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2006年11月23日 (木)

11/22 日本一周139日目(宿毛~松山)

1122 ☆今日の概要☆

・愛南町・山出憩いの里温泉(通算449湯目)
・宇和島城
・道後温泉本館

★本日の走行キロ 169キロ

☆今日のオススメ☆

・山出憩いの里温泉
・宇和島城
・道後温泉本館

☆今日の詳細☆

温泉ガイドブックを眺めながら、
朝風呂に選んだのは愛媛県愛南町にある
「山出(やまいだし)憩いの里温泉」。
源泉を循環せず大切に使っているらしいところが気に入った。
宿毛市から国道56号線を西北に進み、
県道46号線を山方に入っていったところにある。

まるでお城のような外観の建物は、隣接の交流センター。
そのすぐ脇に「やまいだし温泉」と看板が出ていた。
Img_3020 Img_3021
料金は250円と安価。

変わったタイプの内湯だった。
脱衣所には浴室への扉が左右に二つあって、
それぞれが別の内湯に繋がっていた。
左の内湯の方が多少、大きめである。
まるで男女別の内湯だったものを、すべて男性に開放したような形。
変わっていると思った。

左の大きい方に入湯した。
無色透明のお湯は、かすかに硫黄の香りがした。
2つの内湯を分かつ壁に蛇口が2つ付いていて、
ひとつは恐らく加熱した源泉。
もうひとつは源泉そのままの冷泉。
それぞれ、勢い良く湯船に注がれていた。
アルカリ性の強い(パンフには10.5と記載)冷鉱泉で、
冷たい源泉に近寄ると、より強く硫黄の香りがした。

山出から宇和島へ向かう県道46号は、印象的な道だった。
いくつか小さな集落を通るのだが、
そのことごとく、田畑を石垣で囲っていて、
まるで石垣付きの棚田だと思った。
Img_3022

こんな風景は、つげ義春の絵で見たことがあって、
一度実際に眺めてみたいと思っていた。
つげさんの描いた風景がこの集落のものかどうかは分からないが、
期せずして見ることが出来てよかった。
(つげさんの本を家に忘れて、たびたび後悔している。
 通りがかった古本屋でたまに探したりするものの、なかなか置いてない。
 つげさんは、その温泉に対する価値観に大いに共感するところがあるし、
 失われゆく日本の大切な風景をたくさん絵に残していて、素晴らしい作家だ)

印象的な集落を過ぎると、途端に細い山道になった。
車がすれ違えないくらい細くて、
奥秩父あたりの林道を思い出した。
気が遠くなるくらい長く続いて挫けそうになった。
宇和島に行くなら、愛南町まで戻って、
国道を使う方が良かったかもしれない。

宇和島城に着いたのは、午後3時半。
「城山公園」という名前だった。
国道を走っていてもさっぱり
「宇和島城」の看板が出てこないので、探すのに手間取った。
「城山公園」だけでなく、ちゃんと宇和島城と表記した方が良いと思う。

お城の閉館が午後4時と聞いて、焦った。
何ぼなんでも4時半、5時までは開いてるだろうと甘く見ていたのだ。
もう時間ギリギリではないか。
城門をくぐったのが3時39分、
急いで石段を駆け上がった。
慢性的な運動不足に加え、病み上がりでは
石段ダッシュも30秒と持たなかった。
すぐにゼエゼエと息が切れだし、
マラソンやってる時みたいに喉が痛くなった。

ここまで来てお城を見れないのはあまりにも悔しい。
宇和島は地元仙台の伊達家から分家した繋がりがあるのだ。
また、現存天守12城のうちのひとつでもあるのだ。
ぜひ中に入って眺めたい。
(現存天守制覇は、いつの間にか
 自分の中で旅の目的のひとつになっている)

喉の痛みに耐えつつ本丸までのぼり、
ようやくたどり着いた。
こじんまりとした3層3階の天守閣。
外観はまるで違うが、規模としては弘前城くらいの大きさだ。
Img_30241 Img_3026

僕がこの日最後のお客さんとなった。
料金は200円。
城内の壁には、他のどのお城もそうであるように、
日本各地のお城の写真と説明を掲示していた。
Img_3023
現在の天守は、1750年頃から残っているのだという。

観覧し終わって、受付のおじさんに話を聞いてみた。
仙台から来たと言うと、親しげに話してくれた。
スネークマンショーの伊武雅刀が70くらいになったら
こんな感じになるだろうかという感じのおじさんだった。

現存天守12城のうち、3分の1にあたる4城が四国に固まっていて、
これは要するに四国ではさほど空襲が激しくなかったということだろうかと尋ねた。
「いや、宇和島の城下も3分の2は空襲で焼けたんです。
 お城は見てのとおり山の上にありますから、
 それで助かったんですね。
 麓の方の門なんかはやっぱり焼けてしまいましたね」
ということだった。
高知城や丸亀城も同じような感じなのだろうか。

宇和島城を見た後は、高速に乗って松山市へ。
さっさとホテルにチェックインしたくて、高速を使った。

ホテルで一休みした後、
勝山駅から、古びた市電に乗り込む。
道後温泉本館に向かったのだ。
Img_3028
9年ぶりに入る道後温泉。
当時僕は21歳で、大学4年になる直前だった。
その頃付き合っていた彼女と、もう一組のカップルと、
小学生からの同級生まりん、の5人で訪れた。

道後温泉本館。
言わずと知れた、道後温泉のシンボルである。

夏目漱石や代々の天皇も入湯したという、由緒ある建物だ。
まるでお城のような重厚な造りで、
国の重要文化財にも指定されている。

本館に近づくに連れ、
こうしてまた再訪出来たということに、
心の深いところからの感謝が湧き上がってきた。
本当に有難い。
僕は実に恵まれている。
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「あらぁ、木の湯桶持参かい、懐かしくていいねぇ」
幾人かのおばちゃんに声を掛けられ、
僕はそのたびに微笑って、軽く会釈した。

9年前には280円だった神の湯の料金も、今では400円。
でもそれ以外は、記憶と変わるところは全くなかった。
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1階・神の湯は、東浴室、西浴室と分かれていて、それぞれが石造り。
湯船のど真ん中に大きな石の湯釜があるのが印象的だ。
何やら古めかしい文字が刻まれているが、
当然、何が書いてあるか読めない。
天皇がどうとか言っているようだ。
湯底が少し深くなっていて、まともに座ったのではお尻が付かない。
湯温は42℃といったところか。
48℃の源泉が、恐らくそのまま湯船に溢れているのだろう。
塩素消毒しているとのことだったが、匂いはさほど感じない。
洗い場は13あり、すべてシャワーが付いている。
シャンプーなどの備えはないが、共同浴場とはそういうもので、
シャワーが付いているだけでも、充実の極みである。

地元の人が多数通い、観光客も続々訪れる。
建物のこの重厚感、豪壮感。
Img_30311
9年前に入って以来、約400の入湯を重ねてきたが、
ここはやはり横綱クラスの温泉だと改めて感じた。
松山に連泊するうち、あと1,2回は訪れたい。

いい気分でお湯から上がったし、
ラーメンでも食べて帰りたくなった。
スッキリ醤油味の中華そばが良い。
そう思って、
本館向かいのアーケードを真っ直ぐ通り抜け、
もうひとつの共同浴場、「椿の湯」を右手に見ながら、
さらに少し進んだところにある、
「いよ狸」という居酒屋兼ラーメン屋に入った。

イメージ通りの醤油味中華そばに大満足。
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多少こってり感もあり、チャーシューも厚切りで美味。
チャーシューメンを頼んでも、大満足できると思う。
ここはオススメしておく。

深夜には「水曜どうでしょう」を見るつもりだったのに、
0時前に布団に入り、朝8時までグッスリ寝てしまった。
ホテルでこういう健康的な寝方をしたのは、
旅が始まって以来、初かもしれない。
おかげで翌朝は、体にエネルギーが漲って
充実しているのを感じることが出来た。
早寝早起きって、こんなにも気持ち良いもんなんだ。


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