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2006年12月31日 (日)

12/31 日本一周178日目(人吉~八代)

1231_1 ☆今日の概要☆

・鹿児島県・鶴丸温泉(通算500湯達成!)
・人吉市・鶴亀温泉(501湯目)

★本日の走行キロ 154キロ

☆今日のオススメ☆

・ゲストハウス「ピルミレンゲ」(←予約の際はぜひ、直接お宿へ!)
・鶴丸温泉
・鶴亀温泉

☆今日の詳細☆

昨日、アップし忘れた、
ゲストハウス「ピルミレンゲ」の夕食から。
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ベジタリアンも満足しそうな菜食が中心。
後から、チキンとかしわごはん(鳥肉ごはん)が出てきた。
こういう食事に飢えがちな僕には非常にありがたかった。
味も美味しくて、完食した上に、かしわごはんはお替りした。

で、朝食はこちら。
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納豆も、普段ホテル素泊まりの多い僕にはうれしいメニューだ。
ごはんをお替りして、朝から満腹だった。

出発の時、ご夫妻が見送ってくれた。
車のリアに貼ってある、数々のステッカーを見てもらったら、
「人吉の青井阿蘇神社のステッカーを持ってますよ」と言うので、
お言葉に甘えて、ご主人に貼っていただいた。
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一人ぼっちの旅が続き、
年末くらい人の温かみに触れたいと思っていたので、
「ピルミレンゲ」での宿泊は、とても良い思い出になった。
お世話になりました。
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ピルミレンゲのご夫妻☆新婚さんです。
どうもありがとうございました!

さて、今日は2006年の大晦日にして、
通算500湯達成のメモリアルな日だ。
天も僕を祝うかのように、爽快に晴れている。

昨日も書いたように、500湯目には人吉の「鶴亀温泉」を選んでいた。
その後ネットで調べてみたら、どうやら営業はしているようだ。
これで何の迷いもなく節目の入湯を達成できると思った。

が。

いや、別に「が」、というほどのことでもないんだが、
鶴亀温泉は14時からの営業だった・・・。
朝風呂に入ってない僕は、
髪の毛やヒゲが気になって気になって仕方ない。
何とか粘って時間を潰すものの、
こんな時に限って時の歩みはのろいものである。

そのうち、500湯記念など、
下らないこだわりのようにも思えてきて、
結局、14時の営業を待たずして、別の温泉に入ってしまった。
何事につけ、我慢の出来ない僕である。

しかし、選び直した500湯目は、
なかなかメモリアルにふさわしい良泉だった。
熊本の人吉から宮崎・えびの市に抜け、
さらに鹿児島方面に少し南下したところにある、
「鶴丸温泉」である。
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美しい紅茶色のモール泉で、非常に香り高い。
切り出したばかりの木材のような清潔な香りが、
浴室内にスッキリと漂っている。
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飲泉してみても、味がどうというより、
舌を伝って香りを感じる、という具合である。
少しツルツルして入り心地としても素晴らしい。

そういえば、401湯目は山梨のカランバさんと、
こんな感じのモール泉に入ったことを思い出した。
モール泉に始まり、モール泉に終わるのかと思えば、
鶴丸こそ、500湯目にふさわしかったのかもしれないとひとり納得した。

料金は200円で、泉質は「炭酸重曹泉」とのこと。
露天もあったようだが、不覚にも入るのを忘れた。

鶴丸温泉の入湯後、改めて「鶴亀温泉」に向かった。
かなり分かりづらい場所にあった。
何度も道端の人に尋ね、ようやくたどり着いた。
住宅地の中ほどに、まるで隠れるようにして建っていた。
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大きな木造小屋を見つけて、嫌が応にも期待が高まる。
圧巻の風情を誇る脱衣所を、ようやくこの目で観ることが出来るのだ。
少し緊張しながら、ドアを開ける。

番台にはおばあちゃんが座っていた。
200円を払って脱衣所に入り周囲を見回す……。




あ、あれ…?
看板がない・・。
何か様子が違う。
おかしいな。
この脱衣所には、
昭和30年代を思わせるような、
レトロな看板がいくつも飾ってあったはずなんだが…。
「パール美容室」とか、「新町のパン」とか、「吉田ふとん店」とか、
いろんな看板が飾ってあったはずなのに、いったいどうしてしまったんだ・・・?

あとで番台のおばあちゃんに聞いたら、
1年半前の改装で取り外してしまったらしい。
「なんてことを…」
と思ったのは僕だけではないらしく、
改装直後、常連のお客さんの幾人もが同じ感想を漏らしたらしい。
あのままあと20年も経てば、
重要文化財クラスにさえなれたかもしれないのに…。

うーん、期待していただけに残念だった。
ずっと楽しみにしていたからなぁ・・・。
だけど往年のおもかげは、
脱衣所のいたるところに感じることが出来た。
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和24年という表記のある入浴心得、
今も健在なのかどうか分からない金融会社の看板、
仕切りの向こう、女湯の壁の高いところには、
「服地の玉屋」の看板が見えていた。

事前の期待が高かっただけに、
入ってしまうと拍子抜けだったが、
何の期待もないまま、思いがけずこの共同湯に入ってきたなら、
それはそれで、この風情に吸い込まれるように魅了されただろう。
そういう魔力は、今尚、持ち合わせている。

温泉は素晴らしいものだった。
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えびす様の湯口から、恩寵のように溢れ出ているお湯は、
わずかに茶のモール色を呈していて、泡付きが良い。
いくら払ってもまたすぐに肌に泡が付く。
非常に気持ちの良い感触だった。
湯温も42℃程度でちょうど良く、お気に入りの温泉となった。
501湯目も、良いスタートを切れたと思った。

人吉から、宿泊地の八代市に向かう時、
そういえば…と、
青井阿蘇神社のステッカーを貼ってもらったことを思い出した。
これも何かの縁であろう。
どうせ通り掛かるのなら、参拝して行こうと思った。
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たこ焼き屋や綿飴屋などの露店が、初詣の準備をしていた。
思えば、大晦日に神社を参拝するのなんて初めてだ。
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何と神社は、今年で1200年を迎えたのだという。
そのメモリアルな年の、最後の最後に、
参拝することになろうとは…。
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本殿の他にも稲荷神社など数社あったので、
それぞれ、丁寧な気持ちで参拝した。
「明日から新年です。
今後も人吉の温かい人たちを、どうぞお護りください」
とお願いした。

ビジネスホテルで迎える大晦日も、人生で初めて。
振り返るに、今年は人生でいちばん充実していた。
4月にインドに21日間も滞在し、
6月には念願の日本一周をスタートさせ、
考えてみれば地元・仙台には3ヶ月しかいなかったことになる。

旅に出てからは、人に感謝することばかり。
ここには書き切れないくらい数多くの方々から、
温泉のように温かい気持ちをいただいた。

月並みな言葉でしか伝えられないのですが、
本当にありがとうございます。
心底から、感謝しています。
全ての瞬間が、人生での宝物になりました。

また、ブログを読んでくださっている皆さんにも、
深く感謝いたします。

この日本一周は2月末まで続けます。
来年も、温泉ソムリエ&温泉求道家・はむれっとを、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

それではみなさん、良いお年を!

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2006年12月30日 (土)

12/30 日本一周177日目(薩摩川内~熊本・人吉市)

1230 ☆今日の概要☆

・市比野温泉・共同湯「下之湯」(通算497湯目)
・諏訪温泉(498湯目)
・紫尾温泉「神の湯」(499湯目)

★本日の走行キロ 記録し忘れ

☆今日のオススメ☆

・市比野温泉「下之湯」
・紫尾温泉「神の湯」

☆今日の詳細☆

鹿児島に別れを告げ、熊本入りした一日。
道すがら、ブログにコメントを下さったsatosiさんから
薦めていただいた温泉に、いくつか入った。

今夜僕が泊まるのは、
人吉市にある「ピルミレンゲ」というゲストハウス。
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アジアンテイストのお部屋に大満足、
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贅沢に2食付で泊まるのだが、料金は6300円。
リーズナブルだと思う。
これからどんな食事が出てくるやら、楽しみだ。

そういえば人吉って確か、
ウッチャンの出身地じゃなかったかな。

今日の1湯目は、
市比野温泉共同浴場「下之湯」。
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タイル張りのシンプルな共同湯で、料金は何と100円。
にもかかわらず洗い場はシャワー完備という充実ぶり。
しかも9時から17時まで、無料で休憩所が使えるという。
ものすごく良心的だ。
仙台で同じことをしようとしたら、700円は掛かる。
温泉の安価な長野や山形でも、450円は掛かるだろう。

一週間くらい毎日通って、
朝から晩まで、本を読んじゃあ風呂入り、
本を読んじゃあ風呂に入るってな日々を送ってみたいとちょっと夢想した。

小判型の湯船は2つに分けられており、
湯口に近い方から、熱い湯、ぬるい湯になっている。

ぬるい湯でも、十分熱い。
43度はあったのではないか。
熱い湯の方は44度は下らないだろう。
熱い湯好きなので、どちらも僕には適温である。

無色透明無味無臭の単純温泉で、
掛け流しのため、塩素臭などは一切しなかった。
PH値が9.5と高いためか、湯上り後は肌がツルツルした。
強烈に温まるし、肌にもいいし、僕は良い湯だと感じた。

次に訪れたのは、
そこから5分ほど車で走ったところにある「諏訪温泉」。
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こちらは塩化物泉で、茶色に濁ったお湯だ。
湯小屋と向かい合って飲泉場があり、
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飲んでみると微炭酸・塩スープといった具合で、抵抗なく飲めた。
っていうか、ちょっと美味しかった。

真ん中の壁で、浴室は2つに分けられている。
珍しい造りだ。
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男女別だった時代の名残だろうか。詳しくは知らない。
(現在は男女、別棟で浴室がある)

ここも熱い湯とぬるい湯に分けられていて、
熱い湯が42℃、ぬるい湯が40℃くらい。
大人4,5人が入れるくらいの露天風呂も付いていた。
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料金は300円。ここもリーズナブルである。

3つ目の紫尾温泉は、本当はスルーしようと思った温泉。
2つの入湯でちょっと湯疲れしてしまったのだ。
でも印象に残る一湯で、入って正解だった。
200円の料金で「神の湯」という共同浴場に入った。
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全く同じ造りの石の湯船を、縦に3つ並べた珍しい浴室だった。
湯船それぞれに石箱状の湯口が付いている。
こんな形状は初めて見た。
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湯船はそれぞれ、わずかずつ湯温が異なっていた。
つげ義春の夢日記に、こういう具合の湯船が出てきてた。
(つげさんの夢の場合は、もっと縦にも横にも沢山湯船が連なっているのだけど)

その石箱の湯口から、滔々と温泉が流れ込んでいる。
少し緑色をした「単純硫黄泉」で、浴感はツルツル、
硫黄の香りも十分で、湯の花も浮いていた。
泉質的に長野の野沢温泉に近いのではと思った。

神の湯に入る前に車の中で少し転寝をしてしまい、
冷えた体にお湯が気持ち良く沁みこんできて、
温泉の有難みを、いつも以上に強く感じた。

紫尾温泉に入ったことで、
僕の入湯数もいよいよ499湯を数えた。
あと1湯で大区切りの500湯である。

人吉市にある鶴亀温泉を、
その栄えある500ヶ所目に選んでいる。
まるで映画「Always 三丁目の夕日」のみたいな、
鄙び過ぎた脱衣所の写真を見て一目惚れし、
「ここは絶対行く!」と旅立つ前から決めていた。
まさか500湯目に入るチャンスが来るとは思わなかったけど。


でも。

ネットで調べると、長期休業の情報があったり、
またネットに載ってた電話番号に掛けてみても
「お客様のおかけになった電話番号は、現在使われておりません」
なんて衝撃的な現状を知らされたりして、今、かなり不安を感じている。
明日、ちゃんと入れるのかな…。

でもまぁ、人吉には他にも良泉がいっぱいあるみたいだから、
ここがダメでも、入る場所には困らないんだけど。

とにかく、明日の大晦日で、
いよいよ記念の500湯を達成する!

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2006年12月29日 (金)

12/29 日本一周176日目(指宿~枕崎~薩摩川内市)

1229 ☆今日の概要☆

・指宿名物「砂むし」
・長崎鼻
・開聞温泉(通算496湯目)

★本日の走行キロ 147キロ

☆今日のオススメ☆

・「砂むし」
・開聞温泉

☆今日の詳細☆

僕は実は「砂風呂」に入ったことがない。
500湯入湯を前して、である。
これだけ温泉に入っていながら砂風呂未経験というのは
もしかしたら珍しいかもしれない。

僕はどうも両手の自由が利かない状態が苦痛で、
美容院でも「さっさと時間が過ぎてくれ」と思うタチなのだ。
また、砂を掛けられる時、目に砂が入って、
砂むしの間、ずっと我慢していなければならないのではないかなどと、
いらぬことさえ想像して、これまでずっと敬遠してきた。

しかし、指宿に来てまで名物の砂風呂に入らないのも
何だかなぁと思い、今日、初体験してみた。
料金は900円だった。

実際入ってみたら、気持ちいいのなんの。
程よい重さの砂が全身を温めて、
血流が良くなったのが体感的に分かった。
何せ、手首とか足とか、
いろんなところがビクンビクンと脈を打つのだ。
それくらい血流の強さが分かった。
まるで心臓がいくつもあるかのようだった。

目を瞑れば、浜に打ち寄せる波の音と、
スコップで砂を掛ける音のみが聴こえた。
新しい音楽でも聴くように、その音を楽しんだ。

僕の砂むし中の姿を、
従業員さんに何枚か撮ってもらった。

Img_4268 Img_4269 Img_4270 死んでないからね。

Img_4275 ちなみにこんな場所で「砂むし」は行われてます。

JR日本最南端の駅、西大山駅にも行ってみた。
稚内からスタートして、どこまでも南に下がってくると、
行き着く場所がこの西大山駅なのだ。
電車旅をしてる訳ではないが、
稚内駅も写真に収めた身としては、感慨深いものがある。
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で、12月も末だってのに、何で菜の花が咲いてるんだ・・
鹿児島の冬は、仙台人の理解を超えている。

長崎鼻に行ってみた。
指宿南方の岬である。
すぐ目の前には開聞岳。
振り返れば大隅半島、佐多岬方面が見える。
開聞岳は青い空と海にきれいに映えて、
風光明媚とはこういう場所のことをいうのだろう。
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今日の長崎鼻は風が強く、
それに伴って波もけっこう高かった。

波との追いかけっこも今日はちょっと本気でやらないと
靴がビショビショになりそうだった。
ひとり波打ち際で、30分以上、
時を忘れて遊んだ。

今日の温泉は、開聞温泉というところ。
場所が分からず、県道沿いの商店に入って道を尋ねた。
温泉の館主は風変わりな人らしく、
浴室にはたくさん注意の張り紙がしてあるのだという。
「怒られないようにね」とおばさんに言われ、
ちょっとビビりながら温泉に向かった。
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張り紙の雰囲気は、この脱衣所の写真を見てもらえればわかるだろう。
とにかく、何やかやといっぱい書いてある。
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書いてある内容は、入浴マナーに関するもので、
体はきっちり拭いてから脱衣所に出てとか、
洗い場の水は注意して出してとか、そういう具合。
浴室の写真はけっこう人が入っていたので取れなかったが、
同じようなテンションで張り紙が貼ってある。

管理人さんはいなかった。
いないことが多いようだ。
料金は250円とも330円とも書かれてあり、
どちらか分からないので、
330円を番台に置いて湯船に入った。

かなり赤茶けたお湯だ。
自分の体は全く見えない。
湯船は2つあり、少し湯温が違うようだ。
痛快に体を温めてくれる、「含塩化土類弱食塩泉」。
僕の好きなタイプの泉質だった。

開聞温泉のあとは、
枕崎から薩摩川内まで北上してホテル入りした。
面倒なので海岸沿いは走らず、山中をショートカットした。

明日はコメントをくれたsatosiさんに教えていただいた
川内市の温泉のどこかに入り、
あと1つか2つ、入湯数を増やすつもりだ。
明日で鹿児島に別れを告げ、夜は熊本の人吉市内に宿泊する。
珍しく2食付で泊まるので楽しみ☆

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12/28 日本一周175日目(鹿児島市~指宿市)

1228 ☆今日の概要☆

・維新ふるさと館
・林光華園(愛のマーボー豆腐)
・西郷南洲顕彰館
・尚古集成館
・指宿温泉「温泉宿元屋」(通算495湯目)

★本日の走行キロ 78キロ

☆今日のオススメ☆

・愛のマーボー豆腐

☆今日の詳細☆

島津家と西郷隆盛の歴史をたどった一日。
「維新ふるさと館」、「西郷南洲顕彰館」、
「尚古集成館」と歴史館をはしごした。
島津については戦国時代のみ、「信長の野望」で知っている。
西郷は恥ずかしながらあまり知らない。
もちろん、維新期、薩摩の重要人物で、
長州と同盟を結んで倒幕を目指し、
江戸城での勝海舟との会見、そして無血開城、
維新後の西南戦争で悲劇の死を遂げた、
っていう程度のことは知ってるけど。

仙台帰ったら、司馬さんの「翔ぶが如く」を読もうかな。

お昼は、ホテルにあったガイドマップに載ってた中華屋へ行った。
「林光華園」というお店。
「愛のマーボー豆腐」の写真に一目惚れ。
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実際に食べても、イメージに違わぬ甘辛のマーボーに大満足だった。
水餃子もついて、980円。
鹿児島東郵便局のすぐ近くにある。

今晩の宿は、「砂風呂」で有名な指宿温泉にある自炊宿。
「温泉宿元屋」という宿だ。
温泉は離れにあり、24時間掛け流しっ放しの素晴らしい状態。
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浴室の風情が、共同湯っぽくて良い。

また通された自炊部屋も、味わいがある。
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温泉はやはり自炊の湯治がいちばんの基本のように思う。
入った瞬間に郷愁を感じ、
このまま1週間くらい滞在したいような気になった。

明日、ここから枕崎を通って、鹿児島の西海岸をぐるっと回り、
薩摩川内市まで行くんだが、地図で見るとけっこう時間が掛かりそうだ。
宿のおっちゃんに聞いたら、
「うーん、こっから枕崎までが1時間で…、そこからまた1時間くらいかな」
と言っていたんだが、
地図で見ると、どうしたってそれの数倍はかかりそうなんだが…。
大丈夫なんだろうか。

小田和正の「クリスマスの約束」を見て、
幸せいっぱいな気持ちで、温泉に入った。
来年還暦を迎えるという小田さんの、
スキマスイッチと歌った「全力少年」にはしびれたな~。
あの人、カッコよすぎ。

離れのお風呂は照明がひとつしかなく、深夜、薄暗い中で入湯した。
成分の濃い「ナトリウム-塩化物泉」は、
多少ぬるめでも力強く体を温めてくれた。
飲んでみると、思わず吐き出してしまうほどの苦さ。
湯口のパイプのあたりは、
温泉の堆積物でまるで珊瑚のようになっていた。
カルシウム分もだいぶ多いのではないかと思った。

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2006年12月28日 (木)

年末年始の予定。

年末年始、特に大晦日~自分の誕生日(1月2日)くらいは、
アットホームな民宿とかユースホステルに泊まりたいと思ったんだけど、
ユースは軒並み休館だし、民宿もうまく見つからないので、
諦めて熊本・八代のホテルに3泊することにした。
うーん、味気ないなぁ…。
いつもと同じかぁ。

この時期は仕事もないし、
ユースの相部屋とかも経験したかったんだが、残念。
あんまり縁がないのかも。

ちなみに28日は指宿あたりに泊まり、29日は薩摩川内、
30日は人吉に行きます。

あと4日で温泉6湯に入って、通算500湯を達成させ、
元旦は、必ず幣立神社に参拝します。
何があっても意地でも行きます。
大雪降っても東北人だしスタッドレスだから問題なしです。

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2006年12月27日 (水)

12/27 日本一周174日目(鹿児島市)

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・鹿児島ラーメン「豚とろ」
・鹿児島・みょうばん温泉(通算494湯目)

★本日の走行キロ 30キロ

☆今日のオススメ☆

・鹿児島ラーメン「豚とろ」

☆今日の詳細☆

ずっとホテルに缶詰なのも気が滅入るので、
少し外に出てみた。
つっても、ラーメン食べて温泉入ってきただけだが。

鹿児島の繁華街は天文館というらしい。
ホテルの観光ガイドを見たら、
その辺に鹿児島ラーメン「豚とろ」という
うまそうなラーメン屋があったので行ってみた。
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チャーシューメンを頼んだ。
しおとんこつ風味で、「豚とろ」と名を冠するだけあって、
チャーシューの質は良い。
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厚切りだし、甘じょっぱい醤油味でとてもおいしかった。
人気店のようで、
次から次へとお客さんが入ってきた。

温泉は「みょうばん温泉」というところに行った。
鹿児島中央駅の西方にある。

ひとつ失敗してしまった。
1階の温泉銭湯と間違えて、
ビルの3階にある温泉サウナに迷い込んでしまったのだ。
300いくらだろうと思って、
ビル脇の入り口から階段を上っていったら、
おばちゃんに「1220円です」と言われて、面食らった。
「へ…そ、そんなに高いの!?」と、さすがに声には出さなかったが、
あの時の僕は何故かボンヤリしていて、
何となく引き返す気も起こらず、中に入ってしまった。

館内は何というか…僕は入ったことがないのだけど、
男性専科のサウナってこんな感じだろうかというような雰囲気だった。
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こんな感じの張り紙もしてあって、
入るのにけっこう緊迫した。

浴室はハッキリ言って、1220円の価値はない。
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小さな家族風呂のようなものが2ヶ所にあり、
その2ヶ所を繋ぐ形でサウナがある。
要するにサウナの入り口が左右にふたつあるのだ。

休憩所には、腰にタオルを巻いただけのおじさんが数人、
リクライニングチェアに横になったり、
新聞を読んだりしていた。
何となく陰気な雰囲気で、
早く出てしまいたい気分に駆られ、
20分くらいで出てしまった。

温泉は無色透明で、ちゃんとしている感じだが、
サウナの料金を含めても、
実際の価値としては3~400円くらいしかないように、
僕には思われた。

おかしい、こんなはずはないのだが。
確か300いくらで入れると思ったんだが…と思っていたら、
1階の大通りに面した方に、ちゃんと温泉銭湯の入り口があった。
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俺は何でこう、おっちょこちょいなんだろ。
明らかにこっちの方がメジャーな入り口ではないか。
おかげで360円の入浴料が、1580円になっちゃった。

温泉銭湯の方は、良い風情に大満足。
楕円形の湯船が縦に3つ並ぶ形で繋がっていて、
どうしてこういう形状にしようと思ったのか、
とにかく非常にユニークだ。
共同湯らしく、洗い場の鏡の上には、
協賛している地元商店の名前が掲示されたりしていて味がある。

3階の温泉サウナと泉質は同じというが、
こちらの銭湯の方が、泉質も良いような気がする。
ツルツル感のある、わずかに黄色がかった温泉で、
泉質は塩化物泉らしい。
湯上りもツルツルしていたので、
炭酸水素塩泉の性質もあるかもしれない。

鹿児島といえば島津氏と西郷隆盛で、
どこか歴史に触れられる場所にでも行きたいと思ったのだが、
さっさと日記を更新したい気持ちに駆られて、
すぐにホテルに戻ってきてしまった。

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12/26 日本一周173日目(鹿児島市)

1226 ☆今日の概要☆

なし

★本日の走行キロ 3キロ

☆今日の詳細☆

夕方まではずっとお仕事。
夜は、これまで溜めに溜めていた
ブログ本文や画像の更新などをやった。

けっこう骨の折れる作業で、
こんなにいっぱい溜め込んでたのかと改めて反省。

お昼はホテルのレストランで黒豚カツカレー、
夜はホテルの自販機でカップそばを買って食べた。

鹿児島に入ってから、ロクに街並みも見ていない。
ホテルの部屋から桜島が一望できるので、
仕事の合間にしばらく見晴るかすくらいはしている。

明日はちょっと出かけてみようと思う。

ちなみに、今いるホテルには明日まで連泊する。
その後のことは、明日の晩に決めるつもり。

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2006年12月26日 (火)

12/25 日本一周172日目(鹿児島市)

1225 ☆今日の概要☆

・鹿児島市内温泉(通算493湯目)
・ざぼんラーメン

★本日の走行キロ 1キロ

☆今日のオススメ☆

・ざぼんラーメン(ニンニクを入れること!)

☆今日の詳細☆

ホテルに篭ってひたすらお仕事だった一日。
午前中から始まって、
途中、ホテルの温泉に入ったり、
外に食事しに行ったりしたけど、
それでも日付が変わった1時くらいまで仕事やってた。
いつもの倍をこなしたからなぁ。
これくらいは覚悟してたんだけど。
で、まだ完全には終わってません(笑)

そういうわけで、本日の走行キロは1キロ。
「ざぼんラーメン」ってのを食べに行っただけ。

本店ブログ(ここのこと)用に書き直すのが面倒なので、
mixiに書いたものそのまま掲載します。

-「ホテルから近い」というだけの理由で、
ほんのちょっとネットで調べただけの
ラーメン屋さんに行ってきた。
その名も「ざぼんラーメン」。

例によって、地元の人からすれば、
もしかしたら
「ええ~あの店に行っちゃったの~?」と
言われるかもしれないが、
鹿児島ラーメンについては全くの無知なので仕方あるまい。

で、出てきたのがこのラーメン。
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しおとんこつにチャーシュー、野菜、きくらげが乗った感じ。
麺は中太のストレートだ。

このラーメン、このままでは平凡な味だ。
ところが、一緒に運ばれてきた
生の刻みニンニクを投入した途端、
まるで画竜に点晴を加えたがごとく、
気合の入った味に変貌した。
まさに伏竜、天高く舞い上がるかのようで、
スープをすすった瞬間、心の中でガッツポーズを取った。

スープや麺との相性もバッチリで、
ニンニクパワーが強烈に食欲をそそり、
あっという間の完食であった。

ただ、惜しむらくは、今いちコッテリ感がない。
これが動物系にもっとコッテリしていたら、
それこそ、北斗の拳でいうところのラオウのような、
暴力的剛拳ラーメンに君臨し、
鹿児島県人を今よりもっともっと魅了していたことだろう。

まぁ結局、俺の言うとおりにしてしまうと、
どうしても東京の「二郎」みたいになってしまうんだけどw
二郎系、マジで最強にウマいからなぁ。

そういう訳で、ざぼんラーメン、4つ星です。
事情の許す方は、必ずニンニクを入れるべし。

それにしても、風味のないすりおろしニンニクなんかじゃなくて、
ちゃんと生のニンニクが置いてあるのは、
非常に好感が持てる。
味がまるっきり雲泥だからなぁ。-

今日はそれから、ホテルの温泉に入った。
目の前に桜島の望める展望温泉で、
泉質は「ナトリウム-塩化物泉」。
循環はしているようだが、
わずかに茶色を呈して、ツルツル感があった。
これで、入湯数も、493湯を数えた。

本年中に500湯行って、
年明け元旦に501湯目に入るというのが、
何か区切りが良くてすごくいい感じ。
とりあえずの目標かな。

多分達成できるはずだけど、
年末は営業しない温泉とかもありそうだからなぁ。
油断は大敵です。

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2006年12月25日 (月)

12/24 日本一周171日目(霧島~桜島~鹿児島)

1224 ☆今日の概要☆

・霧島温泉郷・湯之谷温泉「湯之谷山荘」(通算491湯目)
・海潟温泉「江ノ島温泉」(492湯目)
・桜島からフェリーで鹿児島市内へ

★本日の走行キロ 106キロ

☆今日のオススメ☆

・湯之谷温泉「湯之谷山荘」
・江ノ島温泉

☆今日の詳細☆

鹿児島の霧島温泉郷「湯之谷温泉」が本日の一湯目。
木造の湯治場的な浴室に、湯船がふたつ。
大きな方には41℃くらいの硫黄泉、
小さい方には30℃くらいの炭酸泉が、それぞれ溢れていた。
Img_4199 ←ピンボケしててすんません。どうも一眼レフは難しい。

炭酸泉の方は、大人一人入ればいっぱいというほどの小ささ。
大きな方も大人4,5人くらいが入れる程度の大きさだ。
これは、湧出している温泉の量を考えて作られた湯船だそうで、
この大きさだと、加温も加水もせず、
源泉をそのまま生かし切ることが出来るのだという。
お客主体でない、温泉主体のやり方に好感を持った。

この小さな炭酸泉の湯船が、「湯之谷山荘」の特色だろう。
白濁の炭酸泉というのは他に例がないようだ、と、
風呂場の案内板に書かれていたが、確かに僕も見たことがない。
炭酸泉自体が希少だし。
30℃の湯船は、多少ヒンヤリとして、
湯口近くの水面では炭酸が元気に弾ける様が見えた。

41℃の熱い湯、30℃のぬるい湯は、
「温冷交互浴」としてはかなり理想的な形だと思った。
大抵の温泉施設の水風呂は、あまりに冷たすぎる。
17℃なんて、心臓が止まりそうに冷たい。
そういう水風呂に、サウナの直後とかに
勢いよくザッパーン!と入るおじさんがいたりするけど、
かなり危険な行為だと思う。
ゆっくり温めた体は、ゆっくり冷やしていくのが良い。
それには、30℃くらいのぬるい湯が
いちばんベストな湯温だと僕は思う。

大体、体温が36.5℃だとして、42℃のお湯で温まったとしたら、
その温度差は5,5℃。
だったら、体を冷やすのも体温マイナス5,5℃の
31℃くらいの方が、何となく良さそうだという気がすごくする。

そういうわけで何度か温冷交互浴を繰り返し、
すっかり脱力して、気持ちが良くなってしまった。
この宿、実家の近くにあったら頻繁に通ったかもしれない。

お昼は、霧島温泉郷内の某そば屋でざるそばを食べた。
麺が通常のそばの4倍も5倍も太く、
食べ応えはあるが、そばとしては残念な味だった。
実は九州に入ってからというもの、そばに恵まれていない。
大抵どこも太くてボソボソして、
そばを食べているというより、そば粉を食べている感じなのだ。
それがあるいは特色なのかもしれないが、
僕としてはあまり好きではない。
どこかで僕好みのそばが食べれないものか。

余談だが、今旅中食べたおそばの中では、
滋賀県近江八幡市の「日牟禮庵」(ひむれあん)が僕は良かった。
福島・喜多方の夢の十割そばも素晴らしかったが、もう少し量が多ければ…。

本日2湯目は、桜島のあたりまで戻って、
海潟温泉「江ノ島温泉」という共同浴場に行った。
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ここも、温泉チャンプの郡司さんがオススメしていた場所。
この頃は郡司さんの本ばかりを参考にして巡っている。
たしかにハズレがないのだ。

江ノ島温泉。
浴室にふんだんに日の光が入る、爽やかな共同湯だった。
玄関の手前に、ねこがいた。
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人懐こすぎるくらいに人懐こい猫で、
僕がそいつを見つける前に、猫の方からノソノソ近づいてきた。
そして、ゴロゴロと甘えた。
チャトラのデブちんで、ゴロジロウと名付けてやった。

江ノ島温泉の泉質は、無色透明のアルカリ性単純温泉。
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湯船は2つに分れていて、湯口に近い方が熱く、
44℃くらいあったのではないか。
もうひとつの方は41、2℃くらいでちょうど良い。
硫黄の香りがハッキリとして、アルカリが9.7くらいあり、
ツルツル感のある入り心地の良い温泉だった。

鹿児島へは桜島からフェリーで渡った。
Img_4233  
車を船に載せるとき、子どもみたいに胸が躍った。
青森の大間崎から函館に渡った時のような高揚を感じた。

日本一周をしようとする人は、
海を隔てた土地に行く場合、
なるべく船を利用することをオススメする。
その方が、明らかに旅情が出る(その分、お金も掛かるけど)。
四国でも瀬戸大橋、鳴門大橋、なるほど便利だけれど、
離島に渡ったという実感があまり感じられなかった。
やはり船に車を載せ、目指す土地が次第に大きく近づいてくる方が、
「さぁ、行くぞ!」という気分になれるもんである。

桜島フェリーは鹿児島までたった15分だが、
思い出深い渡航となった。
船内はどういうわけか小学生が多く、
立ち食いそば屋には彼らが集い、活況を呈していた。
思わず僕も行列に並び、きつねうどんを食べた。

汽笛が鳴り、船が次第に桜島を離れる。
仕事が一段落したそば屋の親父が、
望遠鏡で桜島の山頂を眺めていた。
いい風景だと思って、一枚写してみた。
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今晩から3泊、鹿児島のホテルに泊まる。
かなり良いホテルで、部屋は広く、
桜島を望む温泉大浴場あり、
今宵のクリスマスイブなどはロビーでジャズの演奏などもやっていた。
カクテルが無料だというので、
普段お酒など一滴も飲まない僕も、
調子に乗って少し飲んでみた。
っつってもモスコミュールだけど。

アルコールなど何年ぶりに飲んだか。
顔が炎のように熱くなって、
明らかに体内に異物が入ってきたのが分かる。
何だか頭痛までしてきて、やっぱり俺には酒は合わない。

でもまぁ、カクテル一杯くらいなら飲めることが分かった。
飲みたくはないけれど。

さて、明日明後日は、
今年の仕事納め。
かなり忙しくなるので、鹿児島観光とかは
ちょっと難しいかも。

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12/23 日本一周170日目(鹿屋市~佐多岬~霧島)

1223_1 ☆今日の概要☆

・テイエム牧場温泉(通算490湯目)
・本土最南端・佐多岬
・鹿屋市本町「ちゃびん」

★本日の走行キロ 256キロ

☆今日のオススメ☆

・テイエム牧場温泉(通算490湯目)
・本土最南端・佐多岬
・鹿屋市本町「ちゃびん」

☆今日の詳細☆

「道の駅・くにの松原」で目覚めた朝。
快晴でかなり暖かい。
これが12月末の気温か。
明らかに15℃くらいはある。
これでも同じ日本なのか。
東北と全然違うじゃないか。
全くもって冬らしくない。

テイエム牧場温泉という良い温泉があるというので行ってみた。
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鹿児島湾沿いを走る国道220号、
小さなバンガローの立ち並んだ奥に、大浴場があった。
値段は330円。

ものの本で知ってはいたが、
湯船が物凄いことになっている。
温泉成分の堆積が著しいのだ。
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テーブルのような形状になっている部分あり、
手すりにも円形で茶褐色の堆積が出来ているし、
湯口を見てもパイプがふさがるのも時間の問題という感じだ。

泉質は「炭酸水素塩泉」とあったが、
カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉とかではないのだろうか。
僕の経験上はそんな気がする。
かなり濃度の濃い温泉と見たが、それでも低張性だった。

露天風呂も、堆積物をくりぬいて作ったかのような湯船になっていて、
まるで「露天風呂のお化け」だと思った。
露天は内湯からオーバーフローされた湯が溜まっているのだけど、
ふたつあるうち、階段下りて右側の露天は、
直接パイプから源泉を流し込んでもいた。
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湯温は40℃弱とぬるく、長湯が楽しめる。
露天風呂からはわずかに青空と湾の風景が望めた。
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おじさんがひとり入っていたので、いろいろ話してみた。
この頃、温泉に浸かるたび、誰かと会話をしている気がする。
おじさんはフレンドリーで、僕が仙台から来たというと、
「じゃあ、入ってるところを撮ってあげるよ」と言って、
僕のデジカメで写真を撮ってくれた。
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おじさんは鹿屋市で居酒屋を経営しているらしく、
「今晩、もし良かったら来なさい」と言って、
車のワイパーに名刺を挟んでってくれた。
人との出会いが、また、旅に思わぬ方向に展開させていく。

テイエム温泉向かいの「ラーメン日本一」という、
明らかに日本一ではなさそうなラーメン屋で、ちょっと遅い昼食を食べた。
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しかし、予想を裏切ってなかなか良い味だった。
しおとんこつの風情でボリュームもあり、
ニンニクが多少効いて、満足して食べた。

本土最南端・佐多岬は、記憶に残る場所だった。
生えている木が、日本のそれではない。
あれはもはや亜熱帯地方というか、とにかく日本らしくない。
バナナの木みたいなのとかヤシの木みたいなのが乱立する中を進む。
野生のイノシシが一匹、猿が4,5匹遊んでいた。
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ひどく温かい場所だった。
パーカー1枚で展望台まで上ったが、
僕は腕まくりさえした。
日光が程よく暖かく、
これは仙台でいえば10月中旬くらいの暖かさか。
20℃くらいあったかもしれない。
絶対に、冬じゃない。
こんなん、冬とは呼べない。
なんてうらやましいんだ・・・。

本土最南端。
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今回の旅では、これより先には進めない。
ここがいちばん南だ。
今後は、ひたすら北へ東へ、日本を戻る旅になる。

日本最北端、北海道の宗谷岬に到着したのが7月14日。
あれから5ヶ月と10日あまりを掛けて、ここにたどり着いた。
直線距離で2700キロあるらしい。
よくこんなところまで来たものだ。
俺もすごいが、愛車のムーヴはもっとすごい。
こいつは名馬、もとい、名車だ。

ところで僕のムーヴ、
だんだん後ろが物凄くなってきた。
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まるでお祭りみたいになってきて、
赤信号で僕の後ろに止まる車は、
たいてい目を瞠って、数多のステッカーを眺めている。

道の駅・根占で、
鹿児島湾に沈む夕陽を眺めた。
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右に霞んだ開聞岳、左に真っ赤な夕陽という絶景だった。
小室哲哉の「Dawn Valley」という曲を掛けて、雰囲気に浸った。

夕陽が沈んだ後、朝に出会ったおじさんのお店に行ってみた。
鹿屋市本町の「ちゃびん」というお店だ。
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店内に入ると、中央に四角いカウンターがあって、
僕は奥の隅っこに座った。
厨房のおじさんはすぐに僕を見つけ、笑ってくれた。
週末とあって、忙しく働いていて、
話をする時間はなかなか無いようだった。

代わりに店のおばさんが忙しい中、
僕の話し相手をしてくれた。
いろいろ話しながら、
地鶏のタタキ、落花生の塩茹で、黒豚の味噌煮、
きびなごの串焼きなど、
鹿児島名物を沢山出してくれた。
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その他にも僕は、
揚げ出し豆腐、しいたけのホイル焼きなど頼んだ。

入ってくるお客さんは大抵、常連さんらしかった。
隣に座ったふたりのおばさんの会話に、僕も混ぜてもらった。
仙台から来た、と言うと驚いていた。
後から来たおじさんと、そのおばさんたちの会話は、
濃厚な鹿児島弁で、聞いてもさっぱり分からなかった。

1時間ほど楽しく喋って、僕は店を出ることにした。
時計は21時を回っていた。
鹿屋市から、今晩の寝床、道の駅・霧島までは2時間くらい掛かるらしいのだ。

お会計をお願いすると、おじさんは「いいよ」と言った。
「いや、でも僕かなり食べてしまったので…」と恐縮して断ったが、
「いいよ、いいよ」と言ってくれて、結局すべてご馳走になってしまった。

有難い話である。
本当にありがたく、うれしいと思う。
うれしい気持ちと、何のお返しも出来ない申し訳なさと。
山下清みたいに、お返しにかわいい貼り絵でもプレゼント出来ればいいけど、
僕の拙い文章をあげたって、何の価値もない。



許可をいただいて、店内の写真を撮り、
おじさんと握手して、いい気分でお店を出た。
数日前のダークな気持ちなど、
人の温かさに触れて、一気に吹っ飛んだ。
このところ人情に飢えていたが、すっかり満たされた。

「ちゃびん」のご主人、おばさん、
常連さんの皆様、楽しい時間と有難いおもてなしを、
本当にありがとうございました☆
大隅での良い思い出になりました。

Img_4194 ちゃんとピント合わせてるはずなのになぁ・・・。

ピンボケしちゃっててすみません・・(>_<)

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2006年12月22日 (金)

12/22 日本一周169日目(宮崎市~鹿屋市)

1222 ☆今日の概要☆

・都井岬
・「本土最南端・佐多岬」失敗!

★本日の走行キロ 319キロ

☆今日のオススメ☆

・宮崎県南の海の風景。

☆今日の詳細☆

1月半ばに、免許更新のためだけに
数日、仙台に帰ることになった。
メチャクチャ間抜けである。
そういうの全部済ませてから旅に出ろよな・・・俺orz

利用するのは往復飛行機である。
バースデー割引が効くので往復で3万行かなかった。
それでも痛い出費だが…。

今日は319キロも走った。
これだけ走ったのは北海道以来ではないか。

今日の目的は、本土最南端・佐多岬だったが、
「概要」にも記載したように、思いっきり失敗した。

佐多岬に沈む夕陽を見たいと思って、わざわざ夕方を狙って行ったのに、
岬に向かう有料道路のゲートが17時で閉鎖されてしまっていた。
これには参った。
日没までは、当たり前に開いているだろうと勝手に考えていたのだ。
他の道はないらしい。
今日は諦めるしかない。

日本最北端、最東端と巡って、
最南端に行かないわけにはいかない。
(もっとも日本の最南端はもっともっと南だけど)

宮崎の串間あたりで見た海がとても良かった。
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けもの道を降りると広々とした砂浜に出れて、
冬の海には人影もなく、僕ひとりビーチを独占した。
誰の足跡も付いてない砂浜に、
思いっきり踏み出していって、とても気持ちが良かった。
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波の音以外、ほとんど音もなく、
真っ青な空と水のきれいな海に、
強力に癒されているような心地がした。
そこに佇んでいるだけで、瞑想状態になれるような、
気持ちの良い場所だった。

今日は風が少しあったためか、
それとももともとそういう地域なのか、
けっこう波が高かった。
別の浜では、サーファーが10人くらいも、
海面に漂って波を待つ姿が見受けられた。

道の駅・フェニックス辺りの風景もなかなか良かった。
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南国・宮崎らしく、ヤシの木がたくさん生い茂り、
まるで、間違えてハワイにでも来てしまったかのような感じだった。

都井岬では、野生の馬を見た。
何頭かしか見なかったけど、
皆さん草を食むのに一生懸命だった。

岬では灯台というものに、人生で初めて上った。
爽快に大海原が開けるが、
晴れ霞というのか、沖の方がちょっと霞んでいた。

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僕の前に、仲の良い老夫婦が、
手をつないでこの灯台の階段を上っていった。
何となくそれが僕には、結婚式のように見えて、
素晴らしい光景に写った。

佐多岬は悔やまれる失敗だったけど、
でも、失意のまま退却する途中、
路傍の草むらに、タヌキが一匹遊んでいるのを発見した。
こいつが、僕がカメラを向けても全く逃げず、
逆にカメラ目線をくれるほどで、
このタヌキのサービスがあったおかげで、
長く長く走ってきた労苦が少し報われた気がした。
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歩いていって近寄ったら、
さすがにモソモソと逃げてってしまったけど。

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12/21 日本一周168日目(東郷~宮崎市)

1221 ☆今日の概要☆

・レストランおぐらにて、「チキン南蛮」

★本日の走行キロ(東郷~宮崎67キロ)

☆今日のオススメ☆

・レストランおぐら「チキン南蛮」
 (ただし、速攻勝負)

☆今日の詳細☆

朝9時頃、道の駅・東郷で目を覚まし、
それから車の中を整理したり、仕事をしたりで、
これが何と14時まで掛かった。

おかげで今日は旅らしいことは何も出来なかった。
温泉にも入れなかった。
いや、入ろうと思えば入れたんだけど、
さっさとホテルにチェックインして、日記を更新したかった。
とにかく、さっさと追いつきたい。
毎日毎日、借金が増えているような気がして心が重いのだ。
そのために旅らしいことをしないというのも、
それはそれで味気ないことなんだが…。

以前は、旅と仕事のバランス、これが難しかったが、
今は旅と仕事とブログのバランス、これが厳しい。
つっても挫折する気はサラサラないんだけど。

今日は宮崎市のホテルに宿泊。
いろんな人から
「もう車中泊はやめなさい」と忠告されているので、
今後、ホテル泊、旅館泊が多くなるかも。
年末年始ってユースホステル泊まれるかな。
せめてそのあたりだけでも、家族気分を味わいたいんだけど。

腰の低い氷川きよしみたいな顔のフロントに教えてもらって、
チキン南蛮が有名だという店に行ってみた。
「レストラン おぐら」というお店である。
チキン南蛮を作って45年というこのお店、
出てきたのは大振りのチキンにタルタルソースが
ふんだんに掛かったものだった。
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これが、ひと口食べてかなりうまい。
むさぼるように食べた。

が、後半になると、タルタルソースのこってり感が
次第に重く感じるようになってきて、
完食するのにちょっと苦労した。
さらにスパゲティも乗っているので、尚のこときつかった。

10分くらいの速攻で食べないと味に飽きてしまうメニューを、
僕はいくつか知っているけれども、
私見によればこのチキン南蛮もその部類に入ると思った。
強烈にうまいが、スピード勝負という食べ物である。

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12/20 日本一周167日目(北川~東郷)

1220 ☆今日の概要☆

・天岩戸神社
・日向サンパーク温泉 お舟出の湯(通算489湯目)

★本日の走行キロ 212キロ

☆今日のオススメ☆

・天岩戸神社

☆今日の詳細☆

どんな内容だったか忘れてしまったけれど、
明け方に何か悲しい夢を見て目が覚めた。
とても寒い明け方で、目隠しのサンバイザーを少しずらして外を見ると、
まだ真っ暗だった。
夜明けの直前がいちばん暗いなんてよく言うけれど、
それならやっぱり夜明けの直前がいちばん寒いんだろう。
夢が残した鈍い痛みは、心の奥底に鉛のように重たく沈んでいて
起き掛けの僕に何度もため息を吐かせた。
夢では確か、SMAPの中居くんが、
コーラを飲みながら僕を何だかんだと慰めてくれてた気がする。
彼はいい奴だよ。

寒いのは明け方だけで、次に起きた時には
すっかりお日様も上がって、暖かくなっていた。
それでも、夢の痛みだけはどうしても取れてくれず、
それは結局、一日中、僕を支配した。

今日はまず、悪化した咳を止めるべく、
延岡の病院を訪れた。
大きな病院の割に外来患者の数が少なく、
ここは本当に大丈夫なのだろうかと不安になった。
ほとんど待たずに診察室に招かれ、
2,3分の問診の後、薬を処方してもらった。
「頭痛と関節痛の薬も出しておきます」と
訳の分からないことを言ってきたので、
「いやいや、喉の薬だけで結構です、
頭も関節も全く何ともないので」と言って断った。
余計な薬をもらえば、お金は高いし、荷物は増えるし、
面倒なだけだ。

とりあえず、結核とか肺炎とか、
ヤバい病気ではないようなので一安心。
何日か薬飲んでればこのウザったい咳も止まるだろう。

高千穂に行ってみた。
このあたりは高天原、とも言われるらしい。
天岩戸神社がある。
かの有名な天岩戸をご神体として祀っている神社である。

延岡~高千穂を結ぶ218号線は、
いくつもの大きな橋を渡る、印象深い国道だった。
どの橋を見ても、その足下はかなり深い谷で、
造るのにだいぶ難儀したであろう。
谷の向こうには小さな集落が
田畑の間にいくつか点在する風景なども見え、
何というか、「里」というのは
こういう場所のことを言うのではないかと思った。

「天岩戸温泉」という有難い名前の温泉があるので、
参拝前に入っていこうと思ったのに、なんと休業日。
ガックリしながら、天岩戸神社の鳥居をくぐった。

Img_3996 Img_3995 Img_3992

社務所にこんな掲示があった。
「ご神体をご遥拝したい方はこちらにお申し出ください」

天岩戸のご神体は本殿の真裏にあり、
普通に参拝したのでは見ることが出来ない。
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なので、僕は普通に本殿をお参りしたあとで社務所に申し出た。

森本レオを30歳若返らせたような風貌の宮司さんが出てきて、
ご神体まで案内してくれた。

ご神体まで行く前に、お清めをやってもらった。
お榊でご神水(と言うのかどうか分からんが)を掛けてもらって、
そうして案内された。

Img_40001 どこかのおっちゃんたちがお清めされてるところ。

宮司さんの口調が面白かった。
ひどくゆっくりな説明口調で喋るのである。
「こぉーのぉー木ーはっ、おーがぁーたぁーまぁーの木っ、と言ってぇー」
(訳:この木は、「おがたまの木」と言って)
という感じなのだ。

本殿、ご神体、神楽殿、古代イチョウなどについて、
逐一このペースで喋った。
確かにゆっくりで分かりやすいのだが、
内容を聞くより、声の調子を聞く方に意識が向かってしまい、
いくつか話を聞き逃した。

印象に残った話は2つ。

天手力男命(あまのたぢからおのみこと)が天岩戸をこじ開け、
その戸を放り投げたところ、
戸の行き着いた先が信濃の戸隠で、
今でも戸隠神社として祀られているという話。
なるほど、そばで有名な戸隠は、
そんな由来で付いた名前だったのか。

それからもうひとつ、
古代イチョウという古木を見たが、
この木は、この地方とそれから、
長野の諏訪地方にしか原生しないのだという。
またしても長野である。
話がリンクしてて、想像をかき立てる。

なかなか良いガイドをしてもらったので、
「もしお気持ちをいただけるのでしたら、ご寄付は100円からお受けしております」
とおっしゃるところ、1000円の寄付をさせていただいた。
また、車に貼り付けるステッカーも2種類買った。

寄付をしたら、そのお返しに、
お神酒をひと口と、甘い御餅を3つ、
それに神社名入りの割り箸など入った袋をもらった。
ガイド付きでご神体を見て、返礼ももらって、
これで1000円なら、僕は安いと思った。
(多分100円でも、返礼はもらえる…と思う)

神社から10分ほど歩いたところには、
天安河原(あまのやすがわら)と仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)がある。
僕的にはここが凄かった。
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鳥居と祠の前に、
夥しい数の小石の塔が出来上がっていて、
まるでこの世のものではないような、物々しい雰囲気だった。

ここは、八百万の神様が集まって神議をした場所だそうで、
ここで石積みをしながら願う事は、何でも叶ってしまうのだという。
要するに、数多の参拝客の願いの集合がそこにあったのだ。
Img_4006 Img_4013

その場のエネルギーというか、数々の願いの重みというか、
そういうものに圧倒されそうな心地になった。
思わず、一歩引き下がってしまうような心地というか。

僕も厳粛な気持ちで参拝し、インドの風を流させていただき、
そして僕も、小石を積み上げて、こんなことを願った。
「すべての、不安、心配、恐怖を取り除いてください。
 もしそれが出来ないのなら、
 それらをそのままには感じず、
 それらを喜びとして味わわせてください」と。

人生をゆっくり振り返ってみれば、
いかに自分が、いつでも何かに恐怖し、何かを心配しながら
生きてきたのかがよく分かる。
ほんの刹那、それらが取り去られる瞬間は確かにあるけれど、
結局また戻ってきてしまう。
いつでも何かに脅えながら生きるなんて、
こんなに苦しいこともない。
死に脅え、未来に脅え、現実の生活に脅え、
自分自身で拵えあげた妄想に脅える。
僕は小さい頃からいつでも、
こんな気持ちで生活してきた。
無邪気な瞬間も、甘い刹那も、
ひとつ冷静になって考えてみると、そういう不安、心配、恐怖が、
その幸せのさらに上を、分厚いベールで覆っていた。

参拝した後は、急にグッタリ来てしまった。
車に戻って思わず少し眠った。
さっきの場所のエネルギーがあまりに強すぎたか。

高千穂から熊本県の幣立神社までは、
距離にすると恐らく20キロくらいだ。
全然大したことがない。

幣立というのは、僕もあまり知らないのだが、
スピリチュアルのメッカとして、
ここ数年にわかに注目を集めている神社だという。
かのサイババも「日本に帰ったらヘイタテへ行け」と言ったとか、
どこかのサイトで読ませてもらった。

この神社は、あちらから呼ばれないと行けないらしい。
どういうことか。
僕の体験したことを書く。

幣立まで20キロならば、ほんの少し車を走らせれば着くはずだ。
だがそれなのに行ってみようという気に全然ならなかった。
いや、正確に言えば、行ってみようとは思っているのに、
体がそれをひどく億劫がっているのだ。
「今日は帰ろう、今日は帰ろう」と肉体が強く訴えかけてくる。

頭と肉体の間で何度も葛藤が起こり、
幣立方面に数分車を進ませては戻り、
再び思い直しては、やはりと思って引き返す。
こんなことを2度も3度も繰り返し、
「俺、何がしたいんだか全然分かんねぇ…」
と思わずひとり言を漏らした。

「呼ばれてない」とはこういう状態のことを言うのかもしれない。
意識の何かがストップを掛けるのだ。
そして、だるさに似た倦怠感が体を支配し、気力を萎えさせる。

僕はついに、延岡まで退却した。
延岡に戻る方が、幣立に進むより3倍ほども距離があるのに、
戻る方がずっと楽なように感じられた。

メッセージがひとつあった。
「元旦に来なさい」と心に響いた気がしたのだ。
まあそれが本物かどうかは分からないのだけど、
とにかく、今日行けなかったということは、
今日はまだ行く準備が整っていなかったということなのだろう。

「呼ばれてないと行けない」
このことは、僕に関していえば正しかったと言わざるを得ない。
何だかんだいって、ついに行けなかったんだから。

何かに屈服したようで非常に悔しいのだけど、
しかし、元旦には必ず、訪れるつもり。

夜、「日向サンパーク温泉 お舟出の湯」という温泉に入った。
循環型だが仕方がない。
このあたりはあまり温泉の豊富な地域ではないらしい。
宮崎も鹿児島に近いところまで南に下がると、
ぐっと温泉の数が増えるみたいなんだけど。

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12/19 日本一周166日目(大分~宮崎・北川)

1219 ☆今日の概要☆

・筑豊ラーメン「山小屋」
・牧山の湯(通算488湯目)

★本日の走行キロ 132キロ

☆今日の詳細☆

お昼までチェックアウトを延ばして、仕事仕事。
そのあと、去り難き別府を離れ、宮崎方面に南下。
(去る、別れる、離れるって3つも続くとさすがに文も変に見える)

遅い昼食には、筑豊ラーメン「山小屋」でチャーシューメンを食べた。
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九州ではそれなりにチェーン展開してるようで、味もなかなか良い。

牧山の湯というところに入った。
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無色透明の、あれは単純温泉だろうか。
内湯より露天の方が、温泉が濃い感じがした。

今晩は宮崎県の北川という道の駅に車中泊。
エアエッジは、エリアマップに入っているというのに、
さっぱり安定せず、相変わらずの使えなさぶりを発揮してます。
だんだん可愛く思えてきました。
これでタダなら可愛いんだけど、月1万だからなぁ。
やっぱり可愛くない!w

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12/18 日本一周165日目(大分~別府)

1218 ☆今日の概要☆

・別府温泉「竹瓦温泉」

本日の走行キロ 32キロ

☆今日の詳細☆

別府に忘れ物を取りに行った日。

竹瓦温泉は別府のシンボル的建物だが、
僕が初めて行った日には、
外観を修復していて、建物の周りに足場が組まれていた。
いちおう写真には撮ったものの、やはり味気ない。

そういうわけで、この日、竹瓦を再訪して、
ようやくきちんとした姿をカメラに収め、
目に焼き付けることも出来た。
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道後温泉本館に似た風格をもつ共同湯で、
あちらほど、城郭的でなく、より湯小屋の雰囲気が強い。

写真に収めるだけでなく、改めて入湯した。
共同湯らしく力強い温度で、
満足して温まった。

これでいよいよ別府ともお別れ。
素晴らしい温泉にたくさん入って、
いろいろな驚きや人との出会いも経験し、
実に良い滞在となった。

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2006年12月19日 (火)

12/17 日本一周164日目(大分市)

1217 この日は、終日ホテルに篭って、
仕事をしてました。
今週、かなり頑張らないと年が越せないので、
これまでにないくらい気合入れてやってみました。
まぁ今年最後の一週間も
仕事は恐らく大変な忙しさになってると思いますが。

この日の夕方、
仙台のよーこさんのお友達が、
僕に栄養満点のお弁当を持ってきてくれました。
お肉の全く入らない、超健康的な癒される食事で、
こういう食事は能登半島の「喜楽楽」で食べて以来かなぁ。
おかげで胃腸がスッキリした気がします。
有難いお食事、ごちそうさまでした。
しかし、よーこさん、顔が広いなぁ。
遠く大分にまで知り合いがいるなんて。

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12/16 日本一周163日目(筌ノ口~湯平~長湯~大分)

1216 ☆今日の概要☆

・筌ノ口温泉「新清館」(通算484湯目)
・湯平温泉「金の湯」(485湯目)
・長湯温泉「ながの湯」(486湯目)
・長湯温泉「しず香湯」
・大分キャセイホテル「キャセイの湯」(487湯目)

★本日の走行キロ 62キロ

☆今日のオススメ☆

・筌ノ口温泉「新清館」
・長湯温泉「しず香湯」
・「キャセイの湯」

☆今日の詳細☆

昨晩、車内でこれまでの日記をまとめて書いてて、
さすがに肩が凝ったので、
「ひとりパロスペシャル」みたいな体勢を作って、
肩を伸ばしたりしたんだが、
一時はそれで良くなっても
パソコンを打ち始めるとまたすぐに肩が苦しくなので、
高知のテンテンさんからもらった「きくばり」を試してみた。
(「きくばり」って、
簡単に言えばピップエレキバンの先っちょに、
小さな針が付いたやつ)

これ、確かに良い。
明くる朝、肩が軽くなってたもん。
テンテンさん、良いものをありがとうございました☆

筌ノ口温泉は、九重連峰の方にある温泉。
九重のあたりには筋湯、壁湯など良い温泉が沢山点在しているけれど、
さすがに全てを回りきることはできない。
でもせめて1湯くらい、楔を打つ感じで入っておきたく、
筌ノ口温泉には行くことにした。

本当は郡司さんも薦めていた「震動の湯」に行きたかったのだが、
たどり着いてみると設備が故障しているとかで休業中だった。
それで、もうひとつオススメしていた、
「新清館」という旅館の方に行った。
Img_3948
筌ノ口共同浴場のすぐ隣にある宿で、立ち寄りは500円。

見よ、この露天風呂を。
Img_3946
こんな贅沢な露天風呂をひとり占めした。
見るからに濃厚そうな茶褐色のお湯は、
泉質を
「ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉」といい、
湯口では炭酸のピリピリ感を、弱いながらも味わうことも出来た。

次に訪れたのは湯平温泉。
狭い石畳の坂道に、
ひしめくように旅館の立ち並ぶ、
趣のある温泉街だ。
Img_3962
つげ義春もここを訪れたことがあったはず。
確か寂れたストリップ小屋に入り、
そこの踊り子と少し仲良くなって…という話だったはずで、
僕もそのストリップ小屋を探してみたのだが、
さすがに30年も前の話では残っているはずもない。
踊り子と云々はともかく、
僕も寂れた雰囲気を味わってみたかったんだが。

つげさんの旅行記には、本当にいい味があり、
漫画家としてだけでなく旅行作家としても第一等の人である。
旅好きの人には、ぜひ一読をオススメする。

温泉街の中心に、「金の湯」という共同湯があったので、
そこに入湯した。
Img_3954 Img_3970
料金は100円。
無人の共同湯で、BOXにお金を入れる仕組み。
シンプル極まりない内湯で、湯温はかなり熱めだった。
泉質は「ナトリウム-塩化物泉」で、
透明で薄く黄色がかった、滑らかなお湯だった。

Img_3952 飲泉場もあった。

本日3湯目は、
「日本一の炭酸泉」として名高い、長湯温泉。
ここもいちど訪れてみたかった温泉だ。
長湯の中でも、炭酸含有度が高い、
「ながの湯」に入った。
Img_3977

ここも無人の温泉で、
(たまたま誰もいなかっただけかも)
BOXに200円を入れる仕組みだった。

筌ノ口と同じような茶褐色の温泉で、
さすがは日本一の炭酸泉、
Img_3972
湯口付近からは、
「シュワ~シュワ~」という炭酸が上ってく音がする。
ただ、飲んでみるとそれほどきつい炭酸でもない。
というか、むしろ期待してたよりずっと弱い。
やはり40℃くらいにもなると、炭酸味は弱くなるのかも。
飲んだ感じでは、山口の「柚木慈生温泉」の源泉の方が炭酸が強かった。
あれは冷泉だから当たり前か。

ここでも贅沢に湯船を一人占めした。
週末には待つ人で行列も出来るほどだというから、
ラッキーだった。

他の長湯温泉もこのくらいの炭酸なのだろうかと思って、
「しず香湯」という共同湯にも行ってみたんだが、
炭酸味はあまり変わらなかった。
Img_3981

しかし、「しず香湯」の湯船の風情はなかなか良かった。
浴槽や飲泉場の周りに堆積物が固まっていて、風格があった。

この日の晩は、大分市の「キャセイホテル」に宿泊した。
値段が安いのとLANが繋げるのと、
それから、温泉が付いているというので、
文句なしに即決した。

温泉は茶褐色の食塩泉で、
濃厚な良い湯だと思っていたら、
温泉チャンピオンの郡司さんも、
ここのホテルの温泉を気に入っているみたい。

あの人すごいわ、マジで。
こんなとこまで知ってるとは・・。
俺なんか足元にも及ばないなぁ。
そもそも競う気がないけどw

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2006年12月16日 (土)

12/15 日本一周162日目(別府~由布院)

1215 ☆今日の概要☆

・堀田温泉(通算481湯目)
・由布院温泉「ほたるの宿・仙洞」(482湯目)
・山下清美術館
・塚原温泉「火口之泉」(483湯目)

★本日の走行キロ 65キロ

☆今日のオススメ☆

・由布院温泉「ほたるの宿・仙洞」
・山下清美術館(常設かどうかは不明)
・塚原温泉「火口之泉」

☆今日の詳細☆

4泊滞在した別府を後にして、
最近人気がうなぎ上りの由布院温泉へ。
その道すがら、別府八湯で一つだけ入り残していた、
「堀田温泉」へ。
Img_3922
210円で広い内湯と露天風呂に入れる。
建物は新しく、清潔感があって良い。
泉質は単純温泉とのことだったが、
それでもしっかりと硫黄の香りがして、
味的にも弱く温泉の味がするあたり、さすがは別府である。

別府では本当に良い思いをした。
何から何まで大満足で、
引っ越したい町の第一位になった。
こんなに奥ゆかしい温泉をいくつも抱えて、
街の人は暖かく、路地にはニャンコも多い。
正直言って、かなり去り難いのだが、
仕方ない。旅を始めなければ。

由布院では、お風呂で一緒になった人から教えてもらった、
「ほたるの宿・仙洞」という宿に立寄りで入った。
Img_3927
500円で露天風呂に入れる。
なるほど、こじんまりとはしているが、
小奇麗な感じの露天だ。
Img_39291
この宿なら、女の子と一緒に来ても、
喜んでもらえるだろう。
泉質は単純温泉で無色透明。
塩素消毒しているとのことだったが、
ほとんど塩素臭は感じられず、
温まって良い温泉だと思った。

由布院は、さすが名の知れているだけはある。
観光客でいっぱいだった。
温泉街全体が、何というか、
新しく小京都を作ったらこうなりました、というような感じである。
現代風に和洋がうまい具合に折衷されて、
どこを見ても瀟洒、
温泉街から見上げる由布岳も見事な壮観で、
なるほど、人気があるだけのことはあると思った。
Img_39241 ←こちらは、由布院に向かう途中で撮った由布岳。

これなら、小室哲哉が入りに来ても、そりゃ満足するだろう。
(何の話じゃw)

そういえば小室哲哉は大分に住んでるんじゃなかったっけか。
奥さんのKEIKOの実家がたしか大分にあって云々、
という話を聞いたことがある。
小室さん、どうかな。
温泉求道家で温泉ソムリエのはむれっとと、
一緒に温泉入ってみない?
こんなん書いて、偶然小室さんに見られてお誘いとか来たら
すごい面白いけど、まぁある筈ないわな。
あの人とは縁があるような気がするんだけどなぁ。


話を元に戻す。
由布院では山下清の美術館があって(常設かどうかは不明)、
吸い込まれるように入ってしまった。
僕に絵を観る目はないんだが、山下清の絵だけはどうも別格だ。
俺にとって、今のところ最高の画家が、あの人だ。
何つったって、普通の美術館で15分も見たらお腹一杯の俺が、
今日も1時間以上ゆっくり絵を眺めていたんだから。
やっぱ何か惹かれるところがあるんだろうな。
ちなみに、山下清と同じくらいに好きなのが、つげ義春。
あの人は画家というか漫画家だけど。
つげ義春美術館とか出来たら、絶対に行く。

今日観た絵では、「奴だこ」と「七夕」が素晴らしく良かった。
思わず絵を抱きしめたくなるほど素朴で純粋で、
涙が出てくるのをこらえなくちゃいけないほど、胸が震えた。
この人の貼画は、ほんとに味がある。
温泉みたいに温かくて、やさしくて。

絵をじっくり眺めてみると、
切手や紙幣をちぎったものも
貼られたりしていた。

しゃもじに白カブの貼絵をした作品や、
レコードに貼り絵をしたものなど、
いろんな素材を自由に使ってて、
それだけ心も自由だったのかなって思った。
僕からは、あんな発想はまずでないもの。
「絵は白い紙に描くもの」
それしきの概念しか持ち合わせていない。
というかそもそも絵自体を描かないんだけど。

彼の絵を観ていると、
いかに自分が堅苦しく、
不自由な心で生きているかを思い知らされる。
もっと子どもみたいにまっすぐに素直に
いろんなことを表現できたら良いのに。
それが文章であれ、感情であれ、願望や欲望であれ。
でもそれは結局、坂口安吾の堕落論に通じちゃうかな。
みんな呆れて、周りに誰もいなくなっちゃうかな。

しかし、絵も一枚一枚、じっくり観ていくと疲れるものだ。
まるで小説を読んでいる時みたいに疲れる。
引き込まれるのは良いけれど、
出来るなら一日2、3点とか、
それくらいのペースでじっくり観たいものだ。

放浪日記の抜粋もいくつか掲載されていたが、
文章は「裸の大将」そのまんまで、人柄がしのばれる。
全然、肩に力の入ってない、ナチュラルな文章で、
あれはあれで良いなぁと思った。

帰りしなに、売店で絵葉書セットを買ってみた。
僕が特に気に入った、「奴だこ」と「七夕」のものはなかったけど、
それ以外にもいい作品がいっぱいあったからな。

道の駅で一旦お昼を食べ、
眠くなったのでそのまま2時間ほどお昼寝をした。
起きたら夕方になってて、慌てて起きて、
今日3湯目の温泉に向かった。

塚原温泉「火口之泉」である。
Img_3932
湯小屋と休憩所が別になった施設で、
宿泊所はないけれど、湯治場的な雰囲気が濃厚だった。
温泉にたどり着くには途中からダートの道を登らねばならなかった。

駐車場から見えるのは伽藍岳の荒々しい風景。
ところどころ噴煙の上がっているも見える。
Img_3935

料金は500円で、受付は17時まで。
施設の終了が17時だと思って車を飛ばしたが、
そんな必要はなかった。

湯小屋には木風呂の内湯がひとつ。
10人くらいは入れるだろうか。
Img_3934
お湯は黄色透明で、玉川温泉に似た迫力があった。
泉質としても玉川に似ており、
PH1.4の強酸性、泉質としては
「酸性ー含硫黄・鉄・アルミニウムーカルシウムー硫酸塩泉」というものだった。
鉄の含有度が日本一、
酸性度とアルミニウム含有度は日本第二位という、気合の入った泉質である。

髭剃り跡にお湯が沁みる。
その痛痒に耐えつつ、肩まで浸かる。
湯温は41度くらいだろうか、適温である。
飲んでみると強烈な酸っぱさを感じた。
玉川のように、思わず吐き出してしまうほどのエグさはないが、
それは事前から強酸性だと知っていたからかもしれない。
知らなかったらやっぱり思わず吐き出していたかも。
酸っぱさの中に、どことなく甘さがあって、
黒酢ジュースの強いやつを飲んでいるみたいだった。
歯がギシギシするような感じもあり、
銀歯が真っ黒になってしまうのではないかという不安を覚えた。

僕より若いようなお父さんが、
プリプリした幼児を抱えて入ってきて、
それまで仏頂面で入っていたどっかのおじさんが、
急に頬を緩めて、その子に構ったりして、
「あ、光(ひかり)だ」と思って微笑ましくなった。

入浴中、たまにドカンと地鳴りが合わさったような音が聞こえ、
あれは何ですかと訊ねてみたら、自衛隊の打つ大砲の音らしい。
そういえば温泉街近くに駐屯地があった。
この辺は隊のヘリコプターも飛んだりするらしい。

今宵はひと月ぶりに車中泊。
道の駅・ゆふいんに宿を取った。
分かっていたことだが、エアエッジが使えない。
いつも通り、惜しいところでエリアが切れている。
あと少しなんだけどなぁ。
小橋健太の若い時じゃないんだから。
もうひと踏ん張り、エアエッジには頑張ってほしいものです。

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12/14 日本一周161日目(別府鉄輪・柴石温泉)

1214 ☆今日の概要☆

・鉄輪温泉「神和苑」(通算479湯目)
・鉄輪「円居(まどい)」にてハンバーグランチ
・別府地獄めぐり
・柴石温泉(480湯目)

★本日の走行キロ 30キロ

☆今日のオススメ☆

・鉄輪温泉「神和苑」(ブルーで乳白色の露天!)
・「円居」のランチ
・別府地獄めぐり

☆今日の詳細☆

温泉チャンピオンの郡司さんが100点満点を付けたという、
鉄輪温泉「神和苑」から、日本一周161日目はスタートした。

噂にたがわぬブルー+乳白色の露天風呂、
神秘的なまでに綺麗だった。
Img_3789

その露天の隣にもうひとつ露天があるのだが、
こちらはまだ発達段階のブルー色。
だが、透明な中にもうっすらと青色を呈していて、
妖しい美しさがあった。
Img_3790

内湯も同様の色をしていた。
Img_3792

これで「ナトリウム-塩化物泉」というのだから驚く。
いったい何がどうなって、こんな色を魅せるのかというと、
どうやらメタケイ酸という物質が関係しているらしい。

鉄輪に来たら、ここには入ってみた方がいい。
僕も強くオススメする。
入浴料は800円。
内湯が1つ、露天が2つである。

地獄めぐりの前に、ランチを食べた。
鉄輪温泉街で見つけた「円居」というお店。
オシャレだしランチが安いので思わず入った。
ハンバーグにチキン南蛮の付いたランチ頼んだ。
061214_12300001
どちらも上品でソフトな感じの味で、
ここは女性にもオススメできそうなお店だと思った。

時折雨の降る中、別府名物の地獄めぐりをした。
海地獄、坊主地獄、血の池地獄などいろいろあったけど、
いちばん印象に残ったのは海地獄かな。
あんなエメラルドブルーのお湯、
どうしても浸かってみたいという衝動に駆られた。
Img_3815 湯気がなかなか流れず、うまく撮れなかった・・

98℃の熱湯だというが、何とか冷まして、
入れるように出来ないものだろうか。
そう願う観光客はかなり多いと思うのだが。
それとも、泉質的に人が入れるような代物ではないのだろうか。

あと、山地獄も良かった。
ここはちょっとした動物園っぽくなっていて、
僕はカバにジャガイモのえさをあげたり、
ゾウやラマにクッキーのおやつをあげたりした。
Img_3870
僕に向かって大きく口を開くカバ。
小屋の中でひっそりクッキーを待つゾウ。
ラマは僕の手からパクっとクッキーを取っていった。
あの一瞬のラマとの交流。
微笑ましい時間だった。

最後に柴石温泉に入って帰ってきた。
柴石も、別府八湯のひとつ。
内湯が2つと露天風呂、それに蒸し湯もあった。
内湯は熱い湯、ぬるい湯に分れていて、
私見によればそれぞれ、43℃、41℃と感じた。
蒸し湯にちょっと入り、
雨天のため、露天には入らないで出てきた。
お湯は少し鉄っぽい味のする温まるお湯。
好きなタイプの泉質だ。

別府は本当に良いところ。
温泉もバリエーション豊富だし、人も温かい。
このまま定住したくなってしまうくらいに、
ここが好きになった。

年を取ったら、冬の寒さを避けて、
温かい土地に移住したいと思っているけど、
その第一候補が、この別府かもしれないな。
そんな夢が果たして叶うのだろうか。

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2006年12月13日 (水)

12/13 日本一周160日目(別府温泉郷)

1213 ☆今日の概要☆

・浜脇温泉「湯都ピア浜脇」(通算476湯目)
・「タイヤ館」にてスタッドレスタイヤに履き替える
・市の原温泉(477湯目)
・亀川筋湯温泉(478湯目)

★本日の走行キロ 16キロ

☆今日のオススメ☆

・市の原温泉
・亀川筋湯温泉

☆今日の詳細☆

2連泊した別府ゲストハウスを昼前に辞し、
本日一湯目は、浜脇温泉「湯都ピア浜脇」に入った。
浜脇は別府八湯の一つである。
昨日の6連湯の結果、どうにも自分が硫黄臭くて叶わず、
さっさと洗い流したかった。
スタンダードな日帰り施設だが、お湯はさほどの塩素臭もなく、
少し入っただけなのに、結構温まって良かった。
さすが別府、日帰り施設でもそれなりにすごい。

今日は懸念事項を2つ、払拭した。
22日に期限の迫った車の任意保険代を支払ったし、
「タイヤ館」でスタッドレスタイヤも新調した。
おかげでお金も無くなったが…
でもこれでどんな山道も安心して行ける。

ちなみにタイヤは工賃等すべて込みで34020円。
こないだ出雲のイエローハットで聞いたら、
いちばん安いタイヤでも45000円掛かるって聞いたから、
こっちの方が断然安い。
まぁもっと安く済む方法もあったのかも知れないけど、
とりあえずは満足だ。

タイヤ交換のあと、
「市の原温泉」、「亀川筋湯温泉」と2連湯。

「市の原温泉」は坂道の住宅地に唐突に現れる共同浴場。
周りの景色に不似合いなほどの鄙び方だ。
Img_3773
駐車場がなく、道路を挟んで向かいのコンビニに入って、
「あとで何か買うから停めさして」と頼み込んで店主の了承を得た。

入湯料は200円。
玄関開けてすぐのコイン投入口に入れる仕組みになっている。
また、僕が停めたコンビニで入浴券を買うことも出来る。

玄関を入るとすぐ脱衣所である。
脱衣所と湯船の間には区切りがなく、
これがどうやら別府のスタイルらしい。
竹瓦や梅園や駅前高等の各共同も、全てこのタイプだった。
共同浴場らしい味があるし、荷物を自分の目で監視できるし、
僕は結構好きだ。
東北では飯坂の鯖湖湯がこのタイプに当たる。

シンプル極まりない内装である。
浴槽は無骨なコンクリ造りで、
この飾り気のなさが、逆に風情を感じさせて良い。
Img_3775
湯船を満たすは弱食塩泉で、
共同湯には珍しく40℃くらいのぬる湯だった。
その名のとおり、わずかな塩味がして、
かすかにお湯の良い香りがした。

すぐ隣の女湯からは2,3人のおばあちゃんの声が聞こえたが、
男湯は僕の他には誰もおらず、裸のままで
気兼ねなく写真を撮った。

「返す刀で」と表現するのはおかしいかもしれないけど、
「市の原」を入り終わるとすぐに「亀川筋湯温泉」に向かった。
ここも、別府八湯のひとつ。

交通量の多い市道沿いにある共同湯で、
こちらは入り口に祀られた石仏にお賽銭をあげる形で入浴料を取っている。
いくら入れるも自由のようだが、僕は100円を入れた。
Img_3784 Img_37861

浴室は、「市の原」とほとんど変わるところがない。
脱衣所と浴室に区切りがなく、コンクリ造りの浴槽だ。
Img_3785 ピンボケしてまーす・・

湯底に敷かれてあるすのこが味わい深い。
共同湯らしく熱いお湯で、恐らく43℃くらいだろう。

泉質の記載はなかったが、無色透明で弱く硫黄臭がした。
おじいちゃんが湯口のフタを開けてコップでお湯を飲んでいたので、
僕も真似してみた。
特に味はしなかった。

おじいちゃんの方が先に上がり、
入り口の仏前でチーンと「おりん」を鳴らして帰っていった。
こんな音色を聞きながら入るお風呂も、しみじみ味があっていいなぁと思った。

おじいちゃんと入れ替わりで、初老のおじさんが入ってきた。
筑紫哲也がパチンコで大負けしたらこんな顔をするかもってな具合の顔だった。

昨日、濃厚なお湯にたくさん入ったせいで、
今日は無色透明のソフトタッチなお湯に入りたかった。
味のある共同湯、希望通りお湯もソフトなものに2つ入れて、
大満足の一日だった。

ところで、今後の予定を決めてみた。
といっても週末までだけど。

明日は鉄輪温泉、地獄めぐり、柴石温泉と入って、別府泊。
15日は堀田温泉、湯布院、塚原と巡って、久しぶりに車中泊してみる。
16日は湯平、長湯温泉と入った後、大分市内のホテルに泊。
17日はかなり仕事をやんなきゃダメなので、連泊してホテルに缶詰。
でもこのホテル、温泉があるらしいので、楽しみ♪

来週からは宮崎、鹿児島と南下していきます☆

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12/12 日本一周159日目(別府温泉郷)

1212 ☆今日の概要☆

・野湯・鶴の湯(通算470湯目)
・野湯・ヘビん湯(471湯目)
・野湯・泥湯(472湯目)
・野湯・鍋山の湯(473湯目)
・別府・明礬温泉「別府温泉保養ランド」(474湯目)
・駅前高等温泉(475湯目)

★本日の走行キロ 32キロ

☆今日のオススメ☆

・野湯・鶴の湯
・野湯・ヘビん湯
・野湯・泥湯
・野湯・鍋山の湯
・別府・明礬温泉「別府温泉保養ランド」

☆今日の詳細☆

とりあえず一言。
別府最強。
こんなすげーとこ、これまで来たことないや。
ここが温泉の横綱だ。
はむれっと、脱帽しました。
っていうか別府に五体倒地しますw

概要でお分かりのとおり、
怒涛の6連湯を決め込んだ日。
6連湯は温泉人生で初。
北海道・屈斜路湖畔の温泉群に入った時の
5連湯の記録を更新した。

第一湯目は、別府・明礬温泉から、
墓地の続く目立たない道をずっと登っていったところにある「鶴の湯」。
乳白色の温泉で、湯口付近はかなり暑くて入れないが、
そこから遠ざかったところなら44℃弱くらいの温度で、まだ入れる熱さだ。

僕が行った時には、ちょうど若い男性がふたり入っていて、
話しかけるといろいろ気さくに喋ってくれた。
僕が仙台からの日本一周で来ているというと驚いていた。
許可を取って写真を撮らしてもらったので、約束どおり、
そのまんまでアップします。
Img_3717 Img_3720

他に行きたいと思っていた「ヘビん湯」のことを尋ねると、
「じゃあ、僕らが先導して前を走りますんで、あとから付いてきてください」と言って、
わざわざ「へビん湯」の手前まで送ってくれた。
温かい心にうれしくなった。
旅は、こういう人たちのおかげで、
楽しくなり思い出深くなる。
本当にありがたいことだ。

そういえば彼らには福岡・小倉のうまいラーメン屋を聞いた。
確かな名前は「一蘭」といったはず。
まぁ必ず行くでしょう。

「ヘビん湯」は舗装されてないダートな道を行く。
途中で左右に分岐し、右へ行けば鍋山の湯、左へ行けばヘビん湯だ。
Img_3738
「ヘビん湯」は、とにかく道なりに進む。
途中で上り坂になったり道が舗装されたりして、
「もしかして通り過ぎたか?」と不安になるが、
そのまましばらく進んでいくと、左に2,3台の駐車スペースがあり、
右に降りていく道の向こうに小屋の見える場所がある。
そこが「ヘビん湯」である。
車を停めて右の道を降りていくと、
渓流沿いに露天風呂がいくつかあるのが見える。

僕の行った時には、管理者らしきおじいさんと、
カップルが一組入っていた。
グラサンを掛けて哀川翔みたいな感じの人と、グラマーな女性。
僕はちょっと肩身の狭い気持ちで、そそくさと服を脱ぎ、
掛け湯して、おじいさんと同じ湯船に浸かった。
やはりおじいさんはボランティアの管理者らしく、
ヘビん湯のことをいろいろ教えてもらった。
Img_3724 Img_3725 Img_3728

ここには4つの露天があり、それぞれに湯温が異なり、
また源泉も違うとのこと。
僕の入った感じによれば、湯温は、
一番上から、43℃、41℃、38℃、40℃。
無色透明で恐らくは単純温泉か。
温泉の匂いはすれども、味はあまりなかったように思う。

いちばん熱い温泉は、すぐ近くの岩の下から沸いているのだと教えてくれた。
そこに黒いホースが伸ばされていた。
他にも数本のホースが川の上流に向かって伸びていた。
Img_3734

次に向かったのは、「鍋山の湯」。
先ほどの道を、ダートの分岐地点まで戻り、
今度はその道を右へ。
ところどころ地割れみたいになった悪路で、
俺のムーヴはこの道を走破出来るのかと思ったが、大丈夫だった。
少し進むとすぐに、石造りの簡単な門が見えて、「鍋山の湯」と表示が出ている。
Img_3741
そこに車を停め、10分ほど山を登る。
山と言うより、地獄谷という方が正確か。
硫黄の香りが立ち込め、向こうの山肌を見ると、
いたるところから白煙が上がっている。
そんな中を歩いて上っていく。
Img_3743 Img_3744
視界は開けているので、眺めはなかなか良い。

ヘビん湯のおじさんから、
「鍋山の湯のさらに上には『泥湯』があるよ」と教わったが、
先にそっちに入ってしまった。
というのも、人の声が聞こえてきたからだ。

5人の若者が「泥湯」に浸かっていた。
聞けば熊本から来た大学生だという。
なるほど、確かにそういう雰囲気だ。
大学生って、雰囲気で分かることが多いのは何故なんだろう。

「泥湯」には2つ湯船があり、ひとつは彼らで満員だったので、
もう一つのほうに入ることに。
Img_3754 Img_3757

「ぬるいですよ」と言われたが、入ってみるとそうでもなかった。
すぐ目の前に源泉があり、ゴォッという噴気音を出していた。
源泉の近くでは、湯船の底からもお湯が湧き出ている様子で、
絶え間なく気泡の上がってくるのが見えた。
Img_3753
そこに足を伸ばしてみると、やけどしそうになる。
白濁している、というよりは、灰濁と言った方が正しく、
かなり濃厚に濁っていて、3センチより下はもう全く見えなかった。
「泥湯」の名の通り、湯底を掬うと滑らかな泥が取れた。
大学生の彼らの入っている、上の湯船の方が、
より強力な源泉に近く、そちらの噴気音の方が迫力があった。

「では、お先に」と言って彼らは上がっていったが、
しばらくして僕も下りていくと、
少し下った右から、また彼らの声が聞こえてきた。
行ってみるとそこが鍋山の湯だった。

湯船はやはり二つで、どちらも繋がっていた。
上の湯船の目の前に源泉があり、
そこからお湯が直接流れ込んでいるので、
当然上の方が熱い。
だが、水の勢いよく出るホースが用意されているので、
それで湯温を調節して入ることが出来た。
お湯の色は、黒。
かなり個性的な色だ。
東京の温泉のようなコーヒー色ではなく、黒。
どす黒いような黒ではなく、少し透明な灰色系の黒である。
こんな色の温泉には初めて入った。
(秋田・後生掛温泉の泥湯が、色としては近いかもしれない)
Img_3764 Img_3765
飲んで飲めないことはないが、
何となく銀歯が黒くなりそうな予感のするお湯だった。

彼らに熊本ラーメンのうまい店を聞いた。
「文龍」というところが良いらしい。
ここも必ず行くだろう。

野湯を4つ制覇し、5つ目は、
「別府温泉保養ランド」に行った。
ここの泥湯は超有名だ。
入浴料は1000円するが、値段以上の驚きを感じられる施設だった。

いくつかある湯船はすべて灰濁。
内湯と蒸し湯は男女別だが、その他の露天は全て混浴。
でもあれだけ濁りがすごければ、女性も入りやすいだろう。

露天の泥湯は圧巻だった。
湯船の中に入っていくと、
泥がニュルニュルと足指の股に入り込んできて、
思わず「おほぉっ!」と間抜けな喚声を上げそうになるほどくすぐったい。
湯底に座ってみると、さらに新鮮な感覚が。
お尻がニュルニュルして、かなり居心地が悪い。
どんなに機嫌の悪い人でも、この泥湯の底に座ったら、
あまりの感覚に一発で機嫌が直りそうだ。
そのくらい、人を童心に戻す力を、このニュルニュルは持っている。

泥は深いところでは、膝下あたりまで足を飲み込んだ。
緩やかに泥に引きずり込まれる感覚は何とも言えない。

広々とした露天の泥湯に遊んで、
僕は別府のあまりの懐の深さに、思わず脱帽したい気になった。
これまでたくさんの温泉に入ってきたけれど、
別府が一番凄い。
お話にならないほど、群を抜いている。
温泉なら何でもござれではないか。
間違いなく別府が温泉の横綱だ、と強く思った。

保養ランドでは無断で写真を撮るのが禁止だったため、
(そりゃそうだ、混浴だもんな)
カメラは持っていったのに一枚も取らずに終わった。
今から思えば、男女別の内湯「コロイド湯」とか、
鄙びた風情の休憩所くらい、写真に収めてきても良かったかな・・・。

濃厚なお湯に5つも浸かり、
そうなってくると無色透明の
ソフトなお湯が恋しくなってくるというのが人情と言うものである。
そういう訳で、いちどゲストハウスに戻ってから、
「駅前高等温泉」に出向いてみた。
駅からすぐのところ、ゲストハウスからも歩いて5分と掛からない距離にある。

大正ロマン風の外観だ。
Img_37721
「高等湯」が300円(何と24時間営業!)、
「並湯」が100円というので、安い方に入湯。
入りたかった無色透明なお湯に満足。
でも、並湯はちょっとぬるいかも。
40℃くらいの熱さしかなく、
この日の温泉のラストに、
ガッツリ熱いお湯に入りたかった身としては、少し残念だった。
見ると張り紙があり、
「並湯でぬるい人は高等湯へ」と書いてあり、
「それを早く言ってよ~」と思った。
少し長く浸かって体を温めてから宿に戻った。

こんなに沢山の温泉に浸かって、
湯あたりとか大丈夫だろうかと思ったが、
それなりに入り慣れしてるからだろうか、明くる日も何ともなかった。

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12/11 日本一周158日目(別府温泉郷)

1211 ☆今日の概要☆

・観海寺温泉「いちのいで会館」(通算467湯目)
・別府ゲストハウス
・竹瓦温泉(468湯目)
・梅園温泉(469湯目)
・らーめん・やなぎ家(チャーシューメン)

★本日の走行キロ 6キロ

☆今日のオススメ☆

・いちのいで会館(青色の温泉!)
・竹瓦温泉
・らーめん・やなぎ家

☆今日の詳細☆

お友達の旅芸人さんに紹介してもらった
別府・観海寺温泉の「いちのいで会館」は、
素晴らしい温泉だった。

露天風呂は「景観の湯」と「金鉱の湯」が男女日替わりで、
この日は男性は「金鉱の湯」だった。

いちのいで会館の名物は「景観の湯」らしいので、
断りを入れて女湯の湯船もカメラで撮らせてもらった。
営業開始のすぐに訪れたので、
まだ誰も入っていなかったのである。

とても広い露天風呂で、しかも色は青みを帯びた乳白色。
すごく可愛くて綺麗な色だ。
Img_3665 Img_3667
しかも別府の街並みや別府湾が見渡せて、眺望は最高である。
全てにおいて、最高級の露天風呂といって良い。

Img_3669 Img_3670 小っちゃな露天も2つあります。

かたや「金鉱の湯」は眺望は利かないものの、
山の露天という感じがして、僕は好きである。

Img_3680 Img_3682

こちらの方がお湯は新鮮なのではないか。
青白色になる前段階なのだと思うが、
透明な青色を湛えていて、妖艶とさえ思った。
こんなに色気のあるお湯を見たのは初めてだ。

入ってみると結構な熱さ(43,4℃くらいか)だが、
入れないことはない。

泉質は「ナトリウム-塩化物泉」という。
ありふれた泉質なのに、
どうしてここまで他と一線を画した色を帯びるのだろう。
泉温が101.8℃というのも驚異である。

余談だが、「金鉱の湯」に入るべく裸になった瞬間、
友人の「よったん」から電話があり、
僕は垂涎の露天を前にして、5分以上も真っ裸で会話した。
ちょっと寒くてたじろいだ。

いちのいで会館は、日帰り入浴という形ではなく、
食事をするお客さんは無料で温泉に入れますよ、という形をとっている。
大分名物のだんご汁定食(1200円)を注文すると、
「では先に温泉に入ってきてください」と促された。

そういうわけで湯上りにはだんご汁定食をいただいた。
Img_3689
豚汁のなかに、うどんの短くてぶっとい奴が入ったという具合である。
けっこううまい。
おにぎり2個と、チリソースのエビフライなども付いて、
食事としても大いに満足、
温泉入って食事して、これで1200円なら、かなりお得である。

さすがは温泉ソムリエ・旅芸人さんが薦めるだけのことはある。
素晴らしい温泉を教えてもらって、感謝感謝です☆

この日の宿は、別府ゲストハウス。
雰囲気としてはユースホステルという感じ。
個室で1泊2000円という安さだ。
フローリングの4畳半で、布団が置かれてあった。
部屋の中に洗面台があり、
コンタクトを取ったり歯を磨いたりするのに重宝した。
Img_36911
僕はこのくらいの広さがいちばん安心する。
広過ぎる部屋は嫌いだ。

僕は引っ込み思案なところがあるので、
何人かで仲良くやっている場所に
自ら入ってくのは苦手である。
憧れはありつつも何となく敷居が高く感じられる。
そんな訳で今旅中、
ユースホステルの相部屋なども敬遠しているんだが、
思いがけず、このゲストハウスに泊まることが出来て、
ほんのちょっと、ユースチックな雰囲気を感じ取ることが出来た。
残念ながら、誰とも仲良くはなれなかったけど。
(っていうか、滞在中、ほとんど仕事してて、部屋の外に出れなかった)

別府温泉のシンボル、竹瓦温泉を訪れてみた。
ゲストハウスから歩いて10分と掛からなかった。
Img_36931
豪壮な湯小屋のはずだが、
残念ながら改修工事か何かのために足場が組まれており、
外観を眺めることが出来なかった。
これはまた改めて来なければなるまい。

竹瓦温泉のあたりは、ネオン街になっていて、
妖しげなお店の林立する地帯であった。
呼び込みのお兄さんも数人立っていた。

竹瓦温泉は、館内の風情も申し分ない。
Img_3695 Img_3697

脱衣所から階段を下りたところに湯船があり、
浴室と脱衣所は吹き抜けのようになっている。
これも温泉場らしく良い。

おじさんがひとり入っていたが、
写真を撮ってもいいですか、と聞くと、
「おぉ、じゃあ向こう向いてるよ」と好意的に応じてくれた。
Img_3699

透明かつ薄緑を呈したお湯で、
泉質は「ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉」。
温度が57.9℃と高いので加水しているが、
それでも頼もしく熱い。
僕が好きなタイプの共同浴場だ。

梅園温泉という共同湯もはしごしてみた。
温泉チャンピオンの郡司さんが紹介していたからだが、
見つけるのにだいぶ苦労した。
幾人かの人に尋ねて、ようやく見つけ出した。
狭い路地を入っていったところにある。

Img_3703

入浴料は100円。
入り口を入るとすぐ、浴室である。
やはり脱衣所と繋がっている。
古いタイプの共同浴場はこういうパターンが多いようだ。
壁には「組合員以外の入浴は禁止です」と貼られていたが、
後で聞いたら、100円出せば誰でも入って良いらしい。

この温泉でも、おじさんに断りを入れて、
写真を撮らせてもらった。
Img_3709
仲良くなっていろいろ喋ったのだが、
方言がけっこう混じっていて、会話に苦戦した。

梅園のあたりは飲み屋街で、
路地裏に住む野良猫の多いこと多いこと。
Img_3715
みんな居酒屋の台所からもらえる餌をアテにしているのだ。

風呂上りに「ラーメン・やなぎ家」という店で、
チャーシューメンも食べた。
やはり九州、白スープのとんこつだ。
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良い味で、満足して食べた。

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12/10 日本一周157日目(宇佐市~別府市)

1210 ☆今日の概要☆

・宇佐神宮
・中津城
・夷谷温泉(通算465湯目)
・伊美別宮八幡神社
・別府温泉(466湯目)

★本日の走行キロ 144キロ

☆今日のオススメ☆

・宇佐神宮
・夷谷温泉

☆今日の詳細☆

宇佐神宮は、全国4万社ある八幡宮の総本宮だという。
Img_3642 Img_3647 Img_3651

ここには奈良時代の天皇、
応神天皇が八幡大神として祀られている他、
応神天皇の母、神功皇后や比売大神も合わせて祀られている。

八幡さま=応神天皇だとは知らなかった。
もっと伝説上の神様なんだと思ってた。

本殿に参拝しながら、
元・人間にお祈りを捧げているかと思うと、
正直、何だかなぁと白けた気分を感じた。
昭和天皇を神様としてお参りするのと一緒だもんな。
単に歴史が古いってだけで。
それを思うと妙な感じがする。

その他の伝説上の神様も、みんなそんな風に
フツーの人間だったのだろうか。
天照大神とかイザナギとかイザナミとか全部、
ただ単に大昔の権力者だったってだけの話かもしれない。
今でいう政治家とか、大金持ちとか。
だとしたら、俺はいったい何に頭を下げたり、
祈りを捧げたりしてるんだろ?
タイムマシンを使って大昔に飛んでみたら、
天照もイザナギも、全然何ということもない、
さっぱり祈るに値しない人間だったりして。
そういう可能性もだって無きにしも非ずだ。
興醒めする事実というものは、悲しいかな、この世に多いものだ。

有難いという気持ちを持ちながらも、
何となくの疑念を抱きつつの参拝になった。

中津城は、戦国の名将、黒田如水(官兵衛)の建造した城。
現在の建物は戦後になって修復したもので、
鉄筋コンクリート造りになっていた。

Img_3652_1

外観は壮観だが、現存天守に比すると館内はやはり物足りない。
黒田家に関する遺品はほとんどなく、
その後に入った奥平家の遺品がメインで展示されてあった。

城のふもとにニャンコロが何匹も遊んでいたのが印象的だった。
Img_3659

この日は国東半島も巡った。
国東については、つげ義春が文と絵で載せているはずで、
返すがえすも、つげさんの旅行記を持ってこなかったのが悔やまれる。
おかげで、つげさんの辿った国東の道を追うことが出来なかった。
道端にある道祖神とかぜひ見たかったのだが、叶わなかった。
また、熊野磨崖仏も、時間がなくて見れなかった。

こうして書いてみると、テンションの低い一日だな。

夷谷温泉というところに入った。
Img_36621
民家もまばらな山中にあるんだが、
温泉にはそれなりに人が集まっていた。
茶褐色をした「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉」で、
湯温も高く、僕は好きな温泉だった。
300円の低料金でシャンプー、ドライヤーなど、
アメニティが充実しているところも良かった。

夕方、伊美別宮八幡神社というところで、
道祖神をようやく見ることが出来た。
道祖神っていうのはいわゆる男根を神様にしたもので、
国東地方にはいたるところに点在するらしい。
Img_36631

ちなみに男根の土台は女陰になっているらしい。

エッチなものって何となく後ろめたいところがあるけれど、
本当は違うんじゃないだろうか。
本当はとても有難く素晴らしいものなのに、
宗教とか常識とかいろんな擦り込みがあって、
それが何かダメなものみたいに思われてる。
今はだいぶ取り払われてきたけど、
それでもやっぱり、まだまだそういう風潮はある。

でも概念も何も全くない状態でエッチをしたら、
きっとそれは人生で最高っていうくらいに素晴らしいものになるだろうなぁ。

自分の感覚に素直になるなら、
神様の恩寵、という風に表現してもいい気がする。
一瞬の刹那ではあるけれど。

まぁ後ろめたいことを隠れてするところに、
背徳のエロチシズムがあって、
より気持ちが盛り上がるってのもあるんだけど。
って何を書いてるんだ、俺はw

ともかく、性神というのがある理由は何となく分かる気がする。

この日の晩、別府入りを果たした。
ようやく日本の温泉のメッカにたどり着いた。
温泉求道家とか、温泉ソムリエとか言っておきながら、
別府にさえ入ったことがないというのは、
自分自身つまらないと思うところがあったが、
これでようやく、日本最大の温泉地を堪能することが出来る。

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12/9 日本一周156日目(行橋市~大分県・宇佐市)

129 ☆今日の概要☆

なし。

★本日の走行キロ  チェックし忘れ

☆今日の詳細☆

今日は旅らしいことは何もしなかった。
11時にホテルをチェックアウトして、
今宵の宿泊地、宇佐に向けてダラダラと南下。
途中のジャスコで、車内の整理整頓をやった。
これが1時間も掛かった。
どんだけ散らかってたんだよってな話です。

本当は国東半島をぐるっと回って、
そのあたりのいい温泉に入ったり、
熊野磨崖仏を見に行ったりしたかったんだけど、
雨降りだったので明日に回すことに。
明日の大分はとても良い天気らしいので。

たしかつげ義春が国東のことを文と絵で書いていたはずで、
どこかの本屋でつげさんの文庫を調達したいのだけど、
なかなか売ってない。

運転中に掛ける音楽もさすがに聞き飽きてきて、
この頃は何故かゲイシャガールズばかり聞いている。
ダウンタウンのコントが4つくらい入ってる。
「奥さん」、「ステップナー」、
「Damessuka」、「Yuji」などなど。
何度も同じネタを聞いては同じところで笑っている。

でも、いよいよそれにも飽きてきて、
どっかで「さだまさしのトークベスト」を
安く売ってないかなと思うんだけど、無いんだよなぁ…。

宿泊は宇佐市のホテル、パブリック21。
朝夕2食が無料サービスで、夕は豚のしょうが焼きだった。
かなりウマーでした☆

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2006年12月12日 (火)

12/8 日本一周155日目(下関市~福岡・行橋市)

128 ☆今日の概要☆

・唐戸市場
・なごみ帰仙(帰仙=仙台に帰ること)
・博多「金龍」(チャーシューメン でか餃子)

★本日の走行キロ 53キロ

☆今日の詳細☆

12時半の新幹線で、なごみが仙台に帰っていった。
先ほど到着したと電話があり、
下関~仙台の強行軍をよく乗り切ったもんだと感心した。
山陽、東海道、東北の各新幹線を乗り継ぐこと8時間。
いやはや、お疲れ様でした。
いくら新幹線とはいえ、長時間、座席にじっとしていたのは辛かったろう。
僕は飛行機にすればと言ったのだけど、乗りたくなかったみたい。
今は後悔してるかもなw

福岡と仙台ではいったい何キロ離れているのだろう。
2000キロくらいか。
不思議なものだ。
ほんの数時間前まで一緒にいたのに、
今では恐ろしく離れている。
さっぱり現実味がない。
その辺を探せば、
コンビニで立ち読みしてる姿をあっさり見つけそうな気がするのに。

なごみと分かれる前に、
ホテルのすぐそばにあった「唐戸市場」を見に行った。
Img_36041

市場のすぐ目の前に海があった。
左から右に、かなり早い流れで潮が進んでいる。
海を挟んだ向こう側に大きな陸が見えた。
2,3キロしか離れていないのではないか。
忙しくダンボールを運んでいる市場のおじさんに尋ねてみると、
「あれは門司港だね」と答えてくれた。
「というと、あれは九州ですか」
「そうだね」
Img_3618 Img_3622

あまりに近いので驚いた。
左に目を向けると大きな橋が架かっていて、
あれが恐らく関門大橋なのだろう。
橋のもっと向こうにはいくつか島が点在しているのが見え、
あの辺りを壇ノ浦と呼ぶのではないかと思った。

市場の中ほどに進んでみると、
いくつかの店が取れたての魚で寿司を出していた。
本マグロ300円、炙りトロ300円、いくら300円、
ウニ500円、カマトロ500円…と値段は張るが、
ネタは大振りで見るからにウマそうだ。
Img_3610Img_3612
下関名産のフグの寿司もあり、こちらは一貫100円。
下関ではフグのことを「ふく」と呼ぶらしい。
フグは「不遇」に通じ、フクは「福」に繋がるかららしい。
昔からそう言われてきたのだという。

僕は本マグロ、炙りトロ、いくら、フグ、カマトロと食べ、
なごみはウニ、ホタテ、フグ、カマトロと食べた。
ふたり合わせて2800円。
彼女の旅の最後だし、またしばらく会えなくなるのだからと思って、
ちょっと贅沢してみた。

彼女を新下関駅で見送って、僕もひとり旅の再開だ。
何となく気持ちが引き締まり、
「さて」と、車を発進させた。
目指すは九州。

九州へは関門大橋を通るか、もしくは、
船でないと渡れないと思っていたのだが、
関門トンネルというのが開通していて、あっさり渡れた。
軽自動車なので料金は100円だった。

利用していてこんなことを言うのは何だが、
実は海底トンネルは、あまり好きでない。
何となく息苦しくなるのだ。
大地震か何かが起こってトンネルが崩壊し、
一挙に海水がなだれ込んでくる光景など、すぐにイメージしてしまう。
そんな事態になったら、どうやってトンネルから脱出すりゃいいんだ。
自分の作り出した妄想に焦った。
「このビニール袋に空気を蓄えて、落ち着いて泳ぎながら
 数十秒にいちど空気を吸って…」などと妄想は展開し、
鼻をつまんで呼吸の練習さえやったりした。

そんな馬鹿なことを考えている間に、
あっという間にトンネルから出た。
出たところは北九州・門司だった。
トンネルの中で県境を越えたのだ。
後で調べたら、トンネルの全長は3.5キロほどしかなかった。

あまりにあっさり九州入りしたので、拍子が抜けた。
トンネルや橋は便利なのは良いものの、どこか旅情に欠ける。
やっぱり船に車を載せて汽笛を聞きながら甲板に登り、
次第に大きく迫ってくる陸にドキドキして、
それから新しい土地に入る方が、旅する身には良いと思う。
青森の大間から北海道に渡る時の
あの高揚感を少しでも感じたかった。
帰りは少し高くてもフェリーに載せようかな。

今日の宿泊地は、福岡県行橋市。
県道25号を抜け、国道10号を南に下がった。
途中でラーメン屋に立寄った。
博多「金龍」というお店。
何も調べず通り掛かりで入ったので、
博多ラーメンに詳しい人がいたらあるいは、
「あぁ、その店に入っちゃったのかぁ…」と
ため息吐かれるかも知れないなと思いつつ、暖簾をくぐった。
「チャーシューメン」と「でか餃子」(3個)を頼んだ。

九州では、白いスープのとんこつラーメンがスタンダードで、
「しょうゆラーメン」は敢えて「しょうゆ」と頼まないと出てこないらしい。
そんな話を数年前に聞いたことがある。
その話を裏付けるように、
「金龍」も真っ白なとんこつスープだった。

チャーシューメンはなかなか迫力のある外観で、
丼の周りをチャーシューが取り囲み、
さらには麺の上にまでチャーシューが乗っていた。
数にして12枚。
およそ麺の四面楚歌といった感じであった。
061208_16010001

結果からいうと、「でか餃子」は僕の好きな味ではなかった。
チャーシューメンは思ったよりチャーシューの厚みがなく、
苦戦せずに完食した。

博多のお店らしく、
テーブルには生ニンニクとニンニク絞りが置かれてあり、
ワクワクしながらひとつ潰してスープに溶かしてみた。
僕は大のニンニク好きなのだ。
でも、「ラーメン二郎」ほど
スープとニンニクの相性は感じられなかった。

それなりにおいしいラーメンだったけど、もうひと超え、
見た目に相応しいパンチ力があっても良いような気がした。

仕事をしながらダラダラと国道10号を南下して、
午後6時頃ホテルに入った。
アパホテル行橋駅前。
きれいで広い部屋に満足している。
カーテンを開くとすぐ目の前に行橋駅が見える。
結構大きな駅だが、見た感じ駅周辺にあまりお店はなさそうだ。

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12/7 日本一周154日目(長門市~下関市)

127 ☆今日の概要☆

・俵山温泉「白猿の湯」(通算464湯目)

★本日の走行キロ 記録し忘れました…

☆本日のオススメ☆

・俵山温泉


☆今日の詳細☆

ホテルをチェックアウトしたのは正午。
ここのところ、移動移動で疲れていたため、
ゆっくりの午前中を過ごした。

ホテルは「マリンビュー」の名前のとおり、
部屋からは爽快なオーシャンビュー。
あいにくの曇天だったが、それでも見晴らしは良い。
Img_3584

快晴であれば素晴らしい絶景が望めただろう。

無料の朝食サービスも良かった。
ポテトサンド2つとコンソメスープが付いてきた。
味も良くて大満足。

ラブホテルではあるが、設備、サービスなど全てにおいて、
ビジネスホテルを凌駕していた。
足りないのはLANでネットが出来ないところくらいか。
駐車場も無料だし。
これで一泊一室7800円は安い。

雨降りの中、山口の名湯、俵山温泉に行った。
東北で言えば肘折温泉のようなひっそりとした湯治場である。
狭い道路の両側にひしめき合うように旅館が立ち並んでいる。
木造の2,3階建てのものが多い。
Img_3589
西日本では珍しく自炊を受け付けている宿も多いようだ。
こういう雰囲気の温泉場が僕はいちばん好きである。

俵山温泉は珍しい湯治スタイルが残っている。
各旅館は、内湯を備えている宿が少なく、
温泉街に3つある外湯に通うというスタイルが、
今もって続いているのだ。

入りたいと思っていた「町の湯」はなんと、
大掃除のために休みだった。
「川の湯」も2時からだというので、
仕方なく「白猿の湯」に入った。
この日は通常700円なのが、360円で入湯できた。
運が良いのか悪いのか。

「白猿の湯」は外湯というよりも「日帰り温泉」の風情。
Img_3594
こういう施設に入り飽きている僕としてはあまり気が乗らなかったのだが、
実際入ってみたら、温泉が良い使われ方をしていて気分が良かった。
内湯は1号泉、2号泉とに湯船が分れていて、
1号泉が源泉そのままのお湯。
(でも湯口に手を当ててみたら、本来41℃のお湯が、
45℃くらいの熱さに感じたのだが…)
2号泉は42℃くらいに加熱されている。

1号線の湯口からはしっかり硫黄臭がした。
お湯はツルツルとして入り心地が良い。
39℃か40℃くらいのぬるめのお湯で、
しばらく入っているうちに脱力して少し眠ってしまった。

露天は岩風呂があるが、こちらは循環+塩素消毒。
内湯に比べると温泉的に魅力は少なかった。

白猿の湯は、温泉としては良いのだが、
温泉街のひっそりとして鄙びた雰囲気に
あんまりそぐわない様な気がした。

今日はひとつ温泉に入っただけで、
あとは下関まで移動。
本当はもう一つ入ろうと思ったのだけど、
長旅の疲れがなかなか取れず、
車で少し走るとすぐに眠くなったりするので、
無理せず早々にホテルに入った。

今は彼女と一緒だから仕方ないけれど、
この頃、車中泊が恋しい。
その方が旅をしている実感を覚えるのだ。
九州はさほど寒くもないと思うし、
これからは車中泊を増やして行こうと思う。

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12/6 日本一周153日目(湯田温泉~萩~長門市)

126 ☆今日の概要☆

萩観光

・道の駅・萩しーまーとにて炙りサーモンとイクラの親子丼
・松陰神社(松下村塾・吉田松陰歴史館)
・萩城下町(木戸孝允旧宅跡など)
・長門湯本温泉「恩湯」(通算463湯目)

★本日の走行キロ 123キロ

☆今日のオススメ☆

・「浜料理がんがん 炙りサーモンとイクラの親子丼」
・松陰神社
・長門湯本温泉「恩湯」

☆今日の詳細☆

終日、萩を観光した日。

昼、腹ごしらえに「道の駅・萩しーまーと」内の
「浜料理がんがん」へ。
ここで、「炙りサーモンとイクラの親子丼」を食べた。
Img_35141
1500円。
これが絶品。
ドラクエで言うところの快心の一撃!である。

萩ではまず、松陰神社を訪れた。
幕末の数多の志士を生み出した吉田松陰が祀られている。
Img_3519
ここには、松下村塾の建物があったり、
蝋人形の吉田松陰歴史館も併設されていた。
Img_3534 ←松下村塾。

松下村塾で物思いに耽りながら佇んでいると、
季節外れにも思える、緑色の鮮やかなカマキリが
僕に向かってまっすぐ近づいてきた。
何となく意味ありげで、写真に撮ってみた。
Img_3526
こいつ、何がしたかったんだろう。
別に何かしたい訳ではなかったのかな。

首をつかんで持ち上げてみたら、
羽を広げ尾を反らし、烈火のごとく怒った。

萩は思っていたよりずっと小さな街だった。
人口も5万人くらいしかいないらしい。

木戸孝允の旧宅や豪商の家を見たりした。
Img_3546 Img_35621


Img_3553 桂小五郎、わずか6歳だか7歳の時の筆。すごすぎ。


取り壊される前の萩城の写真が、誰かの旧宅に残っていた。
5層の立派なお城で、さすがは毛利36万石のお城である。
これが残っていたら、もっと見所の多い街だったろう。

なごみは萩焼のお皿を買ったり、
名産の夏みかん系のお菓子を食べたりして、
かなり満足した様子だった。

山口の名湯、長門湯本温泉に行ってみた。
「恩湯」という名前の、風情溢れる外観の共同浴場。
Img_35771
一度入ってみたかった温泉だ。
料金は140円。

湯船はふたつに分れているが、どちらも温度は同じ。
39℃の源泉をそのまま入れているので、
湯船は結構ぬるめ。
湯口のお湯もぬるい。
泉質はアルカリ性単純温泉で、
硫黄が香って、ツルツルする良い温泉だと思った。

個人的には湯船がふたつあるなら、
ひとつは42℃くらいに加熱してほしいと思うところだが・・・。
最後は熱いお湯に入って、サッと上がるのが好きなのだ。

この日の晩は、長門市のラブホテル「マリンビュー」に宿泊。
詳しくは明日の日記に書くけど、
このホテル、かなりいい感じでした☆

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12/5 日本一周152日目(秋芳洞・秋吉台)

125 ☆今日の概要☆

・秋芳洞
・秋吉台
・ダイハツで車の修理

★本日の走行キロ 63キロ

☆今日のオススメ☆

・秋吉台


☆今日の詳細☆

山口の名勝、秋芳洞に行ってみた。
洞窟に行くまでの間、10分くらい商店街を歩くのだが、
これが恐ろしく閑散としていた。
まるで元旦の商店街のようだった。
Img_3466
時折、ツアー客がガイドに連れられて通るが、
一般客は数えるほどしかいない。
お店も閉めているところがチラホラ見えた。

洞窟は、有名な百枚皿がやはり一番の見どころか。
これは確かに幻想的な風景だった。
Img_34771

でも、ここのメインは、入ってすぐのところにある
「冒険コース」だろう。
Img_34751

300円を無人ボックスに入れて、懐中電灯を手に取る。
そしてまずは岩壁に打ち付けられたはしごを上るのだ。
気分はちょっと、川口浩探検隊だ。
(若い人は知らないんだろうなぁ…)

上ったあとは、暗くてツルツルすべる崖をゆっくり歩いていく。
もちろん、崖側には柵があるので落ちる心配はないが、
転倒したり岩に頭を打ち付ける危険は大いにある。
こんなとこ、無人で開放していいのかとちょっと思った。

その他、黄金柱やマリア観音など、奇岩は多数あるが、
自然の造形にあまり興味がない僕は、
ちょこっと見るだけで通り過ぎる場合が多かった。
Img_3488 まぁ一応、黄金柱の画像。

僕としては、秋芳洞より秋吉台のカルスト台地の方が良かった。
まるで北海道の美瑛のような広大な台地に、気分が爽快になった。
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湯田温泉に戻ってから、ダイハツのお店に行った。
このところ、エンジンルームから「カサカサ」っていう異音がしていたのだ。
どうも、バッテリーやエアコンにつながるチューブが
劣化しているのが原因らしい。
5000円で済むというので、修理をお願いした。

あとで聞いたら、実際には9000円近く掛かったのだが、
お店側の伝達ミスということでこちらが何も言わずとも、
当初の通り5000円で済んだ。

うーん、なんてツイてるんだ(^^)

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12/4 日本一周151日目(益田~山口・湯田温泉)

124☆今日の概要☆

・津和野・太鼓谷稲成神社(1000本の鳥居)
・柚木慈生温泉(通算461湯目)
・山口市・湯田温泉「プラザホテル寿」(462湯目)

★本日の走行キロ 108キロ

☆今日のオススメ☆

・太鼓谷稲成神社
・柚木慈生温泉

☆今日の概要☆

仕事でチェックアウトが遅れ、正午にホテルを出た。
萩に行こうか津和野に行こうか迷ったが、
萩を見るには一日は欲しいだろうし、津和野を通る方が
今晩の宿泊地、山口市の湯田温泉に近いので、そちらに行くことにした。

津和野は山陰の小京都と聞いていたが、
イメージよりもかなり小さな町だった。
駅も無人駅ではないんだろうけど小さなつくりで、
駅ビルなんてもってのほか、駅前には小さな商店が幾つか並ぶ程度だった。
そこから少し外れるとそれなりの街並みはあるのだが、
それにしたって小さい。
昨晩泊まった益田の方がよほど大きく、
名前の通っていない市の方が規模が大きいということがとても意外だった。
もちろん、小さいからといって悪い町だなんて言ってるわけではない。
たしかに小京都を感じる、雰囲気のある街並みだった。

「太鼓谷稲成神社」というところに行った。
なごみと合流してからというもの、
吉備津彦神社から始まり、これでもう何社目だろう。
「晩秋の山陰・神社と湯めぐりの旅」とタイトルを付けて、
旅行商品として売り出したいほどだ。

太鼓谷稲荷神社は、深く印象に残った神社である。
あれはいちど見たら忘れないだろう。
何しろ、クネクネと曲がる参道に沿って、
1000本からなる鳥居が立っているのだ。
全て朱塗りの鳥居で、
下から見上げた図はかなりの壮観である。
すごい神社もあったものだ。
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しかし、鳥居の多い神社は大抵、稲荷神社と相場が決まっているが、
これはどういう理由なのだろう。

息を切らして本殿への階段を上っていく。
何しろ鳥居が1000本もあるのだから、
階段もそれなりに長い。1000段まではないはずだけど。
300段くらいだろうか、正確な数は不明。

立派な本殿だった。
他にもいくつか建物があって、規模は大きい。
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津和野の街並みがひと目で見渡せる見晴らしの良さだった。

本殿では、神社に「お揚げ」をお供えする風習があるようだった。
150円で「お揚げ」とローソクのセットを買い、
僕らは本殿の真裏まで行って、直接(?)お稲荷様に奉納した。

この日の温泉は、郡司さんの「一湯入魂温泉」を参考にして、
山口県の「柚木慈生温泉」に行った。
料金は500円。
日帰り専門の施設のようだった。
沸かし湯だが、かなり濃い温泉のようで、
源泉そのままでは強過ぎるので水で2倍に薄めて入れているらしい。
泉質は「含二酸化炭素-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 」。
茶色に濁ったお湯は、必要以上の加熱はしておらず、
ずいぶんぬる目のお湯だった。
だいぶ温泉に気を遣っている様子。

湯船は狭く、大人5人も入ればいっぱいだ。
何となく湯船の形状が、弘法大師の頭部だと思った。

ぬるいお湯にゆっくり浸かり、
気持ち良さにいつしか眠ってしまい、
ハッと目を覚まして、お湯から上がった。

ベンチで休んでいると、管理人さんが、
「源泉を一杯いかがですか?」と言って、
コップに注いでくれた。
飲んでみると炭酸の強さがよく分かった。
CCレモンくらいの炭酸があった。
鉄とかいろんな味がして、じっくり飲むには飲みにくく、
一気にゴクゴクと炭酸の喉越しを味わって完飲した。
あとからなごみも上がってきて、同じように源泉を飲んだが、
味のきつさに全部は飲めなかった。

湯田温泉「プラザホテル寿」に入ったのは、
もう暗くなってからだった。
温泉街のレストランに入って肉野菜炒めを食べた。
仕事に追われて、晩はお風呂にも入れず、寝た。

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12/3 日本一周150日目(出雲市~益田市)

123☆今日の概要☆

・玉造温泉(通算459湯目)
・須佐神社
・温泉津温泉(460湯目)
・やすまさ寿司(島根県・益田市)




★本日の走行キロ 246キロ




☆今日のオススメ☆

・温泉津温泉
・やすまさ寿司




☆今日の詳細☆

今晩チェックインしたホテル。
「益田グリーンホテルモーリス」というのだけど、
小さな街に不似合いなほどの豪華ホテル。

鄙びた駅前にあるが、明らかに相応しくない。
大都市の駅に併設されているような感じのホテルだ。
ここがツインでひとり4000円ちょっと。
部屋は見晴らしも良く、オシャレな感じで、
大浴場まで付いていた。

また、朝食は500円で和洋バイキング。
この安価であの品揃えなら、大満足だろう。
他のホテルなら800円とか1000円は取りそうな朝食だ。

こんな場所で、こんな値段で、
どうしてやって行けるのだろうと思うほどのホテルだ。
楽天トラベルで、これまでに泊まったお客さんが
総じて5つ星を献上していたが、確かに分かる。
僕の中でも100点満点のホテルだ。
札幌のホテルレオパレスに並ぶ100点満点だ。



この日は、昨晩入り逃した「玉造温泉」からスタート。
「湯亭こんや」という旅館に入った。
ひとり1000円の入湯料。
タイルの内湯とこじんまりとした露天があり、
お湯は無色透明の単純温泉。
ほのかに温泉の香りがして、滑らかないいお湯だった。
さすが歴史の古い温泉は、良い湯が多い。


なごみのリクエストで、須佐神社に行った。
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かなりマイナーな場所にあるのに、
けっこう人が多かった。
何でも、スピリチュアル界では今熱いスポットらしい。

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確かに清々しい神社で、
僕も、心地よいエネルギーを感じた。


宿泊地の益田に向かうべく、国道9号線を西へ。
途中で、温泉津温泉に立寄った。
何でも近々、世界遺産に指定される予定の温泉地らしい。


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温泉街を入っていった感じ、
たしかに鄙びて味はあるけれども、
世界遺産に登録するほどのことがあるだろうかと
疑問に思っていたら、
その疑問はすぐに氷解した。
世界遺産に指定されるのは、石見銀山とその周辺地域で、
メインは石見銀山なのだそう。
石見から採掘された銀は、大航海時代、
全世界で幅広く流通したという。
そういう世界的な価値が高く、
世界遺産に指定されるに至っている訳で、
温泉街のみが登録されるわけではないようだ。

この世界遺産に登録されるという話、
温泉街では複雑な感情を抱く人が少なくないらしい。
というのも、世界遺産に登録されてしまうと、
改築などするのに、恐ろしく面倒な手続きを踏まねばならないらしいのである。

温泉街をそぞろに歩きがてら、
旅館併設のカフェでお茶をした。
少し休んで、共同浴場の「元湯泉薬湯」に入った。
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すぐ向かいの「薬師湯」が、
温泉通(?)が選んだ5つ星の泉質ということだったが、
温泉本を見ると、「元湯泉薬湯」の方が湯船に趣のあるので、
そちらを選んだ。
このあたり、僕はやはり泉質重視というよりは
風情重視である。

狭い浴室に10人からのおじさんがいた。
3つに分れた湯船は、左から、座り湯、ぬるい湯、熱い湯。
お湯は透明だが茶色を呈していて、
良い温泉なのがすぐに分かる。
共同浴場らしく、ぬるい湯と言ってもだいぶ熱く、
また熱い湯の方は、足が火傷をしそうなほどに熱かった。
45℃以上あったのではないか。
僕の中では、那須の鹿の湯と同じくらい熱かった。


温泉津では僕よりなごみの方がいい光景を見たようだ。
地元のおばさんたちが4人も5人も、
それぞれに背中の流し合いっこをしたり、
なごみにも気さくにいろいろと話しかけてきたりして、
思い出深い入湯になったと満足げに話していた。
そういう光景こそ、共同浴場ならではの醍醐味なのだ。
その意味では、僕も「人間」を味わうために、
温泉へ通っているのかもしれない。



温泉津のあとは、さらに西へ向かい、
冒頭に書いたホテルにチェックイン。

すぐ目の前にある「やすまさ寿司」という回転寿司で食べた。
「やすまさ」、良い響きである。
同級に、そういう名前がいたのだ。
僕は彼が好きであった。
運動が抜群に出来て、優しい男だった。
中1の冬、それまで友人だった奴らから
僕が不当ないじめを受けていた時期、
「俺はいじめないよ」と言ってくれた彼の言葉を
今でも覚えている。

給食をもらっている時の話である。
隣に並んだ彼から、
「お前、いじめられてるの?」と訊ねられ、
屈辱に言葉を出しかねていると、
「俺はいじめないよ」と真剣なまなざしで言ったのだ。
僕はうれしくて涙が出そうになった。
あの時のことを、僕は一生忘れない。



話が完全に飛んでしまった。
寿司屋の話であった。


「やすまさ」という名前だから、
というのは関係ないはずだが、
うまい寿司屋だった。
海が近いからというのもあるのだろう。
魚にはうるさいなごみもおいしいおいしいといって、
大満足して食べた。
僕が一番お気に入りだったのは、
札幌であみゆかさんにご馳走してもらって以来、
すっかり味を占めた「炙りサーモン」である。
これが最強にうまかった。
まるでカルビ焼肉を食べているかのような力強い味わいで、
そればかり3皿も食べてしまった。
ふたりでしこたま食べて、3000円という安心価格。
思いがけず良い夕食にありつけて、大満足であった。

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12/2 日本一周149日目(松江~出雲)

122 ☆今日の概要☆

・須我神社
・熊野大社
・黄泉比良坂
・松江城
・皆生温泉「OU」(通算458湯目)

★本日の走行キロ 208キロ

☆今日のオススメ☆

・松江城

☆今日の詳細☆

なごみがいくつか神社を見たいというので、
須我神社、熊野大社と巡った。
出雲は妙な天気で、大雨、雷、突風が吹いたかと思えば、
少し晴れてみたり、
そうかと思えば今度は小さな雹がパラパラ降ってきたりもして、
さすがは八百万の神が集まってるだけのことはあるなと思った。
天候から考えるに、神迎えというのもあながち嘘ではないかもしれない。

なごみは須我神社で「神祓詞」を買って、
いろんな神社に参拝するたびにその祝詞をあげていた。
スラスラ突っかからずに言えるので、
「やっぱり私は前世で神に仕える仕事をしていたのかも」などと言っていた。
Img_3333_1 Img_3335 ←熊野大社。出雲同様、注連縄がすごい。

黄泉比良坂という場所にも行ってみた。
何でもここは、イザナギが地獄とこの世の間に巨石でフタをした場所らしい。
Img_3341
フタをするに至った経緯については紆余曲折があるが、
話が長くなるので割愛。
古事記とか読むと、そのあたりの伝説の記載があるらしい。
何となくあまり気分の良い場所ではなかった。

不思議なことに出雲から離れれば離れるほど、天候が回復し
ちょうど良い具合に、松江城に着いたあたりでは雨がすっかり止んでいた。

小さい頃からずっと来てみたかったお城の一つである。
5層6階の天守閣は山陰唯一の現存天守で
漆黒の外観が美しく、実に堂々と聳えている。
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この城は戦国大名の堀尾吉晴が建築したものだ。
天守閣の規模としては、姫路に次ぐ大きさだという。

ひと目見て、このお城に惚れてしまった。
どっしりとしていて、飾り気が無く無骨で、
それでいて美しい。
5層6階と規模が大きいのもまた良い。
同じ漆黒では、国宝の松本城があるけれども、
お城の形としては僕は松江城の方が好みだ。
なぜ、このお城が国宝ではなく重要文化財に留まっているのか、
その意味が分からない。
明らかに国宝ではないか。

城内は無駄に明るくせず、良い具合に暗さが保たれていた。
黒光りする床板やゴツゴツとした木柱が歴史を感じさせた。
数多くの甲冑、兜、刀や薙刀が展示されており、
Img_3349 Img_3352 Img_3350

後藤又兵衛のものと伝わる具足や真田幸村所用の軍扇などもあった。

このお城から離れる時、何だか妙に名残惜しく、
城門を出る前に一旦足を止めて、もういちど天守を振り仰いだ。
出来れば一日中、ここに佇んで、
お城と対話をしてみたかった。
昔、ここに居たことがあったのかな。

この日の温泉はちょっと選択をミスってしまった。
松江しんじ湖温泉に行くか、
皆生温泉に行くかで迷い、皆生温泉に行った。
有名どころを入り逃したくなかったのだ。
でも、これが失敗だった。
温泉本に掲載の宿に行ったのに、潰れて営業してなかったのだ。
まさかこんな誤算があるとは・・。
今年発行の本だろ…orz

仕方なしに日帰り温泉の「OU」というところに行った。
皆生温泉は濃度の高い温泉のようで、
循環はしていても温泉の名残は残っていて、
それなりには良かったけれども、
やはりもう塩素臭を嗅ぐのはテンションが下がる。

皆生は歓楽温泉街のようで、
アヤしげなお店が林立する一角があった。
彼女と一緒に車に乗っているのに、
店の駐車場に誘導しようとするおっさんがいたりした。

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12/1 日本一周148日目(出雲市)

121_1 ☆今日の概要☆

・楯縫温泉「割烹温泉ゆらり」(通算457湯目)
・出雲そば「八雲」
・出雲大社(神在月)

★本日の走行キロ  確認し忘れです。

☆今日のオススメ☆

・楯縫温泉「割烹温泉ゆらり」
・出雲大社の神在月

☆今日の詳細☆

朝8時まで、ゆっくり8時間眠った。
女将さんがしじみ汁を運んできてくれて、
朝食はないと聞いていたので、
そのサービスがうれしかった。

旅館と提携している温泉に行ってみた。
楯縫温泉「割烹温泉 ゆらり」である。
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サービスで300円で入湯できた。
ちなみに、「楯縫」というのは源泉名で、
通常、看板に出ているのは「割烹温泉ゆらり」のみである。

良い温泉だった。
いわゆる日帰り温泉施設なのにも関わらず、
温泉は天然100%で、加温も加水も循環も消毒もしていない。
無色透明のアルカリ性単純温泉で、
湯口から湧き出る熱い湯を飲んでみると、
ほのかに硫黄の香りがした。

内湯、露天とも広々しているにも関わらず、
どちらも湯口から出る温泉はしっかりとしていた。

昨日の湯の川といい、今日のゆらりといい、
出雲地方には良質の温泉が多いようである。
今度訪れる玉造温泉なども楽しみになってきた。

お昼は、出雲大社大駐車場すぐそばの「八雲」で食べた。
彼女は三色割子そばを食べ、僕はたぬきそばを食べた。
そばつゆが特徴的だった。
妙にとろみがあるのだ。
あれは山芋かなめこでもダシに使っているのではないか。
普通のそばとあまりにつゆが違うので、
はじめはちょっと抵抗があったが、
食べていくうちにクセになった。
あれはあれでなかなかうまい。
また黒っぽい細切りそばに、いい具合につゆが絡むもんである。
大盛設定があるのかどうか知らんけど、大盛にしても良さそうだった。

さて、昨日の晩に引き続き、出雲大社。
Img_3308
打って変わって人は多くなかった。
みんな、昨晩のイベントで満足しちゃったのかな。

正面の鳥居をくぐって砂利道を抜け、拝殿に行った。
Img_3314 Img_3315 Img_33281
出雲の参拝の仕方は、ニ拝、四拍手、一拝だ。
このやり方は非常に珍しい。
普通は二拝、二拍手、一拝だ。

天照系の神社と出雲地方の神社でやり方が違うのだろうか。
もしかしたらこの両者は別系の神様なのかもしれない。
詳しくは知らないが、国譲りの伝説などもあるらしいし、
その辺で参拝の仕方が変わってきているのではないか。

また、出雲には天皇家の御紋、十六菊型紋がどこにもなかった。
僕がこれまで訪れた神社仏閣には大抵あの御紋があったのに。
このあたりも何か深い意味がありそうだ。

いろいろ考えつつ参拝していると、
ツアーの団体客が入ってきた。
よく見るとJOYヒーリングの団体だった。
中西研二さんは珍しくスーツ姿で、
正式参拝に並々ならぬ気合が入っているのがすぐに分かった。
近寄って声を掛けると、うれしそうな顔をして、
いつものようにハグをしてくれた。

正式参拝する中西さんたちとは別に、
僕らは末社十九社にお参りしたり、
(末社十九社は神在月の時だけ、
 お社がそれぞれ開け放されているのだ)
大黒様の木像が沢山展示されている宝物館を見たりした。
Img_3320
俺は大黒様、のんきだから好き。
緩んだ感じだし楽しげで良い。

拝殿、十九社、本殿とゆっくりお参りした。
拝殿脇にある社務所でおみくじを引いてみた。
大吉とかは書いておらず、「第八番」と書かれていた。
内容は散々だった。
「思い通りにならず失望すること多々あり…云々」などと書かれていて、
全部に目を通す前にさっさと木に括り付けてやった。
そして、悶々として機嫌が悪くなった。
落ち込んでいる自分に気がついて、ちょっと可笑しくなった。
さっきまでは良い気分で参拝していたのに、
たった50円のおみくじひとつを引いただけでこんなに気分が変わるとは。

リベンジとばかりにもう1枚引いてみた。
また同じものを引いたらヤバいなと思いつつ、恐る恐る開いた。
(そういうことって得てしてあるものなのだ)
だが、「第七番」とあった。
一番違うだけで内容は雲泥で、
「思ったことはどんどん叶う最良の年で、
 少々のことではめげずに押し通すこと」などと書いてあった。
うーん、どっちがホントなんだよw

しょっぱなに引いたものの方が真実である感じは否めず、
何となく心に黒いものが引っ掛かってはいるけれど、
まぁ、プラマイゼロってことで自分の好きな方を信じておこう。

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11/30 日本一周147日目(出雲・神迎祭)

1130 ☆今日の概要☆

・湯の川温泉「湯元 湯の川」(通算456湯目)
・出雲大社「神迎祭」
・平田町・持田屋旅館に泊。

★本日の走行キロ 62キロ

☆今日のイチオシ☆

・湯の川温泉

☆今日の詳細☆

日本3大美人の湯に名を連ねる「湯の川温泉」に行った。
出雲市から車で国道9号を20分くらい
東に行ったところにある温泉郷だ。
「湯元 湯の川」という旅館に入った。
料金は500円。

内湯のみだが、100%の天然温泉だ。
滑らかなお湯の泉質は、
「ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉」。
僕のいちばん好きな泉質だった。
温まるし、美肌の湯でもある。

午後7時からの出雲大社「神迎祭」に参加するため、
夕方5時半には大社の駐車場に着いた。

大社に向かって車を走らせている時、橋の上から良い夕焼けを見た。
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まるで神様たちが出雲の浜に降り立っているかのように
雲間から日の光が幾筋も差していた。

この日から一週間、
全国の神社から出雲に、神様がいっせいに集まるらしい。
お願い事を叶えたり、縁を結んだりする会議を行うのだという。
そのため、全国では「神無月」と呼ばれるこの時期、
出雲だけは「神在月」となるのだ。
八百万の神が一堂に会するなんて、すごい話だ。
そんなイベントがあると知ったのは、ほんの数ヶ月前の話である。

お祭りは大社から15分ほど歩いた、稲田の浜で行われた。
浜に入ると、「出雲大社御幣」という、
割り箸の先に白いビラビラの紙が着いたものを手渡された。
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いかにも神道っぽいアイテムだ。
波打ち際までたどり着くと、あたりは人でいっぱいになっていた。
冬の夜の波打ち際なんて、初めて来た。
満月を少しだけ過ぎた不恰好な月が、寒々しく光っていた。

人垣ごしに背伸びして儀式を眺めると、
大きな火を起こして、多数の神主さんが
何やら祝詞をあげているのが聞こえた。
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僕は訳も分からず、皆と同じように御幣を掲げたり、
失敬にもケータイで写真を撮ったりしていた。

そのうち、神様を宿した(?)大きなお榊を2組、
白い布で囲って隠すようにした神主さんたちが、
出雲大社までの道のりを歩き始めた。
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みんなそれに着いていった。
僕らは初め神様の行列のすぐ後ろを歩いていたが、
次第に人波に圧倒され、後退した。
これでは将棋倒しになるのではないかと不安になった。
係員の人が「走らないでください、ゆっくり歩いてください」
と連呼しているにもかかわらず、
俺の隣に並んだおばさんは、小走りに走るのをやめなかった。
この人、何で分からねぇのかな。
そのおばさんにイラっときて、
聞こえよがしに「走るなって言われてんのに聞こえねぇのかな」
とつぶやいてみたが、効果はなかった。
えてして、こういう人に限って
「自分は大人です」と胸張って言い放ったりするから恥ずかしい。

みんな少しでも神様に近づきたい様子で、
結局ほとんどの人が急いでいたが、
僕は
「八百万も神様がいるんなら、
俺らのひとりひとりに神様は宿るだろ、
フツーに考えても」
と思って、全く急がなかった。

行列は少し遠回りをしつつ、古い町並みを練り歩いた。
沿道に住む人たちが玄関に出て、神妙な顔で行列を見送っていた。
1キロか2キロくらい歩いただろうか、
ようやく出雲大社の鳥居をくぐった。

神様が本殿に入られると、僕らも本殿を少し上がったところに陣取った。
そこは土足禁止の場所であったが、
流れに付いていったらその場所に行き着いたので、
そんなこと全く気が付かなかった。
しばらくして宮司見習いみたいな人が来て、
「そこは土足で上がらないでください」と皆に注意し始めたので、
僕らも慌てて靴を脱いだ。

ここでも写真を撮ったのだけど、
何個か「たまゆら(オーブ)」が写ってますね。
Img_3295 ←柱の金ぴかの上あたりにひとつ☆

Img_3298 ←これは言わなくても分かるね、左の方にもちっこいのが薄く見えます。

本殿では神主さんが神様に頭を何度か下げては、手を4つ打ち、
また頭を下げる、というのを数回やった。
何の神様がそこに祀られているのかさえ分からないまま、
僕も見よう見まねで4度、手を打った。

それからしばらくして、今度は神様が本殿から出て、
どこかへ向かう儀式が始まった。
行列が真ん中で分けられ、電気が真っ暗になった。
厳かな雰囲気の中、ふたりの神主さんが、
それぞれ大きなお榊を持って通っていった。
「あれ、見ちゃダメなんだよ。神様だから。だから電気暗くしたんだよ」
後からなごみにそう言われたが、
僕は終始、その神様を凝視していた。
インドのエネルギーを送ってみたりした。

これで一応、神迎祭が終わったらしい。
本殿を出たところでは、宮司見習いさんたちが「神在餅」というのを配っていた。
普通、2つしかもらわないところ、僕らはちゃっかり4つずつもらった。
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また、御神酒も配っていて、なごみが一献もらって飲んでいた。
僕は飲まなかった。
僕は酒は全くダメなのである。

本殿を振り返ると、物凄く太っとい注連縄が掛かっていた。
何度もどこかで目にしたことのある、あの注連縄だ。

ヒーラーの中西研二さんが150人くらいの団体を引き連れてきているというので、
探してみたが、いなかった。
でも、そのツアーバスは見つけた。
4台口くらいあったかな。

晩は、久々の日本旅館、
平田町の持田屋旅館に泊まった。
部屋には「ジャンプ」と珍しい名前が付いていた。
元気すぎるほど元気な女将さんがいろいろ親切に接してくれた。

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いっぱいいっぱいです

仕事と旅行で、この頃正直、いっぱいいっぱいになってます。
頑張って日記は書いてるんですが、なかなかアップまでたどり着きません。

いつまでも11月で日記が止まってるのもどうかと思うので、
とりあえず、書いてない分は「今日の概要」のみアップして、
あとから「詳細」を付け足していく、という形にしたいと思います。
そうじゃないと、今、僕がどこにいるのか、誰も分からないもんね。

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2006年12月10日 (日)

11/29 日本一周146日目(岡山~出雲)

1129_1 ☆今日の概要☆

岡山→出雲

・岡山城
・吉備津彦神社
・備中松山城

★本日の走行キロ 251キロ

☆今日のオススメ☆

・岡山城
・備中松山城

☆今日の詳細☆

なごみと泊まったのは、コンフォートホテル岡山。
きれいなホテルで彼女も満足。
ネットは無線LANだったが、
接続がうまく行かないとフロントに言ったら、
有線LANの設備を貸してもらえた。

朝食が無料サービスだった。
パンとかおにぎりとか簡単なものだけだが、
朝からしこたま食べた。

難点は駐車場までが遠いこと。
歩いて5分くらいかかり、
沢山荷物を運ぶには骨が折れる。

すぐ近くにある岡山城に行ってみた。
9年ぶり、2度目の登城である。

お堀のあたりが変な匂いが漂ってくる。
メタンガスとはあんな匂いなのか、
とにかくガスのような臭気が漂っていた。

あとから駐車場の管理人に聞いたら、
堀の水が腐ってあんな匂いが出ているのだという。
なんども水を抜いているのだが、改善されないのだとか。
堀の水は緑色になっていて、
藻か何かが大量に繁殖しているのかもしれない。
あんなに臭くてはお城を訪ねる人も少なくなると思うのだが…。

本丸に向かっている時、
きれいに紅葉したイチョウの木を見つけた。
黄色い絨毯が敷き詰められていて、
今旅中、一番の紅葉だったかも。
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金烏城の異名を取るだけあって、
岡山城は黒い城壁と金の装飾が見事である。
戦国の謀将、宇喜多直家の息子、秀家による築城で、
一時は国宝にまで指定されたものの、岡山大空襲にて消失。
現在の天守は1966年に鉄筋コンクリート建てで再建されたものである。
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秀家は関ヶ原の西軍の大将として担がれ、
結果惨敗を喫し、八丈島に流された。
直家が関ヶ原まで生きていれば恐らく、
そんな事態にはならなかったのではないかと思うが、
秀家はしかし33歳で島流しにされて後、50年も生き延びた。
家康の死後、恩赦によって罪が解かれたが、
秀家はそのまま八丈島に留まったという説があるらしい。

もしかすると秀家の八丈島での生活は案外充実していたのかもしれない。
権力や責任など一切から解き放たれた大自然の生活を、
彼はそれなりに楽しんで伸び伸びと生きたのではないか。
でなければ、配流後50年も生きれるとは思えない。
このあたり詳細は分からないけれど、
八丈島に流された後の秀家の生活や心境は、かなり興味深い。

岡山城には遺構は何も残ってないと思っていたのだが、
月見櫓や西の丸西手櫓が現存していた。
どちらも国の重要文化財に指定されている。
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売店で名物のきびだんごを買って、
次に向かったのは吉備津彦神社。
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大きな社だったが、
個人的にはそれよりも社の裏手にあった、
稲荷神社の方が印象に残った。
朱塗りの鳥居が13本続いていて、いい風景だった。
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それ以外にも小さな祠がいくつかあり、
それぞれにお参りをした。
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この日はもうひとつお城を見た。
現存天守12城のうちのひとつ、
備中松山城だ。

現存天守の中では日本最高地にあり、
日本三大山城のひとつに数えられている。

山の8合目にある駐車場に車を停め、そこからは、登る登る。
ほとんど登山である。
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なごみは息を切らしながら何とか付いてきた。
僕も運動不足なことに間違いはないのだが、
それでも観光を続けていると多少の体力も付いてくるのか、
息は切れるけど、そこまで苦しくもなかった。
でも、また登りたいかと言われれば、嫌だけど・・。
このお城は、あまりに山過ぎる。

天守閣は2層2階。
2階建ての天守なんてあったんだなぁ・・。
低くても3階建てだと思ってきたので、
お城の低さに驚いた。
ちょっとした金持ちの家の方が広い。
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戦国期には三村氏が入城していた。
毛利元就の三男、小早川隆景の軍勢8万の侵攻に遭い、
あえなく敗北、その後三村氏は滅亡した。
また、この城は忠臣蔵で有名な浅野内匠頭長矩の家臣、
大石内蔵助も城番を勤めている。

天守のすぐ裏手に、ひっそりと二重櫓が立っていた。
目の前までは近寄れるけど、こちらは入ることが出来なかった。
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この日は、出雲市駅前の東横インに宿泊した。
明日の出雲大社の一大イベント「神迎祭」に参加するためである。

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2006年12月 9日 (土)

11/28 日本一周145日目(高松~岡山)

1128_1 ☆今日の概要☆

・がもううどん
・はまんど(魚【いかなご】醤油+激辛赤とん)
・善通寺(四国七十五番札所)
・丸亀城(現存12城の1)
・こんぴらさん(金刀比羅宮)
・岡山にてなごみと合流

★本日の走行キロ 154キロ

☆今日のオススメ☆
・がもううどん
・はまんど
・善通寺
・丸亀城
・こんぴらさん

☆今日の詳細☆

まるでバスツアー並みのハードなスケジュールな一日。

スタートは「がもううどん」。
坂出市加茂町にある。
うかい氏に道を教わったり、ケータイで地図を見たりしたが、
それでもうまく場所が分からないでいたところ、
どっかの社用車がスルスルと細い道を抜けていった。
恐らくそうだろう、と思って後を付いて行ったら、大当たり。
見事にたどり着けた。
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平日の昼前なのに、すでに行列が出来ていた。
こないだの「中村うどん」ほどではないが、
平日でこの状況なら、土日はきっと長蛇の列なのだろう。
(画像は、行列が途絶えた一瞬を写した)

しかし、行列の割にあっさり自分の番は来た。
うどんは回転が早い。
店に入ってすぐ左側で、せっせとうどんを茹でているおじさんに
うどん「小」(温)と告げ、丼に盛ってもらう。
列に従ってさらに中に進み、お揚げのトッピングをすると、
レジのおばさんが「170円です」と言った。
お金を払い、うどんつゆを掛け、外に出る。

デジカメで一枚写し、早速ひと口。
「あっうまい…」と思わず漏らした。
ホントにうまかった。
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うどんはコシがあるし、
つゆを飲んだ印象は、ダシが効いて
まるでおでんつゆのような感じだった。
お揚げは柔らかく、つゆとうどんとの相性も抜群。
今、画像で振り返るにつけても、
よだれが出そうなほどうまかった。
「はまんど」のラーメンが後に控えていたから、
抑え目に小を頼んだけど、
もう1,2杯くらい思いきり食べたかった。

次は三豊市にある「讃岐ラーメン はまんど」へ。
本日2度目の昼食である。
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仮設小屋のような風情だが、繁盛している。
さすが有名店だ。
しばらく待って席に案内され、
大黒さまのアドバイスどおり、
魚【いかなご】醤油を注文した。
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太麺でスープを飲もうとすると、
魚の香りが鼻を伝ってきた。
僕には匂いが強すぎて、
ちょっと臭みに感じてしまった。
うどんつゆのような味のスープで、
麺との相性は良いと思った。
量はあまり多くなかった。
もう一杯食べれそうな腹具合だったので、
「激辛赤とん」を注文した。
本日3食目の昼食である。
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こちらは真っ赤な外観で、かなり辛そうだ。
大黒さまのアドバイスがあったとはいえ、
僕は大して辛いものが得意ではなく、ちょっとたじろいだ。
他のメニューにすりゃ良かったかも。
これ、きっちり完食出来るのかな。
食べる前から不安がよぎった。

実際、結構辛かった・・。
でも辛さの中にもコクがあって、
コシのある細麺の歯ごたえが小気味よく、
これはこれでなかなか良かった。
もう少し辛さを自分好みに調節出来るなら、
かなり熱いラーメンになったろう。

向かいのサラリーマンが「はまんど」という
塩ラーメンっぽいラーメンを食べていたが、
あれは多分、絶対にうまい。
もしもう一品食べれたなら、必ず「はまんど」にしただろう。
またこのお店は「味噌」もかなりの人気メニューらしく、
そちらも興味を引かれる。

何度か通ってみたく思っても、それは叶わぬ夢だ。
僕は今日、四国から出なければならないのだ。

この日の観光は時間設定が難しかった。
「はまんど」を出た時点で13時を過ぎており、
にもかかわらず行きたい場所があと3つもあった。
丸亀城、こんぴらさん、善通寺。
このうち、丸亀城の観覧時間が16時半まで。
善通寺もそんなに遅くまではやらないだろう。
こんぴらさんにしても同じだ。
うまく時間を配分して要領よく回らねば、全てを見切ることは出来ない。
いろいろ思案した結果、
善通寺→丸亀城→こんぴらさんの順番で回ることにした。

善通寺。
四国お遍路の七十五番札所である。
あとで知ったことだが、弘法大師空海誕生の地であるらしい。
しかも今年は善通寺の創建1200年記念の年だという。
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どうも僕は昔から弘法大師とゆかりが深い気がしている。
母方の死んだじいちゃんは、真言宗に深く帰依していて、
僕が生まれてくる時には大マジで「空海」と名付けたがっていたらしい。
そんな訳で、僕は小さい頃からいくつかの真言をうろ覚えに知っていた。
また、温泉を巡っていても、
やれ、ここの温泉は弘法大師様がご開湯され云々という話が、
それこそ枚挙に暇がないくらい出てくる。
仏教にも真言宗にも、大して興味はないのだけど、
何か縁があるのだろうか。

それはともかく。
ここでは「お砂踏み」が出来た。
お砂踏みというのは、乱暴に言えば
「お手軽八十八ヶ所巡り」である。

ひとつのお堂の中に、八十八ヶ所すべてのご本尊が奉ってあり、
またそのご本尊の前にはそれぞれの土地からいただいてきたお砂がある。
それをひとつひとつ踏みつつ、ご本尊にお参りをして行き、
八十八ヶ所分拝み終えると、お遍路をしたのと同じ功徳があると言われているのだ。
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そんな簡単な話があって良いのかと思いつつ、
僕もちゃっかりやってみた。
「赤い絨毯の上を歩いてくださいね。そこにお砂がありますから」と
受付のおばさんに言われた。

僕なりに一生懸命丁寧に、時間を掛けて巡ったが、
これで実際にお遍路した人と同じ功徳を授かったとは到底思えない。
いや、功徳はあるのかもしれないけど、そこには何の重みもない。
労力や時間やお金を費やして回ったその重みこそが、
功徳そのものなのではないかと僕は思うのだけど。
それとも完全に他力で、高みの存在にお願いすれば、
自分の努力とか費やした時間とか、
そんなの関係なしに一気に功徳を授けられるのだろうか。

そういえば。
お遍路の「同行二人」ってどういう意味なんだろう。
読んで字のごとく「同行のふたり」で回るお遍路という意味なのだろうか。
でも、ひとりでお遍路してる人も多いっていうか、そういう人がほとんどだ。
もしかすると、お遍路してる間中、必ずお大師さんも一緒に付いていますよ
という意味での「同行二人」なのかもしれない。
あるいは、お遍路をしている自分と、それをどこかから見ているもう一人の自分と、
そういう意味での「同行二人」とも受け取れるなと思ったりした。

どうも今日は話題が逸れる。
とにかく、お砂踏みをしたのである。
ご本尊の前にはそれぞれ賽銭箱が置かれてあったが、
小銭を88枚も持ってるはずもなく、
インスピレーションでビビっときたところにだけ入れていった。
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どこかで500円玉を入れたりもした。
こんだけお手軽に八十八ヶ所が回れてしまうのだ。
500円くらい惜しくない。

善通寺では他に、戒壇巡りをし、
母の誕生日プレゼントにローズクォーツの数珠と、
見開きの曼荼羅を買った。

善通寺に対峙する様にして立つ稲荷神社に少しだけお参りし、
ゆっくり参拝できぬ非礼をわびつつ、次の目的地、丸亀城に急いだ。

お城は小高い丘の上にあり、
「見返り坂」と呼ばれる傾斜の急な坂道を、
息切らしつつ上った。

3層3階の天守閣は、現存12城のひとつ。
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江戸時代前期の建築で、生駒氏、山崎氏と城主が変わった後、
最後は京極氏が入り、7代続いて明治を迎えた。
他の小規模天守と同様、
丘の上にちょこんとショートケーキが
乗ってるようなかわいい印象を持った。

200円払って、城の中に入る。
城内は展示物も少なく、古城の雰囲気を味わえる。
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最上階はかなり狭くて、10畳分くらいしかなかった。
城下と瀬戸内海の見晴らしが爽快だった。
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こんぴらさんにたどり着いたのは、
日も落ち掛けてきた夕方4時半。
市営の駐車場に車を停めた。
こんぴらさんといえば、長く続く階段だ。
本殿まで行くのに785段もの石段を登らねばならない。
先の丸亀城の疲れもあるし、ちゃんとたどり着けるだろうか。

商店街を歩いているうちに、いつの間にか石段がスタートしていて、
気が付いたときにはすでに100段近く上っていた。
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商店街で無料貸し出ししている杖を頼りに、さらに上る。
200段あたりまで商店街が続き、その後、
石の大鳥居をくぐって、いよいよ金刀比羅宮に入っていく。
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300段ほどで一旦休憩。
10分くらい休んで再び上り始めたが、
「急がなくて良い」と思いつつも足は急ぎたがり、
ゼエゼエ息を切らしながら、何とか本殿まで上りきった。
あとからおじいちゃんやおばあちゃんも、
ヒイヒイ言いながら杖突いて上ってきた。
皆さん、ご苦労様です。
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さすがはこんぴらさん。
立派なお社である。
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本殿の右には、さらに山頂に向かって伸びる階段があった。
ここをあと数百段上ると奥の院に通じるらしい。
が、時間も体力も、上ることを許してくれなかった。

社務所でテンテンさんから教えてもらった、
「幸せの黄色いお守り」を3つ買った。
自分と母となごみの分である。
袴の朱色がよく似合う美人の巫女さんがいて、ちょっと見とれてしまった。
テキトーに何か理由をつけて、カメラに写ってもらおうかとも思ったけど、
こんな時に限って、引っ込み思案になるものである。

汗が引き、息が整うのを待って、下山した。
商店街はまた、温泉街にもなっていて、
「こんぴら温泉」の名を冠したいくつかの旅館が、
「立ち寄り入浴できます」の魅力的な案内を掲示していた。
時間があれば入っていきたかったが、
なごみと岡山で待ち合わせていて、叶わなかった。

20時に岡山駅、というなごみとの待ち合わせに間に合わすべく、
車を飛ばして四国を後にした。
高速に乗り、瀬戸大橋を渡る間、
四国でお世話になった沢山の人たちに感謝を送った。
いづかさん、大黒さま、大黒さまのお兄さん、
ほたるさん、テンテンさん、うかい君、
本当に有難うございました。
おかげで、思い出深い四国滞在となりました。

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2006年12月 8日 (金)

近況報告。

近況報告。

すでにお分かりかと思いますが、
日記の更新が大幅に遅れています。
追いつくまでにはまだ数日掛かると思いますので、
ひとまず、近況を報告しておきます。

日記上では僕はまだ四国にいますが、
実際には、福岡の行橋という街にいます。
どんだけ日記遅れてんだよって感じですw
さっき九州入りしたばかりです。

日記を更新してない間、
岡山→出雲「神在月」→萩→下関ってな具合で
西日本を回っていました。

「神在月」に合わせて、なごみが仙台から上ってきて、
岡山で合流しました。
10日くらい一緒にいたのかな。
で、今日の昼、新幹線で帰って行きました。
彼女は東へ、僕は南へ。
新幹線で下関→仙台ってのもなかなか強行軍だと思います。

ひとまず福岡はあとに回して、ひとまずさっさと大分入りしようと思ってます。
大分といえばもちろん、別府温泉。
由布院が近頃人気の様子だけど、僕は別府の方に魅力を感じてます。
3日くらい旅館に滞在してみようかと思案中で、
恐らく、来週の月~水あたりになるんじゃないかと思ってます。

この金、土、日で出来るだけ日記を追いつかせるつもりです。

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2006年12月 7日 (木)

11/27 日本一周144日目(高松市)

1127_1 ☆今日の概要☆

・インド4月組と天下一品ラーメン

★本日の走行キロ 16キロ

☆今日の詳細☆

夕方まで高松のホテルで日記を書き、
夜はまた、いづかさん、大黒さまとそのお友達との4人で、
天下一品ラーメンに行った。
さすがに今回は僕が出した。
061127_21250001 061127_21270001 ←天一味玉入りと、厚切りチャーシュー盛り。

今日で四国の人たちともお別れ。
2週間後に訪れる九州について、
大黒さまからいろいろ情報をもらった。
前にもいちど書いたけど、
こういう時、旅はドラクエだなぁと思う。
何かのイベントが終わってその町を旅立つ時、
「あ、そうそう」という感じで、
お城の王様とか王女様が新しい話を切り出してくるのだ。
「あの町には何とかという奴がいて、そいつが云々…」という感じで。
そうして、次に進むべき道が見える。

そんな風に僕の興味を引く場所をいくつか教えてもらった。
ふたつとも長崎にあった。
ひとつはどうやら喫茶店らしい。
何でも超不思議なマジックを見せてくれるお店とか。

もうひとつはマリア様の石像。
大黒さまはこの石像の写真を持っていて、
周りの風景は普通に写っているのに、マリア様の石像だけが
異様に光って、全然石像らしくないのだ。
光の石像とでも言ったら良いのか、
そういう不思議な写真を持っていた。
僕も行って、自分のカメラで撮ってみようと思っている。

また、大黒さまからは
「はまんど」というラーメンの人気店を教わった。
いかなご醤油と赤トンというのを食べてみてと言われた。
ラーメンと聞けば、行かないわけには行かない。
聞けばお店はちょうど岡山に渡る道すがらにあった。
いい感じで流れていると思った。

明日はその前に、「がもううどん」も照準に入れている。
朝に「がもううどん」、昼は「はまんど」ってな感じで行こうかと思っている。

大黒さま、いづかさんとハグして別れて、
僕はまたホテルに戻って、日記の更新に勤しんだ。

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2006年12月 4日 (月)

11/26 日本一周143日目(新居浜~大三島~高松)

1126 ☆今日の概要☆

・本谷温泉館(通算455湯目)
・今治「お食事処たつ」(カツラーメン)
・大三島「大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)・宝物館」
・「マーレ グラッシア」にて海水風呂

★本日の走行キロ 108キロ

☆今日のオススメ☆

・今治「お食事処たつ」(カツラーメン)
・大三島「大山祇神社・宝物館」
・「マーレグラッシア」

☆今日の詳細☆

うかい氏宅でゆっくり9時頃起きて、
ダラダラと用意をし、昼少し前に出た。
今日もうかい氏リードのツアー。
僕は流れに任せているだけだ。
運転しないというのも、たまには良い。
のんびり景色を眺められるし、いつ眠ってもいいw

初めに連れて行かれたのは、
東予市にある本谷温泉。
着いた頃には雨が降っていた。

入浴料金300円で、本館、別館の2つの内湯に入れる。
はじめ、露天付の別館の方に行ったが、
僕的には、本館の木風呂の方が好み。
何度も書くけど、僕は内湯派なのである。
露天のあるなしは気にしない。
木風呂では、湯舟の縁に横になったおっさんが3人もいた。
うちひとりは相当なジイさんで、
あまりに生気がないので、不安になった。
もちろん生きてたんだけど・・・。

そういえば道後温泉本館では、ひとつだけ残念な風景を見た。
誰にも邪魔にならなそうな隅っこで寝転がっていたおじさんが
係の人に「困るので起きてください」と注意されていたのだ。
僕は、温泉は誰の迷惑にもならなければ、
好きに入って良いと思っている。
最低限のことさえ守っていれば、
あとは自分のいちばんリラックスできるスタイルで入ってればいいのだ。
それこそ、温泉や湯治のあるべき姿だと思う。
道後温泉本館のような有名な共同湯になると、
そうも言ってられなくなるのだろうか。
洗い場で痰やツバを吐かれたりするより、よほど良いと思うのだけど。

本谷温泉に話を戻す。
泉質はアルカリ性の冷鉱泉」で、
顕著に温泉らしさを感じられるお湯ではない。
単純温泉に限りなく近い冷鉱泉、という気がした。

昼食は今治で噂になっているという
「お食事処たつ」のカツラーメン、800円。
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見た目重厚な感じがするが、スープがあっさりしていて、
意外に容易に完食できる。
女の子でもさほど苦戦しないのではないか。
今治に住んでたら、たまに通ったかもしれない。

雨の降る中、今治から高速に乗り、「しまなみ街道」へ。
瀬戸内に浮かぶ島のひとつ、大三島を目指した。
食後の助手席は伝わってくる振動も心地よく、
大山祇神社に着くまでの間、僕は何度も眠ってしまった。
長旅の疲れを、最近いろんなところで感じるようになってきた。

神社に着いても、雨。
うかい氏に折り畳み傘を借りて、参拝した。
この神社に併設されている宝物館には、
国宝ならびに重要文化財に指定されている武具類の8割が揃っているらしい。
武器マニア(マニアってほどでもないけど)としては、ぜひ見たいと思った。
入場料1000円はちょっと高すぎると思ったが、
たしかに武具類の数は多かった。

主に平安末~南北朝あたりまでの武具が多かった。
中でも鎌倉期が出色で、
本当かどうか知らないが、
武蔵坊弁慶や源義経奉納の薙刀や、義経の鎧などもあった。
重要文化財に指定されているくらいなのだから、本物なのだろう。
鎧ばかりが通路の両側にズラリと飾られているフロアは、
さすがに異様な雰囲気に満ちていた。
大昔の怨念やら何やら重々しいものが残っていそうで怖かった。

国宝館に隣接した海事博物館にも行ってみた。
僕はあまり興味がなかったのだが、
ここで物凄いものを見た。
「がんぎえい」である。
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これ、青森沿岸の海で取れるらしいが、
どう見ても、宇宙人のミイラである。
しかも尻尾まで生えているではないか。
青森で漁師をやってて、こんなもんが水揚げされたら
俺なら絶対「ヒィィィッ!」っつって気絶する。
こいつ、いったい何者なんだ。
ネットで「がんぎえい」を調べても、
似ても似つかぬエイが出てくるだけで、
こんな宇宙人のミイラみたいなのは一切出てこない。
館内は撮影禁止となっていたが、
あまりの奇怪さに思わずケータイで撮ってしまった。
誰か、「がんぎえい」について詳しい人がいたら、
分かりやすく教えてくださいm(__)m

大三島の最後に「マーレ グラッシア」というところで、
海水風呂に入った。
温泉ではないようだが、海水をそのまま温めたお風呂も珍しい。
ひと口飲んでみると強烈な味がした。
当たり前である。

日帰り入浴施設としての設備は大抵揃っているようであった。
展望風呂からほんの少し、瀬戸内海が覗けた。

海水風呂は上がった後、少しベタついた。
これも当たり前か。
温泉あがりに体を流す習慣がないため、
そのまま浴室から出てしまい、
腕の辺りにしばらくベタつきを感じていた。
それほどひどいものでもなかったけど。

高松のホテルを予約していたため、
夜7時頃にはうかい氏宅に戻った。
2匹のゴロジロウたちとの別れを惜しんだ後、
うかい氏の落語(時そば)を一席拝聴し、彼の家を出た。
15年振りの再会にも関わらず、4日も親切な歓待を受けた。
うかいくん、ありがとうございました☆
今度は仙台で会おう!

ちなみにこれがゴロジロウたちの写真☆

Img_3173 ←人懐こい、あずきくん。

Img_3185 ←ベッドでのみ人懐こくなる、かなたちゃん。

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