺はひとりで盛り上がった。
すぐさま車内に入って鍵を取り出し、
「うわぁ、助かりました!ありがとうございます。うわぁ…」
と俺は興奮が収まらなかった。
「うまぐいってよがったなぁ」と微笑む服部さん。
「んでは書類にサインして」と僕をパジェロに招き入れた。

ジョーズは、けっこう融通の効く対応のようだった。
僕は書類にサインしただけで、会員証も何も見せなかった。
サインも名前だけで、住所も何もいらなかった。
「んではこの先も気を付けてなぁ」と言って、服部さんは帰っていった。

 
まぁ、長くなったんだけど、これが深夜のトラブルの顛末。
要するに、キー閉じ込みをして、警察に助けてもらった、と、
ひと言で言えば1行で済む話を長々と書いてみた。

最悪なトラブルだったけど、
終わってみれば、結構楽しかった。
まぁ、ちゃんと落着したからなんだけどさ。
久しぶりにパトカーに乗ったし、地元の人と触れ合えたし、
しかもなぜか140円儲けたしw

これもきっと、誰かが俺を楽しませようとして
仕組んでくれたハプニングだったのかなと、
終わってからはのんきに考えて、
何だか楽しい気分で朝までぐっすり寝た。

 
次の日の朝、俺に140円くれたあんちゃんが、
心配して見回りに来てくれた。
「あのあと、大丈夫だったか?すぐに来たか?」
「はい、おかげさまで助かりました。
本当にありがとうございました!」
と僕は眠い目擦りながら、心から感謝した。


« 6.29(1) 日本一周11日目(積丹半島周遊) | トップページ | 6.30 日本一周12日目(余市) »

コメント

Harpさん、いつもどうもです☆
「なーもなーも」は僕も初めて生で聞きましたw
鉄道員の映画とかで聞いてはいたんだけど。
何か、トラブルも過ぎてしまえば楽しい思い出です。
人生って、やっぱり遊園地みたいだなぁと
何かちょっと思いました。

投稿: はむれっと | 2006年7月 2日 (日) 09時36分

うわ~!大変でしたね~。
でも過ぎてしまえば良い思い出になりそうなエピソードだ~。
来てくれたおじさんの「なーもなーも」北海道育ちの私としてはとってもリアルに聞こえてきて懐かしかったのでした。ふふ。
これからも頑張ってください。

投稿: Harp | 2006年7月 2日 (日) 09時13分

ももさん、どうもです☆
何だか、やっぱり予定通りには行かないですね~
でもそれが楽しいんだけどw

画像は積極的に載せるつもりなんですが、
何せエアエッジなもんで、
画像をアップするにはちょっと重過ぎるんですね。
なので、ホテルに入った際にまとめてアップするんで、
もう少し待っててください。
ちなみに、食べ物系もけっこうありますよ(^。^)

投稿: はむれっと | 2006年7月 1日 (土) 19時36分

旦那と一緒にハラハラ・ドキドキしながら、
最後まで読ませていただきました(><;)
ひえ~、大変でしたね~…。
でもでも、無事でホント良かったです(゚ーÅ)
こえからもハプニングを楽しみに変えて(笑)、
楽しい旅行をしていってくださいね~☆

あ、はむちゃんさん!!
あんまり写真は載せない系のブログですか??
もっと写真が見たいなぁなんて、
思ってたりして…(≧▽≦)
食べ物系希望…( ̄¬ ̄*)

投稿: もも | 2006年7月 1日 (土) 14時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 6.29(1) 日本一周11日目(積丹半島周遊) | トップページ | 6.30 日本一周12日目(余市) »