« 5/13 日本一周240日目(八千代市) | トップページ | 5/15 日本一周242日目(父に会う 下妻~手賀沼) »

2007年5月17日 (木)

5/14 日本一周241日目(八千代~下妻)

☆今日の概要☆

・柏天然温泉「白金の湯」(通算546湯目)

★本日の走行キロ 81キロ

☆今日のオススメ☆

・柏天然温泉「白金の湯」


☆今日の詳細☆

あっという間に日が暮れた一日だった。
仕事が押してチェックアウトが13時になってしまったのだ。

また、今旅中から、パートナーのなごみが仕事を手伝ってくれることになったのだが、
商材をなごみへ送るための梱包にだいぶ手間取り、
それで時間をかなりロスしてしまった。
あっという間に日が暮れたのには、その理由も大きい。

そういうわけで、
さて、今日をはじめるかと思った頃には、
すでに日も暮れていた。
まぁこんな日もあろう。
仕方がない。
それに今日は、別に大した目的もない日だったし。

柏市の国道16号沿いにある、「白金の湯」という
日帰り温泉に入湯した。
意外な濃い温泉で驚いた。
茶褐色を呈していて、湯温も42度となかなか良い。
東京付近としてはかなり湯温は高い方だろう。
味も鉄分としょっぱさがしっかりしているし、
匂いも臭気臭というのか、よく分からんが、
海沿いの食塩泉のような感じの匂いがした。
循環も塩素消毒もやっているようだが、
そんなことは微塵も感じさせないくらい、
温泉らしさが十分残っていて、僕は満足した。

浴室内は、健康ランドのように様々な湯船があった。
サウナもスタンダードのものと、塩サウナ、ハーブサウナとあった。
これだけ施設が充実して、なおかつ温泉も素晴らしく、
また東京に程近い立地ということを考えれば、
700円いう料金は、かなりお得なのではないか。

一昨日入った、市原の「江戸遊」といい、今日の「白金の湯」といい、
この辺は意外に良質な温泉が点在しているようだ。

風呂から上がった時点で22時を回っていた。
今日の宿は「道の駅・しもつま」に決めていたが、
そこまで、50キロくらいはある。
いったい、今日は何時に眠れるのか。
ブログの更新もしたいんだが。

本来ならば、このまま海沿いを進み、東京、神奈川と西へ行くはずが、
茨城の内陸に歩を進めてきたのには、訳がある。

このあたりには、僕の父が住んでいるのだ。
何となく旅のテーマが「父性」のような気がして、
それなら、父にはぜひとも会っておきたいと思っていたのだ。
明日の昼、会う予定になっている。

父と僕は縁が薄い。
会うのも4年ぶりくらいだ。
両親が幼い頃に離婚して以来、ほとんど交流がなかった。
中学に上がるくらいまでは、たまに電話が掛かってきたが、
僕と母はいろんな事情から、何度か引越しをして、
その都度電話番号も変わっていったので、
そうするうちに、父からは全く連絡が来なくなった。

恐らく父は、幾度か
「お掛けになった電話は現在使われておりません」という
寂しいメッセージを電話口で聞いたことだろう。

僕が25歳の時、不意に自分のルーツを探ってみたくなり、
役場で詳しい戸籍を出してもらった。
それで父の居所を突き止めることが出来た。

僕はずっと母方に付いて育ったが、
姓を母方のものに変えるのをずっと拒んできたので、
そのおかげで、成人したあとで、容易に父を探すことが出来たのだ。

その話を続けると長くなる。
それはそれとして、とにかく明日、
4年ぶりで父と会うことになった。

会うといっても、父は今、恐ろしく忙しい仕事に就いていて、
会えても多分30分かそこらだと言っていた。
それでもいいような気がする。
時間の長短と言うより、顔を合わせることが大事のような気がするのだ。

道の駅に向かう道すがら、
父が以前住んでいたM市の住居に立寄ってみた。

4年前に会った時、父はまだその家に住んでいた。
スナック店舗付のなかなか立派な家で、
お店と家の両方にお邪魔させてもらった。
どちらも立派な造りで、
トイレはドアを開けると自動的にふたが上がる仕組みになっていて驚いた。

その住居は今はもう人手に渡っている。
スナックの経営が不振で、数年前に父は自己破産したのだ。

4年ぶりに訪れた、父が建てた家は、
ほとんどそのままで使用されていた。
店舗脇のカラオケルームは、今は物置として使われている風情だった。
僕はあの部屋で、父が大きなスピーカーを運ぶのを手伝ったっけ。

店舗は結構広かったと覚えている。
カウンターが10席くらいと、座敷が4つくらいあった。
ここで僕は、生まれて初めて父のギターを聴いた。
僕の幼い頃、父はギターの流しの仕事をやっていて、
僕の古い記憶の中では、父といえばギターだったのだけれど、
聴いた記憶がなかったのだ。

「聴いてみたいんだけど…」と頼むと、
父は「もう長いこと弾いてねぇからなぁ」とつぶやきつつ、
ギターを抱えてくれた。
「何の曲なら知ってるんだ?」

父の時代の音楽には明るくなかったが、
さだまさしだけは多少聞いていたので、
「じゃあ、秋桜を」と言った。

そうして僕はあの夜、生まれて初めて、
父の爪弾く音色を聴いたのだ。
あの夜のことは実に印象深く記憶に残っている。

今は他人の持ち物となってしまった家の前で、
僕はそんなことを思い出していた。
玄関を車のライトで照らして、
今の表札がどんな苗字になっているのか確かめたい気がしたが、
深夜だし不審に思われるだろうと思って、やめてきた。

道の駅に着いて、ここまで日記を書いて、
今、時間は朝4時半を回ったところ。
これから寝て、何時間寝れるんだろう?
父と会うのは午後のようだけど、
その前に朝風呂に入りたいし、
近くにある大宝八幡神社にもお参りしたいのだが…。

とにかく、もうさすがに寝ることにする。
夜もすっかり白んできてしまった。


« 5/13 日本一周240日目(八千代市) | トップページ | 5/15 日本一周242日目(父に会う 下妻~手賀沼) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 5/13 日本一周240日目(八千代市) | トップページ | 5/15 日本一周242日目(父に会う 下妻~手賀沼) »