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2007年6月23日 (土)

☆日本一周 集計結果報告☆

日本一周 集計結果報告

日本一周中の様々な集計結果を出してみた。
家計簿付けるみたいにきっちり記録していたわけではなので、
それぞれかなりの概算となった。
総日数以外、すべてに「約」が付いてしまう、
僕の心身同様、緩みきった集計になってしまった。
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☆総日数 277日
(車中泊:94 ホテル泊:151 知人宅:27 自宅泊:4 フェリー泊:1)

☆走行キロ計 30617キロ

☆1日の最長移動距離 350キロ(日本一周10日目 北海道 江差~余市間)

☆ロードサービス要請 4回(キー閉じ込み:2、オーバーヒート:1、バッテリー上がり:1)

☆ネズミ捕りに捕まる 1回(金沢・松任付近で)

☆職務質問 1回(福島・双葉町で)

☆温泉入湯数 全308湯(うち、新規入湯は299湯)

☆総ラーメン数 108杯

☆訪れた城郭 36城

☆参拝した寺社仏閣 81社

・総日数について。

本店ブログの方に「約半年」などと書いておきながら、
実際には約1年掛かった。

これは資金調達に費やす時間と旅を楽しむ時間のバランスを
うまく取れなかったことが原因だ。

僕にとっては、温泉やラーメンを巡る旅が「陽」の顔、
資金調達が「陰」の顔、という感じに、
どちらも甲乙付けがたい楽しみだったので、
双方のバランスを取ることは、ついに旅の終わりまで出来なかった。
旅が延びた原因は明らかにここにある。

「約半年、年末には仙台に帰る」という期日を諦めてからは、
さほど移動に焦ることもなくのんびりと旅が出来た。
それでも何となく「2月末までくらいだろうなぁ」と考えていたのが、
結局、旅のスタートでもある6月19日まで掛かってしまった。

車中泊よりホテル泊が多かったのは、
冬場にも旅をしてしまったことが原因だろう。
ここまでの差が出るとは思わなかったけど…。
お友達の家にも合計でひと月近くお世話になったんだなぁ…。
みなさん笑顔で親切にして下さって、本当にありがとうございました☆

・走行キロについて

かなりの概算。恐らく500キロ前後で誤差があるだろう。
ともかく約3万キロを走破したことになる。
ムーヴは途中、ファンの故障、バッテリー上がりなどいろいろあったが、
それでも最後まで頑張ってくれた。

・最高距離について。

1日に350キロの移動はひどすぎる。
江差~余市間では、本来、北海道の西海岸に沿って進むつもりが、
前半でいきなり道を間違え、気が付いた時には太平洋側に出てしまっていた。
その分、無駄に移動距離が増えて、このような結果になってしまった。
でもそのおかげで、森駅の名物駅弁「いかめし」を食べることも出来たし、
別に後悔はしていない。

北海道はとにかく面積が広く、
町から町まで恐ろしく離れている場合があり、
1日に300キロ越えすることが何度もあった。
本州では高野山~伊勢間で300キロ超えした。

・温泉入湯数について。

308湯という数字は、意外に少なかった。
1日に2湯は入るだろうと思っていたんだが。

スタート時の通算入湯数が301湯。
これは19か20の時以来、数え始めたもので、
10年強をかけて積み重ねてきたものだが、
今回の1年にわたる日本一周で、一気に倍増した。
まさか600湯を達成できるとは予想だにしなかった。

すでに一度入湯している温泉地は数えないことにしているので、
道後温泉や草津温泉などでは1湯と数えない。
そのため、新規入湯数と温泉入湯数が違っているのだ。
大した違いでもないけど。

・総ラーメン数について

煩悩の数と同じ108になったけれど、
これも多分前後5杯くらいの差がある。
いちばん多く食べた月は2006年7月。
北海道にいた時で、18杯食べた。
逆にいちばん少ない月は2006年9月の5杯。
ご当地ラーメンのある地域を通った月はやはり数が多くなり、
博多、尾道あたりを通った1月では12杯、
和歌山、高山あたりの2月では13杯となった。

・訪れた城郭について

今回の日本一周で、
全国に点在する現存天守12城制覇、というのも達成した。
弘前城、松本城は過去の旅行で何度も行っているので、
今回は行かなかった。

姫路を別格とすれば、印象に残っているのは松江城、犬山城。
どちらも不思議と去り難い感慨を覚えて、
しばらくぼーっとお城を眺めていた。

・寺社仏閣について

81社の内訳は、神社65社、お寺16社だ。
これほどまでに神様仏様をお参りするとは思わなかった。
北海道では全くお参りしなかったのに、
本州、特に関西以西ではかなりの数の寺社仏閣を巡った。

印象に残っているのは、
比叡山、高野山、幣立神宮、伊勢神宮、
出雲大社、厳島神社あたり。

また、今回の旅では実にたくさんの人にお世話になりました。
旅の順に挙げていくだけでも…、

HALくん、ぺこちゃ、あみゆかさん、
ももさんご夫妻、スワットさん、リョウさん、
ひろポソ、ヒデp、おねいちん、よったん、シズカっち、
まりん、Kazuくん、じゃっかるくん、
嬬恋の黒岩自動車さん、ペンション魔法のじゅうたんさん、
カランバさん、数案公さん、喜楽楽の千葉さん、
ゴールドドラゴンさん、大阪の加藤さん、
大黒さま、大黒さまのお兄さん、テンテンさん、ほたるさん、
うかいくん、あいちゃん、
鹿児島県鹿屋市の居酒屋「ちゃびん」のご主人、
妖精のうっこさん、Sheelさん、旅芸人さん、
遼来来さん、南半球、ようすけくん、
青空めぐみさん、だいすけくん、脚本家のIさん、
温泉ソムリエさんと、そしてなごみと、
実にたくさんの方のお世話になりました。

この他にも数え上げたらキリがないほどの方たちにお世話になりました。
決して僕だけの力で達成できた日本一周じゃない。
これから、ゆっくり旅を振り返っていく中で、
もっともっと沢山の人たちによって
僕の日本一周が支えられていたことを、
きっと思い知ることになると思います。

本当にすごい旅をさせて頂いたんだなぁと思います。
深く感謝いたします。
ありがとうございました…

金額に関しては恐ろしい額になってしまうだろうから、
初めから意識的に計算しなかった。

なお、ずっと内緒にしてましたが、
日本一周中の旅費の100%を、
ヤフーオークションで捻出しました。

「こいつ、何で稼いでるんだろ?」って
気になってる方、たぶんいましたよね?(笑)

商材はやっぱりネット上では内緒でお願いします(笑)
直接お会いした方にはもちろん教えます♪
ヒントは…日本全国どこでも売ってるのに、
実はなかなか見つからないもの、です☆

とにかく、こんな方法でも日本一周は可能です
ということを、身を持って証明しました☆彡

とりあえず、集計結果はこんな感じです。
今後は各地方で印象に残ってることをツラツラと書いたり、
日本一周のデータベースっぽいHPでも立ち上げようかなぁ。
って、これだけテキトーな数字で何がデータベースだよって感じだけどw

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2007年6月20日 (水)

6/19 日本一周277日目(これにて日本一周完結!)

2007年6月19日21:45分、
出発からちょうど1年、全277日間の日本一周の旅を終えて、
無事、仙台に帰ってきた。

日本一周、終わったんだなぁ…。
仙台に着いた今も、全然そういう実感がない。
まだまだ旅の途中のような気がして…。
でも終わったんだよな、確かに。

☆今日の概要☆

・寒河江花咲か温泉「ゆ~チェリー」(通算598湯目)
・湯殿山神社本宮参拝
・天童の将棋駒店「栄春堂」、「武内王将堂」
・百目鬼(どめき)温泉(599湯目)
・臥龍温泉保養センター(600湯達成!)

★本日の走行キロ 222キロ

☆今日のオススメ☆

・寒河江花咲か温泉「ゆ~チェリー」
・湯殿山神社本宮
・百目鬼(どめき)温泉

☆今日の詳細☆

日本一周が終了するのと同時に、
温泉入湯数も、600湯を達成した☆

19だか20歳の頃、山形の銀山温泉「能登屋旅館」で、
温泉の素晴らしさに魅了されて以来、
約10年で600ヶ所の温泉を巡ったことになる。

500湯を超えるなんて、
40過ぎくらいだろうなと思っていたのに、
この1年で爆発的に数が増え、
いつの間にか600湯さえ達成してしまった。

さて、落ち着いて今日を振り返る。

今朝は爽やかな快晴。
旅中、「お願いだから梅雨入りは仙台に帰るまで待って」
と思っていたが、本当にその通りになった。
僕には有難かったけど、水不足は大丈夫なのかな。

朝風呂は「寒河江花咲か温泉 ゆ~チェリー」。
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お友達で競輪選手の旅芸人さんから、
「今、『秘湯に入る会』の人たちの間で、話題沸騰の温泉だよ!」と
教えられていたので、行ってみた。

さすがは温泉マニアの人たちが熱くなるだけのことはある。
お湯のあまりの素晴らしさに、はむれっとも脱帽しました。

清潔感あふれる大浴場。
広々とした内湯は真ん中で分かれており、
その左側には薄墨色の硫黄泉、右側には琥珀色の単純温泉が、
なみなみと注がれていた。
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もちろん、どちらも源泉100%の温泉だ。

圧巻は薄墨色の硫黄泉。
泉質は正しくは「含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉」。
溶存物質計23860mgで、かなり濃厚な高張泉。
湯船は硫黄の香りがして、飲んでみると強烈にしょっぱ苦かった。

「湯あたりするので、3分以上は入浴しないでください」
みたいな注意書きが真実味を帯びている。
入り方を間違えたら、確かにヤバイだろう。

琥珀色の単純温泉は、ほのかに香る木材系の香りが清々しい。
こちらは肌に優しく、露天風呂もこちらの源泉が使用されていた。

全く異なる様相を見せる2つの源泉が、
隣同士に湛えられている風景を見ると、
何とも大地のエネルギーの不思議さを感じずにはいられない。

「ゆ~チェリー」は強烈な源泉2本を持つ他、
サウナや水風呂など、日帰り温泉としての設備も申し分ない。

料金設定も素晴らしい。
これだけ熱い温泉なのに、何と300円で入湯出来る。
また、営業時間も朝6時~夜10時までと、使い勝手が良い。
山形はどういう訳か、朝早くからやっている温泉が多く、
旅行者にはひどく有難い。

日帰り温泉は10時からというのがスタンダードだが、
正直、それでは遅すぎる。
その点、山形は素晴らしすぎる。

山形中部~北部の日帰り温泉の特徴に、
「バスタオル持ってない人はサウナお断り」というのがある。
全国の温泉を巡ったが、他のどの地方でもこんなことはなかった。
なぜこのようなローカルルールが形成されたのか、興味深い。
(もちろん、調べないけどね)

朝風呂のあと、道の駅「寒河江」に立ち寄り、
今が旬のさくらんぼを食べた。
有名な「佐藤錦」だ。
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この量で1000円はかなり割高だが、
今日は心の父ともいうべき、太宰治の桜桃忌だし、
奮発して食べることにした。
甘酸っぱくてプチプチしてて、おいしかった。
見た目大したことないと思ったけど、意外に食べ応えがあったなぁ。
少しお腹もユルユルになった気が…。
仙台のなごみには、日ごろの感謝を込めて、
4000円分の佐藤錦を送った。

お昼少し前に湯殿山神社に参拝した。
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去年の今日、僕の日本一周はこの湯殿山神社の参拝からスタートしたのだ。
あれから365日。
あの時の出来事、心境を振り返りつつ、厳かに参拝。
この1年のお見守りに感謝をしてきた。
神様も、僕の帰着を喜んでくださってるような気がした。
1年前に買ったお守りのお焚き上げをお願いし、
また新たなお守りを頂いて来た。

湯殿山神社は、温泉に関わる人ならば、
いちどは参拝した方が良い神社だと思う。
何せ、温泉の神様(というか、温泉が神様)なので。

今日はラストの日だから、結構盛りだくさん。
日記も長くなります。

天童の将棋駒店を訪れてみた。
僕は将棋は下手くそだが、何故か将棋駒の美しさには昔からひどく惹かれるのだ。
本黄楊の盛上駒なんて、ため息が出るほどに美しい。

1万円くらいで気に入った駒が買えるなら、買いたいと思って行ったのだが…。
意中の駒は23800円もした。
喉から手が出るほどに欲しいけれど、
日常使うものでもなし、さすがに手が出せなかった。
駒の書体は、「菱湖」というのが断然良い。
昔はそうは思わなかったんだが、好みが変わったんだろうな。
いい駒はヤフオクを見ても軒並み値段が高い。
これは…どこぞのリサイクルショップにでも行くしかないかな。

599湯目は、山形市の百目鬼(どめき)温泉。
去年だかに湧いた新しい温泉だ。
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田んぼのど真ん中に高濃度の食塩泉が湧いていた。
ここも300円と安価で入れる。
ささ濁りというのか、茶色というよりは緑っぽい濁りで、
露天のぬる湯が、蕩けそうになるくらい気持ちよかった。

そして栄えある600湯目には、
山形市の国道13号沿いにある「臥龍温泉保養センター」を選んだ。
理由は昨日アップした通り。
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久しぶりに強烈に熱い温泉に入った。
無色透明の「ナトリウム-硫酸塩泉」は、
すっかり地元の人たちの共同浴場として定着しているようで、
僕が行った時には、決して広くはない浴室にかなりの人が入っていた。
こういう雰囲気の温泉が僕はいちばん好きだ。
ここも源泉100%のお湯。
共同湯こそ温泉、湯治場こそ温泉、と思う僕にとっては、
相応しい600湯記念になったと思う。

600湯を無事達成した僕は、
国道286号沿いの「玄龍」という店でチャーシューメンを食べ、
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仙台への帰途に着いた。

先にも書いたが、旅が終わるいう実感がまるでなかった。
仙台に近付いても、何故かこの街が単なる通過点のような気がして、
「これでゴールなんだな…」と、
言い聞かせるようにつぶやいてみたりした。

今日は何を書いて良いんだか分からない。
とにかく、無事に仙台に帰ってきました。

こんなにダラダラと長い旅を、
呆れずに見守ってくれたみなさんに、深く深く感謝いたします。
どうもありがとうございました☆
おかげさまで自分らしい旅を、やり遂げることが出来ました。

僕の人生の中で、こんなに大掛かりな長旅が実行できるなんて、
自分は何と幸せ者なんだろうか…と、心底思います。

日本一周など、数年前までは「夢のまた夢」と諦めかけていたのに、
どういう訳か、笑ったり怒ったりして暮らすうちに良い風が吹いてきて、
自分にとってとても自然な形で、いつの間にか日本一周が実現できていました。

夢って、諦めなければいずれは叶うもんなんだなぁと、ぼんやり思ってます。
諦めずに動いていれば、そのうち、いい風が吹いてくれる。
自分にとって、とても乗りやすいと思える風が。
ここ1,2年、そんな具合で、
見えない力のアシストを強く感じ続けていました。

旅のスケールが大きすぎて、
実は自分でも消化しきれてません。
これからしばらくは、ゆっくり旅を振り返る時間に充てたいと思います。

そんなこと言いながら、
実は1週間後には、僕はインド関連のイベントで、
4日間くらい広島に行かなきゃなんないんだけど(笑)
これもまた平和に関係するイベントで、
開催場所が場所だけに、
意義があるかもなぁと思って参加を決めました。

広島のイベント以降のことは、全く白紙。
さて、どうしようかな。
やりたいことも散々やったし、僕の人生ももう晩年、
隠居ってことにしちゃおうかなぁ。
まぁ面白い流れが来れば、もちろんワクワクして乗ってくけどさ。

まあとりあえず今夜はゆっくり休みます☆彡

今後は、旅の諸々の集計とか(かなり大雑把な数字だと思うけど)、
旅中に使用した道具、参考にした本などを紹介していこうかと思ってます。

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2007年6月19日 (火)

6/18 日本一周276日目(会津若松~山形・大江町)

☆今日の概要☆

・「会津本郷温泉 湯陶里」(通算594湯目)
・喜多方ラーメン「坂内食堂」
・「日中温泉 ゆもとや」(595湯目)
・米沢ラーメン「熊文」
・「長井あやめ温泉 桜湯」(596湯目)
・「朝日町 りんご温泉」(597湯目)

★本日の走行キロ 187キロ


☆今日のオススメ☆

・喜多方ラーメン「坂内食堂」
・「日中温泉 ゆもとや」
・米沢ラーメン「熊文」
・「長井あやめ温泉 桜湯」
・「朝日町 りんご温泉」

☆今日の詳細☆

日本一周の旅に出てから、明日でちょうど1年。
そして明日でその旅が終わる。
今夜が最後の車中泊だ。

今いるのは、山形県寒河江市の西、大江町の道の駅。
最後だからか、エアエッジもちゃんと活躍してくれてる。

旅が終わるという実感がまるでない。
寂しくもなければ達成感もない。
いつもの夜と同じように、淡々とこの日記を綴っている。

しかし、よく挫折せずに2百何十日も旅日記を更新してきたもんだ。
2月頃には2週間遅れとかもあったけど、
それでも頑張って乗り越えた。
まぁかなりお座なりな日記になってたとは思うけど。
曲がりなりにも物事を継続させる力が、自分にはあるんだと分かった。

さて、今日はきっちり4つ温泉に入った。
「会津本郷温泉 湯陶里」、「日中温泉 ゆもとや」、
「長井あやめ温泉 桜湯」、「りんご温泉」と。
これで通算入湯数も、597となった。
明日3つ入れば、600湯達成だ☆

「会津本郷温泉 湯陶里」は、スタンダードな日帰り温泉。
お湯は個性を感じるものではなかったが、
地元の人の憩いの場となっているあたり、好感が持てた。

「日中温泉 ゆもとや」は、日本秘湯を守る会の会員にもなっている宿。
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目の前に日中ダムがあるほかは、周りに本当に何もない。
露天風呂のひとつが源泉掛け流しで、
茶褐色のお湯が木風呂に満ち満ちていた。
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炭酸成分を含有しており、飲んでももちろん感知できたし、
湯口付近では、「シュワーシュワー」と炭酸のはじける音も聞こえた。
ぬる湯で良いと思った。
内湯には源泉を循環させたお湯が入れられていたが、
循環させるとここまで温泉が変わるのかと初めて思い知った。
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源泉とは違い、お湯の色もわずかに黄色を呈しているだけだし、
飲んでみてもほとんど味がしなかった。
こうして比べてみると、やっぱり源泉の方がいいなぁ。

「長井あやめ温泉 桜湯」も源泉100%の温泉。
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岩風呂の内湯に茶褐色の「ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」。
美肌+あったまりの湯で、ここも温泉好きなら満足の行く一湯だと思う。

「りんご温泉」は、個人的にはこの日いちばんのお湯だった。
施設の掲示板には「東北でも珍しいPH8.6の強アルカリ」と説明があったが、
8.6では強アルカリとは言わないだろう。
かといって、いくつくらいから「強アルカリ」といっていいのかも分からないんだが。
恐らくPH10あたりではないかと思うのだが。

アルカリ云々より、「りんご温泉」は入った感じが素晴らしい。
非常にツルツル感が強くて、お湯は茶色というか緑というか、
「りんご温泉」の名の通り、
りんごが10個くらい湯船に浮いていて見た目にも楽しい。

窓からは夕闇迫る朝日連峰(たぶん)を眺めることが出来た。
藍色の空に、可憐な三日月が浮かんで、
すぐそばに同じくらいの明るさで輝く星がお供していて、
あれは金星だろうか、見ていてとても気持ちよかった。

600湯に選んだのは、山形市の臥龍温泉。
ね、名前がいいでしょ?
臥龍っていったらあんた、諸葛亮孔明じゃないの。
だからと言って、俺が孔明だなんて言いたいわけじゃないけどw

ある人にこんなことを言われた。

「日本の国の形って、龍が眠ってる形をしていて、
それが今世紀(?)に目を覚ますらしいんです(この辺ちょっと記憶が曖昧)。
もしかして、はむさん、
あちこちの神社にインドのエネルギーを流してって、
龍を起こす作業をやってたんじゃないですか?」

そんな話をされて、
「まさかそんな」なんつって、笑ってたんだけど、
そんな話があるんなら、
旅の最後に入る温泉が、「臥龍温泉」ってのも
それはそれでシンクロっぽくて面白いななんて思ってみたり。

もちろん、最初に選んだのは
単純に臥龍=孔明だったからなんだけど。

まぁとにかくそういう訳です(なにがじゃ)

今日は結局、喜多方ラーメンも米沢ラーメンも両方食べました。
喜多方はまたもや「坂内」でネギチャーシュー、
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米沢は「熊文」で中華そばを。
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「坂内」はツアー客が一気に入ってきて、
GWさながらに混んでて、ちょっとびっくりした。
味はやっぱりうまい。ここはもう鉄板だからなぁ。

熊文は、あっさりしょうゆに米沢らしい縮れ麺。
あれはとんこつと鳥の半々くらいのスープなんだろうか。
素材のことはちょっと分からない。
味的に何となく、高山ラーメンに似てる気がした。

こんな風にラーメンのハシゴをすることも、
もうないだろうなぁ。
さすがに無理してるのが自分でも分かるからなぁ。
あと、これをやると一気に体重が増えるw
佐野ラーメンの時なんて、1日で2キロ近く太っててビビった。
2日後くらいにはまた元に戻ってたけど。

さて、明日はいよいよ旅のラスト。
去年の6月19日、温泉の神様たる湯殿山神社への参拝からスタートした日本一周。
旅の終わりもまた、湯殿山神社で締めくくる。

神妙な一日になるかな。
感慨深い一日になるかな。
なごみのお土産に、さくらんぼを買って帰るの忘れないようにしないと。
桜桃忌にさくらんぼ買って帰るのも、乙なもんだよね。

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2007年6月17日 (日)

6/17 日本一周275日目(喜連川→会津若松)

☆今日の概要☆

喜連川→会津若松

・喜連川早乙女温泉(通算592湯目)
・宇都宮餃子「正嗣」氏家店(焼餃子4+水餃子1)
・日光東照宮参拝
・東照温泉(593湯目)

★本日の走行キロ 196キロ

☆今日のオススメ☆

・喜連川早乙女温泉
・宇都宮餃子「正嗣」氏家店
・東照温泉

☆今日の詳細☆

さて、会津若松まで来ました。
鶴ヶ城を通り過ぎ、若松駅前のフジグランドホテルってとこです。

すぐそばにある日帰り温泉・富士の湯の入浴券をもらったけど…、
どうも天然温泉じゃなさそう。
楽天トラベルの紹介でも「日帰り温浴」なんて微妙すぎる言葉を使ってたし、
ネットで調べてもどうも何か違う感じ。
旭川の高砂温泉での悲劇もあるし、やめておくことにした。

会津若松まで来ると、さすがに「東北に帰ってきた!」という感慨がある。
もう地図なんて見なくたって、山形へも仙台へも行ける。
何度も来たことがあるから、ホームグラウンドみたいなもんだ。

今日入った温泉は2つ。
ノルマが3つだったから、1湯ビハインド。
明日か明後日、どっちかで4つ入らないと600湯は達成できない。
うーん、大丈夫かな。
このあたりは、入湯済みの温泉ばかりになってきたからな…。

今日の朝風呂は、喜連川早乙女温泉。
「さおとめ」じゃなくて、「そうとめ」と読むらしい。
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お湯の匂いが変わってた。
浴室に入った時は、硫黄臭+切り出し立ての木材の匂いだったのに、
湯口に近付くと油臭が強くなった。
硫黄の温泉だが、色は薄グリーンもしくは薄黄色で、
硫化水素イオンが多いのかなと思った。
温泉分析表見てくるの忘れたけど。
高張性の掛け流し温泉、ここはかなりオススメです。

2湯目は日光東照宮から少し離れたところにある、
「東照温泉」。
ほのかに硫黄が香る、よい単純温泉だった。
露天風呂の湯口あたりは、かなり温泉らしさがあった。
ここも掛け流し温泉でオススメ。

お昼ごはんは、昨夜のリベンジとばかりに、
開店前から並んで、宇都宮餃子「正嗣」氏家店へ。
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焼き餃子4人前+水餃子1人前、計30個を食べた。
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これで850円は安すぎ。
頼む時は、「焼が○個、水が○個」みたいな感じで頼むようだ。
さすがにお腹いっぱいになった。
かなりの満足感で店を出た。

温泉のハシゴの間に、日光東照宮へお参りした。
ここを訪れるのは…、中学の修学旅行以来かな。
大学くらいの時にいちど来たような来てないような…。
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中学の修学旅行の時は、
陽明門のすぐ下の階段で集合写真を撮った。
不思議と、今も交流が続いている友達ばっかり。

あれから16年…。
年数を考えると何だか、底の見えない井戸でも覗いたみたいな、
途方もない感慨に襲われる。

あれからみんな、いろんなことがあって、
それぞれに喜んだり傷付いたりしながら、ここまで生きてきたんだな。
それぞれの進路を進んで、あるいは結婚したり、あるいは子供がいたり、
あるいは日本一周してたりした訳だ。
すごいもんだなぁ。

さて明日は…どうしようか。
喜多方ラーメンはスルーして、米沢ラーメンにいこうか。
実は米沢ラーメンってあまり食べたことがない。
「やまとや 山大前」くらいしか知らない。

温泉は4つ行かねばならん。
会津のあたりで3つくらい入ろうか。
喜多方大峠の日中温泉にも入っておきたい。

ところで、600湯目にふさわしい温泉を発見しました☆
もう絶対そこにする!
なんつったって、「名前」が素晴らしい!
いや、温泉も掛け流しらしいんだけど♪
山形市の某所です。
ずっと気にはなっていたんだけど、入ってなかったんだな。

で、明日をホテル泊にするか車中泊にするかで迷ってます。
旅の最後だし、車中泊にしようかなぁ。
それともしっかりブログを更新するためにホテルを取ろうか。
うーん、でもやっぱ車中泊かな。
最後の夜を、まるで大晦日みたいにしんみり車内で過ごすのも良い気がする。

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2007年6月16日 (土)

6/16 日本一周274日目(宇都宮)

☆今日の概要☆

・芳賀温泉「ロマンの湯」(通算589湯目)
・那珂川温泉旅館(590湯目)
・父方のじいちゃん宅へ行く
・松島温泉「乙女の湯」(591湯目)

★本日の走行キロ 111キロ

☆今日のオススメ☆

・松島温泉「乙女の湯」

☆今日の詳細☆

車中泊した道の駅の構内にあった、芳賀温泉「ロマンの湯」で朝風呂。
源泉が2本あるらしく、内湯と露天でそれぞれ異なった源泉を使っていた。
と言っても泉質はどちらも「ナトリウム-塩化物泉」。
循環、塩素消毒等されているようで、ちょっと味気ない。

内湯はほとんど塩味がないのに対して、露天風呂は多少塩気が感知できた。
同じ泉質なのにどんな違いなんだろうと温泉分析表を丹念に見たら、
成分総計が倍近く違っていて、なるほどと思った。

この頃、成分総計くらいは見るようになった。
各成分の細かなミリグラム数までは興味が及ばないけれど。

ちなみに僕が温泉分析表で眺めるのは、
泉質、泉温、湧出量、PH値(酸性かアルカリか)、
成分総計、ミリバル値くらいかな。

それにしても今朝の栃木は爽やかだった。
気持ちよく晴れて、秋のような爽やかな風が吹いて、
とても心地良かった。
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あと少し風がヒンヤリしていれば、
すっかり北海道の夏だと思った。
今、あちらはいい季節だろうなぁ。
知ってるだけにうらやましい。

那珂川温泉は、温泉チャンプの郡司さんが著書で紹介していた。
つげ義春もあるいは気に入ってくれるのではないか
と思えるほど、鄙びに鄙びた温泉。
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中では、おじいちゃんおばあちゃんが4人、
ひしめき合うようにしてご飯を食べていた。

湯船はひとつしかなく、
「今はおばあちゃんが入っているから少し待ってね」と言われて、
休憩室に通された。

田舎のおじいちゃん家にでも来たような雰囲気である。
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しばらく部屋を見回していると、
「ここで採れたんだよ。甘くて美味しいよ」と
宿のおばあちゃんがトマトを持ってきて下さった。

しばらく待って、お風呂からおばあちゃんが上がってきた。
「はい、どうぞ~」と促されて、お風呂へ行った。

お風呂は細長のタイル張りで、
家のお風呂みたいに、フタがしてあった。
整然と並べば、6人くらいは膝を折って入れるだろうか。
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泉質は無色透明の単純温泉で、かなりツルツル感が強い。
少し濁った感じがするのは、泉質のせいかそれともお湯の汚れなのか、
いまいち判断が付かない。
湯船の壁から、強烈に熱い湯が噴出している箇所があり、
危うく尻に火傷を被るところだった。

この温泉は、本当に鄙びていて、
女性はちょっと無理かもなぁと思った。
よほど変わっている人ならOKだろうけど。

一方、オシャレな女性にも安心してオススメできるのが、
3湯目に入った松島温泉「乙女の湯」だ。
シックな雰囲気の館内は、女性がプロデュースしたものだろう。
浴室も黒の御影石が基調となっていて、清潔感がある。

お湯は単純温泉で、少し茶色か黄色に濁っている気がした。
こちらもかなりのツルツル感。
39.8℃のお湯は、わずかに加温されて湯船に注ぎこまれていると感じた。

露天は岩風呂で、こちらは恐らく加温されていない。
外気に冷やされ体温と同じくらいのぬるま湯になっていて、
長湯を楽しむには最適である。
内湯同様、ツルツル感があって素晴らしかった。

露天風呂に浸かりながら、ふと、こんなことを思った。
(日本一周とはまるで関係の無い話)

僕の心の底には、厄介な蓋がしてあって、
その蓋の名前を執着という。
まるで貯金箱の底のゴム蓋を外すみたいに、心の蓋を外した。
すると、それまで心の底に溜まっていた宿便みたいな「重い想い」が、
すぅーっと抜け出て行った…そんな気がした。

ハシゴ湯の途中で、父方のじいちゃん宅に行った。
昼の3時頃である。
3年ぶりで会った。

じいちゃんは前と変わらず、
ひとり言みたいに昔のことを延々話した。
常磐炭鉱に勤めていた頃の話、
戦争で南方戦線に行っていた頃の話、
もう何度も聞いたことのある話を、
まるで初めて語って聞かせるかのように話した。

年取ると、みんなこんな感じになるのかな。
こんな展開になるのは会う前から覚悟していたけど…。

いつ終わるとも知らないじいちゃんの話にテキトーに耳を傾けながら、
僕はじいちゃんに向かってインドのエネルギーを流すことに気を配っていた。
そのためにここを訪れたのである。
じいちゃんももう89歳だという。
もしかしたらこれが一生の別れになるかもしれない。

何となく、いつもよりエネルギーが強く流れている気がした。

ばあちゃんは最初は横に座っていたのだけど、
30分もしないうちに部屋から出てって、いろいろ作業をし始めた。
僕とは二言三言くらいしか話さなかったのではないか。

何となくこのばあちゃんに嫌われているような気がしている。
それで今日来るのがちょっと億劫だった。
僕とは直接血の繋がりはないばあちゃんだ。
父も母も、ばあちゃんが苦手だと言っていた。
でも、それと僕のお役目とは関係ない。
ばあちゃんにも届くようにとインドのエネルギーを流した。

夜、うまく通りがかった宇都宮餃子の「正嗣」に入ろうと思ったら、
18時半の時点で、すでに閉店していた。
昨日はギリギリで食べれたけど、今日はギリギリで食べれなかった。
今いる道の駅は「きつれがわ」。
明日の昼、またその道を通るから、しこたま食べてやろうと思っている。

さて、気が付けば僕の日本一周も、あと3日を残すのみとなった。
旅が終わる、という実感がまるで無い。
昨日、宇都宮で国道4号線に乗った時は、
「この道を真っ直ぐ200キロ行けば仙台に着くんだな」と思って、
少しは感慨深く思ったけど…。

旅中、知人に会うのも今日のじいちゃんが最後。
明日は日光東照宮へ行き、徳川の大御所様にご挨拶し、
何箇所か温泉をハシゴしつつ、夜は会津若松へ泊まる。

あと3日間、あと9湯、
僕らしく旅をして、日本一周を締めくくりたい。

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6/15 日本一周273日目(伊勢崎~宇都宮)

☆今日の概要☆

・伊勢崎「常勝軒」にて、もりそばチャーシュー
・栃木温泉「湯楽の里」(通算586湯目)
・ただおみ温泉(587湯目)
・宇都宮餃子「正嗣」
・天然温泉極楽湯・宇都宮店(588湯目)

★本日の走行キロ 151キロ

☆今日のオススメ☆

・伊勢崎「常勝軒」
・栃木温泉「湯楽の里」
・ただおみ温泉
・宇都宮餃子「正嗣」

☆今日の詳細☆

伊勢崎「常勝軒」にて、もりそばチャーシューを食べた。
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ここは去年の9月に訪れた時にも立寄ったお店。
相変わらずメチャクチャうまい。
惜しむらくは、カウンターに置かれてあるニンニクが、
生じゃないこと。
あれが生だったら、もう二郎も真っ青の最強ラーメンになるのに。

栃木市にある「湯楽の里」が本日の1湯目。
上下に分かれた露天風呂の、上の部分が源泉掛け流しだった。
わずかに茶色を呈していて、匂いもちゃんと温泉のもので、
味は多少、鉄を感じた。

この頃はこういった、いわゆるスーパー銭湯でも、
温泉のしっかりした利用に努めているから、
入っても満足するケースが多い。

2湯目のただおみ温泉も、源泉掛け流し。
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無色透明の単純温泉だから、飲んでも味はしないけれど、
お湯の匂いがやはり温泉そのもので、良かった。
湯船は、脱衣所の扉を開けると即、露天風呂になっている。

受付のおばあちゃんは今年84だと言ったが、
どうみても70くらいにしか見えなかった。
朝晩、毎日温泉に入っていて、
この15年、1日も休まず、働いているのだとか。
(もちろん、割り当ての出勤日を、ということだろうけど)
やはり、温泉には何か人の体を丈夫にする力があるのかもな。

宇都宮餃子「正嗣(まさし)」は何人かのお友達にオススメされて行ったお店。
本格的な餃子の専門店で、
何とライスやビールさえ置いていない。
メニューは焼餃子、水餃子のみ。

閉店時間ギリギリに行ったので、追加注文は出来ないとのこと。
普通の大人なら、3人前は食べれるというので、その通りに注文した。
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この店、マジでうまいです。
シャクッとする皮の歯ごたえがたまらず、
一個口に運んだら、もう止まらなくなった。
あれよあれよと言う間に3人前18個を完食。
大して腹が空いていたわけでもなかったが、それでも足りなかった。
あと2人前は軽く行けただろうな…。
1個1個が小さいってのもあるかもしれない。
一番大きいのは、ご飯が無いってことだと思うけど。
1人前170円はメチャ安でしょ。
はむれっとも、「正嗣」を強烈にオススメしておきます☆

3湯目は宇都宮市内の「天然温泉極楽湯」。
循環塩素消毒などやっていて、温泉らしさはほとんど感じなかったが、
それでも湯上りは肌がツルツルした(入っている時は分からなかった)。
「弱アルカリ」というだけでも、効能はあるのかもしれない。
(いや、アルカリがどうこうじゃなくて、ナトリウムの多さなのかな…。
 その辺の泉質の細かいことはちょっとまだ分かりません)

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2007年6月15日 (金)

6/14 日本一周272日目(日光~伊勢崎)

日本一周、残り5日。

☆今日の概要☆

・中禅寺温泉「湖畔の湯」(通算584湯目)
・二荒山神社中宮
・中善寺立木観音
・華厳の滝
・日光温泉「ほの香」(585湯目)
・北野武「監督ばんざい!」を観る

★本日の走行キロ 192キロ

☆今日のオススメ☆

・中善寺立木観音
・日光温泉「ほの香」

☆今日の詳細☆

ひと晩置いて、ホテルに問い合わせてみたら、
メガネはやっぱり置き忘れてあったとの由。
伊勢崎ハーベストホテルは、素泊まり3360円と激安のうえ、
LAN回線も付いているので、
メガネを取りに行くついでに一泊泊まることにした。

朝風呂は中善寺温泉「湖畔の湯」へ。
白濁の硫黄泉が満ちた内湯に入れる。
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が、料金が1000円と高い。
露天もなしでこの値段はちょっと無い。
南紀勝浦温泉の「浦島ホテル」なんて、
船での送迎まで付いて、館内の全てのお風呂に入れて、
それで1000円だったのに。

僕の感覚では500円でいい。
間を取って700円くらいなら、まだ許せるかな。

お風呂に入っている間に、雨が降り出した。
結局この雨は、終日降った。

二荒山神社・中宮へ参拝した。
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寺社仏閣というのは、雨が降っていてもそれはそれでまた味があるものだ。
晴天でも雨天でもどちらでも良い、というのは、
観光スポットとしてはかなり適しているのではないか。

ここも気持ちの良い神社だった。
本殿の他、大黒さまを祀ったお社などもあった。

中善寺立木観音へも立寄った。
拝観料500円。
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たまたま、旅の出発前に母がくれたペンダントが、
ここ中善寺立木観音のものだったので、
ちょっと縁を感じて、ご挨拶に赴いたのだ。

これ、なかなかご利益のあるものだったらしい。
お守りは通常1年経ったらお返しし、お焚き上げをしてもらうものだが、
このペンダントは特別な祈祷をされたものらしく、その必要はないのだとか。
しかも願いを全て叶えてくれる千手観音が中にお入りになっているらしく、
ペンダントを指で押さえてお願い事をすると良いらしい。

お坊さんがいろいろペンダントについて案内している中で、
「あれって…、僕が付けてるコレのことですよね?」と近くのお坊さんに聞いたら、
「あっ、そうです、それです」と答えた。

なあんだ、ウチの母、なかなか凄いものをくれたんじゃないか。
全然知らなかった。

いい感じの数珠が売っていたので、自分用に買った(2500円)。
あと、メチャクチャ金運が良くなるというストラップも手に入れた。
このお寺さん、結構商売上手かも(笑)

日本三名曝の華厳の滝もせっかくだから観に行った。
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これまで見てきた滝の2倍以上は長い。
さすがだなぁ。
セインカミュ見たいな顔した外国人が、
デジカメで写して欲しいと頼んできたので、写してやった。
撮った画像を見て「グレイト!」と言ってたので、満足したんだろう。

日光に行ったのに、東照宮に行かなかった。
閉門の時間が近付いてきたので、慌てて見るよりは日を改めようと思ったのだ。
こういう時間の融通を付けられるのが、僕の旅の有難いところだ。
日光は宇都宮から会津若松へ抜ける時に、ちょっと立寄れるはずだ。
恐らく6月17日になるだろう。
う…、でもその日って日曜日だ…。

日光温泉「ほの香」は隣接のホテルが経営する日帰り温泉で、
こじんまりとしながらも、源泉掛け流しでとてもよいお湯だった。
400円で入れて、小さな露天もあって、
すぐ隣には無料で使える(多分)の休憩所も付いてて、 僕はかなり気に入った。
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施設自体は無人で、券売機で券買って、傍らに入れる式になっている。
これではタダで入っちゃっても分からないのではないか。
こういうテキトーさが僕は好きだ。

伊勢崎のホテルに戻るついでに、北野武の「監督ばんざい!」を観た。
たけしの映画は毎回、必ず映画館で観るんだけど、今回はちょっと微妙だったなぁ。
「HANA-BI」とか「Dolls」とか「菊次郎の夏」とか、
良いものを撮れる能力があるのに、どうしてこういう方向に走っちゃうんだろう。

あれかな。坂本龍一が、凄い良い曲を書いたその同じアルバムの中に、
理解不能な訳分からん曲を入れ込んでいるのと同じ感じなのだろうか。
昨日見た松本の「大日本人」の方が、まだ真面目だった。

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6/13 日本一周271日目(伊勢崎~みどり市)

※日本一周、いつの間にか終わりが近づいてきました。
   すでにカウントダウンが始まっていました。
 完了日が6月19日なので、残りあと6日です。

 

☆今日の概要☆

・伊勢崎「湯楽の里」(通算582湯目)
・佐野ラーメン「山銀」
・佐野厄除大師参詣
・佐野ラーメン「おぐら屋」
・太田コロナワールド「コロナの湯」(583湯)
・松本人志「大日本人」を観る

★本日の走行キロ 152キロ

☆今日のオススメ☆

・伊勢崎「湯楽の里」
・佐野ラーメン「山銀」、「おぐら屋」

☆今日の詳細☆

伊勢崎「湯楽の里」は、露天風呂が源泉掛け流しである。
露天風呂が2段になっていて、上の段に源泉が直に注がれている。
入ってみると44,5℃くらいとかなり熱い。
何とか頑張ったが、30秒くらい入るのがやっと。
茶褐色のお湯は、匂いも良く、鮮度はある。
源泉はそのまま下の段の湯船に流されていて、
こちらは少し熱いけど、まぁ適温だ。

旅芸人さんから教えてもらった佐野ラーメン「山銀」に入った。
佐野ラーメンを現地で味わうのはこれが初めてだ。
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青竹で打ったという手打ち麺は、太く平べったく柔らかい。
スープは醤油なのだろうが、塩ラーメンのように色が薄い。
油っこいけれど、飲み口はひどくスッキリしている。

九州のとんこつラーメンの対極に位置するのが佐野ラーメンではないかと思った。
あちらは極細のバリカタ麺、スープは白濁のコッテリとんこつだ。

「山銀」はかなり僕好みだった。
佐野ラーメン、うまいです。

昼のうちにもう一軒、ラーメンをハシゴした。
ネットのランキングを見て選んだ「おぐら屋」。
駐車場がバカに広く、恐らくGWともなると、かなりの行列が出来るのだろう。
ランキングに入っているだけあって、味も良かった。
麺は「山銀」ほどではないが、佐野の特徴が出ている。
チャーシューメンを頼んだら、なかなかボリュームがあった。
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値段設定が熱い。
何とチャーシューメンでも、683円だった。
今時、700円しないチャーシューメンは貴重だ。
しかも有名店でこの値段とは…。
もちろん、こちらも大満足で完食。

気になったお店としては「とかの」がある。
14時半頃、すぐ目の前の道路を通り掛ったのだが、すでに、
「本日は終了しました」の掛札が。
平日の昼で営業が終わるなんて、どれだけ行列が出来ていたのか。
佐野でいちばんの人気店はここなのかもしれない。

佐野は厄除大師が有名だというので行ってみた。
佐野だけではない。
どうもこの周辺には厄除大師が点在しているようだ。
「堀込厄除大師」というのも見たし、足利にもあった気がする。
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何故、お寺や神社には、こういう猫が必ずいるんだろう。
かわいいやつめ。
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水子供養の案内板を見て足が止まった。
以前、父に聞いたことがあるのを思い出したのだ。

僕の上だったか下だったか、忘れてしまったが、
本来なら、僕には兄弟がいたはずなのだった。
恐らくは経済的な理由だったのだろう。
母はそのことについて、詳しくは話したがらなかった。

これまで全く思い出さなかったのに、
ここに来て急にそのことが脳裏に浮かんだということは、
恐らくそういうことなのだろうと思って、
ちょっと真剣にお祈りをしておいた。

太田コロナワールドで松本人志の「大日本人」を見た後、
同じ施設内にある「コロナの湯」に入った。
「大日本人」は何だか終始、主人公の切なさが底流に流れっぱなしの作品だった。
シュールな笑いが印象的で、少し間を置いて、もう一回見てもいいかもしれない。
登場するキャラクターにグロテスクなのがいるのがあんまり好きじゃないけど。

「コロナの湯」の温泉は、規定のギリギリで単純温泉の名を冠されたお湯で、
成分総計としてもかなり値が低く、しかも循環&塩素消毒をされているため、
僕はほとんど温泉らしさを感じられなかった。
「微鉄味を有する」とか書いてあったが、僕には珍しく、飲むのを忘れてきた。

この日の宿は「道の駅・富弘美術館」。
規模は大きいくせに、僕の他にはトラックが2台止まっているだけ。
山奥ということもあり非常にさみしい車中泊となった。
変な奴ら来ないだろうなぁ。。。

寝る準備を整えようとして、ハッとした。
メガネがないのだ。
どこ探してもない。
ホテルに置き忘れてきてしまったらしい。
しかし、ホテルに電話してみても、「届いていません」との答え。
おかしい。
ホテル以外は考えられないんだけどな…。
メガネがないと非常時にとてもに困る。
その非常時が今夜来ないとも限らず、ひとり不安な夜を過ごした。

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2007年6月13日 (水)

6/12 日本一周270日目(伊勢崎市)

☆今日の概要☆

・「金子一九郎商店」にて、太田やきそば&いもフライ
・呑竜さん(大光院)参り
・群馬名物「焼きまんじゅう」
・和菓子「妙ちくりん」にて「コーヒー大福」など
・前橋駅前温泉「ゆ~ゆ」(通算581湯目)

★本日の走行キロ 35キロ

☆今日のオススメ☆

・「金子一九郎商店」(太田やきそば)
・群馬名物「焼きまんじゅう」
・和菓子「妙ちくりん」
・前橋駅前温泉「ゆ~ゆ」

☆今日の詳細☆

今日も、午後から夕方まで、
旅芸人さんがご一緒してくださった。

「金子一九郎商店」にて、太田やきそばを食べた。
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太田のやきそばって麺が太いのね。
焼きうどんまでは行かないけど、そばとうどんの中間くらい。
あのくらいの太さの方が、食べ応えがあって良いかも。
旅芸人さんは、あの太さがやきそばのスタンダードだと思っていたらしく、
初めてインスタントを食べた時にはかなり意外に思ったらしい。

太田やきそばの他、いもフライ(これもローカルフードと見た)とラムネも楽しんだ。
中学生みたいな昼食だけど、もちろん大満足。
メチャクチャうまかった。

「呑竜さん」と呼ばれるお寺を参詣した。
正しくは「大光院」というらしい。
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徳川家康が、その祖先とする新田義重のために建てたお寺だという。
呑竜という名のお坊さんが出て、
地域の親のない子を「弟子にする」名目で育てたことから、
「子育て呑竜」と呼ばれ、
そのまんま子育てにご利益のあるお寺となっている様子だ。
思えば旅中は意外なほどお寺を巡らなかった。
比叡山と高野山、永平寺くらいしか回ってない気がする。

呑竜さんは、神社同様に清々しい雰囲気が流れていた。
人懐こいニャンコロがいたので少し構ってやった。
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奴としては餌が欲しかったんだろうけどね。

旅芸人さんが、実にいろいろと親切にしてくださり、
群馬名物の焼きまんじゅう、
和菓子「妙ちくりん」のコーヒー大福など、
群馬のスウィーツを堪能することができた。

焼きまんじゅうは、肉まんの皮の部分を、
砂糖醤油で焼いた感じのもの。
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ひと串130円とリーズナブルで、おやつにはもってこいだ。

「妙ちくりん」の大福シリーズは、
コーヒー大福のほか、抹茶大福、ティラミス大福などもあった。
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どれもこれも美味しい。
女の子はたまらないだろうな、こういうの。

前橋駅前温泉「ゆ~ゆ」は、
温泉マニアの間でも評価の高い日帰り温泉。
ナトリウム-塩化物泉は茶褐色を呈していて、
切り出したての木材のような、爽やかな香りを漂わせていた。
あの香りのことを「臭素臭」と言うのだろうか、ちょっと分からない。
味は塩分より鉄の味の方が強い。
湯船の縁に、カニの甲羅のようにゴツゴツとした堆積物が付着しており、
カルシウム分もかなり多いのではないかと思う。

旅芸人さんとは、「ゆ~ゆ」の露天風呂でお別れ。
「露天でお別れってのも何か縁を感じて面白いね」と言って笑い合った。
ここ数日、すっかりお世話になりっぱなしで、
お世話になったどなたに対しても思うことだけれど、
こんな有難い恩を、僕はいったいどうやってお返ししていけば良いのだろう。

とにもかくにも、旅芸人さん、ありがとうございました。
おかげでとっても楽しい群馬滞在となりました。
またぜひ、遊びに来ます☆
東北に来る際は、ぜひ濃厚な湯治場めぐりをやりましょう♪

さて明日は、ご当地ラーメンのラスト、
「佐野ラーメン」を食べに行く。
お昼だけで2食くらいハシゴするかも。

温泉も出来れば3つくらい入っておきたい。
この後は父を含め、父方の親戚と会う機会が残っていて、
恐らく思うようには入湯数を伸ばせないだろうから、
その前に600湯に少しでも近づけておきたいのだ。
600湯はぜひ、6月19日に達成したい。
またメモリアルに相応しい温泉を選びたいとも思う。
恐らくは、喜多方、米沢近辺の温泉になると踏んでいるが、
さて、どうなるか。

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2007年6月12日 (火)

6/11 日本一周269日目(猿ヶ京~伊勢崎市)

  ☆今日の概要☆

・猿ヶ京ホテルのお湯に入る
・貝掛温泉館(通算578湯目)
・法師温泉長寿館
・川古温泉「浜屋旅館」(579湯目)
・金島温泉「富貴の湯」(580湯目)
・前橋・豚丼「ぶーた ぶーた」

★本日の走行キロ 223キロ

☆今日のオススメ☆

・猿ヶ京ホテル
・貝掛温泉館
・法師温泉長寿館
・川古温泉「浜屋旅館」
・金島温泉「富貴の湯」
・前橋・豚丼「ぶーた ぶーた」

※今日行ったとこ全部良かった☆彡

☆今日の詳細☆

朝、猿ヶ京ホテルのお湯に浸かる。
たまたま、旅芸人さんと露天で一緒になった。

朝食を食べた後、旅芸人さんご夫妻は、
お子さんの自転車レースがあるとかで、
早々にチェックアウトされた。

宿の食事代金は、何と旅芸人さんが出してくださっていた。
チェックアウトする時に領収書の内訳を見たら、
素泊まり代だけになっていて驚いた。
何から何まで、本当にありがとうございます。

旅芸人さんには、今回だけでなく、
僕が九州にいてもどこにいても、
オススメの温泉やらラーメンやらのアドバイスを頂き、
かなり積極的に参考にさせていただいた。

チェックアウト後、国道17号を北に向かい、新潟の貝掛温泉に入った。
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古来から眼病快癒のお湯として名高い温泉である。
明治時代には国が公認した目薬まで作られたとか。

浴室のあちこちに眼病湯治の湯としての「匂い」が。
湯口の上部に、薬師如来や大黒さまや不動明王の像が置かれてあった。
不思議な静謐さを感じる湯船で、
「あ、きっとここ、神様がいらっしゃる」と思った。

源泉は37℃と少し低め。
だが、その分、長湯が楽しめる。
内湯、露天風呂のいずれも大きい方が、ぬる湯だった。
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「ぬる湯もいいもんだなぁ」と感じてから、
次々とぬる湯がある宿ばかり訪れている。
特に狙っているわけでもないんだが。
有難いことです。

フロントの方には、湯桶を誉めていただいた。
「今度はぜひ、お泊りで来てくださいね、そのマイ桶と一緒に」
と笑顔で言われ、
「はい、いずれ必ず」と僕も笑って答えた。
貝掛温泉、僕はかなり好印象です。

お昼過ぎに再び旅芸人さんと合流して、法師温泉に向かった。
法師に入るのは数年振りである。
詳しくは書かないが、僕には少し勇気の要る再訪だった。
旅芸人さんが居て下さったこともあり、満足の行く入湯となった。

泉質、風情ともに国内第一級の温泉であることは、
やはり疑う余地のないところだと再確認した。
鹿鳴館風の大きな木造の湯小屋、
4つに分かれた湯船はそれぞれ微妙に温度が違っており、
湯口から掛け流されている温泉の他、
足元からも時折ボコボコと静かにお湯が立ち昇ってくる。
湯口のお湯を掬って飲んだら、しっかりと硫黄の香りがした。
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「日本秘湯を守る会」の提灯の、ぼんやりとした明かりを見つめつつ、
様々な思いの去来する中を、静かに浸かった。

本日4湯目は、川古温泉「浜屋旅館」。
猿ヶ京と湯宿の間に位置する一軒宿だ。
男女別の内湯の他、混浴内湯、混浴露天とある。
内湯の木の香が良かった。
あれは檜だろうか。
香りが強いのでヒバではないかと思った。
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温泉の硫黄臭も、今日入った中では川古が一番強かった。
混浴は、無色透明の泉質のため、
女性はけっこう難しいかもしれない。
バスタオルがOKなのかどうか、そこまではちょっと分からない。

5湯目は、旅芸人さんオススメの金島温泉「富貴の湯」。
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「伊香保に似てるんですよ」と旅芸人さんは言っていたが、
なるほど、確かに茶褐色だった。
飲んでみると、塩気より苦味の方が勝っていた。
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内湯、露天ともこじんまりとしているが、
温泉はこのくらいの規模で十分だ。

湯量に相応しい大きさの湯船。
これからの温泉のテーマだろう。
大きけりゃ良いっていうのは、バブル的発想だ。
それから、何千メートルも掘削して、
地球の奥深くから、トラックで何百台分もの温泉を
掛け流している、というのも、
何となく贅沢嗜好のバブル的な匂いがして、
今世紀にふさわしくない考え方のように僕は思う。

ナチュラルなお湯の出し方、それに相応しい湯船。
地球と共存する温泉経営でないと、
後々大変なツケが回ってきそうな、何となくそんな不安がある。

本当ならもう1湯、前橋駅前温泉「ゆ~ゆ」に行く予定だったのだが、
これ以上入ると湯当たりしそうな予感があったので、
明日に取っておくことにした。

晩御飯はこちらも旅芸人さんオススメの、
前橋市にある「ぶーたぶーた」。
豚丼専門のお店である。
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「店の内外、商品の写真撮影は禁止」と貼り紙があったが、
店のおやじさんが「特別に許可する!」と快く言ってくださったので、
有難く撮らせていただくことにした。
また、ネットに掲載する許可もいただいた。
「特盛」を食べた。
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ひと目見て、「これが美味しくない訳ないじゃん」という感じの一品だ。
当然、メチャクチャにうまい。
ひと口ごとに満足しながら、しっかり完食した。
これで830円ってかなり安いでしょ。
並盛でも600いくらだった。
正直、仙台にもかなり欲しいです、このお店。

夜は伊勢崎市の「ハーベストホテル」に宿泊。
とても融通を利かせてくれるホテルで、かなり好感を持った。
融通の内訳を箇条書き風に。

融通その①

ここは2食付のホテルで5040円とメチャ安なんだが、
僕の都合で晩御飯を食べなかったら、
料金を1050円引いてくれた。

融通その②

チェックアウトを12時まで伸ばしたいのだが、と言ったら、
「その程度なら、延長代はサービスさせていただきます」

融通その③

連泊したいが、再度楽天トラベルから
予約を入れた方がいいのかと聞いたら、
「私どもで処理しておきますので大丈夫です」と。

LANも繋がるし安価だし、1階にゃレストランもある。
建物が少し古く、部屋にお風呂とトイレがないのがネックだが、
僕にはすべてどうでも良いこと。
その代わり、24時間入れる大浴場があるし、トイレも洗面所もある。
何の問題もない。

ただ、女性用のお風呂がないので、女の子には薦めにくいかな。




今日、最後に入った「金島温泉」にて、通算入湯数も580湯を数えた。
僕の日本一周はあと9日で、
1日2湯ペースくらいで入っていけば、
ゴールする時にちょうど600湯が達成できるかもしれない。
「ひと粒で二度美味しい」みたいな話になって面白いので、
ちょっと目指してみることにする。

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6/10 日本一周268日目(市川大門~猿ヶ京温泉)

☆今日の概要☆

・韮崎旭温泉(通算575湯目)
・山梨~群馬へ移動
・「猿ケ京ホテル」で旅芸人さんご夫妻と合流
・旅芸人さんと湯宿温泉「窪湯」、「松の湯」へ(576湯目)
・猿ケ京温泉共同浴場(地元の人しか入れないとこ 577湯目)

★本日の走行キロ 292キロ

☆今日のオススメ☆

・韮崎旭温泉
・湯宿温泉「松の湯」
・猿ケ京ホテル

☆今日の詳細☆

朝9時、カランバさんの出勤と同時に僕も山梨を出発。
愛猫の「ニャン」ちゃんともこれでお別れ。
かわいいニャンコだったな。
夜は2晩とも何故か、僕の部屋に遊びに来ていたのだった。

朝風呂は韮崎旭温泉へ。
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エメラルドグリーンのお湯として、
温泉マニアには有名な温泉だ。
(僕はつい先日、温泉本で知ったんだけど。
 ちなみに、同じ温泉ソムリエの旅芸人さんは、
 ちゃんと知っていた。さすがだ…)

開館直後に行ったのだが、すでに駐車場は埋まりつつあった。
決して大規模とはいえない施設なのに。

浴室の扉の前に、郡司さんのサイン入りタオルが
掲示されてあった。
「新鮮一番!」と書かれていた。
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色紙でないところがオリジナルで良い。

浴室に入ってみてギョッとした。
オッサンばかりが10数人も、
まるで整列でもさせたかのように
湯船の縁に沿うようにして、顔をこちらに向けて入浴していた。
全員から視線を向けられているような気さえした。
こんな異様な雰囲気は初めてである。
まぁ今日は日曜日で、客足が多いということもあるのだろう。
きっといつもはこんな感じではないと思う。

何となくの居心地の悪さのなか、
誰にも怒られないように掛け湯を十分やって、お湯に身を沈ませる。

エメラルドグリーンと称するには、少し色が薄い気がしたが、
確かにきれいなお湯ではある。
泡付きが良い。
先日入った、田沢温泉「有乳湯」のような細かな泡が付く。
湯温は38,9℃くらいで、長湯に適している。
僕は入っているうちにぼんやり眠くなって、ついウトウトした。
何か夢を見たけど、忘れてしまった。
お湯を飲んでみたら、少し鉄っぽい味がした。
おじさんがひとり、日本酒の大五郎みたいな大きなペットボトルを
何本も持ってきて、しゃかりきになって温泉を汲んでいた。

外に出てみたら、駐車場はさらに混雑して、
ほぼ満車状態になっていた。
30台くらいは停められる感じなのに。
付近には特に店もなく、
旭地区ではここだけが大繁盛している印象だ。

長野の佐久まで、141号線をひたすら北上。
特に見るところのない退屈な国道だ。
佐久から群馬の月夜野までは、高速を使って一気に移動した。
あれだけ乗って2600円は、割安感があった。
僕の経済観念も少し贅沢になってきただろうか。
2600円といえば、湯治場に素泊まりできる金額で、
数年前なら高速道路に費やすなど、もってのほかと思っていたのに。

旅芸人さんが、猿ヶ京ホテルに宿を取ってくださったので、
ひと足先にチェックインして、この日の日記を書いていた。
30分ほどして、旅芸人さんご夫妻が到着。

旅芸人さんと二人で、
車で5分、南に下がったところにある湯宿温泉を訪れてみた。
ここは、つげ義春が愛したお湯だ。
(まだつげさん死んでないと思うけど)

温泉街、というほどのものはない。
石畳の小径の両側に家や宿が立ち並ぶ。
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そのところどころに、共同浴場が点在していた。
宿の数より共同湯の数の方が多いかもしれない。

街並みを眺めるに、つげ義春が愛したであろう雰囲気は、
あまり感じられなかった。
さすがに2,30年も経てば、当然の話か。

「窪湯」と「松の湯」、2つの共同浴場に入った。
湯宿の共同湯は本来、地元の人専用で、
普段は鍵が掛かっていて入れない。
だが、地元の人が入浴していれば鍵が開いているので、
断りを入れれば、入浴させていただけることになっているようだ。
どちらも100円で入湯できた。

「窪湯」は湯宿のシンボル的な存在と言っていい。
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こじんまりとしながらも立派な湯小屋だった。
掛け流されている温泉は、共同浴場らしくかなり熱い。
43,4℃くらいはあったのではないか。
石造りの湯船から頭上を見上げると、太い柱や梁がめぐらされていた。

「松の湯」はかなり目立たない場所にある。
「窪湯」と比べると、さらに「地元の人のためのお湯」といった印象で、
外観は全く飾り気がない。
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別府あたりの共同浴場もこのような感じである。
鍵が開いていたので中に入ると、
脱衣所と浴室の間に区切りのない造りになっていた。
これもやはり別府あたりの共同浴場に多いタイプ。
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湯船はあくまで小さく、大人が4人も入ればいっぱいだ。
心なしか、お湯は「窪湯」より濃いように思った。
多少、苦味を強く感じたのだ。

観光客に全く媚を売っていないあたりが、
「松の湯」の素晴らしいところで、
地元の人に毎日愛されている温泉に、
有難くも入らせて頂いている、という感じが、僕にはたまらない。

おじいさんがひとり入っていた。
気さくなおじいさんで、いろいろな話を教えてくれた。

湯宿の源泉は、大きな岩の下から出ている。
ダムが出来て川がせき止められた時、温泉が急に出なくなった。
温泉は川の水圧があってこそ、岩の下から湧いて出てくるものだったようで、
皆でいろいろ考えて、ダム側に一定量の川水を
絶えず流してくれるように交渉したのだとか。
それで以前のようにまた岩の下から湧き出てくるようになったらしい。
こんな話は、地元の当事者からじゃないと聞けない。

「松の湯」の人たちは、共同湯の観光化に乗り気でなく、
あれこれ変えていこうという話が持ち上がっても、結局、
「今のままで良いのではないか」という話に落ち着くらしい。
そうなんです、それでいいんです。
何も足す必要なんかありません。
「松の湯」はあれで完璧な共同浴場です。
僕は強く首肯した。

おじいさんは、帰り道も一緒だった。
僕の車のステッカーを見せたら、仰天した。
桂浜で買った龍馬のステッカー、
長州萩で買った松陰神社のステッカーなど、
逐一説明すると、
「うわぁ、これはいい物を見せてもらった!」と興奮気味に話していた。

猿ヶ京温泉でも、地元の人しか入れない共同浴場に入れさせてもらった。
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旅芸人さんが地元の方とお知り合いで、特別に許可をいただいたのである。
知り合いでもいない限り、恐らく入るのは不可能だろう。
こういう機会は、本当に稀で、貴重な入湯となった。
飾り気の無いタイル張りの浴室だが、湯宿の「窪湯」同様、
頭の上に目をやると、太い柱や梁がめぐらされてあった。

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2007年6月10日 (日)

6/9 日本一周267日目(市川大門町)

☆今日の概要☆

・甲州鰍沢温泉「かじかの湯」(通算573湯目)
・氷室神社
・妙蓮の滝
・赤石温泉(574湯目)

★本日の走行キロ 49キロ

☆今日のオススメ☆

・赤石温泉

☆今日の詳細☆

カランバさんに薦められて、十谷温泉「源氏荘」に行ってみた。
混浴の露天と、がま風呂が有名らしい。
カランバさんの家から車で30分ほどのところだった。

どうも山梨地域はauがだらしない。
そこそこ集落があるところでも、平気で圏外の表示が出たりする。
十谷温泉に向かう途中、鰍沢あたりがそうだった。

「源氏荘」に着いて、宿の人に声を掛けてみると、
「今日は危ないから露天の方は閉めちゃってるんですよ。
 内湯だけなら入れますが…」と言った。
何となく、「前歯の欠けた生瀬勝久」といった感じのおじさんだった。
がま風呂には入れるんですかと聞くと、そちらも露天風呂側にあってダメだという。
いずれの名物にも入れないようでは、出直した方が良いと思ってやめた。

十谷温泉を訪れる前、通りすがった「かじかの湯」という日帰り温泉に入った。
スタンダードな日帰り施設で、湯船からは塩素臭がして味気ないが、
源泉の出る蛇口があって、そこでお湯を飲むことが出来た。
35℃くらいの湯温だろうか。
少し苦味と塩味を感じた。

午後3時を過ぎてから、カランバさんに赤石温泉に連れてってもらった。
途中、氷室神社と、赤石温泉の奥にある妙蓮の滝にも行ってみた。

氷室神社は全く観光化されてない古社で、
くじけそうなくらい長く続く石段の先に鎮座していた。
こういう神社は何となく、厳粛というか、畏れ多い印象を受ける。
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妙蓮の滝は、温泉の裏手から10分ほど沢を登っていったところにある。
途中、工事現場の仮設足場みたいな鉄の階段を通るが、
段と段の間がスケスケで、そこから崖の下がすっかり見える。
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あれは恐くて引き返す人もいるかもしれない。

滝は15mくらいの落差か。
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ちゃんとした靴を履いてなかったのでやめたけれど、
試せば滝のすぐ近くまでいけるかもしれない。
かなり危ないとは思うけど。

赤石温泉では、内湯に入った。
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雨がだいぶ降っていたため、露天より内湯の方がいいだろうという話になった。
結果的に、内湯で大正解だった。
湯治場的な雰囲気を感じさせる岩風呂だった。
お湯は「酸性鉄-硫酸塩泉」という鉱泉で、茶褐色を呈していた。
さほど酸味は感じなかったのだが、PHは2,5くらいと比較的酸性が強かった。
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女性専用の時間が3タイプくらい設けてあり、
その他は恐らく混浴なのだと思う。

湯船に浸かりつつ、カランバさんと「つげ義春的な温泉」について、
あれこれと話していた。
要するに、鄙び過ぎるほど鄙びていて、今にも朽ちそうな感じの温泉について。

赤石もだいぶ鄙びてはいるが、
「つげ的」というには
ところどころに季節の花が飾られてあるなど、
女性的な感性が見られ、瀟洒に過ぎる気がした。
テレビドラマのロケも入ったくらいだし。

僕の経験では、つげ義春的な温泉は、
秋田の田沢湖以北や、南会津の方に多く点在していると思っている。
乳湯の黒湯温泉なんかは、つげさんが絵に描いたほとんどそのままに今も残っているし、
福島・磐梯山の横向温泉あたりには今にも朽ちそうな温泉があったりする。

赤石温泉は、客がフロントに入ってきた時の呼び鈴がやかましい。
しょっちゅう、大音量で「ピロピロピロリ~♪」と鳴って、
あれではせっかくの雰囲気が台無しのように思われた。

ここも「日本秘湯を守る会」の会員宿だけれど、
何となく思うことには、
「もはや本当に秘湯と呼べるのは、
 秘湯を守る会にも設定されないような、
 目立たず零落した鉱泉宿くらいしかないのではないか」ということだった。

「秘湯」と呼ばれる温泉ほど、今では有名になってしまってお客がたくさん来る。
でもそれってやっぱり違うような気がするのである。

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2007年6月 9日 (土)

6/8 日本一周266日目(松本市~市川大門町)

☆今日の概要☆

・大宮熱田神社
・ラーメン「凌駕」(松本市)
・数案公さんとビリヤード
・甲府へ移動
・カランバさん宅に宿泊
・居酒屋・進清軒(市川大門町)

★本日の走行キロ 126キロ

☆今日のオススメ☆

・大宮熱田神社
・ラーメン「凌駕IDEA」(味噌がうまい!)
・居酒屋・進清軒(馬刺し400円は熱い!)

☆今日の詳細☆

数案公さんに連れられて、大宮熱田神社に行った。
名前の通り、ご祭神に熱田大神がいらっしゃった。
ここも、透明で清冽な雨が降っているかのような清々しい神社。
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目を瞑って佇んでいるだけで、
気持ちの澱みが全てゼロに戻されるような感じがした。

数案公さんとビリヤードに行くことになり、
その前に「ラーメン凌駕IDEA」という店で腹ごしらえをした。
結構、行列が出来ているのを見掛けていて、気になっていたのだとか。
ジャズっぽい音楽の流れる、カフェのようなつくりで、
最近こんな感じのラーメン屋が全国で流行りだしている。
既存の雰囲気が好きな僕には、
どうにもラーメンとカフェ風はミスマッチに思えて仕方ないが・・・。

ラーメン自体はかなりうまかった。
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「特製味噌ラーメン」を頼んだのだが、
チャーシュー3枚に味玉が乗って、
味噌はかなりの本格派で、いつの間にかスープも全部飲み干していた。
味噌では久しぶりのヒット。
ここはかなりオススメしたい。

ビリヤードはネットカフェでプレイした。
3時間で800円だったかな。
数案公さんのご指導で、僕も多少上手くなってきたような気がする。
「ナインボール」より「エイトボール」の方が断然面白い。

その後、数案公さんとお別れし、
(「今度はもっとゆっくり来てください」と有難い言葉をいただいた☆彡)
高速に乗って甲府へ移動した。
長野は、連日の雷雨。
今日も山梨との県境あたりでは、
思わずアクセルを緩めてしまうほどの大雨が、
フロントガラスを叩きつけた。
いったい、この頃の天気はどうなっているのだろう。

カランバさん宅は、9ヶ月ぶりの訪問。
以前はいなかったキジトラの「ニャン」ちゃんが飼われていた。
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生後まだ1年経っていないけれど、もう十分大きい。
好奇心旺盛なところに、まだ幼さが垣間見れて、とてもかわいい猫だ。
結構人懐こくて、僕のところへも臆せず寄ってきた。

カランバさんに夕食をご馳走してもらった。
市川大門町の「居酒屋・進清軒」。
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もつ煮込み、馬刺し、テキライス(ビフテキライス?)と食べたが、
どれもこれもかなり上手かった。
馬刺しが400円って、破格の安さじゃなかろうか。
熊本で食べた時は、同じサイズで1000円超えてた気がする。
これだけ食べて、ほぼ満腹なのに、
カランバさんはニコニコしながら、
「はむちゃん、ラーメン食べれるよね?」と言って、
僕の分まで注文してしまった。
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すでに腹9割5分くらいだったが、
ズボンのベルトを緩めたりして、何とか完食した。
人間やれば出来るもんである。

ご自宅では、カランバさんの所属するバンド「THE e-ROX」のDVDを見たりした。
カランバさんはパーカッションの名手なのだ。
演奏しているのを見る度に、僕も何か楽器が弾けたらとうらやましくなる。

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6/7 日本一周265日目(上田市~松本市)

☆今日の概要☆

・田沢温泉共同浴場「有乳湯」(通算572湯目)
・そば処「ますだ屋」
・数案公さん宅にお世話になる

★本日の走行キロ 44キロ

☆今日のオススメ☆

・田沢温泉共同浴場「有乳湯」

☆今日の詳細☆

「道の駅・あおき」にて目覚めた朝。
起き出した後しばらく、溜め込んでいた日記の更新作業をしていたのだが、
どうにも眠気が抑えきれず、
昼まで掛かって、1日分すら書き上げることが出来なかった。

朝風呂は田沢温泉の共同浴場「有乳湯」(うちゆ)に入った。
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開湯は飛鳥時代と古い。
「有乳湯」とは珍しい名前だが、
お乳の出ない女性は27日、子供の出来ない女性は37日入ると、
効き目があるという伝説が残っていて、
話を聞けば「なるほど」の呼び名だった。

温泉は100%の源泉掛け流し。
加温加水循環消毒の一切が行われていない。
シャワーのお湯もすべて温泉という贅沢さ。
これでたったの200円である。
しかもお湯がこの上ないくらいに素晴らしかった。

無色透明でほのかに硫黄が香る単純硫黄泉。
湯温は39℃とやさしく、ツルツル感がある。
「有乳湯」の名の通り、どこか女性らしいやさしさを感じさせるお湯だった。

特筆すべきはその泡つきで、
こないだ入った白骨の「泡の湯」より、さらに泡が細かい。
湯船に浸かっていると、あっという間に微細な気泡が皮膚を包んだ。
泡の付いた腕を眺めると、
皮膚を縁取るようにうっすらと気泡の層が出来ていて、それが真っ白に見えた。
もしオーラが目に見えるなら、きっとあんな具合に見えるのではないかと思った。

あとから受付のおじさんに聞いたら、
「何でも日本でいちばん泡の細かい温泉らしいですよ」と語った。
うん、きっと僕もそうだと思う。
まだ570ヶ所しか入ってないけど。

同じ青木村の、「そば処 ますだ屋」で昼食。
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「くるみそば」というのが珍しく、注文してみた。
そばつゆの下に、ペースト状になったくるみが入っている。
ひと口食べて、「うまいっ!」と思ったけど、
何口も食べるうちに、その甘さが段々辛くなってきて、
普通のそばつゆだけで食べたいと思ってしまった。
普通の盛りそばを注文すれば良かったかな・・・。

今日は夕方から、松本の数案公さん宅にお邪魔した。
去年の10月に引き続く再訪だ。
あの時は、ご好意に甘えて、4日も5日もお世話になってしまった。
今回は、一晩だけお願いした。
「なぁんだ、また数日泊まっていくのかと思ってたのに」
と笑顔で言ってくださるのが、本当にうれしくありがたかった。

奥さんの美味しい手料理をご馳走になり、
息子さんとマリオカートや将棋をして遊んだ。
今は、わざわざ繋いでいただいたLANケーブルを使って、
こうして日記を書いている。

改めて先を眺めてみると、僕の旅もあと11日で終わりだ。
去年の6月19日に出発したから、
終わりもその日と決めているのである。
いつの間にかあと少し。
すっかり日常になってしまった旅が終わって、
今度はいったいどんな日常が僕を待っているんだろう。
それを考えるのは旅が終わってからでいいのだけど。

ともかくもあと11日。
最後まで僕らしい楽しみ方で、日本一周を終わらせたいと思う。

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6/6 日本一周264日目(豊田町~上田市)

☆今日の概要☆

・渋温泉「石乃湯」(通算570湯目)
・手打ちそば「羅臼庵」
・熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(571湯目)
・ラーメン「こうや」(上田市)

★本日の走行キロ 190キロ

☆今日のオススメ☆

・熊の湯温泉「熊の湯ホテル」
・ラーメン「こうや」

☆今日の詳細☆

朝風呂は渋温泉「石の湯」に入った。
登録こそしていないものの、共同浴場の範疇に入るらしい。
外湯がことごとく宿泊者限定の渋温泉にあっては、
貴重な存在かもしれない。
料金は500円だった。

洞窟風呂のような風情で、ひょうたん型にふたつに区切られた内湯がひとつ。
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源泉の注がれている左の湯船は、熱過ぎて入れなかった。
右は41,2℃でちょうど良い感じ。
無色透明ながらしっかりとした硫黄臭があった。
泉質は「ナトリウム-カルシウム・塩化物硫酸塩泉」。
温まる良いお湯であった。

国道292号に戻り、志賀高原の方へ登っていくと、
「手打ちそば」の幟が立っていたので、そこでお昼にした。
「羅臼庵」というそば屋だった。
いわゆる十割そばというのか、繋ぎを使わない「羅臼庵そば」を注文した。
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少し硬い感じがあるが、そば独特の甘みと濃い目のつゆが良い具合で、
僕は満足して食べた。
値段が1100円もするのは、ちょっと高級だと思ったが。
あと少し背伸びすれば、天ざるを食べれるではないか。

この日の第2湯目は、志賀高原にある「熊の湯温泉」。
見た目にも鮮やかなエメラルドグリーンの温泉だ。
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フロントで入浴料を支払っている時すでに、硫黄が香っていた。
ひと口に硫黄泉といっても、白濁するものだけではないらしい。
詳しくは分からないが、硫化水素イオンという数値が高いと
このようにきれいなグリーンのお湯になるのだとか。

飲んでみると、口の中に硫黄の香りが立ち込め、
また、明らかに銀歯に悪影響がありそうな味がした。
アルミホイルを奥歯で噛んだ時に感じる、
どこか人を不安にさせる味というか・・・。

内湯は熱いが、露天はぬる目で長湯に適していた。

中野市から上田市まで、仕事をやりながら南下。
途中、激しい雷を伴った夕立が降った。
ああいう時、ケータイを使うのはやはりまずいのだろうか。
雷が鳴っても車内は安全だと聞いたことあるが、どうなんだろう。

夜は上田市の「こうや」というラーメン屋がうまいというので、そこで食べた。
珍しく「油そば」を注文してみた。
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味付けもチャーシューもかなりうまかった。
あれで太麺なら最高だったのだが…。
「油そば」であれほどの味なら、きっと他のメニューもうまいに違いないと察した。

昨日に引き続き、泊まる道の駅を探すのに一苦労。
「道と川の駅 上田」という場所が「道の駅 旅案内全国地図」に載っていたから、
さんざん探してみたのに、全然見つからない。
何度も同じ道を行き来して、恐らくそのあたりだろうと思しき場所に近づくのだが、
案内も何もない。
妙だと思って、巻末の道の駅情報を見ると、「オープン日未定」とあった。
これにはガックリ来た。
オープンしてない駅を載せるなよ…。

結局、上田の西、「あおき」という道の駅で泊まった。
きれいな道の駅だが、泊まっている車はほとんどいなかった。

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6/5 日本一周263日目(赤倉温泉~長野・豊田町)

☆今日の概要☆

・新潟赤倉温泉露天風呂「滝の湯」
・温泉ソムリエの遠間さんに会う
・高田城
・上越「大将」(とんこつラーメン)

★本日の走行キロ 245キロ

☆今日のオススメ☆

・赤倉温泉「滝の湯」
・赤倉温泉「遠間旅館」(温泉ソムリエ遠間さんの宿!)

☆今日の詳細☆

もう一昨日の話になってしまったが、
「温泉ソムリエ」の始祖、遠間さん(以下、温泉ソムリエさん)
にお会いしてきた。
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温泉ソムリエさんは、
新潟・妙高高原、赤倉温泉「遠間旅館」のご主人で、
かつ「温泉ソムリエ」の創始者として、
テレビラジオなどメディアへの出演も多数、
また講演や執筆活動などで多忙を極める方だ。

そういう方だから、お会いするのはきっと難しいだろう
と思っていたのだが、
たまたまお宿が休みだというタイミングの良さで、
2年ぶりの再会をさせていただくことが出来た。
今旅中、僕はどうもメチャクチャにツイている。

いやあ、楽しかったです。
あんなに濃い温泉話を展開したのは、
2月頭に旅芸人さんと会って以来じゃないかな。
温泉ソムリエさんも旅芸人さんも、
僕以上に温泉に詳しく、話を聞いてるととてもワクワクする。

お宿は休みでも、温泉ソムリエさんはこの日も
テレビの打ち合わせが入っていた。
僕も同席させて頂けることになり、
「へえ~テレビの打ち合わせってこんな風にやるのね」
と感心しながら聞いた。
ディレクターさんや温泉ソムリエさんから
アイディアがサクサク出て来るのを眺めていて、
才能とはこういうことを言うのだろうかと思った。

ディレクターさんから、
「はむれっとさんは、僕の友達の石神さんにそっくりですね」
と言われた。
どなたのことかと思ったら、
ラーメン界で超有名なあの石神さんだった。
初めて言われたけど、どうなんだろ、似てるのかな。
まぁ僕もラーメンばっか食ってるので、
それで顔が似てくるんだろうか(絶対違うw)。

テレビ局の方たちとお別れした後、
温泉ソムリエさんは、苗名滝とお蕎麦屋さんに連れてってくださった。
滝は例年の5分の1くらいの水量だという。
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それでも立派な滝だ。例年ならどれほどの迫力なんだろうか。

「たかさわ」というお蕎麦屋さんは「黒姫高原そば」を頂いた。
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なんと、お蕎麦+天ぷらをおごって頂いてしまった。
本来なら僕がすべて出さねばならぬところなのに…、
ホントにありがとうございます。

しかしこの辺は本当に蕎麦がうまい。
一昨日、戸隠でもおいしい蕎麦を堪能したが、やはり良かった。
大自然に洗われた水の清さが、おいしい理由だろうか。

お宿のお風呂もいただいてしまった。
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(曇らないレンズってないのかなぁ)

お休みなのにわざわざ僕のために、
温泉を落とさずにいて下さったとのことで、
そのお心配りに、ただただ恐縮、感謝だった。

温泉ソムリエさんの心持ちが
そのまま反映されているかのようなやさしいお湯だった。
内湯の中ほどに木板の湯仕切りがあり、
そこを境にして、熱い湯・ぬるい湯に分かれていた。
僕はぬるい湯の方にゆっくり入った。

温泉は当然、源泉掛け流し、
加温加水循環消毒一切無しの、純天然温泉。
マニアにはたまらない極上の温泉だ。

このお湯のやさしさ、有難さは何だろう、と考えた時、
「手料理」という言葉が浮かんだ。
そうだ、まるで心のこもった手料理を
味わっている感じに近いのだと思った。
そう思ったら、尚のことうれしくなった。
お湯自体の素晴らしさに人の想いが加わったのなら、
こんなに有難い温泉もない。
僕は本当に恵まれている…。
湯船の中で、ひとり合掌した。

温泉は無色透明で、白い湯の華が浮かんでいるのが新鮮な証拠。
硫酸塩泉と炭酸水素塩泉という2つの美肌泉質を併せ持ち、
「天然化粧水」の異名がある。
湯船の傍らに置かれた木炭には浄化効果、
マイナスイオン効果などがあるという。
お湯の中にも袋に入れられた木炭が沈んでおり、
こういうところにも細やかな配慮が感じられた。
窓には「温泉に入る際のアドバイス」が12項目掲示されていて、
ひとつひとつ読みながら入るのが楽しかった。

湯船から上がった後も、しばらくロビーでお話をさせていただいた。
つげ義春の話が出来たのが僕的にうれしかった。
(僕はつげ義春こそ、温泉紀行の第一等だと思っているのだ)

お別れの時も、温泉のようなやさしさを感じた。
僕が車を走らせて、しばらく先の曲がり角を折れる時、
温泉ソムリエさんはまだこちらに手を振っていてくださったのだ。

全てがうれしく、有難い時間だった。
あの後、ずーっと幸せな気持ちで一日を過ごしました。
温泉ソムリエさん、本当にありがとうございました。
またいつか、遊びに来ますね。

温泉ソムリエさんと会ったあと、高田城を少し眺めて、
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再び長野に戻った。

十日町の道の駅に泊まろうと思ったが、
何だかデパートの駐車場に停めるようで何となく居心地が悪く、
長野を南下しつつ他の道の駅を探したら、結局、
豊田町というところまで下りてしまった。
ひどい雷雨の夜で、車内でケータイを使うたび落雷の不安を感じた。

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6/4 日本一周262日目(高山市~新潟・新井市)

☆今日の概要☆

・高山ラーメン「板蔵」
・坂巻温泉(通算568湯目)
・戸隠神社
・戸隠神告げ温泉湯行館(569湯目)
 (館内の手打ちそば【安兵衛】で戸隠そばも)

★本日の走行キロ 243キロ

☆今日のオススメ☆

・坂巻温泉
・戸隠神社
・戸隠神告げ湯行館

☆今日の詳細☆

ホテルのチェックアウトを正午まで伸ばして、仕事をやった。
それでも半分くらいしか出来なかった。
まぁそれはそれで別に大丈夫なんだけど。

ホテルはいろいろ泊まり歩いたけど、
いちばん使い勝手が良いのは、アルファーワングループかな。
んだって、チェックアウトを正午まで延ばしてもたった10%(この日は490円)、
午後3時まででも30%でOKなのだから、
僕のように旅中、LAN回線を使いたい人にとってはありがたいホテルだ。
チェックイン後はルームキーも持ち歩き出来て、
いちいちフロントに立寄る必要がないし。

逆にいちばんいただけないのは、
「チェックアウトの延長は一切出来ません」っていうホテル。
新しいタイプのチェーンホテルに結構あるけど、
なんかそういう融通の利かなさは人間味を感じさせずコチコチした感じで、
僕はあまり好きでない。
あと、連泊してても午前10時~午後3時までは部屋を空けていただきます、
っていうとこもダメ。
そんなん、人にはそれぞれ事情があるんだから、
その程度の融通は利かせなさいよって思う。
4日も5日も部屋に閉じこもりきりで掃除もさせないってのは
問題だとは思うけど、
2,3日掃除しなくたって、何も部屋を汚さないから、別に。

余計なことを書いちゃったな。

そういうわけで、高山を午後になってから出発し、
国道158号線沿いの板蔵というお店でラーメンを食べた。
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かなり大規模なお土産屋さん+レストランみたいな施設で、
恐らくツアー客なんかはここにどんどん運び込まれるのだろう。
店と旅行会社で提携してるからなぁ。
味は普通。
高山ラーメンは数店食べ歩いたけど、やはり
つづみそば、桔梗屋あたりが僕は好きだ。
地元の人ならもっと隠れざる名店を知ってるのかもしれない。

国道158号線をひたすら東へ進み、
安房の長いトンネルを抜け、坂巻温泉というところに入った。
「日本秘湯を守る会」の会員である。
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トンネルとトンネルのちょうど合間に位置する温泉で、
入るにも出るにも、何となく事故の危険を感じてしまった。

入浴料は500円。
僕は露天風呂に入った。
露天は男女別で、男性側は道路から思いっきり見える。
無色透明のお湯はほのかな硫黄臭を漂わせながら、
湯口からどんどん掛け流されている。
平日の昼間ともなると、さすがにお客も僕ひとりで、
向こうに見える断崖絶壁を眺めながら、悠々と入った。

が、それも長くは続かなかった。
突如、クマバチが来襲したのだ。
直径3cmくらいのそいつは、湯船や僕の脱いだ服のあたりを
ブンブン飛び回っていた。

こんな風に自然の中の露天ではたまにハチが来たりするんだが、
いったい何の用事があるのか、僕にはさっぱり意味が分からない。
アブは人の血を吸いに来るとかで積極的に刺しに来るが、
ハチが来たって、蜜が取れる訳でもないんだから、仕方ないだろう。
なのに何故…。

こういう招かれざる客が来ると、
もう僕は気が気でない。
いちど山形の山奥の野湯で右目のあたりを刺され、
あくる日に顔の右半分が腫れるというひどい目にあったことがあるのだ。

何とかして退散せねばならない。
クマバチがお湯の流れのある一点に止まっている隙を突いて、
シャツやらズボンやらをこちらに持ってきた。
汗を拭くのも中途にして、とにかく着込んで露天を逃げた。

大自然は確かに良いのだけど、
ハチ、ヘビ、クマ、ヒルなど、恐いのもいるからなぁ。

松本まで出た後は、国道19号線を左へ折れ、
ひたすら長野方面に向かった。
戸隠に着いたのは、だいぶ薄暗くなった夜7時ちょっと前だった。

何はともあれ、まずは戸隠神社中社に参拝せねばならない。
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急ぎ足で鳥居をくぐり、本殿へ続く階段を登った。
登るごとに「ポクポク」という、木魚を打つような音が
林に鳴り響いて、奇異に思った。
まるでこの直下を水でも流れているのではないかと思った。

本殿へ上がろうとした瞬間、「ドンッ、ドンッ」と太鼓が鳴った。
これから神主さんによる祈祷が始まりそうな雰囲気だった。
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本殿内は撮影禁止。
神妙な顔で、二拝、二拍手、一拝とやっていると、
「高天原に神留り坐す 皇か親神漏岐 神漏美の命を以て 
 八百萬の神等を神集へ集へ賜ひ 神議り議り賜ひて…」と聞こえてきた。
一日の終わりを感謝する祝詞だろうか。 
パートナーのなごみが、仙台で毎朝唱えているから、
僕にも多少は馴染みのある響きだった。

どうやら、僕がその日の最後の参拝客だったようだ。
祝詞を上げ終わった神主さんは、
本殿の木戸をひとつひとつ閉めた。

戸隠様もまた、気持ちのいい神社で、
何となく歓迎してくださっているような気がした。
昨日の朝から、何故か喉が痛かったので、
出来るなら治してくださいとお願いした。

戸隠神告げ温泉「湯行館」に入った。
手打ちそば屋が施設に併設されていて、
ここのそばがまたうまかった。
さすがは戸隠である。
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温泉はさほど個性のあるものではないが、
話を聞くと、源泉以外一切加水していないのだという。
上がった後のツルツル感が心地良かった。
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晩は、上越の「道の駅・あらい」まで移動して車中泊した。

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6/3 日本一周261日目(高山市)

この日は夕方まで南半球の家にいた。
昼頃、ムーヴのエンジンを掛けようとしたら、全然掛からない。
バッテリーがまたもや上がったらしい。
今度は別にライトも付けてなかったのに…。

バッテリーは一度上げてしまうとダメになるらしい。
諦めて新しいものを買うことにした。
オートバックス高山店。
どういうわけか、高山に来る度にここにお世話になる。
2005年の中部旅行では、エアコンの不調を助けてもらった。
今年の2月半ばにはこの店でオイル交換をした。
そして今回、数日前にまたオイル交換を頼んだと思ったら、
今度はバッテリーの交換だ。
こういう流れなら、次に来た時も何かあるかもしれないな。
今のところ、お世話になる確率100%なんだから。

昼飯、夜飯と南半球に作ってもらい、
ホテルアルファーワンにチェックインしたのが、
「風林火山」の始まる直前だった。

しばらく仕事をやったが、
もう旅も終盤、金策に無理することもない。
テキトーなところで切り上げて、明日に備えた。

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2007年6月 3日 (日)

6/2 日本一周260日目(高山市~奥飛騨)

☆今日の概要☆

・自然薯料理「茶茶」
・福地温泉「昔ばなしの里 石動の湯」(通算567湯目)

★本日の走行キロ 0キロ(運転は南半球が)

☆今日の詳細☆

中学時代からの友人、南半球が、
去年の秋に高山に越してきて以来、
この辺の温泉を一切巡っていないというので、
それなら、と奥飛騨の温泉に行ってみた。

新穂高、平湯、新平湯、栃尾は入ったことがあるので、
まだ未入湯の福地温泉へ。

道すがら、国道158号線沿いの自然薯料理屋で、
昼食を食べた。
麦飯のお替りが自由の店で、
自然薯とろろをぶっかけて、3,4杯ほど食べた。
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福地温泉は「昔ばなしの里 石動の湯」に入った。
こじんまりとした内湯&露天で、
双方とも湯船はかなり熱かった。
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43,4℃くらいはあったのではないか。
長湯には向かない温度で、
せめてどちらかはぬる湯にする工夫があっても良いのではないかと思った。
温泉自体は源泉掛け流しでしっかりとしたもの。
無色透明の単純温泉で、匂いも良かった。

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2007年6月 2日 (土)

6/1 日本一周259日目(松本市~高山市)

☆今日の概要☆

・白骨温泉「泡の湯旅館」
・新平湯温泉「旅館藤屋」(通算566湯目)
・旅中2度目のバッテリー上がり
 (ロードサービスは5度目の要請)
・高山ラーメン「つづみそば」

★本日の走行キロ 135キロ

☆今日のオススメ☆

・白骨温泉「泡の湯旅館」
・新平湯温泉「旅館藤屋」

☆今日の詳細☆

白骨温泉には99年に一度訪れたことがあり、
その際は共同の露天風呂に入った。

今回は名湯の誉れ高い「泡の湯旅館」を訪れた。
立ち寄りは1000円。
時間は10時半~13時半とかなり短いが、
それだけ、宿泊客を大切にしている証しでもある。

「泡の湯」といえば、白濁の大露天風呂が有名で、
僕も温泉本でその風景を目にして以来、
ずっと入ってみたいと思い続けてきたのだが、
実際に見て思ったのは、
「カメラマンというのは本当に撮るのがうまい」という感想であった。
どうしたらあんなに広々とした印象に撮ることが出来るのだろう。
実際の大露天風呂は、僕がイメージしていたものの半分くらいの広さだった。
まぁそれでも十分に広いのだけど。
露天の素晴らしさより、カメラマンの腕の方に感心したというのが、
正直な印象であった。
しかしながら、白濁したお湯はとても素晴らしい。
湯温は38℃前後のぬる湯だが、中央に配置された岩のあたりは、
41℃くらいになっているところもあった。

入ってみて悟ったことだが、
「泡の湯」の真骨頂は、実は大露天風呂ではなかった。
真に素晴らしいのは、内湯にある「ぬる湯」だった。
これは感動するお湯だった。

なみなみと湛えられたお湯は、
まだ白濁に転ずる前の真に新鮮なもので、
無色透明なお湯のあちこちに真っ白な湯華が舞い、
そうして特筆すべきは、その炭酸成分である。
湯の表面をよく眺めると、いたるところで炭酸が弾ける姿が見られるし、
ほんの少し湯船に浸かっただけで、
体中に炭酸の小さな気泡がまとわり付いてくるのだ。
拭っても拭っても、またすぐにくっついてきて、
それはまるで、温泉がこちらの細胞のひとつひとつを、
一生懸命癒そうとしてくれているかのように見えた。
湯口のあたりは炭酸の弾け方が特に激しく、
「サイダーの湯」と表現しても過言ではない。
湯温が源泉そのままの38℃くらいなので、
炭酸の気が抜けずにそのままお湯に残っているのだろう。

この炭酸の気泡から、「泡の湯」の名が付いたとの案内板を読んで、深く納得した。

すぐ隣にある「あつ湯」は、熱交換で加温されたもので、
白濁はしているものの、炭酸の気配はあまり感じなかった。

「泡の湯」は木造りの湯小屋で僕の好みに合っていて、
熱い湯、ぬるい湯の他、大露天風呂まで付いて、
ちょっと文句の付けようのない温泉だと思った。
さすがは名の通った温泉だけはある。
真骨頂が、実は表立って宣伝されていないところにあるという、
懐の深さにも感動した。

僕は露天風呂には5分くらい行ったきりで、
あとはひたすら、ぬる湯の味わいを楽しんでいた。
1時間以上入っていたのではないか。

白骨に行ったら「泡の湯」、これは本当にオススメである。
他は共同露天風呂しか入ったことがないから、
あるいはもっと良いところもあるのかもしれないが、
「泡の湯」はマジで素晴らしかった。

はしご湯は、奥飛騨の新平湯温泉の「旅館藤屋」。
お客さんは僕ひとりで、
風光明媚な穂高地方も、
さすがに平日は静かなものなのかもしれない。

中浴場といった感じの湯船は、檜造りで、露天風呂もあった。
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貸切露天もあるようだが、僕は入らなかった。
無色透明の熱いお湯が注がれている湯船と、
茶褐色の、少し鉄の味がするぬるいお湯とがあり、
いくつか自家源泉を持っているのかもしれないと思った。
どちらも源泉掛け流し、このあたりは温泉にとても恵まれている様子である。

この温泉に入っている間に、
僕はまたしてもバッテリーを上げてしまった。
ライトを消し忘れたまま車から離れてしまったのだ。
2月に多治見でやらかして以来、二度目である。
そういうわけで、旅中5度目のロードサービス出動要請となった。
(内訳はキー閉じ込みで2回、オーバーヒートで1回、バッテリー上がりで2回)

だが、しばらくして宿のご主人が戻ってこられて、
ブースターケーブルを繋いで、僕のバッテリーを復活してくださった。
「すぐにはエンジン切っちゃダメだよ。
 しばらく走って充電しないとね」とご主人は笑って言って、
僕は何度も頭を下げた。

普段、僕ひとりで旅をしているような錯覚に陥るけれど、
実はそうではないんだよな。
こうしていろんな人に助けられて、
僕はずっと旅をしてきたのだ。
改めて有難いと思った。

ロードサービスの人にも、
1,2時間走って充電した方が良いと言われたので、
高山市までノンストップで進んだ。
オートバックスでオイル交換をして、
(このオートバックスにお世話になるのはこれで3度目。
 高山に来る度に立寄ってる気がする。
 俺は仙台人なのに。いったいどんな縁なんだ…)
友人の南半球の仕事が終わるまでいろいろ時間を潰した。

彼と3ヶ月ぶりに再会した後は、
前回と同じように、高山ラーメン「つづみそば」に行った。
大盛チャーシューメンを食べた。

やっぱりうまいな。
んでも1200円はやっぱり高い。
1000円でどうでしょうか。

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2007年6月 1日 (金)

5/31 日本一周258日目(飯島町~松本市)

☆今日の概要☆

・昼神温泉「国民年金健康保養センターひるがみ」(通算564湯目)
・木曽・妙覚寺のマリア観音を見る
・御嶽山ロープウェーに乗る
・木曽駒天神温泉「清雲荘」(565湯目)
・奈良井宿をそぞろ歩く
・麺屋小泉

★本日の走行キロ 253キロ

☆今日のオススメ☆

・昼神温泉「国民年金健康保養センターひるがみ」
・木曽駒天神温泉「清雲荘」

☆今日の詳細☆

朝風呂は昼神温泉に入った。
ネットで調べると「十字屋可否なんとか」という珈琲店が、
源泉掛け流しの素晴らしい温泉を提供しているという情報が出ていて、
早速行ってみたんだけど、
「今はもうやめてしまったんですよ~」
と、いきなり出鼻を挫かれてしまった。
仕方なしにすぐ近くにある「国民年金健康保養センターひるがみ」に行った。

こんなに立派な施設がどうして国民年金のお金で建つのか、
政治に疎い僕には意味が分からないんだが、
それはともかく、ここは500円で入ることが出来た。

予想外に良い湯だった。
PH9,6とアルカリのかなり強い単純硫黄泉は、
脱衣所にいてもほのかに硫黄の香りがした。
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無色透明で、一見ありきたりなお湯に見えながら、
ことのほかツルツル感が強かった。
温泉は循環、消毒などやっているようだけれど、
赤い字で「源泉」と書かれた湯口から湧き出すお湯は、
さらにツルツル感が強い感じがして、
僕はその湯口のすぐそばで湯浴みを楽しんだ。

露天やハーブ湯もあるが、ほとんど目もくれず、
内湯だけを堪能して出た。

今日は木曽路を進んだ。
当初は妻籠・馬籠の宿場町を見る予定だったのだが、
一昨年のGWに訪れたし、
一旦訪れた場所を日にちが経ってないうちに再度訪れる退屈さは、
2月の白川郷合掌造りの再訪で嫌というほど体験したので、
今回はスルーすることにした。
その代わり、まだ見てない宿場町を時間があったら見てみようと思っていた。

国道19号がすなわち、木曽路ということになっている。
飯田市から国道256号を通り、昼神温泉を抜け、19号に合流する。
合流する少し手前から、みるみる雲行きが怪しくなり、
一気に雨が降り出した。

雨天の中、木曽路を北上する。
長野の風景というのは大抵、広々とした盆地の向こうに
高い山々が連なっているという、
見た目にも開放感のあるものだが、
木曽路に限ってはそうではない(極端な言い方だが)。
この道は、山あいをすり抜けるように通っていて、
ところどころ宿場や集落が見えても、
その眺望は窮屈さを感じさせる。
それがかえって長野の中では印象を深くさせている。

妙覚寺という寺にマリア観音があるというので寄ってみた。
マリア観音というのは隠れキリシタンが
おおっぴらにはマリア様を拝めないので、
観音様と折衷させて信仰の対象にしたものである(…多分w)。
写真に収めてくるのを忘れたけど、
千手観音のような姿をして、
左手に明らかに十字架を持った観音様だった。

不意に御嶽山に気が向いた。
この山は、ウチのじいちゃんが生前、
信仰心の高まりの果てに登った山である。
白装束着て、錫杖を携えた姿を写真で見たことがある。

御嶽山は相当の霊山のようだ。
ロープウエー乗り場にたどり着くまでに、
数多の物々しい墓石群や寺社を通り過ぎた。

ロープウエーは往復2400円も取られた。
山頂まで登山するわけでもなく、
単に、上の降り口にある神社に参拝することが唯一の目的だった僕には、
ちょっとひるむ額だった。
「そこまでして参拝せんでも」という当たり前の思いと、
「でもせっかくここまで来たんだし」というそれもまた当たり前の思いとが交錯した。

やめようと決めて車を走らせ、でも何か後ろ髪引かれる思いがして一旦戻り、
「いやいや、でも明らかに金もったいないじゃん」と思い直して山を下りようとするも、
結局、ロープウエーに乗ってしまった自分がいた。
これはまるで、九州の幣立神宮の時の逆のような感じだった。
今度はまるで磁石みたいに引きつけられてしまった感じだった。

だからといって何も特別なことはなく、普通に参拝して終わった。
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標高2160mの高地はあいにくの曇天で、
眺望もほとんど効かなかった。
天候が優れないせいで、気温も10℃を下回り、
合掌した両の手がひどく寒かった。

冷えた体を温めに、「木曽駒天神温泉」に行った。
茶褐色の冷鉱泉は引用するとピリピリと炭酸味を感じた。
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泉質は「ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉」で、
内湯は冷え切った体に優しく深く沁みこんで来る素晴らしいお湯だった。
僕はいっぺんでこの温泉が大好きになった。
体が冷えた時にはやはり塩類泉に限る。

露天はボタンを押すとふたが開閉する仕組みで、
明らかに湯船よりふたの方にお金が掛かっていると見た。
妙なところでハイテクが駆使されていて印象に残った。

木曽路は宿場町の多いみちである。
そのうちのひとつ、奈良井宿を訪れてみた。
時刻はすでに午後6時を回り、土産物屋はことごとく閉まっていた。
旅人は僕ひとりだった。
誰ひとり観光客のいなくなった宿場町は、
黒いツバメが何羽も我が物顔で飛び回っていた。
すっかり殺風景になった奈良井宿を眺め、
観光客をもてなし終わった後、
宿場の風景はこんな風に日常に戻るのかと感慨深く眺めた。
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人々の日常に触れることが旅だとすれば、
僕は今この瞬間、まさに旅をしているのだと思った。
雨に濡れた路面を一歩一歩踏みしめながら、
僕は濃密な旅の時間を味わっていた。

夜は塩尻あたりの国道19号線沿い、
麺屋小泉とかいうお店で、「特製黒ラーメン」というのを食べた。
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出てきたままでは何となく物足りなかったが、
ニンニクとか白ゴマとか辛味噌とか入れているうちに、
いい感じの味になった。

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