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2006年10月30日 (月)

10/28 日本一周114日目(大津~比叡山~舞鶴)

1028 ☆今日の概要☆

・大津やまとの湯
・比叡山延暦寺

★本日の走行キロ 180キロ

☆今日のイチオシ☆

・比叡山延暦寺

☆今日の概要☆

泊まっていたのは、「道の駅・琵琶湖大橋米プラザ」。
特に危ないことはなかったのだが、
何となく、音のうるさい車やカップルなどが多く、
あまり落ち着かなかった。

そこから30分くらい南下し、「大津やまとの湯」という、
いわゆるスーパー銭湯で朝風呂に入った。
「天然温泉」だというから行ったのだが、
実際にはその場所に湧出しているわけではなく、
三重県の亀山市というところに湧き出た温泉を、
ここまで運んできているらしい。

そういうわけで、未入湯の温泉ではあるけれど、
「1湯」と数えるのはやめておいた。

無色透明のツルツルしたお湯で、
泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」。
遠くから運搬してきてなお、ここまで温泉らしさが残っているとは、
さすが成分の濃い高張性温泉だ。
湧出したての新鮮な時に入ったら、なおさら素晴らしい温泉だろう。

さて、今日はどこへ行こうかと考えた時に、
なんとなく「叡山、叡山」と心に強く響くので、
比叡山に行ってみることにした。

大津からはそう遠くない。
10キロくらい車を走らせ、
比叡山ドライブウェイという有料道路を通って、
(料金は高い。往復で1600円強も取られてびっくりした)
30分も掛からずに着いた。

伝教大師・最澄が建立した、
天台宗の総本山、比叡山延暦寺。

弘法大師・空海と時を同じくして唐に渡り、
仏教を修めて帰国、
空海は真言宗、最澄は天台宗を設立した。

空海さんに比して、最澄さんというのは、
どうも目立たない人だと思う。
「伝教大師」という名称も、
「弘法大師」と比べると、あまり有名でない気がする。

しかしながら、この比叡山では、
後の鎌倉仏教を栄えさせた開祖たちが幾人も修行したのだという。
浄土教の法然、浄土真宗の親鸞、臨済宗の栄西、
曹洞宗の道元、それから、一遍、日蓮などなど、
名だたる宗教家をたくさん輩出した。
浄土教の大本、恵心僧都(源信)もここを出た。
そんな事実は初めて知った。

叡山というと、最澄が立てて、
信長にこっぴどく焼き討ちにされたというくらいの
浅い知識しか持ち合わせていなかった。

入山料550円を払い、中に入る。
参道を登る間、道の両脇に設置された、
最澄の人生をたどった掲示板をひとつひとつ、
立ち止まってはつぶさに読みながら歩いた。

大講堂というところにたどり着き、
何となく空気が精妙なことに気がついた。
Img_2406
伝わってくる波動が細やかで優しい気がした。
何もかも、澄んでいると思った。
そういえば、最澄は、「最も澄む」と書く。
僕の勘もあながち間違ってないかもしれない。

大講堂の傍らにある「世界平和の梵鐘」を、
参拝客が順に打ち響かせるが、やかましさは感じず、
かえってひとつ打たれるごとに
心の深い部分へと入っていけそうな気がした。

大講堂に入り、中を仰ぎ見ると、
叡山ゆかりの数多の僧たちの肖像画が飾られていた。
先ほど列挙した鎌倉仏教諸氏の他、
桓武天皇、聖徳太子、それから、
最澄が中国で師事したお坊さんたちの肖像画もあった。

ちなみに「延暦」というのは奈良時代の年号だが、
比叡山は後に桓武天皇から「延暦」の名を使うことを許され、
それまで比叡山寺と称していたのを、延暦寺と改めたらしい。

また、延暦寺という寺院は、実は存在せず、
比叡山中のたくさんのお寺を総称して、
「延暦寺」と呼ぶらしい。
どっかのツアー客にちゃっかり混じって、
お坊さんの説明を聞いて学んだ知識である。

大講堂では、世界平和を祈念する護摩木が
300円で売っていたので、僕も参加した。

しかし、比叡山中の、この空気の気持ちよさはどうだ。
まるで温泉に入っているような心地よさだ。
目には見えない何かのきれいなエネルギーが満ちているのは、
間違いない、と思った。

国宝の「根本中堂」に行った。
Img_2407 Img_2412
最澄が自ら彫ったといういくつかの仏像を安置し、
開山以来の不滅の灯明が、今なお大切に灯されている。
現在の建物は、徳川の3代将軍、家光によるものらしい。
ここもまた素晴らしい雰囲気だった。

本堂の中は撮影禁止で、残念ながら
画像でその雰囲気を伝えることは出来ないのだが、
燈明が何ヶ所か燈っただけのほの暗さの中で、
いくつかの小さな仏像が安置されていた。
非常に静かで落ち着いた雰囲気だった。
燈明や仏像が参拝客と同じ目の高さにあることの意味は、
仏も人もみな同じ、ということの表れらしい。

そのせいかどうか、僕はここでも非常な安心感を得た。
気品はあるが、厳かではない。
こちらを突き放すのではなく、
迎え入れてくれるような雰囲気を感じた。
もし許されるなら、
その本堂の中に布団を敷いて、一晩眠ってみたいとさえ思った。

それまで全く眼中になかったにもかかわらず、
さて、今日はどこに行こうかと思ったときに、
「叡山、叡山」と胸に響いてきた訳が分かった気がした。

根本中堂の後は、
文殊堂、阿弥陀堂と歩いた。
Img_2409 Img_2415
文殊堂は2階に上がることが出来るが、
古いお城の階段もかくやと思わせるほどの急階段。
あまりに急すぎて、手すりを使わずには上れない。

「比叡山そば」というのを食べた。
Img_2413
まぁ普通のおそばなんだけど、
久しぶりに温かいそばを食べた。

また、売店で「くず餅」も食べた。
Img_2414

梅の酸味とはちみつの甘さが混在したタレで食べるのだが、
のんびりした気持ちでゆっくり食べた。
うまかった。

比叡山には、根本中堂のある東塔の他、
少し離れた場所に西塔、さらに離れて横川という地区もあり、
一日ですべて見るにはかなり厳しい。

僕は大講堂、根本中堂と眺めただけで、
大いに満足し、叡山を出た。
それでも3時間くらい、叡山に佇んだ。

叡山参拝の後は、少しだけ京都に立ち寄り、
祇園のあたりのあまりの人の多さにたじろぎ、
まるで逃げるようにして京都の山中を北へ走った。

北京都の舞鶴というところまで来て車に泊まった。
「道の駅・とれとれセンター」というところである。


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コメント

myimyiさん、コメントありがとうございます☆
昨日、久美浜・湯元館行ってきました~
すばらしい温泉でしたね。
広くて気持ちいい露天風呂に、
温まる内湯、新鮮なお湯でとてもよかったです。
旅館の雰囲気とかも僕好みで、
さすがは温泉の先輩、
myimyiさんだなぁと思いました(^o^)

投稿: はむれっと | 2006年11月 1日 (水) 09時45分

舞鶴まで来ているのだったら、
久美浜の温泉も良いですよ~
久美浜温泉 ・ 湯元館
城崎へ向かわれると思いますので
そちらへ向かう途中を少し寄り道して~

投稿: myimyi | 2006年10月30日 (月) 13時11分

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