« 11/9 日本一周126日目(高松~鳴門) | トップページ | 11/11(土) 日本一周128日目(徳島) »

2006年11月18日 (土)

11/10(金) 日本一周127日目(鳴門~徳島)

1110_1 ☆今日の概要☆

・体調を崩す
・鴨島温泉「鴨の湯」(通算445湯目)
・八倉比女神社
・四国遍路一番札所・霊山寺
・ビジネスホテル清風荘

★本日の走行キロ 58キロ

☆今日のイチオシ☆

・鴨島温泉「鴨の湯」
・霊山寺

☆今日の詳細☆

朝から体調が優れなかった。
車中泊が寒かったのか、
昨日、徳島ラーメン「東大」に並んでいる時に
体が冷えたのか、とにかく風邪を引いた。
目覚めてから何度もトイレに篭った。

しかし風邪にしては妙だ。
自分は喉が悪いから、風邪を引けばまず最初に喉に来るはずなのにそれがない。
また、鼻炎持ちだから鼻も必ず詰まるのに、そんなこともない。
症状としてあるのは、
寒気と、熱っぽいようなフラフラ感、そして腹痛。

体を温めれば治るかなと思って、
鴨島温泉「鴨の湯」に行き、サウナと温泉に入った。
体はやっぱり冷えていたかもしれない。
サウナがとても気持ちよく、
15分くらい入って汗を流した。
「鴨の湯」の泉質は
「ナトリウム・マグネシウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性低温泉)」で、
ちょっと白黄に濁ったような色をしていた。
町営の温泉で、値段も450円と安価。
岩の露天風呂もあった。

温泉から上がっても、体調は芳しくなく、
「鴨の湯」の駐車場で2時間くらい眠った。
睡眠不足気味だったのかもしれない。
目覚めて少し楽になった。
やはり寝るのがいちばんの回復法だ。

だが、食欲は無く、
昼はカロリーメイトだけで済ませた。

仕事をするのは億劫だったが、
やらないわけにも行かないので頑張ってやって、
それから、
高松の大黒さまに教えてもらった
八倉比売神社に行ってみた。
ここは何でも卑弥呼の墓だという噂があるらしい。
邪馬台国には阿波説もあるようだ。
詳しくは知らない。

ひっそりとして目立たない神社だった。
訪れる人が少なそうで、寂れた雰囲気だった。
Img_2786
人気のない森や山に来ると僕はいつでも不安になる。
恐ろしいものがいっぱいいるからだ。
クマ、ハチ、ヘビ…。
特にクマなんかに出くわしたら、
俺は多分気絶してしまうだろうな。
それか、ダメって分かってても
走って逃げてしまいそうだ。
拳銃でも持たない限り、悠々と山を歩くことなんて出来ない。

恐る恐る、長く延びた石段を登っていく。
体調は芳しくなく、
何となくの寒気とフラフラ感が続いていた。
石段は200段近くあって、だいぶ堪えた。

最後の石段を登り終えようとした時、
石段の右に生えている木の幹から、
パチパチとかペキペキとか、
まるで焚き火やキャンプファイヤーで火が爆ぜるような音が鳴っているのに気が付いた。
振り返ってみると、
何と幹に出来た穴の周りに夥しい数のハチが止まっているではないか!
オレンジ色の濃いハチで、体はさほどに大きくないが、
ミツバチよりは凶暴そうだ。
あの数からすると、巣は相当大きいだろう。

少し離れたところから眺めて、身震いした。
望遠レンズを伸ばして写真に収めようかとも思ったが、
フラッシュの光が彼らの防衛本能を刺激するかもしれないと思ってやめた。

帰りはどうすればいいんだ。
石段の逆端を通ったって、巣から3メートルくらいの至近距離なのに…。
これだから森とか山は恐ろしい。
どこに何があるか分からない。
今だってひとつ間違えて逆側を歩いていたら、大量のハチに襲撃されていた。
毎年、スズメバチの被害にあって亡くなる人がいるけど、
恐らくこんな風に、大きな巣があるのに気づかずに近づいて、
やられてしまうんだろうな。
気が付いてたら絶対近づかないもの。
ホントに、自然は恐ろしい。

神社もやはり古びていた。
Img_2785
とりあえずお参り。
賽銭に13円出した。

卑弥呼のお墓を探した。
神社の右に回るとお稲荷さんがあって、
そのすぐ脇に神社の奥へ続いている道があった。
小高い丘を登るような道で、
その道を上りきったところに、それらしき祠があった。

70センチくらいの高さの石垣の上にちょこんと祠が乗っかっていて、
石垣は5角形を形成しているように見えた。
Img_2782 Img_2783
後からちょっと調べたら、この小高い丘は古墳だったらしい。

神聖というか荘厳な雰囲気を感じた。
威厳と言ったら良いのか。
深い祈りを捧げてディクシャをし、
写真を撮らせていただいた。

帰りは試練だった。
巣があると分かっていながら近づくのは気が滅入った。
恐る恐る、巣から一番遠いところを下りていく。
非常に緊張した。
巣の様子を注視しながら一段一段、おとなしく降りた。
と、その時、
巣穴の近くに止まっていた一匹が僕に向かって猛然と飛んできた!
こいつは明らかに巣の門番だ。
俺を威嚇しに来たのだ。
これ以上巣に近づけば、こいつは何か伝達物質を放出し、
仲間に敵の襲来を告げることだろう。
そうなったら最後、僕は文字通り蜂の巣にされる。
矢も盾も堪らず、一目散で石段を駆け下りた。
「巣から遠く離れてくんだから、
奴らもきっと追っては来ないだろう」
そう信じながら、半ば狂乱状態で走り降り、
すばやく車に乗り込んだ。
何とか事なきを得た。

卑弥呼の墓の有難さよりも、
ハチの脅威の方が何倍も凄かった。
情けない話である。

四国八十八ヶ所巡りのスタート寺、
一番札所の霊山寺にも行ってみた。
お遍路は、ウチの死んだじいちゃんが50いくつだかの時に達成した。
恐らく、今僕が見ている山門を
じいちゃんも同じように見上げたのだ。
Img_2787 Img_2791 Img_2790
僕はじいちゃん子で、小さい頃は、
じいちゃんが木魚をポクポク叩きながらご詠歌上げるのを聴き、
じいちゃんが終わった後で僕も真似をして、
テキトーに木魚を打ち鳴らしたことが度々あった。
そんな訳で、意味も何も全く知らないけれど、
「おん、さんまや、さとばん」とか、
「おん あぼきゃあべえろしゃのう」ナンチャラとか、うろ覚えに知ってはいた。
今になって前者が、僕の守り本尊である普賢菩薩、
後者が光明真言だと知った。
それを唱えると何がどうなるのかっていうのはよく分からないけど。

じいちゃんがお遍路をやったというのは、
小さい頃からよく聞かされた話で、
何となく、自分もいずれはやるのだろうと思いながら生きてきた。
でも、今日こうして霊山寺の門前に立ってみると、
まだその覚悟も準備も、何にも整っていないことが分かった。
僕にはまだお遍路をやる資格が無い。
今回の日本一周であわよくばお遍路もやってしまおうと、
軽々しく考えていたが、やめた。
お遍路はお遍路で、またそれに集中してやる方が良い。
そうして出来るなら、歩いて達成したい。

霊山寺の山門をくぐる頃には
体はだいぶ重く、寒気、フラフラ感ともきつくなっていた。
山門を入って右手の方にある大師堂に行ってみると、
白装束を着たお遍路さんが幾人も、般若心経を詠唱していた。
Img_2788
目を閉じて耳を傾けると、みなが別個に唱える心経が、
ぼうっとした頭をさらに朦朧とさせて、不思議な気分になった。
まるで夢の中で般若心経が鳴り響いているような感じを覚えた。
耳を傾けつつ、僕もお堂に向かってディクシャをした。

その後、本殿に参り、
Img_2789 Img_2791_1
本殿内右手にある売店でお遍路グッズを眺めた。
Img_2790_1
白装束、菅笠、納経帖、杖、バッグなど、
真っ当に一通り揃えると、約3万5千円掛かるらしい。
お遍路をやり遂げる平均費用はだいたい50万円くらいのようだ。
売店にあったお遍路ガイドにそんなことが書いてあった。

真言(?)の刻まれた杖が、
どうも堺正章が「西遊記」で振り回していた如意棒に見えてきて、
無性に欲しい気持ちに駆られたが、何とか抑えた。
今買ったところで、何にも使えない。

漂うお香の匂いを感じながら、
何となく立ち去るのが名残惜しかった。
やはりいずれは自分もお遍路をやる運命なのだろうか。

夜は早々に和風のビジネスホテルに入り、
食事もそこそこにとにかく眠った。
お腹の調子は次第に悪くなって、
睡眠中も何度か起きてトイレに行ったりした。


« 11/9 日本一周126日目(高松~鳴門) | トップページ | 11/11(土) 日本一周128日目(徳島) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/119384/4228629

この記事へのトラックバック一覧です: 11/10(金) 日本一周127日目(鳴門~徳島):

« 11/9 日本一周126日目(高松~鳴門) | トップページ | 11/11(土) 日本一周128日目(徳島) »