« 10/31 日本一周117日目(朝来~城崎温泉~久美浜温泉~鳥取) | トップページ | 11/2 日本一周119日目(鳥取~岡山・美作) »

2006年11月 3日 (金)

11/1 日本一周118日目(鳥取~湯村温泉~鳥取砂丘~鳥取)

111 ☆今日の概要☆

・白兎神社(因幡の白うさぎ伝説)
・兵庫県・湯村温泉「薬師湯」(通算436湯目)
・鳥取砂丘
・鳥取温泉「日の丸温泉」(437湯目)

★本日の走行キロ 78キロ

☆今日のオススメ☆

・湯村温泉(自分で茹でる温泉たまご!)
・鳥取砂丘


☆今日の詳細☆

道の駅「神話の里・白うさぎ」に車中泊して目覚めた朝。
今朝の鳥取は気持ちよい秋晴れだった。

鳥取か。鳥取と言えば、山陰ではないか。
ずいぶん遠くまで来たものだ。
地名もほとんど馴染みのないものになってきた。
ここ数日で、丹波、但馬と経て、因幡にたどり着いたのか。
まだあまり実感が湧いていない。
ただ、慣れない地名に時折ハッとするくらいだ。

道の駅は国道9号に面し、国道のすぐ向こうは白兎海岸の海だった。
きれいな道の駅で、館内には24時間入ることが出来た。
NHKの流れるテレビがあり、暖房も効いていた。

山陰地方のエアエッジのエリアマップを入手してなかったので、
テキトーに鳥取市内に近い道の駅ということでここを選んだのだが、
周囲には特に住宅もなく、これまでの経験からすると、
絶対繋がらないだろうと思ったのに、試してみたらバリバリ繋がった。
こんな風に、すべての道の駅で使えたらいいのに。

さて、この道の駅には隣接して「白兎神社」がある。
「因幡の白うさぎ」の神話で有名な白兎を奉った神社だ。
日本一周118日目はこの神社の参拝からスタートした。
Img_2497 Img_2499
鳥居を2つくぐり、兎が体を癒したという池を眺め、
本殿を参拝。
Img_2504
二礼、二拍手、一礼とした。

朝風呂を目指す前に、腹ごしらえをした。
国道9号沿いにある「手打ちうどん ちよ志」。
Img_2508
うどんの量の選択から麺の茹で上げ、具材のトッピングまで、
すべてセルフサービスのお店だった。
Img_2506
こういうスタンスは西日本ではスタンダードなのだろうか。
村上春樹のエッセイで讃岐うどんのことを読んだ時、
たしかこんな風情だったように覚えている。
東北ではまず有り得ないスタイルなので、新鮮で楽しかった。
店員さんに「初めてなんですけど…」と聞いて、
いろいろ親切に教えてもらった。

結局、うどん(大)にキス天、なす天、
きつねをトッピングして、辛目のおつゆで食べた。
Img_2507
これで570円也。
味も良く、夢中で食べた。

湯村温泉は大きな温泉街だが、城崎ほど混雑していなかった。
ゆっくり時間が流れていそうで、好感が持てた。
(まぁ週末は混雑するのかもしれないけど)
「薬師湯」という共同浴場に入った。
Img_2509
玄関を入るとちょっとレトロで良い雰囲気。
Img_2515
番台のおばちゃんから
「湯桶持参で良いやね~」と声を掛けられた。

タイル張りで飾り気のない内湯。
湯船が2つあった。
Img_2517
大風呂の他、2,3人程度が入れる小さなものがひとつ。
入り比べてみたが、湯温は41,2度くらいで変わらなかった。
客の入りのピーク時には、小さな湯船は気泡湯として使うのかもしれない。
無色透明でクセのない温泉で、泉質は「炭酸水素塩泉」とのこと。
料金は300円で、シャワーは付くがシャンプーなどの設置はない。
脱衣所のドライヤーは100円式だった。
ドライヤーは僕は高いと思うのだが、山陰地方ではこれがスタンダードなのだろうか。

「薬師湯」のすぐ近くに、「荒湯」と呼ばれる湯村温泉の源泉があって、
98℃の熱湯がコポコポと湧き上がっている様を眺めることが出来た。
湯気がこちらに漂ってくると、かすかに硫黄が香った。
Img_2510

「荒湯」はいろいろ楽しめるスポットだ。
慈覚大師像の下に湧く源泉を、長い柄杓で掬って飲んだり、
Img_2523 Img_2531
「湯壺」で生たまごを茹でて食べることも出来る。
また、目の前を流れる鯉泳ぐ川を眺めながら
足湯に浸かるのも良いだろう。
Img_2527

3個150円の生たまごを買って茹でてみた。
「なかの湯壺」と呼ばれる場所にたまごを吊るして沈ませた。
10分くらいでちょうどいい具合に茹で上がるのだという。
Img_2518 Img_2519

ちなみに湯壺は「なかの湯壺」、「かみの湯壺」、「したの湯壺」と3種あり、
それぞれ湯温が異なるようだ。
山菜などアクの出るものは、「したの湯壺」で茹でる決まりになっていた。

茹で上がったたまごは、
僕の冷やし方が足りなかったらしく、うまく皮が剥けなかった。
買った時におばさんに「水でちゃんと冷やすと、うまく剥けるで」と言われてたのに…。
苦戦しながら何とか剥いて、塩をつけて食べた。
Img_2537
話の通り、ちょうど良い具合に黄身が半熟で、たいそうおいしかった。

湯村温泉は昨日の晩に通り過ぎ、
本当は寄らないつもりだったのだが、
思い直してみて良かった。
こんなに楽しい温泉だったとは・・。

僕はよく知らないのだが、
湯村は「夢千代日記」というドラマの舞台になったらしい。
出演者たちの銅版手形が足湯ちかくの壁面にいくつか展示されていた。

湯村から鳥取砂丘に行った。
ここも良かった。
強く印象に残った。

有料駐車場(410円)に車を止めて、砂丘への階段を上ると、
だだっ広い砂の丘が目の前に開けた。
Img_2545
「おぉっ…これは…」と思わず口にした。
初めて訪れる誰もが、きっと同じように思うのではないか。

ずっと向こうの砂丘を登っている人たちが小さな米粒ほどに見える。
近いような気もするし、遠いような気もした。
距離感がうまく掴めない。

裸足になって砂の上を歩いた。
砂浜の砂のように粒子が細かく、踏んでいて気持ちが良かった。
日光に照らされて、表面は温かかった。

向こうに盛り上がった丘までは、歩いて20分くらい掛かった。
途中で何度もカメラを構えては、砂の風景を写した。
Img_2547
登りになった途端、砂に足を取られてうまく進めなくなった。
息を切らしながら運動不足の体に鞭打ち、
丘の頂上までたどり着くと、
そこからは鳥取の海が間近に一望できた。
だだっ広い砂の丘の、そのすぐ向こうに茫漠たる日本海。
Img_2559
何という絶景だろう。
自然の作り出す景観の妙に感嘆した。

ワクワクを抑えきれず、急な勾配を走り降りた。
うまく波打ち際まで降りることが出来たが、
あとから聞いた話では、
ここでよく転倒し、肩の骨を折る人などがいるらしい。
でも、走り降りたくなる気持ちはホントよく分かる。

海は、多少波が立っていた。
Img_2571
裸足のまま波打ち際まで進み、
鳥取の海に足を洗わせてみた。
冷たいけれど、凍えるほどではない。
ほんのわずかに夏のぬるさが残っていた。

打ち寄せる波をぼうっと眺めていて、はっと目を瞠った。
何やら茶色い物体があちこちの波間を漂っているのだ。
もしかしてあれは…エチゼンクラゲ・・か?

もしや浜に打ち上げられてはいないかと思い、探してみると、やはりあった。
幅50センチくらいの、出来損ないのコンニャクみたいな物体が、
4,5個ほど打ち上げられていた。
Img_2581 Img_2587 Img_2590

デカいしグロテスクだ。
木の棒で刺してみた。
コンニャクよりは弾力があるが、
一旦突き刺さると、プルプルとした感触が伝わって貫通する。
あまり心地よい感触ではない。
何度かブスブスと刺し、気色悪くなってきたのでやめた。

その後、1メートルくらいの巨体が海に漂っているのも見た。
波打ち際にいてさえ、これだけの数が見えるのだ。
船に乗って海に出たら、どれほどの数が見えることか。
漁業に深刻な影響が出るのも無理はない。

日が落ちてきて、いつのまにか砂丘にも人が少なくなった。
僕も戻ろうと思い、先ほど降りてきた急な勾配を見上げた。
すると左のほうに、人の足跡が全く付いていないスペースを見つけた。
風に吹かれるまま砂に縞の模様が付いて、美しかった。
Img_2597
その美しい縞に、自分の名前を刻みたいと思った。
浜に残された太い木の棒を手に取り、
丘を駆け上がって、大きく「はむ」と刻んだ。

すぐに砂が落ちてきて、字が判然としない。
何度も何度も深く掘り刻んで、汗だくになった。
誰もいない砂丘の夕暮れに僕ひとり、
海風に吹かれながら、一生懸命砂地に名前を刻んでいる。
木の棒を懸命に動かしながら何故か、
この瞬間を、僕は一生忘れない、と強く思った。
なぜそんなことを思ったのか分からないけれど、
人生のうちでたびたび、こんな風に「今」という瞬間を、
リアルに強烈に感じることがあるものだ。

刻んだ名前は、勾配が急すぎて、
うまく写真に収めることが出来なかった。
もっとちゃんと場所を見定めれば良かった。
Img_2616
丘を越えて向こうの側の斜面に刻めば、
そのもっと向こうの丘からカメラをズームアップさせて写すことが出来たのに。

でも、まぁ良いや。
汗もかいて疲れたし。
再び息を切らしながら、軟らかい砂を踏みしめ、
車まで戻った。

ホテルにチェックインしたあと、
すぐ近くに「鳥取温泉」があると聞いて、出掛けた。
元湯温泉に行こうとしたが、そちらは改装中とのことなので、
「日の丸温泉」に行った。
P1010002_16
いわゆる温泉銭湯で、縦に続く洗い場の最奥に湯船がある。
このタイプの浴室にいちばん最後に浸かったのは、
カランバさんと一緒に入った石和温泉共同浴場だったかな。

茶褐色に濁ったお湯は「ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」。
湯温の高いせいもあるし、浴室に湯気が篭っていたせいもあるだろう。
強烈に温まって出た。
銭湯料金で350円。
当然ながらシャンプーなどの設置はなかった。

« 10/31 日本一周117日目(朝来~城崎温泉~久美浜温泉~鳥取) | トップページ | 11/2 日本一周119日目(鳥取~岡山・美作) »

コメント

T4さん、いつもありがとうございます☆

「豆腐ちくわ」初めて聞きました!
ゼリーフライとかはたまたま知っていただけで、別に食には詳しくないんですよ~(^_^;)
島根に行ったらぜひ食してみます。

ちなみに今後は妙なルートをたどるんです。
これから岡山、大阪と東南に戻って、
その後は四国入りします。
紅葉の旬な京都に照準を合わせつつ
四国を巡り、
島根には12月頭あたりに入ります。
出雲の「神有月」に合わせるつもりなのです(^^)

投稿: はむれっと | 2006年11月 3日 (金) 10時05分

だんだんと自分の田舎(島根)に近づいていて
懐かしく、ついコメントしたくなってしまいました。

はむさんはゼリーフライとかマニアックな食べ物に詳しいので、
もうご存じかもしれませんが、
鳥取には、「豆腐ちくわ」なるものがあります。
私は隣の県ですが、売っているところを見たことがないので、最近初めて知りました。

味はクセがないので何にでもあいそうな感じで、
鳥取のスーパーではあたりまえのように売られています。
自分はわさび醤油とかマヨネーズ醤油とかで食べたりしてました。
もしかしたらクセがなさすぎて
感想の言いにくい食べ物かもしれません・・・(^_^;)

投稿: T4 | 2006年11月 3日 (金) 02時05分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 11/1 日本一周118日目(鳥取~湯村温泉~鳥取砂丘~鳥取):

» 石和温泉の温泉街 [温泉:石和温泉の旅館を紹介します]
石和温泉の温泉街 温泉街の規模は熱海に次ぐともいわれ、宿泊施設は大小合わせて12... [続きを読む]

受信: 2006年12月15日 (金) 16時36分

« 10/31 日本一周117日目(朝来~城崎温泉~久美浜温泉~鳥取) | トップページ | 11/2 日本一周119日目(鳥取~岡山・美作) »