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2007年6月 1日 (金)

5/31 日本一周258日目(飯島町~松本市)

☆今日の概要☆

・昼神温泉「国民年金健康保養センターひるがみ」(通算564湯目)
・木曽・妙覚寺のマリア観音を見る
・御嶽山ロープウェーに乗る
・木曽駒天神温泉「清雲荘」(565湯目)
・奈良井宿をそぞろ歩く
・麺屋小泉

★本日の走行キロ 253キロ

☆今日のオススメ☆

・昼神温泉「国民年金健康保養センターひるがみ」
・木曽駒天神温泉「清雲荘」

☆今日の詳細☆

朝風呂は昼神温泉に入った。
ネットで調べると「十字屋可否なんとか」という珈琲店が、
源泉掛け流しの素晴らしい温泉を提供しているという情報が出ていて、
早速行ってみたんだけど、
「今はもうやめてしまったんですよ~」
と、いきなり出鼻を挫かれてしまった。
仕方なしにすぐ近くにある「国民年金健康保養センターひるがみ」に行った。

こんなに立派な施設がどうして国民年金のお金で建つのか、
政治に疎い僕には意味が分からないんだが、
それはともかく、ここは500円で入ることが出来た。

予想外に良い湯だった。
PH9,6とアルカリのかなり強い単純硫黄泉は、
脱衣所にいてもほのかに硫黄の香りがした。
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無色透明で、一見ありきたりなお湯に見えながら、
ことのほかツルツル感が強かった。
温泉は循環、消毒などやっているようだけれど、
赤い字で「源泉」と書かれた湯口から湧き出すお湯は、
さらにツルツル感が強い感じがして、
僕はその湯口のすぐそばで湯浴みを楽しんだ。

露天やハーブ湯もあるが、ほとんど目もくれず、
内湯だけを堪能して出た。

今日は木曽路を進んだ。
当初は妻籠・馬籠の宿場町を見る予定だったのだが、
一昨年のGWに訪れたし、
一旦訪れた場所を日にちが経ってないうちに再度訪れる退屈さは、
2月の白川郷合掌造りの再訪で嫌というほど体験したので、
今回はスルーすることにした。
その代わり、まだ見てない宿場町を時間があったら見てみようと思っていた。

国道19号がすなわち、木曽路ということになっている。
飯田市から国道256号を通り、昼神温泉を抜け、19号に合流する。
合流する少し手前から、みるみる雲行きが怪しくなり、
一気に雨が降り出した。

雨天の中、木曽路を北上する。
長野の風景というのは大抵、広々とした盆地の向こうに
高い山々が連なっているという、
見た目にも開放感のあるものだが、
木曽路に限ってはそうではない(極端な言い方だが)。
この道は、山あいをすり抜けるように通っていて、
ところどころ宿場や集落が見えても、
その眺望は窮屈さを感じさせる。
それがかえって長野の中では印象を深くさせている。

妙覚寺という寺にマリア観音があるというので寄ってみた。
マリア観音というのは隠れキリシタンが
おおっぴらにはマリア様を拝めないので、
観音様と折衷させて信仰の対象にしたものである(…多分w)。
写真に収めてくるのを忘れたけど、
千手観音のような姿をして、
左手に明らかに十字架を持った観音様だった。

不意に御嶽山に気が向いた。
この山は、ウチのじいちゃんが生前、
信仰心の高まりの果てに登った山である。
白装束着て、錫杖を携えた姿を写真で見たことがある。

御嶽山は相当の霊山のようだ。
ロープウエー乗り場にたどり着くまでに、
数多の物々しい墓石群や寺社を通り過ぎた。

ロープウエーは往復2400円も取られた。
山頂まで登山するわけでもなく、
単に、上の降り口にある神社に参拝することが唯一の目的だった僕には、
ちょっとひるむ額だった。
「そこまでして参拝せんでも」という当たり前の思いと、
「でもせっかくここまで来たんだし」というそれもまた当たり前の思いとが交錯した。

やめようと決めて車を走らせ、でも何か後ろ髪引かれる思いがして一旦戻り、
「いやいや、でも明らかに金もったいないじゃん」と思い直して山を下りようとするも、
結局、ロープウエーに乗ってしまった自分がいた。
これはまるで、九州の幣立神宮の時の逆のような感じだった。
今度はまるで磁石みたいに引きつけられてしまった感じだった。

だからといって何も特別なことはなく、普通に参拝して終わった。
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標高2160mの高地はあいにくの曇天で、
眺望もほとんど効かなかった。
天候が優れないせいで、気温も10℃を下回り、
合掌した両の手がひどく寒かった。

冷えた体を温めに、「木曽駒天神温泉」に行った。
茶褐色の冷鉱泉は引用するとピリピリと炭酸味を感じた。
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泉質は「ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉」で、
内湯は冷え切った体に優しく深く沁みこんで来る素晴らしいお湯だった。
僕はいっぺんでこの温泉が大好きになった。
体が冷えた時にはやはり塩類泉に限る。

露天はボタンを押すとふたが開閉する仕組みで、
明らかに湯船よりふたの方にお金が掛かっていると見た。
妙なところでハイテクが駆使されていて印象に残った。

木曽路は宿場町の多いみちである。
そのうちのひとつ、奈良井宿を訪れてみた。
時刻はすでに午後6時を回り、土産物屋はことごとく閉まっていた。
旅人は僕ひとりだった。
誰ひとり観光客のいなくなった宿場町は、
黒いツバメが何羽も我が物顔で飛び回っていた。
すっかり殺風景になった奈良井宿を眺め、
観光客をもてなし終わった後、
宿場の風景はこんな風に日常に戻るのかと感慨深く眺めた。
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人々の日常に触れることが旅だとすれば、
僕は今この瞬間、まさに旅をしているのだと思った。
雨に濡れた路面を一歩一歩踏みしめながら、
僕は濃密な旅の時間を味わっていた。

夜は塩尻あたりの国道19号線沿い、
麺屋小泉とかいうお店で、「特製黒ラーメン」というのを食べた。
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出てきたままでは何となく物足りなかったが、
ニンニクとか白ゴマとか辛味噌とか入れているうちに、
いい感じの味になった。


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