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2006年11月18日 (土)

11/14(火) 日本一周131日目(日和佐~高知)

1114_1 ☆今日の概要☆

・四国23番札所、医王山薬王寺
・千羽温泉「ホテル千羽」(通算446湯目)
・室戸岬
・テンテンさんと会う
・ひろめ市場
・テンテンさんち泊

★本日の走行キロ 178キロ

☆今日のオススメ☆

・薬王寺
・千羽温泉「ホテル千羽」
・室戸岬
・ひろめ市場

☆今日の詳細☆

お昼まで道の駅・日和佐でお仕事。
それから、すぐそこにある薬王寺に参詣した。
昨晩、重厚な雰囲気の山門に心を惹かれたのだ。
お遍路の23番札所にもなっている。
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女厄坂、男厄坂と呼ばれる階段があり、
厄年の男女が一段ごとに1円を置いていくと
厄を逃れられるという言い伝えがあるそうだ。
女厄坂が33段、男厄坂が42段ある。
司馬遼太郎の文学碑がそのことについて説明していた。
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幾人かのお遍路さんに混じって、僕も本堂にお参りした。
目を閉じてエネルギーを感じようとしたり、こちらから送ろうと試みたりした。
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「医王山薬王寺」というくらいだから、
お薬師さんの霊験あらたかなのであろう。
いつまで経っても治る気配のないお腹のことを、お願いした。
「今晩から高知入りします。
 高知には友達が2人もいて、きっとおいしいお食事が待っています。
 今のお腹の調子ではどうしたって思い切り楽しむことは出来ません。
 ですから、お願いします。お腹の痛みを治してください」
そんな感じで気持ちを込めてお祈りしてみた。
すると、不思議なことにこの日の晩から、
薬を飲まなくてもお腹が復活した。
お薬師さんは何と僕のことを目に掛けてくれているらしい。
有難い話である。

瑜祇塔(ゆぎとう)と呼ばれる、比較的新しそうな塔が
本堂のひとつ高台に聳えていた。
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そこでは長野・善光寺のような「戒壇巡り」が楽しめた。
もっとも善光寺ほどの規模ではないけれど、
完全に真暗闇になる瞬間もあって、
ひとりで先へ進むには少し勇気が必要だった。

参詣の後、道の駅・日和佐の国道を挟んですぐ向かいにある、
千羽温泉「ホテル千羽」に入った。
弘法大師が発見したという伝説のある温泉。
入浴料は500円だった。
温泉本には正午から入湯可と書かれてあったが、
実際に行ってみると13時からと掲示されていた。
入り口で呆然としていると、
「少しぬるいけど、それでもいいなら入れますよ」と言われた。

浴室はかなり硫黄臭が強く、久々の感覚にワクワクした。
お湯はほんのわずかに濁っていた。
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「流化水素泉」という掲示があったが「硫化水素泉」の誤植だろう。
全くぬるいとは思わなかった。
41,2度のとてもちょうど良いお湯。
ライオン顔の湯口から出ている冷水が、恐らく源泉なのだろう。
それをどこかで加熱してお風呂に流しているのだ。
効きそうな硫黄の香りが良かった。
小さいながらも露天風呂があり、こちらも源泉がしっかりしていた。
湯温が低いので加温はしているだろうが、
これだけ泉質がしっかりしているなら、
大抵の温泉好きは満足するのではないか。
僕としても思い出深い入湯になった。

ホテルの食堂で、きつねうどんを食べた。
色の薄いうどんつゆは、ダシがしっかりしていて、おいしかった。
ホテルのうどんでさえこうなのだから、
讃岐うどんの名店に行って、普通にうどんを食べたら、
きっとメチャクチャうまいのだろう。

室戸岬に着いたのは、日も落ち始めた頃。
日和佐からは81キロも離れていた。
巨大な弘法大師像が僕を迎えてくれた。
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室戸ではぜひとも訪れたい場所があった。
弘法大師が悟りを得たという洞窟だ。
ある時、お大師さんが海に向かって瞑想している時、
突如、明けの明星が口の中に飛び込んできて、
その瞬間に光明を得た(悟った)、という話を聞いたことがあるのだ。

洞窟は2つあった。
右が神明宮、左が五所神社という。
少し離れて、洞窟のある岩場を眺めると
何となくがらんとして、
距離感がうまく掴めないような、目が回りそうな心地になった。
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インドで何も感じなかった僕も、
ここにくれば何か感じられるかもと思って来たのだが、やはり何もなかった。

すぐ近くの社務所(と言っていいのかどうか分からないが)のおばあさんに、
どちらの洞窟で弘法大師が悟りを得たのか聞いてみた。
「一応は右の神明宮で、と答えているんですが、
 室戸は風も波も荒くて、
 お大師さんが修行された頃より、今はだいぶ岩場が削られていますし、
 他にも何個も洞窟があったみたいなので、
 実際にはよく分からないんですよ」
という話だった。

空海の時代には、岩場はもっと海に迫っていて、
その分、洞窟も長かったと考えられるらしい。
ともかく、この付近で悟ったことには間違いないのだろう。

しかし、突如として明けの明星が口に飛び込んできて悟ったいうことからすると、
やはり悟りというのは自力ではなく、他力によって与えられるものなのだろうか。
それとも自力で追い求めて追い求めて、それでも叶わぬと力尽きかけた時、
ようやく他力の光が訪れるのだろうか。
それはそれで、意地が悪いような気がするが・・・。



こちらが右の洞窟、神明宮。
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右の洞窟より、左の方が奥行きがある。
神社のように祀られているところまではあっさり到達するが、
その奥にはまだまだ暗闇が続いていそう。
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そして洞窟の中では「キキキキッ」という声がたくさんこだましていた。
恐らくかなりの数のコウモリがいるのだと思う。

室戸岬の展望台に行ってみた。
水平線がまあるく見える、爽快なスポットだった。
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岬からⅤの字になって陸が伸びている様がはっきり見て取れた。
Ⅴの字を東に行けば阿波徳島、西へ行けば土佐高知だ。
何枚か写真を撮り、
大海原にでんでろとした夕陽が沈んでいく様を眺めることも出来た。
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夜は高知でテンテンさんと初めてお会いして、
彼女イチオシの高知市内「ひろめ市場」に連れて行ってもらった。
高知名物、カツオのタタキや
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テンテンさんお気に入りのインドカレーナンを食べたりした。
「ひろめ市場」は、要するに夜のフードコートである。
中心にテーブルが並んでいて、それを取り囲むように様々のお店がある。
カツオのタタキ屋、ラーメン屋、居酒屋、おでん屋、たこ焼き屋…、
どの店で買って食べるのも自由だ。
平日の夜だからか、いつもよりは静かだったらしい。
(それでも人は結構入ってたけど)
こういう形式は、利用する側も自由で良いだろう。
テンテンさんがイチオシするのもよく分かる。
僕もすぐに気に入った。

車中泊しようと思っていたが、
テンテンさんが「そんなんダメ、ウチに泊まっていいよ」というので、
お言葉に甘えさせていただいた。
ネットをやったり、ちょっとギターを持ってみたり、
お子さんを鼻から焼きそばのネタで笑わせたりした。
夜はリビングに布団を敷いてもらった。
病み上がりに178キロも走って相当疲れていたのだろう、
すぐに深い眠りに就いた。


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