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2006年9月21日 (木)

9/20 日本一周76日目(行田~秩父)

920_1 ☆今日の概要☆

・行田・湯本天然温泉「茂美の湯」(通算398湯目)
・忍城
・行田「かねつき堂」にて「フライ」&「ゼリーフライ」
・秩父・武甲温泉(通算399湯目)

★本日の走行キロ 99キロ

☆今日のイチオシ☆

・「フライ」&「ゼリーフライ」
 (やっぱいちどは食べた方がいいっしょ♪)

☆今日の詳細☆

今日の埼玉は、晴れ。
暑いのは暑いけど、日差しは強くない。
気持ちのいい風も吹く。
やっぱりもう秋が始まったんだ。

今日の朝風呂は行田・湯本天然温泉「茂美の湯」。
館内も従業員さんも明るくて、開放的な感じだった。
「豊富な湯量での源泉かけ流し」がこの施設の自慢のようで、
浴室のドアに、その件について説明書きが4枚も貼付されていた。
泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉」で、少し茶色がかっていた。
飲んだらしょっぱい味がするかと思ったが、それほどでもなかった。

露天風呂が7つもあった。
そのうち2つには、サウナみたいにテレビが設置されてあった。
何も露天に入ってまでテレビを見ることもなかろうにと僕は思うのだが・・。
宇都宮の温泉健康ランドの露天にも確かテレビがあった。
関東ではこれがスタンダードなのだろうか。

毎日、地下1500メートルから、
400トンものお湯をかけ流している、と案内に書かれていた。
豊富な湯量、源泉かけ流し、入る側としては確かにうれしいけど…、
それだけ多くの温泉を地下から汲み上げて、
地盤沈下などの心配はないのだろうか。
まったく地質学などには暗い僕だが、
何となく、それだけ深いところを流れている地下水なり温泉なりというのは、
「地球の体液」だという気がする。
本来はあまり触れてはいけない部分のように思うのだが・・・。

もともと自然湧出でない温泉を、
これだけ大量に汲み上げて、本当に平気なのだろうか。
まぁ大丈夫だと分かっているからやっているんだとは信じたいけど…。

何となく、「源泉かけ流し」への極度のこだわりは、
バブリーな贅沢志向というかグルメ志向というか、
そういう前時代的なものにリンクするところがあるような気がして、
僕はあまり好きになれない。

朝風呂でサッパリしたあとは、忍城を見学した。
「水城公園」の駐車場に車を停めて歩いた。
城と名が付くくらいなのだから、
この公園内にお城があるんだろうと思っていたが、全然違った。
お城はそこから歩いて10分くらい行った所にポツンと建っているのだった。
地元らしき人に道を尋ねると、
「あれ?えっと、お城、お城、あれ、どう行くんだったっけかな…」としばし考えた末、
「あっそうそう。この道をまっすぐ行って公園を出てさらに右の方だね」と教えてくれた。
地元の人たちはあんまりお城を意識してないのだろうか。

忍城は、地上3層の櫓が復興されて博物館になっている。
堂々とした外観で、雰囲気が小田原城に似ている。
Img_1885
北条方の城で、秀吉の小田原攻めの際、
石田三成の水攻めに遭ったが、ついに落城しなかったという堅牢な城だ。
三成が水攻めする際に設けた堤が、今でも「石田堤」と呼ばれて残っているらしい。

「この近くで、おいしい『フライ』と『ゼリーフライ』を食べれるお店ってありますか?」
お城の受付のお姉さんに聞くと、
歩いて3分くらいのところにある「かねつき堂」を教えられた。
観光協会は「フライマップ」というプリントまで発行していて、
行田の名物としてフライを売り出すことに結構力を注いでいる様子だ。
マップを眺めると、フライのお店は行田市内に数多く点在しているようだった。

「かねつき堂」は結構お客さんが入っていた。
Img_1887
地元っぽい人がほとんどだった。
僕の隣のテーブルでは、おばちゃんが向かい合わせに座って、
お好み焼きみたいなものを囲みながら、何やら話し込んでいた。

掲示されているメニューを見上げると、
「ふらい 280円」、「ふらい卵入り 330円」、
「ゼリーフライ 二ヶ180円」…などと見慣れない文字が並んでいた。
Img_1888
根室の「エスカロップ」や新潟の「イタリアン」にしてもそうだけど、
さも当然のようにメニューにローカルフードが名を連ねていると、
妙におかしみを感じて、胸がワクワクしてくる。

とりあえず、「ふらい 卵入り」と「ゼリーフライ」を頼んでみた。
出てきたものは…

Img_1890

↑こちらが「ふらい」。

Img_1891  

↑こちらが「ゼリーフライ」。

フライは、円形のお皿にすっぽり納まる形で出てきた。
けっこう大きい。
内容としては具の少ないお好み焼きという感じ。
ねぎや豚肉が少し入っていた。
注文の際にしょうゆ味とソース味を選択できて、
僕はしょうゆ味にした。
しょう油の軽く焼き焦げた淡白な味がたまらなかった。
食べ慣れた人はフライを半分に折って食べていた。

ゼリーフライは、表面がツンツンしてないコロッケという感じ。
全体をソースにくぐらせているので、
匂いを嗅いだらむせ返りそうになった。
コロッケと違うのは、パン粉で衣をつけずにそのまま揚げるところ。
表面はしっかりとしているが、中は柔らか。
あれは何が入ってるんだろう。
食べた感じではじゃがいもコロッケに似ていたが、
ガイドブックを見ると、おからに潰したじゃがいもや
ニンジンなどの野菜を混ぜたもの、と書かれてあった。
こちらもなかなかおいしい。

薀蓄を書いておくと、
フライとはもともとは農家のおやつであったらしい。
行田は足袋の生産が盛んだった時期があり、
その頃、女工さんたちの間で好んで食べられたのが、この「ふらい」で、
だんだんメニューとして出す店が増え、
今日に至ったということらしい。
漢字では「富来」と書くようだ。

ゼリーフライは名前だけ見るとかなり謎めいた食べ物だが、
何も中にゼリーが入っているわけではない。
小判型の形状なので、銭富来と呼ばれていたものが、
だんだん訛って「ゼリーフライ」となったらしい。
由来を聞けば「あぁ、なんだ」と納得する。

ふらい、ゼリーフライとも、
実にB級感を感じさせる庶民的な味。
ストレートなしょうゆ味、実直なまでにまっすぐなソース味。
およそ、叶姉妹あたりは一生食べずに終わる味であろう。

俺的には「ふらい」の方が好みかな。
あの淡白な味わいで、あと1枚は食べれたかも。
ゼリーフライも見た目はこってりだが、
食べてみるとそれなりにおいしい。

食事というよりは、やっぱりおやつだ。
行田の子どもは、これを食って育つのだろう。

白髪頭のおっちゃんがおもむろに店に入ってきて、
「ふらい焼きそばと、ゼリーフライ。ふらいはソースで」と注文する姿は、
なんか見ていてほのほのしてて良かった。
メニューは持ち帰りも人気のようだった。

町を歩くと、いたるところに
「フライ」、「ゼリーフライ」の幟が立っていたりして、
それがまた緊張感のない緩い印象で良かった。

行田でさんざん遊んだあとは、
仕事をしつつ、熊谷、長瀞、秩父と西へ進んだ。

長瀞は、僕にとっては多少、思い入れのある土地で、
それについても書こうと思ったのだが、
いずれまた日を改めて。

夜はもうひとつ温泉に入った。
秩父・武甲温泉。
単純硫黄泉とのことだったが、
無色透明、無味無臭だった。
温度の違う内湯が2つと、石組みで丸い形をした露天風呂があった。
サウナ、水風呂もあり、日帰り温泉としての施設は充実している。
入館券は先に券売機で買うものの、それを受付に渡すのは帰る時、
というちょっと珍しいシステムをとっていた。


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