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2007年6月12日 (火)

6/10 日本一周268日目(市川大門~猿ヶ京温泉)

☆今日の概要☆

・韮崎旭温泉(通算575湯目)
・山梨~群馬へ移動
・「猿ケ京ホテル」で旅芸人さんご夫妻と合流
・旅芸人さんと湯宿温泉「窪湯」、「松の湯」へ(576湯目)
・猿ケ京温泉共同浴場(地元の人しか入れないとこ 577湯目)

★本日の走行キロ 292キロ

☆今日のオススメ☆

・韮崎旭温泉
・湯宿温泉「松の湯」
・猿ケ京ホテル

☆今日の詳細☆

朝9時、カランバさんの出勤と同時に僕も山梨を出発。
愛猫の「ニャン」ちゃんともこれでお別れ。
かわいいニャンコだったな。
夜は2晩とも何故か、僕の部屋に遊びに来ていたのだった。

朝風呂は韮崎旭温泉へ。
Img_60861
エメラルドグリーンのお湯として、
温泉マニアには有名な温泉だ。
(僕はつい先日、温泉本で知ったんだけど。
 ちなみに、同じ温泉ソムリエの旅芸人さんは、
 ちゃんと知っていた。さすがだ…)

開館直後に行ったのだが、すでに駐車場は埋まりつつあった。
決して大規模とはいえない施設なのに。

浴室の扉の前に、郡司さんのサイン入りタオルが
掲示されてあった。
「新鮮一番!」と書かれていた。
070610_11200001
色紙でないところがオリジナルで良い。

浴室に入ってみてギョッとした。
オッサンばかりが10数人も、
まるで整列でもさせたかのように
湯船の縁に沿うようにして、顔をこちらに向けて入浴していた。
全員から視線を向けられているような気さえした。
こんな異様な雰囲気は初めてである。
まぁ今日は日曜日で、客足が多いということもあるのだろう。
きっといつもはこんな感じではないと思う。

何となくの居心地の悪さのなか、
誰にも怒られないように掛け湯を十分やって、お湯に身を沈ませる。

エメラルドグリーンと称するには、少し色が薄い気がしたが、
確かにきれいなお湯ではある。
泡付きが良い。
先日入った、田沢温泉「有乳湯」のような細かな泡が付く。
湯温は38,9℃くらいで、長湯に適している。
僕は入っているうちにぼんやり眠くなって、ついウトウトした。
何か夢を見たけど、忘れてしまった。
お湯を飲んでみたら、少し鉄っぽい味がした。
おじさんがひとり、日本酒の大五郎みたいな大きなペットボトルを
何本も持ってきて、しゃかりきになって温泉を汲んでいた。

外に出てみたら、駐車場はさらに混雑して、
ほぼ満車状態になっていた。
30台くらいは停められる感じなのに。
付近には特に店もなく、
旭地区ではここだけが大繁盛している印象だ。

長野の佐久まで、141号線をひたすら北上。
特に見るところのない退屈な国道だ。
佐久から群馬の月夜野までは、高速を使って一気に移動した。
あれだけ乗って2600円は、割安感があった。
僕の経済観念も少し贅沢になってきただろうか。
2600円といえば、湯治場に素泊まりできる金額で、
数年前なら高速道路に費やすなど、もってのほかと思っていたのに。

旅芸人さんが、猿ヶ京ホテルに宿を取ってくださったので、
ひと足先にチェックインして、この日の日記を書いていた。
30分ほどして、旅芸人さんご夫妻が到着。

旅芸人さんと二人で、
車で5分、南に下がったところにある湯宿温泉を訪れてみた。
ここは、つげ義春が愛したお湯だ。
(まだつげさん死んでないと思うけど)

温泉街、というほどのものはない。
石畳の小径の両側に家や宿が立ち並ぶ。
Img_60911  
そのところどころに、共同浴場が点在していた。
宿の数より共同湯の数の方が多いかもしれない。

街並みを眺めるに、つげ義春が愛したであろう雰囲気は、
あまり感じられなかった。
さすがに2,30年も経てば、当然の話か。

「窪湯」と「松の湯」、2つの共同浴場に入った。
湯宿の共同湯は本来、地元の人専用で、
普段は鍵が掛かっていて入れない。
だが、地元の人が入浴していれば鍵が開いているので、
断りを入れれば、入浴させていただけることになっているようだ。
どちらも100円で入湯できた。

「窪湯」は湯宿のシンボル的な存在と言っていい。
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こじんまりとしながらも立派な湯小屋だった。
掛け流されている温泉は、共同浴場らしくかなり熱い。
43,4℃くらいはあったのではないか。
石造りの湯船から頭上を見上げると、太い柱や梁がめぐらされていた。

「松の湯」はかなり目立たない場所にある。
「窪湯」と比べると、さらに「地元の人のためのお湯」といった印象で、
外観は全く飾り気がない。
Img_60951
別府あたりの共同浴場もこのような感じである。
鍵が開いていたので中に入ると、
脱衣所と浴室の間に区切りのない造りになっていた。
これもやはり別府あたりの共同浴場に多いタイプ。
Img_60991
湯船はあくまで小さく、大人が4人も入ればいっぱいだ。
心なしか、お湯は「窪湯」より濃いように思った。
多少、苦味を強く感じたのだ。

観光客に全く媚を売っていないあたりが、
「松の湯」の素晴らしいところで、
地元の人に毎日愛されている温泉に、
有難くも入らせて頂いている、という感じが、僕にはたまらない。

おじいさんがひとり入っていた。
気さくなおじいさんで、いろいろな話を教えてくれた。

湯宿の源泉は、大きな岩の下から出ている。
ダムが出来て川がせき止められた時、温泉が急に出なくなった。
温泉は川の水圧があってこそ、岩の下から湧いて出てくるものだったようで、
皆でいろいろ考えて、ダム側に一定量の川水を
絶えず流してくれるように交渉したのだとか。
それで以前のようにまた岩の下から湧き出てくるようになったらしい。
こんな話は、地元の当事者からじゃないと聞けない。

「松の湯」の人たちは、共同湯の観光化に乗り気でなく、
あれこれ変えていこうという話が持ち上がっても、結局、
「今のままで良いのではないか」という話に落ち着くらしい。
そうなんです、それでいいんです。
何も足す必要なんかありません。
「松の湯」はあれで完璧な共同浴場です。
僕は強く首肯した。

おじいさんは、帰り道も一緒だった。
僕の車のステッカーを見せたら、仰天した。
桂浜で買った龍馬のステッカー、
長州萩で買った松陰神社のステッカーなど、
逐一説明すると、
「うわぁ、これはいい物を見せてもらった!」と興奮気味に話していた。

猿ヶ京温泉でも、地元の人しか入れない共同浴場に入れさせてもらった。
Img_61011
旅芸人さんが地元の方とお知り合いで、特別に許可をいただいたのである。
知り合いでもいない限り、恐らく入るのは不可能だろう。
こういう機会は、本当に稀で、貴重な入湯となった。
飾り気の無いタイル張りの浴室だが、湯宿の「窪湯」同様、
頭の上に目をやると、太い柱や梁がめぐらされてあった。


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