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2006年9月30日 (土)

9/29 日本一周85日目(諏訪~蓼科~諏訪)

929 ☆今日の概要☆

・諏訪大社めぐり
 (本宮、前宮、秋宮、春宮)

・蓼科温泉共同浴場(通算410湯目)
・ステーキハウス「カナディアンロッキー」

★本日の走行キロ 54キロ

☆今日のイチオシ☆

・諏訪大社
・ステーキハウス「カナディアンロッキー」

☆今日の詳細☆

今夜は、諏訪湖畔の民宿「あひる」からの更新。
目の前に諏訪湖が広がり、朝9時まで入れる温泉もあり、
部屋もトイレもきれい、LANの設備もある。
これだけ整って、1泊素泊まり3900円。
安いです。大満足です。

さっき、宿で自転車を借りて、
近くにあるステーキハウスでガーリックステーキを食べてきた。
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150グラムのお肉、サラダ、ウーロン茶付き、
ライス大盛無料で、1365円。
これも大満足。

帰りは、諏訪湖の上にぽっかり浮かんだ、
黄色い半月を眺めながら、のんびり戻ってきた。
湖のある毎日って、どんなだろう。
毎日こんな風に自転車で湖畔を行き来する人は、
どんな気持ちで湖を眺めるのかな。
なんか、オシャレな感じでとっても良いような気がするけど。

今朝はFさんと朝7時半に待ち合わせして、
諏訪大社めぐりをした。
下諏訪町に、春宮、秋宮の2社があり、
諏訪市に本宮、茅野市に前宮がある。
Img_2007 画像は秋宮。

早朝の神社は、参拝者も少なく、
どの宮も非常に気持ちが良かった。
神社は頭がスッキリする気がして良い。

Fさんは秋宮の氏子で、
有名な御柱祭の折には役員を務めるのだという。
当然、大社に関しても詳しく、
巡りながらいろいろのお話を聞かせてもらった。

Fさんは月末で大忙しの様子で、
諏訪大社を巡った直後、握手でお別れした。

その後、僕は諏訪の南東にある蓼科温泉に向かった。
行く途中、お腹が空いたので、とある和食処に立ち寄った。
茅野市から蓼科へ向かう道の途中、
しょっぱなに出てくる和食屋で、
天ざるそばが食べたくて寄った。

オシャレな雰囲気の店で、初めの印象は良かったんだが…。
結果としては不満の残る昼食となってしまった。

まず、天ざるそば(メニューでは天もりそば)が1450円とかなり高い。
で、それだけ出せばどんだけ贅沢な天ぷらが出てくるのかと思ったら・・。

内訳を記すと、
スタンダードサイズの海老天2つ、
ナス1つ、
かぼちゃ1つ、
ししとう2つ、
それから、これがいちばん痛かったんだが、
舞茸と思い込んで最後まで取っておいた、
実際にはシメジのてんぷらが1つ。
以上であった。

1500円弱取るなら、
舞茸天は当たり前、
加えてキス天とかまで普通付くでしょ。
堂々たる天ざるが出てきてしかるべきである。

さらにガックリ来たのは、衣がおいしくないこと。
当然、サクサクしているものと思ってひと口食べてみたら、
力なくモサッとした食感が伝わってきて、落胆した。
あり得ないほどひどいレベルでもないが、
値段からしたら、もっと痛快なサクサク感があっていいはずだ。
衣の歯ごたえは、天ぷらの命である。
そこがなってないなら、メニューとして出すべきでない。

もりそばは2枚付いてきたが、量が少なく、
またそばつゆの量まで少ないといった具合で、
とにもかくにも、値段から考えて、
損したという思いを拭い去れなかった。

今後はあまりに高いメニューを頼むのはやめることにした。
高いメニューを頼むと、それだけこちらの注文も厳しくなるし、
外れた時のショックがでかすぎる。

この店を出た後、蓼科へ向かう道には、
たくさんの手打ちそば屋があり、
中には広い駐車場が満杯になっている店もあった。
「くそ~っ、あの店、ぜったいうまいんだろーなぁ…」
胸いっぱいの悔しさで通り過ぎた。

蓼科はいわゆるリゾート地らしい。
高そうなゴルフクラブや、リゾートホテルが点在していた。
しかし僕には全く関係のない場所だ。
スピードを緩めることさえなく、一瞥しただけで通り過ぎた。

僕が向かったのは料金400円の、蓼科温泉共同浴場。
「あれ?もしかして通り過ぎたかな?」
と不安になってくるあたりで、
左側に共同浴場の立て看板が出てくる。

蓼科の共同湯は、下諏訪よりもっとシンプルな建物。
お湯は無色透明無臭、わずかに酸味の
「酸性含硫黄・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」。
PHの記載はなかったが、恐らく5とか4あたりではないか。

酸性の塩泉系は珍しい泉質だと思う。
僕はあまりお目にかかったことがない。
少し入っているだけで、どんどん汗が出てくる、良いお湯だった。

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9/28 日本一周84日目(塩尻~諏訪)

☆今日の概要☆928

・下諏訪温泉「菅野温泉」(通算408湯目)          
・高島城
・毒沢鉱泉(409湯目)


★本日の走行キロ 不明



☆今日のオススメ☆

・毒沢鉱泉






☆今日の詳細☆

朝メシは、長野名物の「おやき」。
僕はナスのおやきが大好物だ。
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信州みその甘ダレとナスの相性が絶妙で、
何個でも行けそうだった。


朝風呂は下諏訪温泉内にある、
「菅野温泉」(すげのおんせん)という名の共同浴場。
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玄関を入るとすぐにレトロな雰囲気に包まれた。
共同浴場らしい共同浴場。
料金は220円。
営業は朝5時からという頼もしさで、
夜も10時までやっている。

浴場はシンプルなタイル張り。
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内湯ひとつのみだが、湯船、洗い場とも狭くはない。
湯船は、まるで行田市の「ゼリーフライ」のように楕円形で、
無色透明のお湯が静かに溢れていた。
泉質は「ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉」。
同じ下諏訪の共同浴場「旦過の湯」からの引湯らしい。
飲んでみたが、特に味は感じなかった。

湯船を挟んだ両壁の洗い場は、
それぞれ端っこにシャワーが付いていた。
220円という安価で、しかも共同浴場で、
シャワーが付いているというのは珍しい、というか有難かった。


この日は、インドで一緒だった諏訪のFさんに会う予定だった。
「昼過ぎ頃に連絡入れます」とのことだったので、
時間潰しと観光を兼ねて、諏訪湖畔の高島城に登った。


昭和45年に再建された3層の天守閣は、どことなく瀟洒な作り。
隅櫓などもあり、城のない街に育った僕はうらやましく思った。
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最上階の展望台から、諏訪湖を一望した。
Img_1952 
だいぶ風が強かった。
いつもこんな感じなのだろうか。


諏訪の町を眺めている間に、Fさんから電話があり、
「高島城か、今から行くから待ってて」と言われた。
10分もしないうちにFさんが来た。

6月で東京で会って以来、三ヶ月ぶりだ。
これから気功を受けに湯治宿に行くというので、
僕も付いていった。

着いた先は、毒沢鉱泉「沢の湯」だった。
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歓楽色の全くない、完全なる湯治宿。
だが、今は日帰り客しか受け付けていないようだ。
立ち寄り料金は500円。
夕方まで休憩所でのんびりすることもできる。

毒沢については、昔、湯治本で読んだことがある。
武田信玄の時代に、隠し金鉱で働いて怪我した人たちを
ここの温泉で療養させたのだという。
金鉱に人を寄せ付けないようにするため、
「毒沢」などという強烈な名前を付けたらしい。


下諏訪温泉から高台に少し上がったところに、毒沢はあった。
まさか下諏訪からこんなに近くにあるとは・・。


Fさんが気功を受けている間、
僕は湯船で温まった。
気功師さんは、中日の落合監督を白髪にしたような顔の人だった。
けっこうすごい人らしい。
(ちなみに、この方に晩御飯をおごってもらった。
 この頃、ご馳走になる機会が多い)


沢の湯の内湯は、大人が2人も入れば満杯という小さなもの。
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お湯はかなり濃い赤茶色。
見るからに迫力のある温泉だ。
泉質は「含鉄-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉」。
PH2.5の強酸性温泉。
すぐ近くにある下諏訪温泉と
全く違う泉質だということに驚かされる。
泉温は2℃だというので、もちろん浴用に加熱してある。

源泉は飲用効果も高く、湯船のすぐ脇に飲泉場があったが、
飲んでみると、2℃よりは温度が高いと思った。
冷たいことには変わりないのだけど。
何となくの感覚では、15℃とかそのくらいだと思った。
味は酸っぱさが強く、それに鉄の味が加わり、
また喉の奥で感じるようなかすかな甘みもあった。

源泉は湧出したてで、新鮮。色も無色透明。

湯船は加熱しているし、
湯量の乏しさを補うために貯水槽を利用しているから、
その分温泉の酸化が進み、
それであんなに強烈な赤茶色になるのだろう。


狭い湯船だが、幸い、僕ひとりだったので、
ゆっくり温泉を堪能したし、
お風呂の画像も撮ることが出来た。

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2006年9月28日 (木)

9/27 日本一周83日目(市川三郷町~長野・塩尻)

927 ☆今日の概要☆

・増富ラジウム温泉「こうせい閣」(通算407湯目)

★本日の走行キロ 168キロ


☆今日のイチオシ☆

・増富ラジウム温泉「こうせい閣」


☆今日の詳細☆

今日は甲府を出る日。
朝は雨が降っていた。

最後の晩も、カランバさん宅に宿泊させていただいた。
フレンドリーなご家族、
健康的で美味しい食事とも今日でお別れ。
何だかとても名残惜しかった。
3泊した屋根裏部屋にも、愛着が湧いてしまった。
また泊まりに来たいなぁ。
こんな部屋、自分でも作れたら楽しいだろうな。

初めて訪れた山梨は、実に良いことばかりだった。
カランバさん、奥さん、お世話になりました。
すてきな時間をありがとうございました☆
ぜひまた、お邪魔させてください。

10時を過ぎた頃、雨が上がったので、
カランバさんファミリーとお別れして、
甲府のあちらこちらを仕事で回った。

夕方、増富ラジウム温泉に行った。
甲府と諏訪の中間に位置する韮崎から、
北東に伸びる県道をしばらく走っていくと到着する。
山深い道で、夜に走るのは心細かった。

「増富の湯」という日帰り温泉に入るつもりだった。
が、行ってみたら何と休館日!…orz

たどり着く前に通り過ぎた、
「日帰り温泉入れます」の看板を出してる宿に行くことにした。

増富ラジウム温泉「こうせい閣」。
夜7時過ぎで、時間的に大丈夫かと思ったがOKだった。
愛想の良いお兄さんが出てきて、
「でもちょっとシャワーが今使えないんですけど・・」と
言っていたが、入ってみたらちゃんと使えた。
立ち寄り料金は500円。
サービスで小タオルをもらえた。

湯船は大人5人も入れば一杯というくらいの
こじんまりしたものがひとつ。
洗い場も4人くらいが座れる程度。小浴場といった感じだ。
(あとから知ったが、広そうな露天風呂もあるようだ。
 詳細は分からないが、宿泊者専用なのかも)

浴室は狭いが、お湯は良い。
茶褐色で、湯船に沈んだ自分の体が、わずかに見える程度。
掛け湯をしている時から、
鉄錆のような匂いをほのかに感じた。

泉質は
「含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
(高張性中性温泉)」。
炭酸水素塩泉だからなのか、
二酸化炭素を含んでいるからなのか、
泉質半可通の僕にはちょっと分からないのだが、
湯口のお湯を掬って飲んでみると、
ピリピリした炭酸味を感じた。
味はその他に塩味と鉄味を感じた。

湯温は湯口から出るものが40度弱、
湯船は39度くらいだと感じた。
源泉をそのまま使っているのだという。
ぬるめのお湯だが、成分が濃いためか、
しばらく入っているとだんだん汗ばんでくる。

ひとり湯浴みを堪能していると、
程なくしておじさんが入ってきた。
あいさつをしてふたりで湯船に浸かっていると、
「ここのお湯はいいねぇ」とおじさんが声を掛けてきた。
「そうですね。ぬるいけど温まりますよね」と僕は応えた。

聞けば、おじさんはご夫婦で、
車に泊まりながら、日本のいろんな所を旅しているのだとか。
この日も、三陸、八幡平と東北の良い所を回って、
増富に来たのだという。

僕も同じように諸国を放浪している。
話が弾まない訳がなかった。
北海道や東北の温泉の話、車中泊の話、
汗だくになりながらも、楽しく話をした。

「木の湯桶を持って歩いてるんだねぇ、良いねぇ」
「ええ、檜の湯桶で、もう8年も経つんですよ」
僕の湯桶は、なかなか
コミュニケーションツールとして役に立つようだ。
思えばこれも貰い物。有難い話だ。
「僕もそれ今度買って持ち歩こう」
おじさんは笑顔で言った。

お年は65歳だという。
気持ちが若くて、良い笑顔をしていた。
「人間、ダメと思ったらダメなんだよ。
やろうと思えば、70になったって80になったって
出来るんだから。
気持ち次第なんだよ」と言っていた。
こんな楽しげなおじさんと一緒なら、 奥さんもさぞ幸せだろう。

ロビーのソファーには、麦茶とお菓子が置いてあった。
「どうぞ召し上がってください」と
さっきの愛想のいいお兄さん。
おじさんと3人で、旅の話、
この辺に住むヤマカガシの話などした。
後からおじさんの奥さんもやってきて、4人になった。

「僕もキャンピングカーを買って全国を回るのが夢なんです」
と宿のお兄さんは言った。
やっぱりみんなやってみたいんだね、こういうこと。
車は広くないけど、みんなが夢想するようなことを、
俺は今まさにやっているんだな。

おじさんたちとは帰り道がしばらく一緒で、
韮崎あたりの山中に電飾で光り輝く大鳥居があるのを見つけ、
車を停めてみたら、先に走ってたおじさんたちも停まった。
「あれ、何かしらねぇ…?」とおばさんが興味津々に言った。

「それじゃあね、これから、気をつけて旅するんだよ」
「あっ、どうもありがとうございます」

「あっ…そうだ」
別れ際、僕はおばさんを呼び止め、
「ネットでブログをやってるんで、良かったら見てください」
自分の名刺を渡した。

明くる朝、起きてみたら、
さっそくおばさんから写メが入っていた。
絵文字もふんだんに使って、文章も生き生きとして若く、
やっぱりこのご夫婦、幸せなんだろうなぁと改めて思った。

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2006年9月27日 (水)

9/26 日本一周82日目(石和温泉)

926 ☆今日の概要☆

・石和温泉共同浴場(温泉銭湯・通算406湯目)

★本日の走行キロ 見てくるの忘れた

☆今日のイチオシ☆

・石和温泉共同浴場



☆今日の詳細☆

午後からまたカランバさんちにお邪魔した。
太宰治やつげ義春の話で盛り上がり、
その後、将棋を2局指した。
結果は1勝1敗。
お互いにミスを連発する、面白い将棋だった。

夕飯もまたごちそうになってしまった。
ありがとうございます☆

夜、カランバさんと石和温泉に行ってみた。
有名どころはやはり押さえておきたい。
共同浴場があるらしいので、そこに行った。

かなり目立たない場所にあった。
何度か来たことがあるというカランバさんも道に迷った。
中華屋さんで道を尋ね、
石和郵便局の近くにあるケーキ屋さんのところの細い路地を入っていくと、
左手にひっそりと佇んでいた。
本当に本当に、地元の人のためのお湯、という感じ。
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面白いのは食堂の奥に湯船があるところ。
中に入ると、感じの良い笑顔をするおばさんが迎えてくれた。
料金は380円。
銭湯と同じ料金であろう。

洗い場の奥に二人くらいずつ入れる湯船が3つ並んでいた。
壁には、満開の桜と逆さ富士が描かれていた。

泉質はアルカリ性単純温泉。
薄く黄色が付いているような感じだが、透明だ。
ツルツル感があった。
湯船は向かっていちばん左が、スタンダードな内湯。
真ん中が電気風呂(少しだけ入ったが、恐いくらいにビリビリだった)。
右端は、かなりぬるい温泉が入っていた。

甲府にはこういう感じの温泉銭湯が点在しているらしい。
そういう点では、青森に似ているなと思った。
かの地も温泉銭湯が実に多いのだ。
うらやましい話である。

お風呂上り、りんごジュースを飲んで、
さあ帰りますか、と思っていたら、
「あらっ、珍しい、木の湯桶なんて持って歩いてるの?」と、
食堂の隅のテーブルに座ったおばさんたちから声を掛けられた。
お酒を飲んで、陽気になっている様子だった。
「ええ、そうなんです。マイ湯桶なんですよ」と言った。
カランバさんが、
「今、日本一周の途中で、こっちに来てるんです」と言うと、
おばさんたちは色めき立ち、
「どこから来たの?これからどこへ行くの?
 今日はどこに泊まるの?」と矢継ぎ早に訪ねてきた。

笑顔の素敵な共同浴場の女将さんが、
「ちょっと待ってね、今、ぶどう洗ってあげるから持って行きなさい」
と席を立ち、厨房でサッサと水洗いして、僕に渡してくれた。
まさかお風呂に入りに来て、ぶどうを頂けるとは思わなかった。

「それからね、ここの温泉は飲めるのよ。
源泉を冷やして、それでお酒を割って飲んだりするの。
 空のペットボトルはある? 良かったら温泉も持って行きなさい」
とも言ってくれた。

うれしくなってペットボトルを取りに車に戻ろうとすると、
「はむちゃん、カメラも一緒に持っといで。
 みんなと写真撮ってあげるから」とカランバさんが言った。

急いで車に戻り、ペットボトルとカメラを、がさごそと探しつつ、
「俺、何か幸せな旅をしてるよなぁ」
すごくうれしくなった。
うれしくて、どこかくすぐったくて、胸がワクワクした。
温泉みたいにあったかい人情に触れられて、良い旅だなぁ、と思った。

急ぎ、食堂に戻り、
おばさんたちと一緒にパチリ。
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その後も少し旅の話をして、
ぶどうと温泉のお礼を言って、お店から出た。

「今まででいちばん良い写真になったんじゃない?」
と、写したカランバさんが満足そうに言った。
僕も心の底から、そう思った。

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9/25 日本一周81日目(甲府)

925 ☆今日の概要☆

・甲府市・国母温泉(通算405湯目)
・武田神社

★本日の走行キロ 40キロ

☆今日のイチオシ☆

・国母温泉(泉質、かなり良し)

☆今日の詳細☆

チェックアウトギリギリでホテルを出る。
寝不足で体調はあまり優れなかった。
ひとまず、車で寝ようかと思ったが、
車内の整理をしているうちに、
脳と体が起き出してきた。

そのまま眠らずとも良さそうだったので、朝風呂に行った。
甲府のかなり街中に近い所にある「国母温泉」。
温泉チャンピオン郡司勇さんの著書
「一湯入魂温泉」を参考にした。
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やはり郡司さんの温泉を見る目には間違いがない。
温泉ソムリエの認定を受けている割には泉質にこだわらない僕も、
ここのお湯の良さにはちょっと目を瞠った。

国母温泉は、いわゆる「温泉銭湯」。
要するに銭湯に温泉が湧いているのだ。
(そのまんまだな・・)

銭湯なので、シャンプーその他の備付けはない。
料金は380円。

さほど広くない浴場だが、湯船は全部で5つもあった。
さらに小さめのサウナ、水風呂と充実していた。

源泉がそのまま入れられている湯船に入った。
お湯は透明で、暗い黄色という感じ。
泉質的には「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」。
湯口からひと口掬って飲んでみると、味はよく分からないが、
金気臭(という表現が合っているのか知らないけど)を少し感じた。

泉質の良さは、肌で体感した。
お湯に浸かってしばらくすると、
体に細かな気泡がたくさん付いているのに気が付いた。
撫でると、ぬめりを感じた。
皮膚の上に一枚、薄い膜でも張ったかのような滑らかさだ。
そのくらい、気泡がすごい。
気泡は一旦拭っても、またすぐ体に集まってくる。
滑らかな気泡を拭うのは新鮮な感触で、しばらく楽しんでいた。

体に付着した無数の気泡は、
湯船から上がる時、一斉にシュワシュワと音立てて弾けた。
しっかり体に意識を向けていないと分からない程度の微妙な弾け具合だが、
これもかなり面白かった。

こちらの遊び相手までしてくれる温泉は、
初めて入ったかもしれない。

サウナのすぐそばに、水風呂があったのだが、
これも結構良かった。
ちょうどいい感じに冷たいのだ。
あれは20数℃くらいと思われ、
他の施設のような、殺人的な冷たさではなかった。

あれは普通の水なのだろうか。
温度から察するに、泉温の低い別の源泉を
水風呂として使っているのではないかと思うのだが。
どうなんだろう。

水風呂と源泉の繰り返しを、何度も楽しんだ。
380円でこれだけ味わえるとは・・。
甲府に来たら、ぜひ強くオススメしたい温泉である。

浴後、甲府の神様にご挨拶に行った。
武田信玄公である。
今は武田神社に祀られ、神様となっているのだ。
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武田神社は、甲府駅裏をまっすぐ進んだ所にある。
甲府市をいちばん後ろから、しっかり抱きかかえるように
守っているような感じの神社だった。

神社は、戦国の時代には「躑躅ヶ崎館」といって、
武田氏の居館だった場所に建てられたものだ。

本殿の神様へご挨拶に行き、右の宝物館で、鎧兜など見た。
茶店で、緑茶と甲府名物・信玄餅を食べた。
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9/24 日本一周80日目(本栖湖・下部温泉)

924 ☆今日の概要☆

・本栖湖からの富士山
・下部温泉・ニュー山田ホテル(通算404湯目)

★本日の走行キロ 130キロ

☆今日のオススメ☆

・ニュー山田ホテル(特にスピリチュアルに関心のある方!)

☆今日の詳細☆

本当はホテルから一歩も出ずに、
仕事に専念する予定だったのだが、
外はなかなかいい天気。
多少、霞がかった感じの晴れだが、富士も顔を出していた。

週間天気予報を見るに、これから下り坂の様子で、
今日を逃すと富士を見れる機会はないかもしれないと思った。
仕事を返上した。

本栖湖まで車を走らせた。
5千円札の裏には逆さ富士の絵が描かれてあるが、
あれは本栖湖のとあるポイントから眺めたものらしい。
僕は恐らく、そのポイントの近くで富士をデジカメで写した。
富士は白く霞んで、もどかしい見え方をしていた。
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湖を挟んで富士と対峙して胡坐をかいてみたり、
小石で水切りをしたりした。
富士から見たら僕はどう映ったろう。
湖のほとりでチビな男が一匹、こちらを見ながら、
もそもそと動いているのである。
もしかしたら、なかなかかわいいと思うかもしれない。

富士をしばらく堪能した後は、
武田信玄のかくし湯と言われる、下部温泉に行ってみた。
入ったのは「ニュー山田ホテル」。
知人から聞いて、もし下部に行くなら、と薦められていた。

下部温泉は、お湯がぬるいのが特徴的だ。
30℃ほどの単純温泉が、湯船を満たしている。
信玄の時代から、そのぬるい湯に浸かって、
傷や病を癒してきたのだという。

ぬるいので、のぼせずに長湯が出来る。
湯治には1回の入浴で30~40分くらい入ってくださいと案内があった。

すぐ隣の湯船には41,2℃くらいに加熱した湯船もあり、
二つの湯船を交互に入り、いつもより長くお湯を味わった。

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2006年9月25日 (月)

9/23 日本一周79日目(山梨・西山温泉)

923_1 ☆今日の概要☆

・ラーメン「めん丸」(みそねぎチャーシュー)
・山梨・西山温泉「蓬莱館」(通算403湯目)

★本日の走行キロ 157キロ

☆今日のオススメ☆

・西山温泉「蓬莱館」

☆今日の詳細☆

午前中、カランバさんの娘さんの絵の展覧会があるというので、
僕もお邪魔してみた。
たまに絵を観るのも良いものだ。
絵を観る力は僕には備わってないと思うが、
遠くから見るのと近くから見るのとでは同じ絵でも印象が違ったり、
細かな色の使い方で、モノの微妙な質感を出していたり、
僕なりに感心しながらひとつひとつ眺めていた。

これがカランバさんの娘さんの作品↓
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お昼はラーメン「めん丸」というお店で、
みそねぎチャーシューを食べた。
ハッキリした味噌味に、辛ねぎのよく合う、
美味しいラーメンだった。
安い方のデジカメで画像を撮ったはずなんだが、
パソコンに取り込む際に操作を誤ったらしく、
記録されている全ての画像がダメになってしまった。
初めてのことなので、戸惑った。
こういうことが連続して起こるなら、
メモリーカードを交換しなければならないだろう。

その後、西山温泉「蓬莱館」へ。
甲府方面から行くには、山を回りこんで行かなければならず、
ちょうどVの字をたどるように国道、県道を進んだ。
そのため、1時間半くらい時間が掛かった。

西山温泉は、人里離れた場所にあった。
数軒の旅館がひっそり佇んでいた。
左手にいかにも高級そうな旅館があったが、あっさり素通り。
あれは泊まったら2万くらいしそうだ。

カランバさんに促されて、つり橋に行った。
「いちどに5人以上は渡らないでください」などと書かれてあり、
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つり橋の高さは20メートルくらいもあるだろうか、
渡ってみるとかなりグラグラ揺れたし、
高所恐怖症の人はまず通行不可能だろうと思った。

入湯した「蓬莱館」は、
珍しく、自炊も受け付けている湯治宿である。
外観はいい具合に鄙びて、雰囲気があった。
Img_1926
湯船も湯治場らしく、混浴だった。

浴室の真ん中に、大きな木の湯船があり、
3つに仕切られていた。
それぞれ、微妙な温度差があった。
私見によれば39℃~41℃くらいではないかと思った。

泉質は
「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉」。
PH値は9.2でアルカリ性。
どうも秩父から山梨にかけての山岳地帯には、
アルカリの強い温泉が多いようだ。
飲んでみると、ほのかに硫黄の香りがした。
味はあまりよく分からなかった。

ちょうどタイミング良く誰も入っていなかったので、
湯船の写真をパシャパシャと撮った。
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また、お風呂上りには
2階、3階の自炊部のお部屋に勝手に上がらせてもらって、
こちらも何枚か写真を撮った。
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夕方からホテルに入るつもりだったのだけど、
夕飯を食べて行きなさいというので、
またまた甘えさせて頂いた。
「仕事はウチでは出来ないの?
 ホテルキャンセルして今日もウチに泊まればいいのに」
とカランバさんと奥さんが言って下さって、とても有難かった。
毎晩、美味しい料理を作ってくださって、
最後まで温かく見送ってくれて、
何か、自分は本当に恵まれているなぁと胸が熱くなった。

カランバさんとご家族の皆様、
大変お世話になり、本当にありがとうございました。
心から感謝しています。

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2006年9月24日 (日)

9/22 日本一周78日目(富士吉田~御坂峠)

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・うどんの町・富士吉田(白須うどん)
・浅間神社参拝
・御坂峠・天下茶屋(太宰治・富嶽百景の舞台)
・湯村温泉「旅館明治」(太宰治ゆかりの湯・通算402湯目)

★本日の走行キロ 159キロ

☆今日のイチオシ☆

・白須うどん
・浅間神社
・御坂&湯村(太宰ファンにオススメ)





☆今日の概要☆

カランバさんと、山梨観光の一日。

午前中、晴れたのは晴れたんだが、
薄く霞が掛かったような晴れで、
しかも山沿いには雲が多く出ていて、
結局富士山は全く見れなかった。
裾野の面影すら分からずじまいだった。

昼食はうどんで有名な富士吉田町
(初めて知ったんだけど・・)。
「うどんの町 吉田」という幟がところどころに立っていた。
「白須うどん」という、看板を出してないお店で食べた。


一見、国道沿いの何気ない民家だが、
駐車場にびっしり車が停まっているので、
ただの民家でないことはすぐ分かる。

厨房では3人の人がテキパキと働いていた。
麺を打つ店主と思しきおじさん、
延々とキャベツを切り刻む女の子、
客の対応をして、うどんを持ってくるおばさん。

畳の広間に、くまなくテーブルが並んでいる。
少し広めの、いたって普通の民家風で、
仏壇があったりピアノが置いてあったりする。
そんな普通の民家に、不似合いなくらい広い厨房。
その厨房が僕に何とも不思議な印象を与えた。
夢に出てきそうな風景だと思った。

有名店のようで、店の壁には
芸能人のサインがずらりと並んでいた。

メニューはかけうどん、つけうどんの2種類のみ。
値段はそれぞれ300円という安さ。

麺が太く、恐ろしくコシの強いうどんだった。
Img_0075
ここまでコシのあるうどんは初体験。
ハニハニと頑張って噛んだ。
うどんの上にはキャベツとニンジンの千切りが乗っていた。
特製の味噌ダレのようなものがテーブルに置いてあり、
少し入れただけで、一気につゆが辛くなった。
唐辛子味噌なのかな、あれは。

癖になりそうな味だった。
ぶっというどんを完食して大いに満足したはずなのに、
2,3時間後にはこの味がちょっと恋しくなってしまった。

食事の後は、山中湖など富士五湖をいくつか眺めて、
富士浅間神社に参拝しに行った。
たしかこの神社については、
「オーラの泉」で江原啓之さんが喋っていた。
神様にお参りすれば富士も晴れるかと思ったが、ダメだった。

入口の大きな鳥居をくぐると、
左右の石灯籠が整然と列を成した参道が本宮に向かって伸びていて、
背の高い杉の木もその石灯篭に添った形で並び、
同じように本宮へ続いていた。
Img_1899  Img_1901

鳥居を入ってすぐ、水を打ったように心が静まった。
すぐそばの国道から車が走ってく音が聞こえるが、
それは何となく、ほんの少し違う世界から聞こえる音、
というような気がした。
ここは結界が張られた場所なのかもしれない。

祭神は、
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、
彦火瓊々杵命(ひこほのににぎのみこと)、
大山祇命(おおやまづみのみこと)
の3神。

木花開耶姫命は名前がかわいいから何となく好き。
こっちが好意を持つと、
神様の方でも寄ってきてくれるような気が、僕はしている。
僕なりに神妙に手を合わせ、特に何を思うでもなく、
書いてあるとおり、二拝、二拍手、一拝と行った。
Img_1903

本宮のすぐ脇に、囲いで囲まれた太い杉の巨木があった。
これがご神木だろうか。
根っこが土の上に隆々と盛り上がっていて、
頼もしさを感じさせる杉だった。
直接触れて感じたいと思ったが、
囲いのせいで手が届かなかった。
幹をよく眺めると、餌を持ったありんこが
せっせと歩いていて、
これならこの杉もさみしくはないな、と思った。

お参りの後は、御坂峠へ。
太宰ファンの僕には思い入れの深い土地だ。
太宰治が再起を志して訪れた土地だし、
彼の爽やかな名作「富嶽百景」の舞台でもある。

峠には太宰が3ヶ月あまりも滞在した天下茶屋があり、
(再建はされているようだが)
恐らく太宰の時代から変わっていないであろうトンネルが
すぐそばにあった。
Img_0083
景色の方に振り返ってみると、山と山の間に河口湖が見えた。
本来ならその河口湖の上方に、
見事な富士山が鎮座しているようなのだが、
完全に曇っていて、全く見えなかった。
太宰はここから眺めた富士を、
やれ銭湯のペンキ絵だの何だのと言って、
初めは好かなかったのが、
滞在を続け、毎日富士と対峙するうちに、
だんだん好きになっていったのだ。
というより、自分に素直になったのかもしれない。

とうとうこんな所まで来たんだなぁ。と感慨を深くした。
二十くらいの時に「富嶽百景」を読んで以来、
ずっと来てみたい場所だった。
今、念願叶い、その場所にいるのである。

天下茶屋の2階へ上がり、
太宰が実際に使っていたというテーブルや火鉢を見た。
2階はちょっとした資料館にもなっていた。
Img_1910

この辺鄙な場所で太宰は3ヶ月あまりも暮らした。
今よりもずっとさみしい場所だったはずである。
その間、いったい何を思いつつ過ごしたのか。

1階に戻り、煮込みおでんといもだんごを注文して食べた。
いもだんごが塩バターで美味しかった。
Img_1913


天下茶屋の後は、またまた太宰ゆかりの土地、
甲府・湯村温泉「旅館明治」を訪れた。
太宰はここに何度か滞在し、
「正義と微笑」、「右大臣実朝」という2つの中篇を書いた。
玄関前に佇む太宰と一緒に写真を撮った。
Img_0099_1

「太宰ファンなので、来れてうれしいです」と言うと、
「そうでしたかぁ」と女将さんは笑顔で応対して、
浴室までの道すがら、
太宰と旅館の繋がりをいろいろと話してくださった。

太宰が滞在していた当時、
まださほど太宰の名は売れてなかったので、
旅館の人は太宰が小説家だとは分からなかったらしい。
普通の泊り客が当時のお金で1泊3円払うところ、
太宰は毎日5円払っていたのだという。
実家が金持ちだから、恐らく仕送りがあったのだろう。

旅館明治の館内は、和風の古めかしい作り。
特に、1階から階段を上ってきて、
浴室へ向かうあたりの雰囲気は良かった。
湯船は内湯がひとつのみ。
Img_0101
無色透明で少しぬる目の
「ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉」だった。
感慨を深くして、お湯を味わった。

帰り際、ロビーに資料室があったので立ち寄った。
太宰と甲府の繋がりに関する資料がたくさんあって、
できることならここに1泊か2泊して、
それらの全てに目を通したかった。


この日も、カランバさんのお宅に宿泊。
野菜中心の、素晴らしく健康的で美味しい食事をご馳走になり、
野菜不足になりがちな僕には実に有難いメニューだった。
そして夜はまた、屋根裏の秘密基地に通された。
何となく茶室風で、完全にオリジナリティに溢れており、
居るだけでワクワクしてくる部屋。

1階からLANケーブルを繋いでもらって日記を頑張っていたが、
途中で猛烈に眠くなって、やめてしまった。

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2006年9月22日 (金)

9/21 日本一周77日目(秩父~山梨・市川三郷町)

921_1 ☆今日の概要☆

・都幾川温泉・四季彩館(通算400湯目☆)
・メル友のカランバさんと初めてお会いする。
・市川三郷町「みたまの湯」(401湯目)

★本日の走行キロ 174キロ

☆今日のイチオシ☆

・みたまの湯

☆今日の概要☆

今、古くからのメル友、カランバさん宅からアップしている。
僕は5年くらい前「温泉求道家はむれっとの宿」というHPを立ち上げていたが、
カランバさんとは、その頃からネットで交流させていただいている。
ご好意により、泊めて頂けることになったのだ。
遠く離れた山梨でも、こうして僕と仲良くしてくださる方がいる。
有難い話だ。

今朝、道の駅「ちちぶ」で爆睡していると、
いきなり「コンコンコンッ」というノックの音で起こされた。
朝6時半頃である。
ハッと飛び起きて、目隠しのサンバイザーをよけて外を確認すると、
そこにはお巡りさんが立っていた。
まだ夢うつつの状態のまま、
「いよいよ初めての職務質問か…?」と思った。
ドアを開け、
「あ、どうも、おはよーございます」と言うと、
「朝早くに起こしてしまってホント申し訳ないです~」
ずいぶん腰の低いお巡りさんだった。
僕と同じくらいの年齢だろうか。
「あの~あと1時間位したら、ここで交通安全運動の式典をやるんですよ。
 それで大変お手数なんですが、お車の移動をお願いしたいと思いまして…」
職務質問ではなかった。 

車を移動させると、さらに2人くらいお巡りさんが
「どっから来たの~?」と話しかけてきた。
「仙台からなんですよ」と眠い目を擦りながら言った。
日本一周をやってるのだと告げると、
お巡りさんたちは急に目を輝かせ、
「いいなぁ~、俺もそういうのやってみてぇ」と言った。
そして、どんなルートを通ってここまで来たのかとか、
なるべく人の多いところに駐車して寝るんだよとか、いろいろ話した。
僕の方からもお巡りさんにいろいろ話掛けるので、
ちょっと長話になってしまった。
「若いうちにしかなかなか出来ないもんなぁ…。
 でも俺も定年になったら、キャンピングカーでやろうと思ってるんだ」と
お巡りさんは言った。

どうも僕に関わるお巡りさんは、フレンドリーな人が多いようだ。
余市のお巡りさんしかり、秩父のお巡りさんしかり。

目が覚めてしまったのでそのまま起き出し、
昨日の日記をアップしたり、式典を様子を写真に撮ったりした。
Img_1892

さて、今日の朝風呂は、節目の400湯達成の温泉となる。
それにふさわしいお湯に浸かりたいと思いつつ温泉本を眺めていると、
あったあった、いいところが。
PH値11.3で「強アルカリ泉日本一」を誇る「都幾川温泉・とき川」だ。

秩父から東北の方角へ物凄い林道を越えて行く温泉である。
林道は不案内で、どちらへ進んでよいのか分からず、
何度も迷っては峠付近を引き返したりした。

苦労してたどり着いた温泉は…
なんと、立ち寄り入浴を受け付けていなかった…orz。
完全予約制の食事付き日帰り入浴、1日4組限定というシステムだったのだ。
しかも値段は9800円。
速攻で諦めた。
情けない話だが、金額的に見れば、
僕には「存在してないに等しい」温泉だ。

仕方がないので、付近にある「四季彩館」という日帰り温泉に行った。
同じ都幾川村にありながら、PH値は8.6と平凡で、
メモリアルな400湯目としては不満があったが、
行ってみると新しくて良い施設だった。

オープンしてからまだ2ヶ月弱しか経っていないのだという。
シンプルな中にも女性的な細やかさと清潔さの光る施設だ。
料金は800円と高めで、何故か足袋が一足、プレゼントで付いてきた。
泉質はナトリウム-塩化物泉。
まだ真新しい内湯の木風呂と露天風呂が気持ちよく、
加水も加温も循環も塩素消毒もしてあったが、
僕はそれでも雰囲気が気に入った。

あれで値段が安ければ良いのに。
それから、場所がちょっと分かりづらい。
特に、僕のように秩父方面から山越えしてきた人の側には、
案内板が全くなかった。
東京方面からの国道から入ってくる分にはそれなりに目立つ看板があるのに。

「とき川」にしても「四季彩館」にしてもそうだけど、
山越えしてきた人にとってはひどく見つけづらい温泉だと思った。
もう少し案内をきちんとやってほしいものだ。

メモリアルの400湯に入った後は、
再び気の遠くなるような山道を越えて秩父まで戻り、
そこからひたすら山梨県目指してひた走った。

メル友のカランバさんとお会いしたのは、夕方5時頃。
「道の駅・とよとみ」で待ち合わせをした。
交流を始めてから5年で初めてお会いしたカランバさんは、
スラっとしていて柔らかい物腰の人だった。
音楽に携わっているからだろうか、気持ちがとても若いように感じた。
少し話してから、ご自宅にお邪魔させてもらった。

お夕飯をご馳走になった。
カレーライスをはじめ、みょうがときゅうりの和え物、
モロヘイヤその他の野菜天など、
野菜を中心とした実に健康的な食事をいただいた。
どれもこれも栄養たっぷりの食事で、
野菜不足気味の身には有難かった。

ぶどうも2種類出て、どちらも美味しく頂いた。
そういえば山梨は果物王国なのだった。
滞在中は極力果物も食べようかな。

温泉求道の新しいスタートとなる401湯目は、
カランバさんとふたりで入った。
市川三郷町にある「みたまの湯」である。
Img_00731
料金は750円。
高台にあって、露天風呂から甲府の夜景が一望できる、贅沢な温泉だった。
夜景が素晴らしいせいで、地元の人たちからも人気の高い温泉らしい。
泉質は「アルカリ性単純温泉」だが、
北海道の帯広で入った温泉のように、濃い紅茶色したモール泉であった。
美肌の名湯と言って良いと思う。
循環しているとのことだったが、頓着せずに入り、温めてもらった。
内湯はぬる湯と熱湯に分かれており、露天も2つあった。
美肌効果の高そうな、良質の温泉だと思った。

「入浴中の写真を撮りましょう」と言って、
カランバさんはデジカメを取りに脱衣所まで戻り、
何枚かパチリと写してくださった。
Img_00691

カランバさんのこのご好意が有難かった。
それに引き換え、お土産の一つさえ買ってこず
図々しくお世話になっているこの僕の、非常識さを情けなく恥ずかしく思った。

朝6時半に起こされたので、
もう眠い眠い。
半分眠りに落ちそうになりながら頑張って書いている。

明日はカランバさんが、富士山をデーンとでっかく見える場所に
連れて行ってくれるという。
太宰治が滞在した、御坂峠の天下茶屋あたりもぜひ行ってみたい。

天気予報を見ると、勝負は午前中のようなので、
早起きしてぜひ、良い富士山を見たいと思っている。

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2006年9月21日 (木)

9/20 日本一周76日目(行田~秩父)

920_1 ☆今日の概要☆

・行田・湯本天然温泉「茂美の湯」(通算398湯目)
・忍城
・行田「かねつき堂」にて「フライ」&「ゼリーフライ」
・秩父・武甲温泉(通算399湯目)

★本日の走行キロ 99キロ

☆今日のイチオシ☆

・「フライ」&「ゼリーフライ」
 (やっぱいちどは食べた方がいいっしょ♪)

☆今日の詳細☆

今日の埼玉は、晴れ。
暑いのは暑いけど、日差しは強くない。
気持ちのいい風も吹く。
やっぱりもう秋が始まったんだ。

今日の朝風呂は行田・湯本天然温泉「茂美の湯」。
館内も従業員さんも明るくて、開放的な感じだった。
「豊富な湯量での源泉かけ流し」がこの施設の自慢のようで、
浴室のドアに、その件について説明書きが4枚も貼付されていた。
泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉」で、少し茶色がかっていた。
飲んだらしょっぱい味がするかと思ったが、それほどでもなかった。

露天風呂が7つもあった。
そのうち2つには、サウナみたいにテレビが設置されてあった。
何も露天に入ってまでテレビを見ることもなかろうにと僕は思うのだが・・。
宇都宮の温泉健康ランドの露天にも確かテレビがあった。
関東ではこれがスタンダードなのだろうか。

毎日、地下1500メートルから、
400トンものお湯をかけ流している、と案内に書かれていた。
豊富な湯量、源泉かけ流し、入る側としては確かにうれしいけど…、
それだけ多くの温泉を地下から汲み上げて、
地盤沈下などの心配はないのだろうか。
まったく地質学などには暗い僕だが、
何となく、それだけ深いところを流れている地下水なり温泉なりというのは、
「地球の体液」だという気がする。
本来はあまり触れてはいけない部分のように思うのだが・・・。

もともと自然湧出でない温泉を、
これだけ大量に汲み上げて、本当に平気なのだろうか。
まぁ大丈夫だと分かっているからやっているんだとは信じたいけど…。

何となく、「源泉かけ流し」への極度のこだわりは、
バブリーな贅沢志向というかグルメ志向というか、
そういう前時代的なものにリンクするところがあるような気がして、
僕はあまり好きになれない。

朝風呂でサッパリしたあとは、忍城を見学した。
「水城公園」の駐車場に車を停めて歩いた。
城と名が付くくらいなのだから、
この公園内にお城があるんだろうと思っていたが、全然違った。
お城はそこから歩いて10分くらい行った所にポツンと建っているのだった。
地元らしき人に道を尋ねると、
「あれ?えっと、お城、お城、あれ、どう行くんだったっけかな…」としばし考えた末、
「あっそうそう。この道をまっすぐ行って公園を出てさらに右の方だね」と教えてくれた。
地元の人たちはあんまりお城を意識してないのだろうか。

忍城は、地上3層の櫓が復興されて博物館になっている。
堂々とした外観で、雰囲気が小田原城に似ている。
Img_1885
北条方の城で、秀吉の小田原攻めの際、
石田三成の水攻めに遭ったが、ついに落城しなかったという堅牢な城だ。
三成が水攻めする際に設けた堤が、今でも「石田堤」と呼ばれて残っているらしい。

「この近くで、おいしい『フライ』と『ゼリーフライ』を食べれるお店ってありますか?」
お城の受付のお姉さんに聞くと、
歩いて3分くらいのところにある「かねつき堂」を教えられた。
観光協会は「フライマップ」というプリントまで発行していて、
行田の名物としてフライを売り出すことに結構力を注いでいる様子だ。
マップを眺めると、フライのお店は行田市内に数多く点在しているようだった。

「かねつき堂」は結構お客さんが入っていた。
Img_1887
地元っぽい人がほとんどだった。
僕の隣のテーブルでは、おばちゃんが向かい合わせに座って、
お好み焼きみたいなものを囲みながら、何やら話し込んでいた。

掲示されているメニューを見上げると、
「ふらい 280円」、「ふらい卵入り 330円」、
「ゼリーフライ 二ヶ180円」…などと見慣れない文字が並んでいた。
Img_1888
根室の「エスカロップ」や新潟の「イタリアン」にしてもそうだけど、
さも当然のようにメニューにローカルフードが名を連ねていると、
妙におかしみを感じて、胸がワクワクしてくる。

とりあえず、「ふらい 卵入り」と「ゼリーフライ」を頼んでみた。
出てきたものは…

Img_1890

↑こちらが「ふらい」。

Img_1891  

↑こちらが「ゼリーフライ」。

フライは、円形のお皿にすっぽり納まる形で出てきた。
けっこう大きい。
内容としては具の少ないお好み焼きという感じ。
ねぎや豚肉が少し入っていた。
注文の際にしょうゆ味とソース味を選択できて、
僕はしょうゆ味にした。
しょう油の軽く焼き焦げた淡白な味がたまらなかった。
食べ慣れた人はフライを半分に折って食べていた。

ゼリーフライは、表面がツンツンしてないコロッケという感じ。
全体をソースにくぐらせているので、
匂いを嗅いだらむせ返りそうになった。
コロッケと違うのは、パン粉で衣をつけずにそのまま揚げるところ。
表面はしっかりとしているが、中は柔らか。
あれは何が入ってるんだろう。
食べた感じではじゃがいもコロッケに似ていたが、
ガイドブックを見ると、おからに潰したじゃがいもや
ニンジンなどの野菜を混ぜたもの、と書かれてあった。
こちらもなかなかおいしい。

薀蓄を書いておくと、
フライとはもともとは農家のおやつであったらしい。
行田は足袋の生産が盛んだった時期があり、
その頃、女工さんたちの間で好んで食べられたのが、この「ふらい」で、
だんだんメニューとして出す店が増え、
今日に至ったということらしい。
漢字では「富来」と書くようだ。

ゼリーフライは名前だけ見るとかなり謎めいた食べ物だが、
何も中にゼリーが入っているわけではない。
小判型の形状なので、銭富来と呼ばれていたものが、
だんだん訛って「ゼリーフライ」となったらしい。
由来を聞けば「あぁ、なんだ」と納得する。

ふらい、ゼリーフライとも、
実にB級感を感じさせる庶民的な味。
ストレートなしょうゆ味、実直なまでにまっすぐなソース味。
およそ、叶姉妹あたりは一生食べずに終わる味であろう。

俺的には「ふらい」の方が好みかな。
あの淡白な味わいで、あと1枚は食べれたかも。
ゼリーフライも見た目はこってりだが、
食べてみるとそれなりにおいしい。

食事というよりは、やっぱりおやつだ。
行田の子どもは、これを食って育つのだろう。

白髪頭のおっちゃんがおもむろに店に入ってきて、
「ふらい焼きそばと、ゼリーフライ。ふらいはソースで」と注文する姿は、
なんか見ていてほのほのしてて良かった。
メニューは持ち帰りも人気のようだった。

町を歩くと、いたるところに
「フライ」、「ゼリーフライ」の幟が立っていたりして、
それがまた緊張感のない緩い印象で良かった。

行田でさんざん遊んだあとは、
仕事をしつつ、熊谷、長瀞、秩父と西へ進んだ。

長瀞は、僕にとっては多少、思い入れのある土地で、
それについても書こうと思ったのだが、
いずれまた日を改めて。

夜はもうひとつ温泉に入った。
秩父・武甲温泉。
単純硫黄泉とのことだったが、
無色透明、無味無臭だった。
温度の違う内湯が2つと、石組みで丸い形をした露天風呂があった。
サウナ、水風呂もあり、日帰り温泉としての施設は充実している。
入館券は先に券売機で買うものの、それを受付に渡すのは帰る時、
というちょっと珍しいシステムをとっていた。

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2006年9月20日 (水)

9/19 日本一周75日目(熊谷~伊勢崎)

919_1 ☆今日の概要☆

・天然温泉・太田「安眠の湯」(通算398湯目)
・伊勢崎・「常勝軒」(肉入りふじ麺+味玉)

★本日の走行キロ 78キロ

☆今日のイチオシ☆

・「常勝軒」 肉入りふじ麺

☆今日の詳細☆

朝8時に目を覚ました。
やっぱり車の方が熟睡できる。
狭い方が安眠できるってのには、
どういう原因があるんだろう。
もしかして前世の影響か?

昼下がりくらいまで、ずっと車内で仕事してた。
今日の熊谷は台風一過で、晴れ。
1週間ぶりくらいで青空を見た。
そして暑かった。
まぁ暑いといっても30℃はいってなかっただろうから、
もはや残暑の暑さでもなかった。
猛暑で有名な熊谷でこの程度なら、
もうすっかり夏も終わったと言って良いだろう。
過ごしやすい季節になってきた。
北海道はもう寒くなってきてるのかもな。

ひと仕事終えて、サッパリしに入りに行ったのは、
天然温泉太田「安眠の湯」。
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黄色く透明な食塩泉だった。
飲んでみた感じ、
わずかに循環してるような味も混ざっていたが、
(塩素消毒の味かも)
成分としてはそれなりに濃い温泉だと思った。
塩サウナがあったり、脱衣所に冷水だけでなく氷の提供もあったり、
細かな所にオリジナリティを感じさせる施設だった。
運良くメンズデーで500円。
通常は700円なのかな。

昨日、半ば予告しておいた通り、
2日続けて、「常勝軒」へ足を運んだ。
俺ってホント、ラーメン好きだよなぁw
P1010004_10
食べたのはもちろん「肉入りふじ麺」。
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どうですか、最強にウマそうな一品でしょう。
うん、当然うまかったですよ。

味的には、かなり「二郎系」に近いと思った。
予想してた味に近くて安心した。
もやしの上に乗っかっていたものは、
あれは味噌ニンニクなのかな。
それを背脂たっぷりのスープに溶かして飲んで、
「うまいっ!!」
と心の中でひと声。

仙台の二郎系「卍」でいっつも食べてるパターンと同じ。
麺も太麺だし、二郎を意識してない、ということはないと思う。
あまり詳しくないから滅多なことは言えんけど。

カウンターに置かれてあるニンニクが、
おろしニンニクだったのが惜しい。
あれが生ニンニクを刻んだものだったら・・。

あのおろしニンニク、
たぶん店で開店前に擦ってるものではないと思うんだよな。

俺的に、食材としてスーパーとかで売ってるおろしニンニクはあまり好かない。
スープに溶かすと、一気に軽薄な味になってしまうからだ。

これが生ニンニクをその場で摩り下ろしたり、
刻んだりしたのを入れると、逆に味が重厚になる。
スープとの相性もあるが、こってり系なら、大抵、激ウマになる。
思わずガッツポーズを作ってしまいたくなるほどウマくなる。

同じニンニクでも雲泥の差があるのだ。

この店に限らず、カウンターにはぜひ、生ニンニクを置いてほしい。

今日中に埼玉を出てしまおうかとも思ったが、
地図とにらめっこを展開していると、
なんと、今自分がいる場所から、行田市が目と鼻の先ではないか!
行田市といえば「フライ」、「ゼリーフライ」のB級グルメで有名である。
必ず立ち寄りたいスポットだと思っていた。
というわけで、今夜も「道の駅・めぬま」に連泊。

明日は8時くらいに起きて行田に移動し、
地元の温泉でひとっ風呂浴びて、フライ&ゼリーフライを堪能する。
再建された「忍城」も見に行ってみたい。
そうして夜は、秩父あたりまで足を伸ばしたい。

明後日は、いよいよ、人生発の山梨入りだ。
古くからのメル友、カランバさんとも初めてお会いできる。
ちょうど僕が訪れるあたりに、
カランバさんも時間が取れやすいようで、
このあたりのベストタイミングは、
恐らくインドの神様の計らいだろうなと思っている。
有難い話である。
多分、こないだ車が故障したのも、
いちばんいい時期に壊れたんだろうな。
どうですか、この素晴らしいポジティブシンキングわww

何はともあれ、明日、すんごい楽しみ♪
画像撮ってくるんで、レポートをお楽しみに(^o^)

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2006年9月18日 (月)

9/18 日本一周74日目(太田~伊勢崎)

918_1 ☆今日の概要☆

・伊勢崎市「常勝軒」(もりチャーシュー大盛)

★本日の走行キロ 46キロ

☆今日のイチオシ☆

「常勝軒」(ふじ麺ってのもうまそうだった)

☆今日の詳細☆

泊まってたのは「ホテルパインヒル太田」ってところ。
連休のせいだと思うけど、前橋・高崎あたりに
ネットの繋げるホテルが取れなくて、
ちょっと離れた太田に宿を取った。
遠かったけど、いいホテルだった。
部屋は広いし、お風呂もなかなか。
駅至近でLANも繋げるし、
チェックアウトが12時ってのが、
俺にはとってもうれしい。

昨晩は夜中3時頃まで仕事して、
朝は7時に起きてまた続きをやった。
バタバタと忙しくしていたら、
あっという間にチェックアウトの時間。

ホテルを出てからも、今日は旅らしいことはほとんど何もしなかった。
唯一、夜御飯にラーメンの有名店「大勝軒」系列の「常勝軒」で食べたのが、
旅らしいといえばらしかったか。

食べたのは「もりチャーシュー大盛」。
要するにつけ麺大盛+チャーシューだ。
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何年か前に茨城あたりでいちど食べたことがあるから分かっていたけれど、
やっぱりうまい。すごくうまい。
甘さとしょっぱさの同居したつけダレは、
本店より酢を押さえ気味にしてあるという。
大盛にしたら、ものすごい量の麺が来た。
調子に乗って「特盛」にしなくてよかった・・。
チャーシューも厚切りのうまいのが5枚、
それから、味付け玉子も乗っていた。
仙台の「とがし」のつけ麺とどっちがうまいかな。
いや、どっちもうまいってことでいいでしょ。

両隣の人を見ると、これまた美味そうなラーメンを食べていた。
「ふじ麺」とかいうらしい。
背脂がビッシリ浮いたスープに太麺、
丼の中央に乗せられたもやしの周りをチャーシュー群が取り囲み、
てっぺんには味噌みたいなものが乗っけられていた。
何となく、二郎系を彷彿とさせるラーメンだった。
「あ、これ、絶対うまい…」と思った。
そちらを頼むべきだったか。
俺の食ってるものもこれはこれで強烈に美味しいんだが、
二郎系には目のない俺は、隣でガツガツ食べるガテン系のあんちゃんを
ちょいちょい盗み見しながら食べた。
「すんません、ひと口いいっすか?」とお願いしたい気持ちを何とかこらえた。

明日また来て、「ふじ麺」食ってみようかなぁ。
夕方くらいまではこのあたりにいるつもりだし。

ちなみに今は、埼玉県・熊谷市の「道の駅・めぬま」ってとこにいます。
さてさて、今宵はもう寝ます。
寝不足を解消せねば。

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9/17 日本一周73日目(渋川~太田)

917_1 ☆今日の概要☆

・前橋市・七福の湯(通算397湯目)
・餃子の王将

★本日の走行キロ チェックし忘れました(/_;)

☆今日のイチオシ☆

・七福の湯

☆今日の詳細☆

昨日書き忘れたけど、昨晩の宿泊地は、
またまた「道の駅・こもち」。
駐車場はさほど広くないが、
トイレが広くてキレイだし、ゴミ箱の設置も有り難い。
快適な駅なので、とうとう3泊もしてしまった。

今日はほとんど仕事に終始した一日。
お金を作らねばならないので、
100%旅に没頭できないところが、僕の旅の短所といえば短所だが、
僕はでもそれを結構(ってかかなり)楽しんでやっているので、
自覚としては全然短所だなんて思ってないのである。

今日やった旅らしいことといえば、
温泉にひとつ入ったこと、有名店「餃子の王将」で食べたこと。
それだけだ。

温泉は、前橋市の県道2号線沿いにある「七福の湯」。
ほとんど「スーパー銭湯 極楽湯」と同じテイストだった。
タワーサウナがあり、腰掛湯があり、電気風呂があり・・・という感じ。
料金は700円。
平日ならば600円で入れるようだ。
朝10時からの営業で、夜中の1時までやっているところが頼もしい。
泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)」。
茶褐色の良質な温泉だった。
この手の泉質は、北海道の主に道南、西海岸辺りでよく入った。

湯船に浸かってボーっとしていたら、ふと地元が懐かしくなった。
こうして長く旅をしていると、日常生活が恋しくなってくることがよくある。
何というか、「日常生活」という名の旅をしてみたくなるのだ。
そうしてみると、人生というのはやっぱり絶えず旅の連続なのかも。
日常も実は旅、旅してる時はもちろん旅で、
サッカーの中田くんが引退コメントで言ってたみたいに、
やっぱ人生ってのはいつも旅なんだな。
そんなことを思った。

夜、通り掛かりに「餃子の王将」を見つけたので、
有名店だし食べてみるかということで入ってみた。
王将ラーメン+ミニチャーハン+餃子1枚のセットを食べた。
値段は消費税込みで903円。
060917_18180001
単品の値段を計算していくと、オトク感はほとんどなかった。
俺的にはミニチャーハンがなかなか好みだった。
普通にすべて美味しくいただいた。

今は太田市駅前のホテルにいる。
チェックアウトが12時だというので、
ゆっくり滞在させていただくことにする。

明日は恐らく、この近くの道の駅に車中泊だろうな。
仕事の続きをしなくてはいけないし。
温泉のひとつくらいは入りたい。

今後の予定としては、
明後日あたりには群馬を出て、山梨入りするつもりでいる。

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2006年9月17日 (日)

9/16 日本一周72日目(川原湯・宝川・水上)

916_1 ☆今日の概要☆

・川原湯温泉「聖天様露天風呂」(通算394湯目)
・宝川温泉(395湯目)
・水上温泉「温泉センター 諏訪の湯」(396湯目)

★本日の走行キロ 146キロ




☆今日のイチオシ☆

・宝川温泉
・諏訪の湯(温泉マニア向け)




☆今日の詳細☆

結局、ペンションに3連泊してしまった。
1泊朝食付きで4500円。
美味しい朝ごはん。
24時間いつでも入れる単純温泉の貸切風呂。
(家のお風呂より広くて、足伸ばして入れる)
赤い首輪を付けられた、
やんちゃでかわいいニャンコロもいる。
アットホームなペンションで、居心地が良かった。
群馬・嬬恋村に来た人にオススメです。
ペンションの名前は「まほうのじゅうたん」。

帰り際、宿の玄関で記念写真を撮ってもらった。
ニャンコロが近寄ってきたので、
そいつを抱き上げて一緒に写してもらった。
後日、家に郵送してくれるという。

車は今日乗った限りでは、完全に復活したように思える。
水温計は、真ん中わずかに下あたりで一定しているし、
走っていても何ら支障がない。
とりあえずエンジンまでは影響が及んでいなかったようだ。
さすがインドの神様、やるじゃんw
ってか、贅沢言わしてもらえるなら、
そもそも故障させないでおくれ・・

車の整備をお願いしたのは、
「黒岩自動車ボデー工場」。
どうして「ボディー」じゃなくて「ボデー」なんだろうって、
工業カタカナを見るたびに思うけど、
とりあえずそれは置いといて。
代車もあっさり貸してくれて、
どうもありがとうございました☆

結局、宿泊代14000円、修理代36000円で、
合計5万円も支出してしまった。
全く予想外で、かなり痛い出費だ。

まぁでも、そのおかげで楽しい出来事も
たくさん体験できたんだから、
これはこれで良しとするか
トラブルもまた、トラベルの楽しみのひとつなり。


さて、嬬恋を出ていちばん初めに行ったのは、
近いうちにダムに沈む予定だという、
川原湯温泉の「聖天様露天風呂」。
料金の100円は木箱に入れる式だ。
石造りのシンプルな湯船で、
泉質は「ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉」。
無色透明だが、ほのかに硫黄の匂いがして、
湯口から出てくるお湯はかなり熱い。
飲用もできるらしく、コップが置かれてあった。
僕が行った時にはおじさんが3人いて、
ウーロンハイを飲んでたり、タバコを吸ってたりした。
タバコはちょっと煙かったなぁ。。。
まぁ吸殻をちゃんと持ち帰るだけマシだけど。
画像を撮ったんだが、見事に全てピンボケしていた・・・無念orz

「聖天様」というのは、
どうやら露天から少し山道を登ったところに
祀られてる神様のことみたい。
呼ばれた気がしたので行ってみたら、
男根神、女陰神がいくつも飾られていた。
P1010002_11
「歓喜天」とも言って、夫婦和合の神様なんだとか。
とりあえずお湯に浸からせて頂いたことへの
感謝を捧げてきた。


次に向かったのは、水上温泉のさらに北に位置する宝川温泉。
「日本一の大露天風呂」で有名であり、
僕もだいぶ昔から名前だけは知っていた。
P1010004_9

凄いお風呂だった。
たしかに日本一の露天風呂かも。
だだっ広い露天風呂が、川を挟んで3つあった。
女性専用の露天もあるというから計4つあるのだろう。
しかも凄いのはそれだけではなく、
どの湯船もちゃんと温泉だった。
こんな露天は初めて見た。

女性専用以外は全て混浴。
無色透明の単純温泉ながら、
女性もたくさん混浴に入っていて驚いた。
水着は禁止だが、バスタオルを巻いて入って良いらしい。
だからたくさんの女性がいたのだろう。
カップルで来た人たち、
友達グループで来た人たちなどでいっぱいだった。

これまで混浴は数多く入ってきたけれど、
やっぱりどうも慣れない。
女性がいると目のやり場に困って自由に動けないし、
変な誤解をされたらかなわんし傷つくし、
また、こちらも前をしっかり隠さなきゃいけないから、
温泉を楽しむことに集中できないし・・。

僕は男女別の方が落ち着けて良い。
そういう人も多いのではないか。
分からんけど。
ここの宿の場合、男性専用の露天風呂も作った方が良いと思う。
少なくとも僕は欲しかった。

露天は大抵、40度くらいの入りやすい温度だったが、
川向こうの「子宝の湯」という恐ろしく広い露天風呂は、
湯口の近くに行くと42,3℃の高温湯が楽しめてよかった。

しかし…これだけ多くの男女が露天に入っている様を見るのも、
妙に生々しいというか、ギラギラしてて、
僕はちょっと苦手だった。
露天でビールを飲んだり、
湯船の脇でタバコを吸ったりするのもアリみたいだし、
確かに面白いお風呂ではあるけれど、
僕が温泉に求めているものとはちょっと違った。
あんなに湯船が広いのに、
温泉がしっかりしているのは凄いと思ったけど。

宝川温泉は露天以外でも楽しめる宿で、
露天まで行く長い道の両脇には、
さまざまな珍しい民芸品が、ずらりと飾られていた。
飾られていたというより、
雑多に置かれていたという方が正確で、
民芸館兼、物置といった風情であった。
P1010005_12

その民芸館を抜けると今度は、
鉄檻に入った、何頭かのツキノワグマがお出迎え。
7頭くらいいるのかな。
あまり体長は大きくなく、
檻に入ってしまえばクマもかわいいもんである。
お客さんがあげるリンゴをシャクシャクと元気良く食べていた。
その、ミニ・クマ牧場を通り過ぎると、
ようやく大露天風呂に到着する。

書き忘れたけど、入浴料は1500円。
僕が行ったのは夕方4時以降で、800円と安く入れた。


本日のハシゴ湯、最後を飾るのは、
水上温泉「温泉センター諏訪の湯」。
温泉街からはだいぶ離れていて、
ここを水上温泉と呼んでよいのかどうか分からないけれど、
水上に入ったことにしちゃう。
だって水上には共同浴場や日帰り温泉がないんだもん。
旅館で立ち寄りはやってても、
大抵は夕方前で終わってたりして、
ちょっと利用しづらい。

「諏訪の湯」は20時半だか21時だかまで営業してて、
値段も300円と安いので、そちらに入りに行った。

かなり目立たない場所にあるので、
水上温泉マップを何度も確認しながら進んだ。

ここ、俺的にはすごく良かった。
フロントやロビーあたりの風情が、しみじみと古くて良い。
デジカメを忘れて写真を撮ってこれなかったのが残念だ。

湯船も、こじんまりとした岩風呂の内湯がひとつのみ。
お湯はほのかに硫黄の香る、無色透明の良い湯だった。
「カルシウム・硫酸塩温泉」と表示があった。
飲用の効能も素晴らしいようだ。
ぬる目の湯船にゆっくり浸かっていると、
女湯から、おばあちゃんと子どもの会話が聞こえてきたり、
そういうのもまた味が合って良い。

NHK「ふだん着の温泉」に出てくるような温泉が好きな人なら、
絶対にここも好きになると思う。
温泉に大して興味のない人にはオススメできないけど、
僕的には非常に満足した温泉だった。

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2006年9月16日 (土)

9/15 日本一周71日目(草津・尻焼・沢渡・四万)

915 ☆今日の概要☆

・草津温泉(湯畑至近・白旗の湯)
・尻焼温泉露天風呂「かま湯」(通算391湯目)
・沢渡温泉「まるほん旅館」(392湯目)
・四万温泉「四万やまぐち館」(393湯目)

★本日の走行キロ 見てくるの忘れた・・

☆今日のイチオシ☆

・沢渡温泉「まるほん旅館」(←超オススメ!)


☆今日の詳細☆

久しぶりに温泉のはしごを楽しんだ。
草津、尻焼、沢渡、四万と実に4連湯。
これだけはしご湯したのは、屈斜路湖畔以来だ。


代車をマニュアルからオートマに換えてもらった。
久しぶりのギア操作は楽しかったけど、もういい。
坂の多い草津にマニュアルでは行きたくない。

嬬恋から草津までは車で30分くらい。
あっという間に着いた。
バスターミナル至近の中央有料駐車場(2時間まで500円) に停め、
そこから歩いて3分の湯畑を目指した。
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湯畑は草津温泉の中央に位置する大源泉で、
草津で販売される湯の花は、ここで採取されている。
(他の源泉から取って売られているものもあるようだが)
湯畑付近は硫黄の匂いがプンプンしている。

湯畑から歩いて0分の共同浴場、「白旗の湯」に入った。
P1010007_4
7年前に訪れた時にもここのお世話になった。
目立つ浴場のため、いつでも混んでいるようだが、
今日は僕を含め3人しかいなかった。

木造の湯小屋で、湯船が2つあった。
どちらもかなり熱い。
玄関を入って右に見える湯船の方が、少し温度が高い。
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泉質は強酸性硫黄泉。
正確には
「酸性 含硫黄・アルミニウム・硫酸塩・塩化物泉」。
飲んでみると強烈に酸っぱい。
新鮮なお湯らしく、硫黄泉であっても
わずかに白濁している程度で、
ほとんど無色透明だった。
7年前に入った時のこと、今、浸からせて頂いていることに
深い感謝を捧げつつ入った。
大昔から滾々と湧き続ける、有難いお湯。
今後もたくさんの人々を癒し続けて行って欲しいものである。

湯畑の近くの「らーめん壱番」で食べた。
甘みのあるしょうゆ味が印象的なラーメンだった。
P1010011_2

草津の後はそこから10キロくらい離れた尻焼温泉へ。
僕は尻焼を、「河原を掘ると出てくる温泉」と思っていたが、
それは長野・切明温泉の勘違いで、
尻焼は川の中に露天風呂があるのだった。
川底からお湯が湧きだし、
川の水と相まってちょうどいい温度になる
露天風呂がいくつかあるのだ。
残念ながら、このところの雨続きで川が増水し、
川の露天には入れなかった。
その代わり、川辺に建てられた、
半露天の岩風呂「かま湯」に入湯してきた。
P1010014_2 P1010013_2
地元のおじさんがひとり入っていて、
「どうせなら川原湯温泉ってとこも立ち寄った方がいいよ」
と教えてくれた。
「もうすぐダムの底に沈んじゃうから」

そういえばいつぞや温泉本でそんな記事を読んだことがある。
まだ残っていたんだ。
山梨に南下する際に、ぜひ寄っていこう。

「かま湯」も結構熱めのお湯だった。
無色透明で、湯の華なのか苔なのか、
お湯の中をけっこう浮遊していた。
泉質は「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」だった。


3湯目に訪れたのは、「草津の仕上げ湯」といわれる沢渡温泉。
草津の強い酸性泉で湯ただれになってしまった湯治客が、
アルカリ性の沢渡でそれを治した、と言われている。

「まるほん旅館」という宿に入った。
P1010022
「秘湯の会」の会員である。
大浴場の趣が素晴らしかった。
湯船の上の、いわば中二階のような踊り場から大浴場を見下ろし、
あまりの風情の濃さに目を瞠った。
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檜造りの大浴場。
そのど真ん中を、中二階から檜の階段が下りていて、
そこから脱衣所に下りる。
脱衣所と浴場の間に仕切りはなく、
飯坂温泉の鯖湖湯や、鉛温泉の藤三旅館を思い出した。
誰の心にも、強く印象に残るお風呂だと思った。

大浴場は湯治場らしく混浴。
湯船は中央の階段を挟んで2つあり、
ほんの少し湯温が違っていた。
大きい湯船の方が、温度が高かった。
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入浴客は僕ひとりしかおらず、
贅沢なお風呂を有難い気持ちで堪能した。

泉質も僕の大好きな
「カルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉」。
よく温まるお湯であり、美肌の湯でもある。
両手に充分泡立てた石鹸が、
2秒と掛からずあっさり落ちる、
ちょっと便利なお湯でもある。

飲泉用のコップが置かれてあったので飲んでみた。
味は判然としなかったが、ほのかに硫黄の香る、
飲みやすい湯だった。
飲泉の効果も高い温泉であると、
パンフレットに記載があった。

画像でも少しは雰囲気が伝わると思うが、
本当に、温泉風情の濃厚な浴室。
今旅中、筆頭と言っても良いほど、
エキサイトした温泉だった。
というか、これまで僕が入湯してきたの温泉の中でも、
かなり上位に食い込む素晴らしさだった。

草津、四万という有名温泉の陰に隠れて、
訪れる人も閑散とした印象の沢渡だが、
こんなに素晴らしい湯船があるのに、
なんとも勿体無いことであると思った。

ってかここまで書いてきて、
俺って、働きバチみたいだなって思った。
いい湯船に釣られて入りに行き、
そこで得た体験をこうしてネット上にアップする。
拙い文ではあるけれど、これを読んで、
その温泉に入りに行く人も、
きっと何人かはいるんだと思う。

蜜をもらう代わりに花粉をつけて、
他の花に飛び、知ってか知らずか受精に一役買う働きバチ。
何となくそれに似たところがあると思った。

4連湯の最後は四万温泉。
太宰治が井伏鱒二と一緒に入ったという、
「四万館」に入りたかったが、
立ち寄りはやってないとのこと。
共同浴場は各所にあるが、ほとんどが15時まで。
唯一、山口露天風呂というのが
夜までやっているようだったが、
以前、「名物女将さんのいる宿」 のテレビ特集で見た、
「四万やまぐち館」に入ることにした。
大旅館で、立ち寄りの値段も1500円と高め。
パンフレットをもらうと、表紙にでっかく女将さんの姿が。

従業員さんの教育が行き届いている様子で、
誠意を感じる細やかな対応に満足した。

館内にはお土産やさんや飲食店が立ち並び、
楽しげな雰囲気。
お客さんが参加する太鼓のイベントなんかもやっているみたい。

案内されたのは2階の浴室。
大旅館に似合わず、中浴場といった感じだった。
洗い場が5つくらいだし、湯船も小さめだ。
全体的な雰囲気としては木造の和風で、
露天は2つあり、いずれも岩風呂。
すべて38~40℃くらいの、入りやすい温度だった。

これだけ大きな旅館で、浴室がここだけとは考えにくい。
恐らく宿泊者専用の大浴場が他にあるのだろう。
(ってかネットで調べたら良さげなお風呂がいっぱいあったw)

泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉」。
無色透明の入りやすい温泉だった。


さて、先ほど車屋さんから連絡があり、
とりあえず車は直ったとのこと。
ファンを交換してみたら、勢い良く回り、
恐らくこれで大丈夫ではないか、と話していた。

それで大丈夫でなければ非常に困るんであるw
明日、しばらく試し運転してみてからの判断、
ということらしいが、
お願いだから、普通にちゃんと動いてください・・_(._.)_

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2006年9月14日 (木)

9/14 日本一周70日目(嬬恋~上田)

Photo_6 ☆今日の概要☆

「真田づくしの一日」。

・長谷寺(真田幸隆・昌幸親子の墓)
・真田氏歴史館
・上田城
・真田温泉(通算390湯目)

★本日の走行キロ 61キロ

☆今日のイチオシ☆

・上田城

☆今日の詳細☆

昨日泊まったペンションに連泊を決め込みました。
無線LANも使えるし、値段も安いし、
朝ご飯も美味しかったし、
他を探すのも面倒だったので・・。

代車のミラで嬬恋から長野県の上田市に下って、
今日は戦国大名・真田氏の歴史にどっぷり浸かった。

小雨の降りしきる中、まずは真田家の菩提、「長谷寺」。
境内の裏手、いちばん奥に真田中興の祖、幸隆とその子、昌幸の墓があった。
どちらも戦国屈指の名将だし、昌幸は、かの有名な幸村の父である。
幸村もここに弔われているものと思っていたが、その説明書きはなかった。

真田氏歴史館にも立ち寄った。
料金は200円と安い。
秀吉や昌幸の書状などがあって、興味深く見学した。
真田の家紋、六文銭がプリントされた小袋が売られていて、
思わず買ってしまった。
昔からどうも真田には惹かれる。
六文銭は、三途の川の渡船料で、
「いつでも死を覚悟して、戦国の世に臨まん」
というストレートな思想が込められている。
このように熱い思想を込めた家紋を僕は他に知らない。

上田城は、隅櫓が3つ残った、長野の県宝である。
現存しているものは、真田昌幸が建てたものではなく、
関ヶ原後に上田に入った仙石氏によるものだという。
建てられてから今年で380年らしい。
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市民ボランティアの人に話を聞いた。
天守に関する史料は全くないのだという。
隅櫓がこれだけあって天守がないというのも妙な話だと思ったが、
史料はなくとも、天守があった証拠となるような
出土品はあるのだと言った。
金箔の入った瓦や鯱の断片などが、
本丸跡から見つかっているらしい。
まぁ史料で見つからないだけで、
やっぱりあるにはあったんだろう。

上田城では、六文銭入りのステッカーを衝動買いしてしまった。
また車に貼るつもり。

晩御飯は、嬬恋と上田をつなぐ国道沿いの
某中華屋で食べたのだけど、
まずくはないがうまくもない五目焼きそばを食わされて、
ちょっと不満が残った。
しかも800円弱と値段も高めだし・・。
値段は全体的に高めのようで、
ギョーザは600円弱というビックリ価格だった。
そして多分、バーミヤンのギョーザの方が
うまいんだと思う・・。

今日は真田漬けの一日で、入った温泉まで「真田温泉」。
少しぬるめのアルカリ性単純温泉だった。
料金は400円だが、歴史館から持ってきた割引券を使って、200円で入った。
洗い場には石鹸しかなかったが、
内湯、露天とあり、僕的には満足した。
また、ここはその料金で、プールも利用できるらしい。
地元の人にはうれしい施設だろう。

お風呂あがりに、施設の外にいた黒い仔猫と少し遊んだ。
撫でてやると「ニャアニャア」言って、擦り寄ってくる。
この世に、人懐こい仔猫ほどかわいいものもない。
胸と足先だけキレイに真っ白なところがまた愛らしかった。
写真撮って来れば良かったかな。

さて、明日は夕方に車の部品が入る予定。
明日中に直るだろうか。
出来れば直してもらって、
明日は道の駅に車中泊といきたいところなのだが・・・。

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9/13 日本一周69日目(渋川~嬬恋)

913 ☆今日の概要☆

・嬬恋温泉(通算389湯目)

・本日の走行キロ 61キロ


☆今日の詳細☆

訳あって、群馬と長野の県境、嬬恋村にいる。
とあるペンションの一室からアップしている。

ダメ元でエアエッジを使ってみたが、やっぱり使えず。
「ワイヤレスネットワークが検出された」とパソコンが言うので
試しにネットを開いてみたら繋がってしまったw
そのまま有難く使わせていただくことにした。

本当は嬬恋に泊まるはずではなかったのだ。
今日も道の駅・こもちに泊まり、
明日、水上温泉、宝川温泉と入って、
前橋より南を目指す予定だった。

午前中にパタパタと仕事を片付け、草津温泉に向かった。
今日の群馬も雨。
っていうか、ヤフーでこの先一週間の天気予報を見たけど、
ずっとずっと雨。
群馬とは雨の国か。
そういえば、3年前の7月、法師温泉に来た時も雨が降っていた。

雨の降りしきる中、草津温泉を目指す。
国道292号に乗り、「草津まであと3キロ」の標識を見た直後に、異変は起きた。
車の水温計がどんどん上がっていったのだ。
先日学習したとおり、エアコンを切り、ヒーターを全開にする。
しかし、それだけでは追いつかない。
ボンネット内部からカラカラという妙な音がした。
水温計の値がH付近まで上昇した。
たまらず左の小道に入り、道路脇に停めた。
ボンネットを開けて、内部を冷やした。
ラジエーター液の入ったの白いタンクから液があふれていた。
完全にオーバーヒートである。

エンジンはすぐには止めず、さらにヒーターを焚く。
少しずつ水温計の値が下がってきた。
真ん中くらいまで落ち着いた時に、
何を思ったのか、俺はラジエーターのキャップを開けてしまった。
すぐさま「プシャーッ!!」と勢い良く赤い液が噴出した。
慌てて車内に退避し、事無きを得た。
運転席にいながら、
ボンネットの開いたエンジンルームから噴煙が上がるのを見るのは、
なんとも悲しいものである。
しかも場所は草津の山の中。
辛うじてケータイは通じるが、外は雨だし、付近には何もない。
「プシャーッ」の音も落ち着いたようなので、
恐る恐るエンジンルームに近付く。
ラジエーター液の噴出しは止まっていた。
っていうか、タンクが空になっていた。
付近の水たまりが赤く染まった。
やけどしないように気をつけて、キャップを閉めた。

…しかしなぜオーバーヒートになってしまったのだろう?
今日は雨降りで肌寒く、
エアコンを強く効かせていたわけでもない。
アイドリングをしていたわけでもない。
走行中だから、外気の取り込みで中は冷えるはずでは・・。

素人の頭でいろいろ考えたが、答えは分かる訳もない。
とにかくなってしまったものは仕方がない。

もうダメだ。
これだけ頻繁に問題が起こるのでは、もはや修理するしかない。
いくら掛かっても仕方あるまい。
流れに任せることに決めた。
ロードサービスのエキスパートに電話を掛け、レッカーを頼んだ。
日本一周を始めて3ヶ月弱。
まさかこの間に3回も救助してもらうことになるとは・・。
ホント、入ってて良かった。
生命保険や入院保険とかよりよほど使う頻度が高い。

電話を掛けてから1時間以上待った。
国道から少し入った小道ではあるけれど、
人も車も通らず、ただ雨の降る音のみがしていた。
何となく、このまま熊に出くわして死ぬのではないか、などと考えた。

レッカーで来てくれたのは、うまい具合にダイハツの業販店も営む工場の人。
嬬恋村にある自分の工場に運んでくれるという。

見てもらった結果、オーバーヒートの原因は恐らくファンだという。
ファンが回ったり回らなかったりするのだ。
本当なら、回っていなければいけない時に止ってて、
棒でファンを「コツッ」と小さく刺激してやると動き出したりする。
何かの接触が悪いのではないか。
たぶん、ファンを交換すれば直るだろうということなので、
とにかくお願いすることにした。
費用は全部で3万ちょいくらい。
痛い出費だが、仕方あるまい。

部品は明後日の夕方届くとのこと。
土曜日に納車の予定。
親切な業販店で、
温泉付きの安くて良いペンションを手配してくれたり、
急な客にも関わらず、納車まで代車を貸してくれたりもした。
有難い話である。

そういう訳で全く予定してなかった嬬恋のペンションにいるのである。

ファンを取り替えれば恐らくは大丈夫とのことだったが、
それでもダメな場合は、いよいよ本丸のエンジンヘッドということになるらしい。
ヘッド交換ともなると、20万の出費を覚悟せねばならないという。
それはなんとしても避けたい。
あまりにも痛すぎる出費である。
インドの神様、マジでお願いしますよ…。

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2006年9月13日 (水)

9/12 日本一周68日目(伊香保温泉)

912 ☆今日の概要☆

・伊香保温泉「村松旅館」(通算388湯目)

★本日の走行キロ 61キロ

☆今日の詳細☆

道の駅・こもちに連泊中です。
仕事でいっぱいいっぱいなのと、
北群馬には入りたい温泉が数え切れないほどあるので、
群馬のへそ、渋川に滞在して、
はむれっと垂涎の温泉を虎視眈々と狙ってる訳であります。

今日の群馬は終日雨。
弱く降ったり強く降ったり。
ずっと車内に引き篭もって作業してたから、
あまり関係なかったけど。

気温は低かった。
半袖短パンじゃ寒くて、
温泉から上がったら、ジーンズとカットソーを着て、
それでも寒くて、秋用のジャケットまで羽織った。
今日が群馬の秋の始まりなのかな。

旭川でキーの閉じ込みを助けてもらった時、
窓のわずかな隙間にエアーを入れて空間を作り、
そこから針金を入れ込んでロックを解除する、
って方法を取ってもらったけど、
その代償として、隙間が大きくなってしまったみたい。
ほんの少しだけど、雨漏りがするのを見つけてしまった…orz
だんだんこの車もいたるところが鄙びてきたんだなぁ・・。
もしかしてこいつにとっては、
生命を賭けた日本一周なのか??
仙台に到着した瞬間に動かなくなるのかも。
そんな気がしないでもない。
いや、長持ちして欲しいんだけどさ。
新しい車なんて買いたくないし。

昼過ぎに仕事に一段落つけて、
さて、ケータイの充電をしながら温泉へ向かうかと思ったら、
なんと、インバーターの差込が思いっきりぶっ壊れてる!
プラスチックの部分が割れちゃって、もはや修復不可能。
うーん、何かいろんなモノがいっぱいいっぱいなんだな・・。

しかし、よくもまぁこう日替わり定食みたいに、
いろんなことが起こるもんだ。
ひとりを寂しがる余裕もないよw

インバーターは2000円と安価なので、
ホームセンターで新しいのをすぐに買った。
こんどはコンセントが2つ付いてるから、
ケータイとパソコン、両方の充電が出来る。

停車中の充電が難しくなってしまった今、
この2つのコンセントは非常に心強い。

…まさか、このインバーターを新しく買うために、
今までのが壊れたのかなぁ??

もしかして、俺を守ってる神様の仕業か??
だとしたら、なかなかやるじゃん♪
日本一周を通して、だんだん身近になってきてると思うなぁ。

道の駅から伊香保温泉までは、
車で30分も掛からず、あっさりと行けた。

急坂の多い温泉街。
中心部は、狭い石段の両脇に、
温泉宿や土産物屋が軒を連ねて、
なかなかいい風情。
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こういう石段の温泉街は、伊香保しかないかも。
石段のど真ん中を、源泉が勢い良く下っていく。
地面に張られたガラス越しにその様を見ることが出来た。

「村上旅館」という宿で湯船に浸かった。
本当は共同浴場「石段の湯」に入ろうと思ってたのだが、
定休日だった。

宿のお風呂は700円。
ちょうどお風呂が貸切で使用されていて、
僕は大広間で30分くらい待った。
昭和40年くらいに建てられたのだろうか。
いい感じに鄙び始めており、
遠刈田温泉の今は無きセンター浴場の風情を思い出した。
あそこ、すっかり跡形もなくなっちゃって、
寂しい限りである。

温泉は茶褐色で、湯の華がだいぶ多いようだ。
ここの宿は源泉をそのまま使っているので、
湯船は39~40℃とちょっと温め。
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熱い湯好きの僕としては少し物足りなかったが、
それでも上がった後はしばらく汗が引かなかった。
泉質は
「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉」
という長い名前。

お風呂上りに石段をのぼり、
伊香保神社まで行ってみた。
疲れるからやめようと思ったのだが、
何か呼ばれたような気がしたので行ってみた。
だからといって、別に何もなかったんだけど。

こうして温泉に気持ち良く入れるのも、
ずっとずっと温泉を守ってくれている神様のおかげ。
温泉は大地の神様の恩恵だからね。
有難いもんである。
そういう感謝を、僕なりに表してきた。

さて、明日もちょっと仕事があるんだが、
もし時間があれば草津温泉まで足を伸ばしてみたい。
草津と、沢渡に入りたい。
どうせなら尻焼温泉も行きたいが、どうだろう。
尻焼は川沿いを掘るとすぐに温泉が湧きだすスポットで、
屈斜路湖畔に似ている。
でも、今も雨降ってるしなぁ。

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2006年9月12日 (火)

9/11 日本一周67日目(前橋~渋川)

911 ☆今日の概要☆

・白井温泉・こもちの湯(通算387湯目)

☆今日の詳細☆

今日はずっと仕事でてんてこ舞いになってて、
旅らしいことはほとんどしませんでした。

唯一、白井温泉・こもちの湯に入ったくらい。
料金設定が1時間250円、3時間ならいくら、と
細かく分かれていて、良心的。
1日ずっといる人と、ちょっと入って帰る人が
同じ値段って、後者はちょっとそんした気分になるもんね。

泉質は単純温泉。
わずかに黄系に濁ってる気もしたけど…。
露天はもろプールの匂いがしたけど、
内湯は良かった。

お風呂に入る前に、隣接のおそば屋さんで晩御飯を食べた。
天ぷら定食が850円。
ざるそばが付いたし、野菜天もぜいたくで、
これは安いと思った。

画像も取ったけど、
車でのアップはやはりきついかな・・。
またオーバーヒートされたらたまらんし。
涼しくなるまでは、
画像のアップは週末にやります。

明日も仕事でいっぱいいっぱいだけど、
日が暮れないうちに伊香保温泉の石段を訪れてみたいな。

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2006年9月11日 (月)

9/10 日本一周66日目(水上~前橋)

Photo_5 ☆今日の概要☆

・ダイハツ渋川店で車を見てもらう
・水上「そば処 角弥」(野菜天ざる)
・谷川温泉「旅館たにがわ」(太宰治ゆかりの宿・通算385湯目)
・奈女沢温泉「釈迦の霊泉」(通算386湯目)

★本日の走行キロ 142キロ

☆今日のイチオシ☆

・谷川温泉「旅館たにがわ」


☆今日の詳細☆

7時頃目が覚めた。
車のオーバーヒートが、ディーラーに見てもらった結果、
何とか事無きを得て安心する、というような内容の、
思いっきり願望が投影された夢を見た。

恐る恐る車のエンジンをかける。
何とか掛かるようだ。
だが、走るかどうか。

大掛かりな修理となれば、
数日掛かる恐れもあるだろう。
そうなれば仕事に使う道具を最低限、
車から出しておかねばならない。
落ち着かない気持ちで、荷物の整理をやった。

所沢ナンバーのおじさんが、
僕の湯桶を見て、
「へえ~珍しいねぇ」と話し掛けてきた。
一応、日本一周の途中であることとか、
それなりには話したが、今はそれどころではない。
いつもなら楽しく会話できるところなのに、
今回ばかりは早く終わらせたかった。

ディーラーの営業時間前から何度も電話を掛けた。
9時過ぎにようやく繋がった。
水上からいちばん近いディーラーは渋川らしい。
聞けばここから40キロ離れているという。
そこまでムーヴが走るだろうか・・。
ダメな場合は、ロードサービスに頼むしかない。

不安げに車を走らせる。
とりあえずは大丈夫だ。
走らせてすぐ、水温計が勢い良く上昇してきたが、
真ん中あたりで安定した。
窓を全開にして国道17号を南下した。
走っていて、特に違和感はなかった。
試しに数回、エアコンを掛けてみたが、
そこそこ涼しい空気が出た。
恐いのですぐに止めた。

何とか無事、ディーラーまでたどり着いた。
ここまで問題なく来れたのなら、
とりあえずは最悪の事態は脱したのではないかと思った。

車を預け、待つこと10分。
担当者が僕のところへ来た。
とりあえず、エンジンはやられていないらしい。
ラジエーターかファンかサーモスタットの劣化が恐らくの原因だろうと。
また、車のエアコンは基本的に運転中に入ってくる風を利用していて、
アイドリング中はその風が当たらないので、冷えにくいそうだ。
また、入ってくる風はエンジンを冷やす役目も果たしていて、
アイドリングしている時にはその風が全くない状態なので、
冷却水の水温もどんどん上がっていくものなのだという。
何時間もアイドリングして、エアコン全開にしてれば、
それはオーバーヒートも起きてきますよ、と言われた。

そんなこと全然知らなかった・・。
本当に車には無知である。

劣化の疑いありの部分を全て交換するとなると、
10万弱掛かるらしい。
しかも、部品は取り寄せになり、
群馬県内にあれば来週半ばには着工できるが、
そうでない場合、取り寄せ待ちだけで1週間掛かってしまうという。

10万弱か・・。
出せない金額ではないが、相当痛いことには違いない。
段階的に、値段の安いサーモスタットを交換してみて、
その次にファンを、それでもダメならラジエーターを、
という方法も考えたが、
その都度ラジエーターをはずす工賃が掛かるので、
割高になりますよと言われて、躊躇した。

停車中はエンジンを切るようにさえしておけば、
とりあえずは大丈夫と言われたので、
どこも直さずにそのまま乗ってきた。

しかし…いまだ猛暑の続く中、
エアコンなしの車内ライフは厳しいものがあるな。
ブログの更新には結構時間かかるし、どうしたものか。
それに、ラジエーター液の温度は、
エアコンを使ってなくても、
アイドリングしてるだけで上昇していくものらしい。
シガライターソケットからノートの電源を取ってる僕は、
いったいどうしたらいいのか…。
エンジン故障という最悪の事態は免れたものの、不安は尽きない。

今日はずっと、水温計を注視しながら走った。
真ん中からすこしでも上に行くとダメだという。
そういう場合には、エアコンを切り、ヒーターをいちばん熱くして、
エンジンルーム内の熱を車内に逃がす方法で冷やしてくださいと言われた。
宿泊地の前橋市に向かう途中で、断続的な渋滞にハマり、
そのたびに水温は上昇した。
時にはH付近まで上がったが、その都度、上の方法で熱を逃がした。
こんな状況が、これからずっと続くのだろうか…。
やはり、どこかの県で、サーモスタットだけでも交換してみようかな。
っていうか、明日ちゃんと乗れるんだろうか…。

とりあえずは一安心したので、
温泉に行くことにした。
群馬は草津・伊香保をはじめ、名湯が多い。
昨日泊まった水上のあたりにも入ってみたい温泉がいっぱいある。
群馬に来るのは二度目で、その時には法師温泉しか入らなかったから、
今回は気合を入れてハシゴ湯したい。

宝川温泉「汪泉閣」という、とても広い露天風呂のある宿を目指し、
その道すがら通り掛かった「そば処 角弥」で「野菜天ざるそば」を食べた。
P1010001_9
コシの強いそばにサクサクの天ぷら。
どうも日本一周第2章は、ラーメンよりそばを食べる機会の方が多い。
何気なく通り掛かったのだが、けっこうな有名店らしい。
県外ナンバーの車が何台か駐車場待ちをしていた。
あとからネットで調べたら、創業250年の老舗だという。
 
宝川に向かうつもりで、急に気が変わり、
谷川温泉に行くことにした。

谷川温泉は、僕が父とも慕う太宰治ゆかりの地である。
小説「姥捨」の舞台になったのが、このあたりだし、
「たにがわ」という名の旅館の前身である「川久保屋」に、太宰は逗留し、
「創世記」という短編を書き上げた。

太宰と僕はほんの少しだけど、シンクロしてるところがある。
太宰の本名は「津島修治」だが、この修治という名は、僕の父の名と同じだ。
また、太宰の友人で作家の壇一雄さんが亡くなった日に、ちょうど僕が生まれた。
こういう共通点は、太宰にハマってしばらくしてから知って、
何かちょっとうれしくなった。

その太宰ゆかりの宿、「旅館たにがわ」は、
清潔で瀟洒な宿だった。
P1010003_11
「湯桶持参ですか、珍しいですね~」と
フロントの恐らくは支配人の方が笑顔で迎えてくれた。
従業員さんの教育も行き届いているようで、
日帰り客にも非常に丁寧に接してくれて、好感が持てた。

入浴料金は1000円。
関東圏の温泉だから、このくらいは仕方あるまい。

太宰関連の資料が少し展示してあったので、
感慨深く眺めていると、
福田元官房長官に似た初老の従業員さんが寄ってきた。
日本一周をしているのだと告げると、
「私も若い頃はいろいろ回りました」と言って、
徒歩でいろいろ歩き回った時のエピソードを少し話してくれた。
「こういうことはね、なかなか出来ないですから、
 出来る時にちゃんとやっておいた方が後悔しないですね」とその人は言った。
深く同意した。
僕もそのつもりで日本を周っている。
今年が僕にとって最良だと思ったのだ。

大浴場も、小綺麗な作りだった。
P1010002_7
檜をふんだんに使った浴室で、湯船の広さもちょうど良い。
檜の切り株が湯口となっているのも洒落ていて良かった。
何となく、法師温泉に新しく出来た大浴場を思い出した。
小さいながら露天もあった。
泉質は無色透明無味無臭の単純温泉。
やさしくやわらかいお湯だった。

宿の向かいにある駐車場は、
「川久保屋」の跡地で、太宰の文学碑が建っていた。
太宰が死ぬ間際に遺した
「池水はにごりににごり 藤波の
 影もうつらず 雨降りしきる」
という、伊藤左千夫の短歌が刻まれていた。
しばらく眺めていると、フロントの人が駆け寄ってきて、
「もしよかったら、写真を撮りましょうか?」と言ってくれたので、
お言葉に甘えた。
P1010004_7
離れたところから、わざわざそんな気を回してくれるとは。
「またぜひ、いらっしゃってください」と笑顔で送り出された。
もてなしの充実を、立ち寄りのわずか1時間のうちにも垣間見えた。
さすがは「日本の宿を守る会」の会員になっている宿である。
今旅中、いちばん良い宿だと思った。

今日はもうひとつ温泉をはしごした。
どうしても興味を引く温泉があったのである。
その名も…「釈迦の霊泉」。
何でも、神のご神示によって掘られた温泉で、
入っても飲んでも効能のあらたかな湯で、
医者に見離された難病が快癒した例は枚挙に暇がないほどだという。
アヤしいもの好きの僕としてはここを通り過ぎるわけには行かない。

国道291号と併走して走る県道を、
水上方面から南に下がってくると大きな看板があるのですぐに分かる。
その指し示す小道を入っていくと、すぐに山道になる。
「釈迦の霊泉」と書かれたゲートを通過して、さらに細道を登る。
P1010005_10
途中、アヤしげな施設が右手に見える。
中心に六芒星を配したいくつもの鉄柵で、施設を囲ってあった。
「たくさんの神々が集まっておられますので、中には入れません」と門に案内があった。

「ってか俺は俺で神様のひとりだよなぁ」と
罰当たりなことをつぶやきながら、さらに上った。

しばらく進むと、六芒星をかたどった鉄柵の門が、開いていて、
さらに上っていけるようになっていた。
そしてとうとう到着した。
奈女沢温泉「釈迦の霊泉」。
P1010006_1

単に興味本位だけで来たわけではない。
僕もいちおう、スピリチュアルの末席にいる人間だ。
神仏を敬う思いは、それなりにあるつもりだ。
それに、こういう本格的な湯治場には、
重い病を治そうと真剣な気持ちで滞在されている方々が多い。
そういう真摯な気持ちを、僕も尊重したい。
もし、そういう方々の邪魔にならないようなら、
湯船の隅っこに少し入らせていただけないか、という気持ちでいた。

受付の方の対応は、良かった。
「あくまで宿泊客優先ですので、
 立ち寄りの値段は2000円と高いですが、よろしいですか?」
ネットで調べて、料金は承知していた。
「それから、いちど上がったらもう一度入ることが出来ません」
これも了解した。

飲用のためのご神水は、2リットルまでは無料だという。
いちおう、ペットボトルを持参していたので、帰りにもらっていくことにした。

湯船は受付を入って左、食堂の中を入って、その奥にあった。
P1010008_2 P1010007_2
小さな湯船が二つ。
ひとつはジャグジー風になっていて、
もうひとつは普通の湯船。
小浴場という感じだった。
泉質は、無色透明無味無臭、
メタケイ酸の含有が基準値を超えているために、
「温泉」の定義に当てはまるとされた温泉のようだ。

「御神水」と表示された蛇口があった。
コップもあったので、2杯くらい飲んでみた。
味的には普通の水と変わらなかった。

浴室での世間話は禁止と書かれてあったが、
僕の後に入ってきた方が話し掛けてきたので、
他に誰もいなかったし、少し喋った。
40代くらいの痩せた人だった。
この人も若い頃には自転車で日本を駆け巡ったという。
2ヶ月北海道に行ってきたと話すと、
頬を緩めて、「いいなぁ」と言った。

帰りに食堂で「御神水」をペットボトルに注いだ。
傍らのテーブルには、
病が治癒した人たちから届いた手紙のコピーが、
病気の種類別に10以上ものファイルに分別され、並べられていた。
それぞれがぶ厚く、効能の凄さを誇っていた。

どんな方法であれ、
ある人の病が治って、その人に笑顔が戻るというのは
素晴らしいことだと思った。

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2006年9月10日 (日)

9/9 日本一周65日目(新潟・小千谷~群馬・水上)

Photo_4 ☆今日の概要☆

・小千谷「天然温泉・ちぢみの里」(通算383湯目)
・小千谷名物「へぎそば」(わたや)
・越後湯沢温泉「駒子の湯」(384湯目)
・深夜、ムーヴがオーバーヒート…orz

★本日の走行キロ 136キロ

☆今日のイチオシ☆

・小千谷「へぎそば」

☆今日の詳細☆

この日の新潟は灼熱を極めた。
道路の温度計は38℃、ただじっとしているだけでも
汗が止まらなかった。

汗ダクダクで目が覚めて、
たまらず、道の駅隣接の日帰り温泉「ちぢみの里」に、
開店と同時に入った。
タオル一式と休憩用のムームー(?)が付いて、
料金は900円。
タオル持参の僕には、ハッキリ言って高い。
てっきり500円くらいかと思ってたのに・・。

中はスタンダードな日帰り温泉施設。
広い内湯と露天風呂、サウナとミストサウナなど。
内湯の縁が丸くなっていて、
細かい話だけど、頭を乗っけやすくなっているところが良かった。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、
少し黄色っぽいような色だった。

小千谷名物の「へぎそば」をどこかで食べたいと思っていた。
「へぎそば」とは、つなぎにふのりを使ったそばのことらしい。
市内をウロウロ探していたら、
行列の出来ているそば屋を発見した。
「わたや」という名前だった。
P1010003_10
「小千谷 へぎそば」でネット検索するとトップに出てきた。
初めは通り過ぎたのだが、気になって引き返し行列に並んだ。
炎天下の中、30分待ちは正直辛かった。

そばはコシが強く、なかなかうまかった。
ふのりの件は、味に疎い僕にはあまりよく分からなかった。
贅沢に舞茸の天ぷらときんぴらもプラスして食べた。
P1010004_6

小千谷、十日町、六日町と仕事しながら南下した。
去年の夏、「温泉ソムリエ」の肩書きをもらいに行くため
新潟の赤倉温泉に行った際もこの辺を仕事して回ったが、
なかなか僕とは相性が良い地域のようだ。

夕方、越後湯沢温泉に立ち寄る。
「駒子の湯」という共同浴場に入った。
P1010005_9
数年前に改築されたとのことで、きれいな施設だった。
料金500円は共同浴場としては高めだが、
共同湯には珍しく、シャンプーなどが設置されていた。
天井が高く、太い梁が巡らされ、雰囲気の良い湯小屋だった。
泉質は無色透明無味無臭の単純温泉。
地元の人にも人気のある共同湯のようで、
「おぉ、今日は早いね」
「熱かったねぇー、今日は」などという
常連さんの会話を聞きつつ、温まった。

越後湯沢から群馬に抜ける道は、
国道17号と、関越道があるが、
ここは後者を利用した。
国道は、苗場を通り三国峠を越えて群馬入りするが、
夏の苗場は閑散として寂しい雰囲気だし、
関越道を地図で見るに、ひどく長いトンネルが一本、
山中を通っていて、
あっさりと群馬に行けそうだったので、乗ることに決めた。
これで1000円なら、まぁいいだろう。
30分ほどであっさり水上ICに着いた。

今宵の宿は、「道の駅・水上町水紀行館」。
アクシデントは深夜に起きた。
前日の日記を2時間くらい掛けて書き上げ、
さて、みんなの日記でも見るかいと思っていたら、
エンジンの方から突然、ゴボゴボという
お湯の沸騰するような音がした。
驚いて身を乗り出し水温計を見ると、
何と「H」の値ギリギリまで上がっているではないか!
ヤバっ!と思って、慌ててエンジンを切った。
外に出てボンネットに近付くと、
明らかにボコボコと液体が煮立っている音がする。
もしかしてこれ……、オーバーヒートってやつ!?
不測の事態にうろたえた。

初期症状みたいなものはあった。
この夜はエアコンの調子が悪かったのだ。
道の駅に着いて、夜の支度をしている間、
全くエアコンが効かなかった。
エアコン全開にしたり、スイッチを何度も
ガチャガチャやってれば直るだろうと思い、
何度かそうやっていたら、涼しい空気が出てきたので、
それで安心して、ブログを書くのに集中していた。
そしたら、1時間半くらい経って
またエアコンから温い空気しか出てこなくなった。
「やれやれと頼りないエアコンだ」と思い、
団扇に頼ることにして、
しばらく放っておいたら、いきなり、
エンジンルームからゴボゴボ音がしたのだ。

どうしよう、どうしよう、と焦って、
とりあえずケータイでネットを開き情報を調べた。

最初に見つけた情報。
エンジンを切ってはまずかったらしい…orz
のっけから失敗してんじゃん、俺…(泣)。
本来なら、アイドリングを続けたままエアコンのスイッチを切り、
ヒーターを全開にしてエンジンルームの熱を車内に逃がすのだという。
エンジンを切ってしばらく経ってから、
気休めにその通りにやってみたが、
果たして大丈夫なのだろうか。
いちおうエンジンは掛かるみたいだが、走るかどうか…。
よしんば走ったとしても、いつまで持つのやら…。
ネットには、
「オーバーヒートは最悪、廃車につながったりもします」などと
恐ろしいことが書かれてあり、いよいよ不安になった。

言うまでもなく車は日本一周最大の生命線である。
車がポシャったらお話にならない。
完全に終わりである。
日本一周だけでなく、帰ってからの生活にも非常に支障をきたす。
これはヤバい事態になった。
どうしよう、どうしよう、と考えた所で深夜1時なのである。
どうすることも出来ない。
みたび、ロードサービスを頼もうかとも思ったが、
とりあえずエンジンは掛かるみたいだし、
明日の朝になって、もしダメになってたら、
それはそれで仕方ないやと半ばヤケクソな気持ちになった。
俺はインドの神様に守られてるんだ。
多分、彼らがうまいことやってくれるだろう。
最後は神頼みになった。

明日の朝、いちばんでダイハツのディーラーに電話を掛け、
すべて点検してもらおう。
直すべきところがあれば、
多少の出費が掛かってもいいから直してしまおう。
そう決めて、とりあえず眠ることにした。

だが、当然のことながら、横になってからも不安は消えず、
いたずらにケータイでオーバーヒートの検索ばかりしていた。
相当、不安だったのだろう。
晩に観た夢も、オーバーヒートをディーラーに見てもらうという内容だった。

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2006年9月 9日 (土)

9/8 日本一周64日目(新潟~小千谷)

Photo_3

☆今日の概要☆

・新潟のローカルフード「イタリアン」を食べる
・長岡市・桂温泉(通算382湯目)

★本日の走行キロ 136キロ

☆今日のオススメ☆

・桂温泉

☆今日の詳細☆

ホテルのチェックアウトが12時だったので、
ギリギリまで部屋に滞在した。
これだけ初動が遅いと、やっぱりあんまり動けない。

冒頭にも書いたとおり、
新潟のB級グルメ、「イタリアン」を食べた。

「イタリアン」はいちばん行きやすそうだった、
新潟サティの1Fのフードコートで食べた。
さも当然のように、でかい字で「イタリアン」と看板が出ている。
その存在を知らない他県の人が見たら、まず間違いなく不思議に思うだろう。

さて、この「イタリアン」。
オリジナルのメニューは、
焼きそばの上にミートソースが掛けられたもののようだが、
今日では発展して、カレー味、ホワイトソース掛け、和風きのこソースなど、
いろいろ種類があるようだ。
P1010001_8

スタンダードなイタリアンは310円と目を瞠る安さだったが、
何となくミートソースを食べる気にならなかったので、
410円のカレーイタリアンを注文した。
それでもB級グルメの名にふさわしい安心価格だ。

数分待って、出てきたものは…
焼きうどんくらいの太さの焼麺にカレーが掛かったものだった。
あれは焼きそばではないよなぁ。
仙台で通い慣れている、「中華そば 卍」の麺を思い出した。
P1010002_6

味もまたB級グルメの名に相応しいものだった。
死ぬほどうまいわけではないが、普通においしく食べられる味だ。
何といっても値段が安いのだから、贅沢を求めてはいけない。

新潟~三条~長岡と、
ダラダラ仕事をやりながら南下して、
夜は、「すき家」でねぎ玉牛丼を食べた。
昨日の健康的な十割そばから打って変わって、
今日はジャンクな食事を摂った。

食後、地図を眺めながら、桂温泉へ。
駐車場の街灯に夥しい数の小さな羽虫が舞っていた。
街灯の向こうの空が見えないほどの数だった。
これだけの虫を見たのは、北海道・北部の美深以来だ。
街灯のすぐ下に、白の軽トラが停まっていて、
白は光を反射するからだろうか、
軽トラの前面にもびっしり羽虫が集まっていた。

桂温泉は、先の新潟中越地震で被災し、閉鎖していたという。
そういえば、長岡あたりは被害のいちばんひどかった地域だ。
ところが去年の10月に、見事に再建を果たし、営業を再開した。
たくましいものである。

料金は500円で、内湯は熱い湯とぬるい湯の2つがあり、
露天風呂もあった(冬季には閉鎖されるようだ)。
泉質は単純温泉で、薄く茶系に濁っている風に見えた。
お湯に浸かっている分にはそうでもないのだが、
湯口から新鮮なお湯を掬って、ひと口飲んでみようとすると、
硫黄の香りがすぅっと入ってきて、鼻を驚かせた。

日本一周を再開してからというもの、
どうも温泉を感じる感度が高まっている気がする。
入っていると本当に体が溶けていくかのような
気持ちよさを感じることが多くなった。
初日に入った大森温泉しかり、この桂温泉もしかりである。
心底から脱力するのだ。

最後に熱い湯に少し入ったのだが、
あとから湯船に入ってきた少年に
「熱いですね」
おもむろに声を掛けられた。
「どちらからきたんですか?」と。

陰毛の生え方を見るに、12,3歳くらい、
たぶん中学1年生だろう。
「熱いねぇ、俺は仙台から来たんだよ」と言った。
額の真ん中にある大きなホクロが印象的だった。

彼は仙台がどこにあるのか、いまいちよく分かっていないようだった。
「新潟の右に福島があるよね、その上が宮城県、仙台」と教えてやった。
「何か名物はありますか?」と聞いてきたので、
「う~ん、牛タン」と答えると、
その答えを聞くか聞かないかのうちに彼は湯船を出て、頭を洗いに行った。

不思議な少年だと思った。
どうして俺がよそ者だと分かったのだろう?
「どちらから?」と聞いてきたからには、地元民ではないと踏んだのだろう。
いったい何故・・
そんなに変わった風貌をしているわけでもないのに。

だいぶ昔に、龍狼伝とかいうマンガで、
額の真ん中にホクロのある人間は、
天賦の才を持つとかナントカという話を読んだことがあるが、
もしかすると彼にも何かの力が備わっているのだろうか…。
湯船に浸かりながら、バカな妄想を展開した。

しかし、当たり前だが、それは単なる妄想に過ぎなかった。

湯船から上がって、体を拭いていると、
少年がまた熱い湯に入った。
そして、湯船で一緒になったおじさんに
「どちらから?」とまた聞いていたのだ。
何のことはない、会う人、会う人に
このように聞いて周っているらしいのだ。
この少年は、こんな感じで、
「温泉で見知らぬ土地の人と会話をする」という、
ちょっと大人ぶったコミュニケーションを取ってみたかったのかもしれない。
よく見たら、額のホクロも擦りむいて出来たみたいな、単なるかさぶただった。
僕はひとり、心の中で苦笑した。

脱衣所で、もうひとつ奇妙な体験をした。
トランクス一丁で汗の引くのを待っていると、
浴室のドアが勢い良くガラっと開き、
その瞬間、
「もう恋なんてしないなんてぇ~言わないよぜぇったい~♪」と
しわがれた大きな歌声が耳に飛び込んできた。
言わずと知れた槇原敬之のヒット曲である。
驚いて振り返ると、頭髪の薄い、
70過ぎくらいのじいさんがそこに立っていた。

洗面台に腰掛け、ドライヤーに手を伸ばしたじいさんは、
「チャーチャーチャーララチャラッチャー♪」と気分良さげに間奏を歌っている。
そうして、続けて2番を歌い始めた。
しわがれた声で高らかに、若干演歌調の槇原を放歌している。
脱衣所全体に響き渡るほどの大声である。
従業員さんが注意しにくるのではないかと、
こちらがハラハラしてしまった。

「いったいなんなんだ、このじいさんは…」
僕はあっけに取られていた。
何となく恐いので、目を合わせないようにしながら着替えを続けつつ、
耳だけはしっかりとじいさんの歌声を注聴していた。

よどみなく2番を歌い続けるじいさん。
しかも俺の知る限り、歌詞も間違えてない。
これはよほど聴き込み、歌い込んだんだろう。
しかし、なぜに70過ぎと思しきじいさんが槇原を…?

「ほんとうにぃ~ほんとうにぃ~きみがだいすきだぁた~からぁ~♪」

じいさんが、「もう恋なんてしない」を完唱したあたりで、
僕は逃げるようにしてそそくさと脱衣所を出たから、
その後、爺さんが何を歌ったのかは知らない。

だが、とにかく薄い白髪に痩せたご老体に、
槇原の歌はおもいっきしミスマッチだった。
本人はいたって幸せそうだったし、
面白かったから、それはそれで良いんだけど。

まぁ、あんな明るいじいさんがいるなら、
これからの中越もきっと安心だろう。

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2006年9月 8日 (金)

9/7 日本一周63日目(喜多方~月岡温泉~新潟)

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☆今日の概要☆

・大塩裏磐梯温泉「米澤屋」(通算380湯目)
・夢の十割そば 「そば処 下の家」
・新潟・月岡温泉「美人の泉」(381湯目)

★本日の走行キロ 150キロくらい(たぶん)


☆今日のイチオシ☆

・「そば処 下の家」
・月岡温泉「美人の湯」




☆今日の概要☆

今、新潟市の「ホテル イタリア軒」の一室にいます。
けっこう歴史のありそうな大きなホテル。
ホントに5500円でいいのかな…。
いつもどおり楽天トラベルで予約したんだけど、やっぱりいいね。
チェックアウトは正午だというから、ゆっくり出来る。
まぁそこまでいるつもりもないけど。


目覚めたのは、何と10時半。
車中泊で朝寝坊するのは初めてかも。
自分では気付かなくても、
仕事とか旅の準備とかで相当疲れてたんだろうな。

朝風呂は、大塩裏磐梯温泉。
喜多方から10キロと離れてない。
こんなに近場だったとは意外。
喜多方へは何度となく通っているくせに、
この温泉はまだ入ったことがなかった。
裏磐梯あたりは、中ノ沢、沼尻など、
良い温泉が点在していて、
なかなか全てを入りきれない。

訪れたのは「米澤屋」。
「日本秘湯を守る会」の会員でもある。
料金は500円。

こじんまりとした木風呂の内湯が塩分の強い温泉で満たされていた。
P1010001_7
源泉は45.8℃だが、入った感じは40℃くらいで少しぬるめ。
無色透明で無臭の温泉。
泉質的には「ナトリウム-塩化物強塩泉」だ。
木のぬくもりが優しく感じられる、良い温泉だった。
露天風呂はないが、内湯派の僕としてはこれで大満足。


せっかく喜多方にいるけれども、
2日続けてのラーメンは避けることに決めた。
いつでも来れるっちゃあ来れるし、
(だだっ広い北海道を巡った今、もはや喜多方は「近場」である)
これからの長旅、ちっとは体のことも考えねばならん。
それに、何となく体が「おいしいお蕎麦を食べたい」と訴えている。

国道459号線を喜多方に向かって降りていくと、
妙に興味をそそられる蕎麦屋の幟が立っていた。
「夢の十割そば そば処 下の家」と書かれていた。
お店は国道から一本細い道を入ったところにあった。
お店というより、民家である。
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民家の玄関に「そば処」の暖簾こそ下がっているが、
どう見ても民家であり、入るのをちょっと躊躇った。
「中川流そば道場」などの看板もあって、
もしかするとここはお店というより、
そば打ち体験場なのではないかと思った。
不安な気持ちのまま玄関に入り、
「ごめんくださ~い」と声を掛けてみた。

「はーい」という返事のあとで出てきたのは、作務衣姿のおじさん。
「あの、お蕎麦屋さんはこちらで良いんですよね…?」
「はいそうです、こちらへどうぞ」

そうして通されたのは、やっぱり民家の一室だった。
田舎のおじいちゃん家をイメージしてもらえれば、ほぼ間違いない。
先祖代々の写真とか、もらった賞状とかが壁に飾られてあった。

メニューは「盛りそば」(1050円)のみ。
「地そば100%自家製粉。
 粉挽きたて、打ちたて、ゆでたての「三たて」、
 つなぎなしの十割そば」であるらしい。

しばらくして、「夢の十割そば」が運ばれてきた。
「十割そば」というと、黒っぽくボソボソして硬い、
というイメージがあったが、
ここのそばは、普通のそばのように明るいグレーで、
食感もちょうど良いコシの強さだった。
マイルドな味わいでモチモチ感もあった。
太さが一定でないところが、手打ちの風情を感じさせた。
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「他の十割そばとはちょっと違うでしょう?」
作業を終えたおじさんが話しかけてきた。
「ええ、十割、というと硬いそばっていうイメージがあったんですが、
 こちらのおそばは柔らかいというか、コシがありますね」

「そうでしょう、そうでしょう」とおじさんは笑って
テーブルの脇に腰を下ろした。
よく見ると、屈斜路湖畔「コタン湯」の
湯守のおじさんにそっくりだ。
「十割そばが大抵硬いのは、
使っちゃいけない部分まで粉を使うからなんです」と言って、
それから「夢の十割そば」に到達するまでの
いろいろな試行錯誤を語って聞かせてくれた。

僕はそば好きだが、作り方や道具の名称などには恐ろしく暗い。
情けなくもおじさんの熱意に 全く相応しくない聞き手で、内心恐縮したが、
それでも僕なりに懸命に聞いた。
分かる範囲で相槌を打ったり、こちらから質問したりした。

屈斜路の「コタン湯」のおじさんといい、
この店のおじさんといい、
こういう風貌の人は、何かこだわりを持って、
一つ事を追求している人が多いようだ。
目を輝かせて、何十年も向き合ってきた 「そば」について話している。
少年がそのまま初老のおっちゃんになったという感じ。
かっこいいな、と思った。

そばは本当に、十割とは信じられないほどに柔らかく、
自然に体に入ってくる感じで、おいしかった。
素材が良い分、値段の割に量が少なめなので、
あっという間に食べ終わってしまった。

おかわりをしていく人も多く、
いちばん食べた人では男性で10枚、女性で8枚の人がいたという。
さすがにそこまでは食べれないけれども
(いや、お金に糸目をつけなければあるいはイケたかもしれないが)
おいしかったので、もう一枚頼んだ。

そば湯も独特だった。
普通、そば湯は白く濁っているが、
ここのはほとんど透明だった。
そしてとろみがあった。
そば湯を全部飲み干したのは初めてだった。

そばに二千円も掛けたのも、これが初めて。
今まで食べたそばの中ではいちばんおいしかったかも。
そば好きの南半球を連れて、もう一度来てみたい、と思った。

帰り際、
「こだわりを持った方のおそばを食べられて幸せでした。
 とてもおいしかったです。
 ごちそうさまでした」
と頭を下げて、店を出た。

おじさんはお店にいないことも多いようで、
「今度来る時は、前もって電話で確認してね。
 無駄足になっちゃうこともあるから」
と言った。


良いそばを食べれて大満足の僕は、国道49号線に乗り、
会津坂下、西会津と通り過ぎ、新潟に向かった。

とろみのあるそば湯を飲んだせいだろうか、
喉の調子が良いような気がした。
気分もいいので、
小沢健二や小田和正、飛鳥や槇原とか歌いながら車を走らせた。

小田和正は声が高すぎる。
歌える歌がほとんどない。
何とか歌えるのは、
「My Home Town」と「秋の気配」(自己ベストVer.)くらい。
大抵の曲において、惜しいところで声が出ない。
悔しいなぁ。
あの人、すんごい気持ち良さそうに高音響かせてて、
俺もあんなふうに歌えたらなぁっていつも思う。


それまでずっと天気が良かったのに、
新潟への県境を越えた途端に雨が降り出した。
雨脚は西へ行くほど強くなり、ついに雷まで鳴り出した。
夕方5時頃が雷のピークだった。
まるで間近でカメラのフラッシュでも焚かれたみたいに、
白紫に空が明るくなり、その都度、雷音が激しく轟いた。
曇天の空にヒビが入ったみたいに稲光が走るのを何度も目撃した。
月岡温泉に着いても、雨脚は強いままだった。
急いで車を降り、共同浴場「美人の泉」の軒先に駆け込んだ。

入浴料金は500円。
あいにく5千円札しかなく自動券売機では使えなかった。
道場六三郎似の受付のおじさんに両替をお願いすると、
「あちゃ~細かいのはないかい?」と困り顔をした。
小銭を探ってみたが、やっぱり473円しかなかった。
「無いんじゃあしょうがないよね、それでいいよ」
とおじさんは言ってくれた。
「うわぁ、すいません!ありがとーございます!」
お言葉に甘えて、中に入った。
こういう緩さは本当に心がホッとする。

何でも月岡温泉は、硫化水素の含有量が日本一らしい。
浴室に入ると、強烈な硫黄臭がした。
小さな内湯がひとつで、露天は無いが、
共同浴場でありながら、シャワーやシャンプーなども完備。
充実していると思った。

湯船の色が圧巻である。
まるでバスクリンを入れたようなグリーン色。
硫黄の温泉は普通、白濁するものが多いが、
硫化水素イオンが多いと、このように緑色になるらしい。

このようなグリーン色の温泉は、
過去にも何度か入ったことがある。
同じ新潟の咲花温泉の硫黄泉も確か似たような色の温泉だった。
それから、岩手の国見温泉もグリーン色だった。
ただ、国見温泉の方はもっと明るい色をしていた。
エメラルドグリーンと呼ぶに相応しく、温泉の不思議を感じた。

月岡温泉に話を戻す。
泉質は「含硫黄・ナトリウム-塩化物泉」。
ひと口飲んでみると、塩を付けたゆで卵の味がした。
共同浴場の割にはやさしい湯温。
40℃か41℃くらいだと思う。
源泉の泉温は、51℃らしい。

昨今、美人の湯と呼ばれて人気のある月岡温泉。
一見の価値ならぬ「一湯の価値」はあると思った。
泉質的にも確かに美肌の湯だし、
何より、グリーン色の温泉は入っていて心を弾ませるものがある。

さて、明日こそは新潟市内で、ローカルフード「イタリアン」を食べるつもり。
越後湯沢付近の道の駅に車中泊をしようと思っている。

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2006年9月 6日 (水)

9/6 日本一周再開!(通算62日目)

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☆今日の概要☆

・喜多方ラーメン「坂内食堂」(ネギチャーシュー)
・熱塩加納村・大森温泉「夢の森」(通算379湯目)

★本日の走行キロ 168キロ(ホントは218キロ…orz)

☆今日のイチオシ☆

「坂内食堂」

☆今日の概要☆

旅の再開は、スッキリとは行かなかった。
仙台・長町モールで母と別れ、
「満を持して出発だ!」と勢い込み、
気持ちよく20キロほど進んだところで、
リュックを忘れたのを思い出してしまった…。

あれがないと、大変なのだ・・。
ホテルには、わんさか荷物を抱えて入るから、
リュックがないとどうしようもない。
値段も張りそうだから現地調達というわけにも行かないし…。
結局、すごすごとアパートに戻った。
戻ってから気が付いたが、
リュックばかりか、温泉マップまで忘れていた…全然ダメじゃん。

そんな訳で、本格的に仙台を出発できたのは午後1時頃。
ミニストップのソフトクリームで何とかテンションを上げ、
とりあえずは喜多方を目指した。
途中、米沢の道の駅に寄った。
山形名物の「玉こん」と、おしどり「ミルクケーキ」を買って食べた。
「玉こん」とは丸いコンニャクを醤油で煮込んで、割り箸に3つ4つくらい刺したもの。
おしどり「ミルクケーキ」は、練乳を短い定規のような形に固めたもの。
これがまたうまいんだ。

喜多方には、17時半頃に着いた。

最初に温泉に入るか、ラーメンを食べるかで迷ったが、
喜多方は朝早くから営業する代わりに閉店も早い店が多いので、
先にラーメンを食べることにした。

入った店はご存知、「坂内食堂」。
GWには100人以上の列が出来る超有名店である。
でも平日や普通の土日に来ると、そんなに混んではいない。
ここで食べるのは、もう5,6回目くらいかな。

本当は「はせ川食堂」で食べたかったのだけど、
営業が11ー15時と、全く間に合ってなかったので諦めた。

食べたのは「ネギチャーシュー」。

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ピリ辛の細ネギの下には、丼の表面を埋め尽くすチャーシュー。
その下に喜多方の太麺が隠れている。

ピリ辛のネギは初めて注文したけど、うまかった。
今後はこれが俺のスタンダードになるかも。
チャーシューはあれは何枚くらい乗ってるんだろうか。
11枚だったかな。違うかも。
とにかく多い。
麺をすべて食べ終わっても、さらにチャーシューが4枚も残っていた。
恐るべし坂内食堂。

この店で大盛を頼むと、大変なことになる。
まず、完食できない。
まぁ胃袋の大きさにもよるだろうけど。
僕は20くらいの時にチャレンジして、結局残してしまった。
せっかくのチャーシューを残すのはどうにも悔しく、
胸ポケットに偶然入ってたビニール袋にこっそり詰め込んで、
その日の宿に持ち帰ったという恥ずかしい思い出がある。
夜中に食べようと思って冷蔵庫に入れておいたのだが、
すっかり忘れて爆睡し、そのままチェックアウトしてしまった。
店にも宿にも甚だ迷惑な客である。

そんなことにならないためにも、
僕はチャーシューの普通盛をオススメする。
メニューの名称としては、チャーシューメンじゃなくて、
「肉そば」というのだけど。

食後、熱塩加納村の、大森温泉「夢の森」に入った。
いわゆる日帰り入浴施設。
すでに入湯済の「熱塩温泉」からの引湯だろうから、
「1湯」とは数えられないと思っていたが、
「大森温泉」という源泉を持っているようなので、
通算入湯数を1つ更新させておいた。

料金は300円。
無色透明の硫酸塩泉だった。
シャンプーなどの備え付けはないが、
石鹸だけはあった。

ぬるめの露天風呂がとても気持ちよかった。
僕はどちらかというと、ぬるい温泉は好きじゃないのだが、
なんかここのお湯には、とろんとろんに溶かされた。
久しぶりに完全に脱力した。
途中で眠りそうになったりして、
30分くらい浸かってたんじゃないかな。
とにかく気持ちよかった。

お風呂上りには、大広間でサイダーを飲みつつ、
入る時に受付でもらった、
「紀子さま、男児ご出産」の号外を読んだ。

出発に手間取ったので、
今日は予定よりもだいぶ手前、
喜多方の道の駅で車中泊です。
まぁこれでも168キロ走ったんだし、
(アパートとの往復を合わせると218キロ)
これはこれで良いだろう。
明日ゆっくり新潟入りして、市内に泊まろう。

っていうか明日の雨は大丈夫かなぁ。
国道49号って、確か連続降水量が一定値を越えると
通行止めになるんじゃなかったっけかな。

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2006年9月 5日 (火)

出発前夜

再出発前夜。
どれだけ慎重に準備をしても、
重大な忘れ物をして行きそうな気がする・・・。
大丈夫かなぁ。
まぁ最低、お金とコンタクトレンズと保険証とキャッシュカードさえ持っていけば、
とりあえずは何とかなるんだけどね。

今回は秋冬の着替えを持ったので、その分夏よりも荷物が多い。
これから南に下がり、過ぎてゆく夏を追いかける形の日本一周になるから、
夏の着替えもまだそれなりに持たなくちゃいけないし。
車内けっこう荷物であふれてますorz

明日は午前中に母と少しお茶をして、お昼頃出発する予定。
喜多方でラーメンを食べ、月岡温泉に入り、
新潟のどこかに泊まるつもり。

明後日は、新潟のローカルフードである「イタリアン」を食べて、
さらに南を目指します。

さて、それでは行ってきます!
次に仙台に戻ってくるのは・・・もしかすると2007年かも。

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2006年9月 2日 (土)

再出発の日にち決定!

再出発の日にちがほぼ決まった。
9月6日の水曜日。
月・火で仕事を片付けて、
水曜日なら朝からスッキリと出発できるだろう。

ルートはやはり、日本海側を先に行くことにした。
新潟まで出て、そこから群馬・山梨・長野と
ちょっと内陸に寄り道しつつ、
再び日本海に出て、北関西、山陰へと西進するルート。

なごみは4日にエジプトに旅立ち、
俺は6日に仙台を離れ、ひたすら西を目指す。
なんだか面白い二人だな。

明日、明後日で、
旅装を調えるつもりでいる。

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