2/19 日本一周225日目(高山~濁河~下呂~多治見)
今日の概要☆
・濁河温泉「旅館御岳」(通算537湯目)
・下呂温泉「噴泉池」
★本日の走行キロ 224キロ
☆今日のオススメ☆
・旅館御岳
・噴泉池
☆今日の詳細☆
昨日の曇天とは打って変わって爽やかな晴れ。
岐阜まで南下するついでに、濁河温泉、下呂温泉とはしご湯した。
濁河は、標高1800mの高地に湧く温泉。
たどりつくまでの山道はけっこうしんどかった。
いかな暖冬とはいえ、1800mの山岳地帯ともなればさすがに雪は深い。
圧雪状態の細い坂道上り坂(しかも陽射しでビチャビチャに融け気味)を進んだ。
濁河への道すがらに望んだ御岳山
「旅館御岳」の立ち寄り入浴は13時からの受付だったが、
誰も入ってないうちに大浴場や露天の写真を撮りたかった。
フロントに断りを入れて、中へ入らせていただいた。
お湯は透明な緑色で、
僕の最も愛する、地元の遠刈田温泉に似ている気がした。
「ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉」という泉質で、
もちろん掛け流し。
こちらが男女別の露天
ここのウリは、旅館から約150段の階段を下ったところにある
混浴の渓谷露天だろう。
たどり着くまで疲労と寒さで少し辛い思いをするが、
温泉と景観は素晴らしい。
露天風呂にはすっかり目が肥えてしまった僕でも、
かなり興をそそられた。
露天を包み込むのは100%の雪景色。
渓谷の岩風呂をまあるくこんもり積もった雪が取り囲み、
「氷の槍」とも言いたくなるような鋭く長いつららが、向こうの谷にいくつも垂れ下がり、
そういうつららが何百本と重なり合って、氷の滝を演出している箇所さえあった。
脱俗して仙人にでもなったような気持ちで、お湯と戯れた。
僕が入っている間は誰も来ず、贅沢な景観を独り占めして、
記憶に残る入湯となった。
下呂温泉も思い出深い入湯となった。
入ったのは「噴泉池」といって、下呂温泉のメイン橋のすぐ足下、
飛騨川の河川敷にある混浴の露天風呂だ。
脱衣所など何もなく、周囲からは丸見えで、しかも温泉は無色透明。
若い女性はまず入れないだろう。
だが、地元のおじさんたちは周囲のことなどお構いなしに
さっと服を脱いで、湯船に浸かる。
僕が行った時には4,5人のおじさんと、水着のおばさんが一人入っていた。
お湯は、下呂ではいちばん良いのではないか。
無色透明ながら硫黄の香りがほのかにして、
さすがに「日本三名泉」に数えられるだけのことはあると思った。
ありふれたアルカリ性単純温泉も、
こんな風に硫黄が香ったり、ツルツル感が強かったりと、
その温泉独自の個性があると、白濁の湯に負けないくらいの存在感を示すものだ。
仙台から来て、日本一周の途中なのだと話すと、
おじさんたちは驚いて、
「いいなぁ、若いうちだからなぁ、そういうことができるのは」と言った。
そんな風に言われることが実に多い。
おじさんくらいの世代になると、
体力のこととか仕事や家族のこととか、
その年になってみないと分からないような心境とか、
いろんなものが合わさって、
思い切った旅など出来なくなってしまうものなのかもしれない。
おじさんたちと会話しながら、
日が暮れるまで1時間ほど温泉に入っていた。
おじさんたちはほぼ毎日、こうして噴泉池を訪れるという。
温泉のある生活はやはり良いものだ。
僕もいずれどこかに落ち着いて暮らすなら、
こんな風に共同浴場のあるところがいい。
もう10年も夢想していることだけど。


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