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2006年12月25日 (月)

12/23 日本一周170日目(鹿屋市~佐多岬~霧島)

1223_1 ☆今日の概要☆

・テイエム牧場温泉(通算490湯目)
・本土最南端・佐多岬
・鹿屋市本町「ちゃびん」

★本日の走行キロ 256キロ

☆今日のオススメ☆

・テイエム牧場温泉(通算490湯目)
・本土最南端・佐多岬
・鹿屋市本町「ちゃびん」

☆今日の詳細☆

「道の駅・くにの松原」で目覚めた朝。
快晴でかなり暖かい。
これが12月末の気温か。
明らかに15℃くらいはある。
これでも同じ日本なのか。
東北と全然違うじゃないか。
全くもって冬らしくない。

テイエム牧場温泉という良い温泉があるというので行ってみた。
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鹿児島湾沿いを走る国道220号、
小さなバンガローの立ち並んだ奥に、大浴場があった。
値段は330円。

ものの本で知ってはいたが、
湯船が物凄いことになっている。
温泉成分の堆積が著しいのだ。
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テーブルのような形状になっている部分あり、
手すりにも円形で茶褐色の堆積が出来ているし、
湯口を見てもパイプがふさがるのも時間の問題という感じだ。

泉質は「炭酸水素塩泉」とあったが、
カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉とかではないのだろうか。
僕の経験上はそんな気がする。
かなり濃度の濃い温泉と見たが、それでも低張性だった。

露天風呂も、堆積物をくりぬいて作ったかのような湯船になっていて、
まるで「露天風呂のお化け」だと思った。
露天は内湯からオーバーフローされた湯が溜まっているのだけど、
ふたつあるうち、階段下りて右側の露天は、
直接パイプから源泉を流し込んでもいた。
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湯温は40℃弱とぬるく、長湯が楽しめる。
露天風呂からはわずかに青空と湾の風景が望めた。
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おじさんがひとり入っていたので、いろいろ話してみた。
この頃、温泉に浸かるたび、誰かと会話をしている気がする。
おじさんはフレンドリーで、僕が仙台から来たというと、
「じゃあ、入ってるところを撮ってあげるよ」と言って、
僕のデジカメで写真を撮ってくれた。
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おじさんは鹿屋市で居酒屋を経営しているらしく、
「今晩、もし良かったら来なさい」と言って、
車のワイパーに名刺を挟んでってくれた。
人との出会いが、また、旅に思わぬ方向に展開させていく。

テイエム温泉向かいの「ラーメン日本一」という、
明らかに日本一ではなさそうなラーメン屋で、ちょっと遅い昼食を食べた。
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しかし、予想を裏切ってなかなか良い味だった。
しおとんこつの風情でボリュームもあり、
ニンニクが多少効いて、満足して食べた。

本土最南端・佐多岬は、記憶に残る場所だった。
生えている木が、日本のそれではない。
あれはもはや亜熱帯地方というか、とにかく日本らしくない。
バナナの木みたいなのとかヤシの木みたいなのが乱立する中を進む。
野生のイノシシが一匹、猿が4,5匹遊んでいた。
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ひどく温かい場所だった。
パーカー1枚で展望台まで上ったが、
僕は腕まくりさえした。
日光が程よく暖かく、
これは仙台でいえば10月中旬くらいの暖かさか。
20℃くらいあったかもしれない。
絶対に、冬じゃない。
こんなん、冬とは呼べない。
なんてうらやましいんだ・・・。

本土最南端。
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今回の旅では、これより先には進めない。
ここがいちばん南だ。
今後は、ひたすら北へ東へ、日本を戻る旅になる。

日本最北端、北海道の宗谷岬に到着したのが7月14日。
あれから5ヶ月と10日あまりを掛けて、ここにたどり着いた。
直線距離で2700キロあるらしい。
よくこんなところまで来たものだ。
俺もすごいが、愛車のムーヴはもっとすごい。
こいつは名馬、もとい、名車だ。

ところで僕のムーヴ、
だんだん後ろが物凄くなってきた。
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まるでお祭りみたいになってきて、
赤信号で僕の後ろに止まる車は、
たいてい目を瞠って、数多のステッカーを眺めている。

道の駅・根占で、
鹿児島湾に沈む夕陽を眺めた。
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右に霞んだ開聞岳、左に真っ赤な夕陽という絶景だった。
小室哲哉の「Dawn Valley」という曲を掛けて、雰囲気に浸った。

夕陽が沈んだ後、朝に出会ったおじさんのお店に行ってみた。
鹿屋市本町の「ちゃびん」というお店だ。
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店内に入ると、中央に四角いカウンターがあって、
僕は奥の隅っこに座った。
厨房のおじさんはすぐに僕を見つけ、笑ってくれた。
週末とあって、忙しく働いていて、
話をする時間はなかなか無いようだった。

代わりに店のおばさんが忙しい中、
僕の話し相手をしてくれた。
いろいろ話しながら、
地鶏のタタキ、落花生の塩茹で、黒豚の味噌煮、
きびなごの串焼きなど、
鹿児島名物を沢山出してくれた。
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その他にも僕は、
揚げ出し豆腐、しいたけのホイル焼きなど頼んだ。

入ってくるお客さんは大抵、常連さんらしかった。
隣に座ったふたりのおばさんの会話に、僕も混ぜてもらった。
仙台から来た、と言うと驚いていた。
後から来たおじさんと、そのおばさんたちの会話は、
濃厚な鹿児島弁で、聞いてもさっぱり分からなかった。

1時間ほど楽しく喋って、僕は店を出ることにした。
時計は21時を回っていた。
鹿屋市から、今晩の寝床、道の駅・霧島までは2時間くらい掛かるらしいのだ。

お会計をお願いすると、おじさんは「いいよ」と言った。
「いや、でも僕かなり食べてしまったので…」と恐縮して断ったが、
「いいよ、いいよ」と言ってくれて、結局すべてご馳走になってしまった。

有難い話である。
本当にありがたく、うれしいと思う。
うれしい気持ちと、何のお返しも出来ない申し訳なさと。
山下清みたいに、お返しにかわいい貼り絵でもプレゼント出来ればいいけど、
僕の拙い文章をあげたって、何の価値もない。



許可をいただいて、店内の写真を撮り、
おじさんと握手して、いい気分でお店を出た。
数日前のダークな気持ちなど、
人の温かさに触れて、一気に吹っ飛んだ。
このところ人情に飢えていたが、すっかり満たされた。

「ちゃびん」のご主人、おばさん、
常連さんの皆様、楽しい時間と有難いおもてなしを、
本当にありがとうございました☆
大隅での良い思い出になりました。

Img_4194 ちゃんとピント合わせてるはずなのになぁ・・・。

ピンボケしちゃっててすみません・・(>_<)


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