2007年6月17日 (日)

6/17 日本一周275日目(喜連川→会津若松)

☆今日の概要☆

喜連川→会津若松

・喜連川早乙女温泉(通算592湯目)
・宇都宮餃子「正嗣」氏家店(焼餃子4+水餃子1)
・日光東照宮参拝
・東照温泉(593湯目)

★本日の走行キロ 196キロ

☆今日のオススメ☆

・喜連川早乙女温泉
・宇都宮餃子「正嗣」氏家店
・東照温泉

☆今日の詳細☆

さて、会津若松まで来ました。
鶴ヶ城を通り過ぎ、若松駅前のフジグランドホテルってとこです。

すぐそばにある日帰り温泉・富士の湯の入浴券をもらったけど…、
どうも天然温泉じゃなさそう。
楽天トラベルの紹介でも「日帰り温浴」なんて微妙すぎる言葉を使ってたし、
ネットで調べてもどうも何か違う感じ。
旭川の高砂温泉での悲劇もあるし、やめておくことにした。

会津若松まで来ると、さすがに「東北に帰ってきた!」という感慨がある。
もう地図なんて見なくたって、山形へも仙台へも行ける。
何度も来たことがあるから、ホームグラウンドみたいなもんだ。

今日入った温泉は2つ。
ノルマが3つだったから、1湯ビハインド。
明日か明後日、どっちかで4つ入らないと600湯は達成できない。
うーん、大丈夫かな。
このあたりは、入湯済みの温泉ばかりになってきたからな…。

今日の朝風呂は、喜連川早乙女温泉。
「さおとめ」じゃなくて、「そうとめ」と読むらしい。
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お湯の匂いが変わってた。
浴室に入った時は、硫黄臭+切り出し立ての木材の匂いだったのに、
湯口に近付くと油臭が強くなった。
硫黄の温泉だが、色は薄グリーンもしくは薄黄色で、
硫化水素イオンが多いのかなと思った。
温泉分析表見てくるの忘れたけど。
高張性の掛け流し温泉、ここはかなりオススメです。

2湯目は日光東照宮から少し離れたところにある、
「東照温泉」。
ほのかに硫黄が香る、よい単純温泉だった。
露天風呂の湯口あたりは、かなり温泉らしさがあった。
ここも掛け流し温泉でオススメ。

お昼ごはんは、昨夜のリベンジとばかりに、
開店前から並んで、宇都宮餃子「正嗣」氏家店へ。
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焼き餃子4人前+水餃子1人前、計30個を食べた。
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これで850円は安すぎ。
頼む時は、「焼が○個、水が○個」みたいな感じで頼むようだ。
さすがにお腹いっぱいになった。
かなりの満足感で店を出た。

温泉のハシゴの間に、日光東照宮へお参りした。
ここを訪れるのは…、中学の修学旅行以来かな。
大学くらいの時にいちど来たような来てないような…。
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中学の修学旅行の時は、
陽明門のすぐ下の階段で集合写真を撮った。
不思議と、今も交流が続いている友達ばっかり。

あれから16年…。
年数を考えると何だか、底の見えない井戸でも覗いたみたいな、
途方もない感慨に襲われる。

あれからみんな、いろんなことがあって、
それぞれに喜んだり傷付いたりしながら、ここまで生きてきたんだな。
それぞれの進路を進んで、あるいは結婚したり、あるいは子供がいたり、
あるいは日本一周してたりした訳だ。
すごいもんだなぁ。

さて明日は…どうしようか。
喜多方ラーメンはスルーして、米沢ラーメンにいこうか。
実は米沢ラーメンってあまり食べたことがない。
「やまとや 山大前」くらいしか知らない。

温泉は4つ行かねばならん。
会津のあたりで3つくらい入ろうか。
喜多方大峠の日中温泉にも入っておきたい。

ところで、600湯目にふさわしい温泉を発見しました☆
もう絶対そこにする!
なんつったって、「名前」が素晴らしい!
いや、温泉も掛け流しらしいんだけど♪
山形市の某所です。
ずっと気にはなっていたんだけど、入ってなかったんだな。

で、明日をホテル泊にするか車中泊にするかで迷ってます。
旅の最後だし、車中泊にしようかなぁ。
それともしっかりブログを更新するためにホテルを取ろうか。
うーん、でもやっぱ車中泊かな。
最後の夜を、まるで大晦日みたいにしんみり車内で過ごすのも良い気がする。

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2007年6月16日 (土)

6/16 日本一周274日目(宇都宮)

☆今日の概要☆

・芳賀温泉「ロマンの湯」(通算589湯目)
・那珂川温泉旅館(590湯目)
・父方のじいちゃん宅へ行く
・松島温泉「乙女の湯」(591湯目)

★本日の走行キロ 111キロ

☆今日のオススメ☆

・松島温泉「乙女の湯」

☆今日の詳細☆

車中泊した道の駅の構内にあった、芳賀温泉「ロマンの湯」で朝風呂。
源泉が2本あるらしく、内湯と露天でそれぞれ異なった源泉を使っていた。
と言っても泉質はどちらも「ナトリウム-塩化物泉」。
循環、塩素消毒等されているようで、ちょっと味気ない。

内湯はほとんど塩味がないのに対して、露天風呂は多少塩気が感知できた。
同じ泉質なのにどんな違いなんだろうと温泉分析表を丹念に見たら、
成分総計が倍近く違っていて、なるほどと思った。

この頃、成分総計くらいは見るようになった。
各成分の細かなミリグラム数までは興味が及ばないけれど。

ちなみに僕が温泉分析表で眺めるのは、
泉質、泉温、湧出量、PH値(酸性かアルカリか)、
成分総計、ミリバル値くらいかな。

それにしても今朝の栃木は爽やかだった。
気持ちよく晴れて、秋のような爽やかな風が吹いて、
とても心地良かった。
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あと少し風がヒンヤリしていれば、
すっかり北海道の夏だと思った。
今、あちらはいい季節だろうなぁ。
知ってるだけにうらやましい。

那珂川温泉は、温泉チャンプの郡司さんが著書で紹介していた。
つげ義春もあるいは気に入ってくれるのではないか
と思えるほど、鄙びに鄙びた温泉。
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中では、おじいちゃんおばあちゃんが4人、
ひしめき合うようにしてご飯を食べていた。

湯船はひとつしかなく、
「今はおばあちゃんが入っているから少し待ってね」と言われて、
休憩室に通された。

田舎のおじいちゃん家にでも来たような雰囲気である。
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しばらく部屋を見回していると、
「ここで採れたんだよ。甘くて美味しいよ」と
宿のおばあちゃんがトマトを持ってきて下さった。

しばらく待って、お風呂からおばあちゃんが上がってきた。
「はい、どうぞ~」と促されて、お風呂へ行った。

お風呂は細長のタイル張りで、
家のお風呂みたいに、フタがしてあった。
整然と並べば、6人くらいは膝を折って入れるだろうか。
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泉質は無色透明の単純温泉で、かなりツルツル感が強い。
少し濁った感じがするのは、泉質のせいかそれともお湯の汚れなのか、
いまいち判断が付かない。
湯船の壁から、強烈に熱い湯が噴出している箇所があり、
危うく尻に火傷を被るところだった。

この温泉は、本当に鄙びていて、
女性はちょっと無理かもなぁと思った。
よほど変わっている人ならOKだろうけど。

一方、オシャレな女性にも安心してオススメできるのが、
3湯目に入った松島温泉「乙女の湯」だ。
シックな雰囲気の館内は、女性がプロデュースしたものだろう。
浴室も黒の御影石が基調となっていて、清潔感がある。

お湯は単純温泉で、少し茶色か黄色に濁っている気がした。
こちらもかなりのツルツル感。
39.8℃のお湯は、わずかに加温されて湯船に注ぎこまれていると感じた。

露天は岩風呂で、こちらは恐らく加温されていない。
外気に冷やされ体温と同じくらいのぬるま湯になっていて、
長湯を楽しむには最適である。
内湯同様、ツルツル感があって素晴らしかった。

露天風呂に浸かりながら、ふと、こんなことを思った。
(日本一周とはまるで関係の無い話)

僕の心の底には、厄介な蓋がしてあって、
その蓋の名前を執着という。
まるで貯金箱の底のゴム蓋を外すみたいに、心の蓋を外した。
すると、それまで心の底に溜まっていた宿便みたいな「重い想い」が、
すぅーっと抜け出て行った…そんな気がした。

ハシゴ湯の途中で、父方のじいちゃん宅に行った。
昼の3時頃である。
3年ぶりで会った。

じいちゃんは前と変わらず、
ひとり言みたいに昔のことを延々話した。
常磐炭鉱に勤めていた頃の話、
戦争で南方戦線に行っていた頃の話、
もう何度も聞いたことのある話を、
まるで初めて語って聞かせるかのように話した。

年取ると、みんなこんな感じになるのかな。
こんな展開になるのは会う前から覚悟していたけど…。

いつ終わるとも知らないじいちゃんの話にテキトーに耳を傾けながら、
僕はじいちゃんに向かってインドのエネルギーを流すことに気を配っていた。
そのためにここを訪れたのである。
じいちゃんももう89歳だという。
もしかしたらこれが一生の別れになるかもしれない。

何となく、いつもよりエネルギーが強く流れている気がした。

ばあちゃんは最初は横に座っていたのだけど、
30分もしないうちに部屋から出てって、いろいろ作業をし始めた。
僕とは二言三言くらいしか話さなかったのではないか。

何となくこのばあちゃんに嫌われているような気がしている。
それで今日来るのがちょっと億劫だった。
僕とは直接血の繋がりはないばあちゃんだ。
父も母も、ばあちゃんが苦手だと言っていた。
でも、それと僕のお役目とは関係ない。
ばあちゃんにも届くようにとインドのエネルギーを流した。

夜、うまく通りがかった宇都宮餃子の「正嗣」に入ろうと思ったら、
18時半の時点で、すでに閉店していた。
昨日はギリギリで食べれたけど、今日はギリギリで食べれなかった。
今いる道の駅は「きつれがわ」。
明日の昼、またその道を通るから、しこたま食べてやろうと思っている。

さて、気が付けば僕の日本一周も、あと3日を残すのみとなった。
旅が終わる、という実感がまるで無い。
昨日、宇都宮で国道4号線に乗った時は、
「この道を真っ直ぐ200キロ行けば仙台に着くんだな」と思って、
少しは感慨深く思ったけど…。

旅中、知人に会うのも今日のじいちゃんが最後。
明日は日光東照宮へ行き、徳川の大御所様にご挨拶し、
何箇所か温泉をハシゴしつつ、夜は会津若松へ泊まる。

あと3日間、あと9湯、
僕らしく旅をして、日本一周を締めくくりたい。

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6/15 日本一周273日目(伊勢崎~宇都宮)

☆今日の概要☆

・伊勢崎「常勝軒」にて、もりそばチャーシュー
・栃木温泉「湯楽の里」(通算586湯目)
・ただおみ温泉(587湯目)
・宇都宮餃子「正嗣」
・天然温泉極楽湯・宇都宮店(588湯目)

★本日の走行キロ 151キロ

☆今日のオススメ☆

・伊勢崎「常勝軒」
・栃木温泉「湯楽の里」
・ただおみ温泉
・宇都宮餃子「正嗣」

☆今日の詳細☆

伊勢崎「常勝軒」にて、もりそばチャーシューを食べた。
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ここは去年の9月に訪れた時にも立寄ったお店。
相変わらずメチャクチャうまい。
惜しむらくは、カウンターに置かれてあるニンニクが、
生じゃないこと。
あれが生だったら、もう二郎も真っ青の最強ラーメンになるのに。

栃木市にある「湯楽の里」が本日の1湯目。
上下に分かれた露天風呂の、上の部分が源泉掛け流しだった。
わずかに茶色を呈していて、匂いもちゃんと温泉のもので、
味は多少、鉄を感じた。

この頃はこういった、いわゆるスーパー銭湯でも、
温泉のしっかりした利用に努めているから、
入っても満足するケースが多い。

2湯目のただおみ温泉も、源泉掛け流し。
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無色透明の単純温泉だから、飲んでも味はしないけれど、
お湯の匂いがやはり温泉そのもので、良かった。
湯船は、脱衣所の扉を開けると即、露天風呂になっている。

受付のおばあちゃんは今年84だと言ったが、
どうみても70くらいにしか見えなかった。
朝晩、毎日温泉に入っていて、
この15年、1日も休まず、働いているのだとか。
(もちろん、割り当ての出勤日を、ということだろうけど)
やはり、温泉には何か人の体を丈夫にする力があるのかもな。

宇都宮餃子「正嗣(まさし)」は何人かのお友達にオススメされて行ったお店。
本格的な餃子の専門店で、
何とライスやビールさえ置いていない。
メニューは焼餃子、水餃子のみ。

閉店時間ギリギリに行ったので、追加注文は出来ないとのこと。
普通の大人なら、3人前は食べれるというので、その通りに注文した。
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この店、マジでうまいです。
シャクッとする皮の歯ごたえがたまらず、
一個口に運んだら、もう止まらなくなった。
あれよあれよと言う間に3人前18個を完食。
大して腹が空いていたわけでもなかったが、それでも足りなかった。
あと2人前は軽く行けただろうな…。
1個1個が小さいってのもあるかもしれない。
一番大きいのは、ご飯が無いってことだと思うけど。
1人前170円はメチャ安でしょ。
はむれっとも、「正嗣」を強烈にオススメしておきます☆

3湯目は宇都宮市内の「天然温泉極楽湯」。
循環塩素消毒などやっていて、温泉らしさはほとんど感じなかったが、
それでも湯上りは肌がツルツルした(入っている時は分からなかった)。
「弱アルカリ」というだけでも、効能はあるのかもしれない。
(いや、アルカリがどうこうじゃなくて、ナトリウムの多さなのかな…。
 その辺の泉質の細かいことはちょっとまだ分かりません)

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2007年6月15日 (金)

6/14 日本一周272日目(日光~伊勢崎)

日本一周、残り5日。

☆今日の概要☆

・中禅寺温泉「湖畔の湯」(通算584湯目)
・二荒山神社中宮
・中善寺立木観音
・華厳の滝
・日光温泉「ほの香」(585湯目)
・北野武「監督ばんざい!」を観る

★本日の走行キロ 192キロ

☆今日のオススメ☆

・中善寺立木観音
・日光温泉「ほの香」

☆今日の詳細☆

ひと晩置いて、ホテルに問い合わせてみたら、
メガネはやっぱり置き忘れてあったとの由。
伊勢崎ハーベストホテルは、素泊まり3360円と激安のうえ、
LAN回線も付いているので、
メガネを取りに行くついでに一泊泊まることにした。

朝風呂は中善寺温泉「湖畔の湯」へ。
白濁の硫黄泉が満ちた内湯に入れる。
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が、料金が1000円と高い。
露天もなしでこの値段はちょっと無い。
南紀勝浦温泉の「浦島ホテル」なんて、
船での送迎まで付いて、館内の全てのお風呂に入れて、
それで1000円だったのに。

僕の感覚では500円でいい。
間を取って700円くらいなら、まだ許せるかな。

お風呂に入っている間に、雨が降り出した。
結局この雨は、終日降った。

二荒山神社・中宮へ参拝した。
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寺社仏閣というのは、雨が降っていてもそれはそれでまた味があるものだ。
晴天でも雨天でもどちらでも良い、というのは、
観光スポットとしてはかなり適しているのではないか。

ここも気持ちの良い神社だった。
本殿の他、大黒さまを祀ったお社などもあった。

中善寺立木観音へも立寄った。
拝観料500円。
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たまたま、旅の出発前に母がくれたペンダントが、
ここ中善寺立木観音のものだったので、
ちょっと縁を感じて、ご挨拶に赴いたのだ。

これ、なかなかご利益のあるものだったらしい。
お守りは通常1年経ったらお返しし、お焚き上げをしてもらうものだが、
このペンダントは特別な祈祷をされたものらしく、その必要はないのだとか。
しかも願いを全て叶えてくれる千手観音が中にお入りになっているらしく、
ペンダントを指で押さえてお願い事をすると良いらしい。

お坊さんがいろいろペンダントについて案内している中で、
「あれって…、僕が付けてるコレのことですよね?」と近くのお坊さんに聞いたら、
「あっ、そうです、それです」と答えた。

なあんだ、ウチの母、なかなか凄いものをくれたんじゃないか。
全然知らなかった。

いい感じの数珠が売っていたので、自分用に買った(2500円)。
あと、メチャクチャ金運が良くなるというストラップも手に入れた。
このお寺さん、結構商売上手かも(笑)

日本三名曝の華厳の滝もせっかくだから観に行った。
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これまで見てきた滝の2倍以上は長い。
さすがだなぁ。
セインカミュ見たいな顔した外国人が、
デジカメで写して欲しいと頼んできたので、写してやった。
撮った画像を見て「グレイト!」と言ってたので、満足したんだろう。

日光に行ったのに、東照宮に行かなかった。
閉門の時間が近付いてきたので、慌てて見るよりは日を改めようと思ったのだ。
こういう時間の融通を付けられるのが、僕の旅の有難いところだ。
日光は宇都宮から会津若松へ抜ける時に、ちょっと立寄れるはずだ。
恐らく6月17日になるだろう。
う…、でもその日って日曜日だ…。

日光温泉「ほの香」は隣接のホテルが経営する日帰り温泉で、
こじんまりとしながらも、源泉掛け流しでとてもよいお湯だった。
400円で入れて、小さな露天もあって、
すぐ隣には無料で使える(多分)の休憩所も付いてて、 僕はかなり気に入った。
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施設自体は無人で、券売機で券買って、傍らに入れる式になっている。
これではタダで入っちゃっても分からないのではないか。
こういうテキトーさが僕は好きだ。

伊勢崎のホテルに戻るついでに、北野武の「監督ばんざい!」を観た。
たけしの映画は毎回、必ず映画館で観るんだけど、今回はちょっと微妙だったなぁ。
「HANA-BI」とか「Dolls」とか「菊次郎の夏」とか、
良いものを撮れる能力があるのに、どうしてこういう方向に走っちゃうんだろう。

あれかな。坂本龍一が、凄い良い曲を書いたその同じアルバムの中に、
理解不能な訳分からん曲を入れ込んでいるのと同じ感じなのだろうか。
昨日見た松本の「大日本人」の方が、まだ真面目だった。

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6/13 日本一周271日目(伊勢崎~みどり市)

※日本一周、いつの間にか終わりが近づいてきました。
   すでにカウントダウンが始まっていました。
 完了日が6月19日なので、残りあと6日です。

 

☆今日の概要☆

・伊勢崎「湯楽の里」(通算582湯目)
・佐野ラーメン「山銀」
・佐野厄除大師参詣
・佐野ラーメン「おぐら屋」
・太田コロナワールド「コロナの湯」(583湯)
・松本人志「大日本人」を観る

★本日の走行キロ 152キロ

☆今日のオススメ☆

・伊勢崎「湯楽の里」
・佐野ラーメン「山銀」、「おぐら屋」

☆今日の詳細☆

伊勢崎「湯楽の里」は、露天風呂が源泉掛け流しである。
露天風呂が2段になっていて、上の段に源泉が直に注がれている。
入ってみると44,5℃くらいとかなり熱い。
何とか頑張ったが、30秒くらい入るのがやっと。
茶褐色のお湯は、匂いも良く、鮮度はある。
源泉はそのまま下の段の湯船に流されていて、
こちらは少し熱いけど、まぁ適温だ。

旅芸人さんから教えてもらった佐野ラーメン「山銀」に入った。
佐野ラーメンを現地で味わうのはこれが初めてだ。
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青竹で打ったという手打ち麺は、太く平べったく柔らかい。
スープは醤油なのだろうが、塩ラーメンのように色が薄い。
油っこいけれど、飲み口はひどくスッキリしている。

九州のとんこつラーメンの対極に位置するのが佐野ラーメンではないかと思った。
あちらは極細のバリカタ麺、スープは白濁のコッテリとんこつだ。

「山銀」はかなり僕好みだった。
佐野ラーメン、うまいです。

昼のうちにもう一軒、ラーメンをハシゴした。
ネットのランキングを見て選んだ「おぐら屋」。
駐車場がバカに広く、恐らくGWともなると、かなりの行列が出来るのだろう。
ランキングに入っているだけあって、味も良かった。
麺は「山銀」ほどではないが、佐野の特徴が出ている。
チャーシューメンを頼んだら、なかなかボリュームがあった。
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値段設定が熱い。
何とチャーシューメンでも、683円だった。
今時、700円しないチャーシューメンは貴重だ。
しかも有名店でこの値段とは…。
もちろん、こちらも大満足で完食。

気になったお店としては「とかの」がある。
14時半頃、すぐ目の前の道路を通り掛ったのだが、すでに、
「本日は終了しました」の掛札が。
平日の昼で営業が終わるなんて、どれだけ行列が出来ていたのか。
佐野でいちばんの人気店はここなのかもしれない。

佐野は厄除大師が有名だというので行ってみた。
佐野だけではない。
どうもこの周辺には厄除大師が点在しているようだ。
「堀込厄除大師」というのも見たし、足利にもあった気がする。
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何故、お寺や神社には、こういう猫が必ずいるんだろう。
かわいいやつめ。
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水子供養の案内板を見て足が止まった。
以前、父に聞いたことがあるのを思い出したのだ。

僕の上だったか下だったか、忘れてしまったが、
本来なら、僕には兄弟がいたはずなのだった。
恐らくは経済的な理由だったのだろう。
母はそのことについて、詳しくは話したがらなかった。

これまで全く思い出さなかったのに、
ここに来て急にそのことが脳裏に浮かんだということは、
恐らくそういうことなのだろうと思って、
ちょっと真剣にお祈りをしておいた。

太田コロナワールドで松本人志の「大日本人」を見た後、
同じ施設内にある「コロナの湯」に入った。
「大日本人」は何だか終始、主人公の切なさが底流に流れっぱなしの作品だった。
シュールな笑いが印象的で、少し間を置いて、もう一回見てもいいかもしれない。
登場するキャラクターにグロテスクなのがいるのがあんまり好きじゃないけど。

「コロナの湯」の温泉は、規定のギリギリで単純温泉の名を冠されたお湯で、
成分総計としてもかなり値が低く、しかも循環&塩素消毒をされているため、
僕はほとんど温泉らしさを感じられなかった。
「微鉄味を有する」とか書いてあったが、僕には珍しく、飲むのを忘れてきた。

この日の宿は「道の駅・富弘美術館」。
規模は大きいくせに、僕の他にはトラックが2台止まっているだけ。
山奥ということもあり非常にさみしい車中泊となった。
変な奴ら来ないだろうなぁ。。。

寝る準備を整えようとして、ハッとした。
メガネがないのだ。
どこ探してもない。
ホテルに置き忘れてきてしまったらしい。
しかし、ホテルに電話してみても、「届いていません」との答え。
おかしい。
ホテル以外は考えられないんだけどな…。
メガネがないと非常時にとてもに困る。
その非常時が今夜来ないとも限らず、ひとり不安な夜を過ごした。

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2007年6月13日 (水)

6/12 日本一周270日目(伊勢崎市)

☆今日の概要☆

・「金子一九郎商店」にて、太田やきそば&いもフライ
・呑竜さん(大光院)参り
・群馬名物「焼きまんじゅう」
・和菓子「妙ちくりん」にて「コーヒー大福」など
・前橋駅前温泉「ゆ~ゆ」(通算581湯目)

★本日の走行キロ 35キロ

☆今日のオススメ☆

・「金子一九郎商店」(太田やきそば)
・群馬名物「焼きまんじゅう」
・和菓子「妙ちくりん」
・前橋駅前温泉「ゆ~ゆ」

☆今日の詳細☆

今日も、午後から夕方まで、
旅芸人さんがご一緒してくださった。

「金子一九郎商店」にて、太田やきそばを食べた。
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太田のやきそばって麺が太いのね。
焼きうどんまでは行かないけど、そばとうどんの中間くらい。
あのくらいの太さの方が、食べ応えがあって良いかも。
旅芸人さんは、あの太さがやきそばのスタンダードだと思っていたらしく、
初めてインスタントを食べた時にはかなり意外に思ったらしい。

太田やきそばの他、いもフライ(これもローカルフードと見た)とラムネも楽しんだ。
中学生みたいな昼食だけど、もちろん大満足。
メチャクチャうまかった。

「呑竜さん」と呼ばれるお寺を参詣した。
正しくは「大光院」というらしい。
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徳川家康が、その祖先とする新田義重のために建てたお寺だという。
呑竜という名のお坊さんが出て、
地域の親のない子を「弟子にする」名目で育てたことから、
「子育て呑竜」と呼ばれ、
そのまんま子育てにご利益のあるお寺となっている様子だ。
思えば旅中は意外なほどお寺を巡らなかった。
比叡山と高野山、永平寺くらいしか回ってない気がする。

呑竜さんは、神社同様に清々しい雰囲気が流れていた。
人懐こいニャンコロがいたので少し構ってやった。
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奴としては餌が欲しかったんだろうけどね。

旅芸人さんが、実にいろいろと親切にしてくださり、
群馬名物の焼きまんじゅう、
和菓子「妙ちくりん」のコーヒー大福など、
群馬のスウィーツを堪能することができた。

焼きまんじゅうは、肉まんの皮の部分を、
砂糖醤油で焼いた感じのもの。
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ひと串130円とリーズナブルで、おやつにはもってこいだ。

「妙ちくりん」の大福シリーズは、
コーヒー大福のほか、抹茶大福、ティラミス大福などもあった。
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どれもこれも美味しい。
女の子はたまらないだろうな、こういうの。

前橋駅前温泉「ゆ~ゆ」は、
温泉マニアの間でも評価の高い日帰り温泉。
ナトリウム-塩化物泉は茶褐色を呈していて、
切り出したての木材のような、爽やかな香りを漂わせていた。
あの香りのことを「臭素臭」と言うのだろうか、ちょっと分からない。
味は塩分より鉄の味の方が強い。
湯船の縁に、カニの甲羅のようにゴツゴツとした堆積物が付着しており、
カルシウム分もかなり多いのではないかと思う。

旅芸人さんとは、「ゆ~ゆ」の露天風呂でお別れ。
「露天でお別れってのも何か縁を感じて面白いね」と言って笑い合った。
ここ数日、すっかりお世話になりっぱなしで、
お世話になったどなたに対しても思うことだけれど、
こんな有難い恩を、僕はいったいどうやってお返ししていけば良いのだろう。

とにもかくにも、旅芸人さん、ありがとうございました。
おかげでとっても楽しい群馬滞在となりました。
またぜひ、遊びに来ます☆
東北に来る際は、ぜひ濃厚な湯治場めぐりをやりましょう♪

さて明日は、ご当地ラーメンのラスト、
「佐野ラーメン」を食べに行く。
お昼だけで2食くらいハシゴするかも。

温泉も出来れば3つくらい入っておきたい。
この後は父を含め、父方の親戚と会う機会が残っていて、
恐らく思うようには入湯数を伸ばせないだろうから、
その前に600湯に少しでも近づけておきたいのだ。
600湯はぜひ、6月19日に達成したい。
またメモリアルに相応しい温泉を選びたいとも思う。
恐らくは、喜多方、米沢近辺の温泉になると踏んでいるが、
さて、どうなるか。

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2007年6月12日 (火)

6/11 日本一周269日目(猿ヶ京~伊勢崎市)

  ☆今日の概要☆

・猿ヶ京ホテルのお湯に入る
・貝掛温泉館(通算578湯目)
・法師温泉長寿館
・川古温泉「浜屋旅館」(579湯目)
・金島温泉「富貴の湯」(580湯目)
・前橋・豚丼「ぶーた ぶーた」

★本日の走行キロ 223キロ

☆今日のオススメ☆

・猿ヶ京ホテル
・貝掛温泉館
・法師温泉長寿館
・川古温泉「浜屋旅館」
・金島温泉「富貴の湯」
・前橋・豚丼「ぶーた ぶーた」

※今日行ったとこ全部良かった☆彡

☆今日の詳細☆

朝、猿ヶ京ホテルのお湯に浸かる。
たまたま、旅芸人さんと露天で一緒になった。

朝食を食べた後、旅芸人さんご夫妻は、
お子さんの自転車レースがあるとかで、
早々にチェックアウトされた。

宿の食事代金は、何と旅芸人さんが出してくださっていた。
チェックアウトする時に領収書の内訳を見たら、
素泊まり代だけになっていて驚いた。
何から何まで、本当にありがとうございます。

旅芸人さんには、今回だけでなく、
僕が九州にいてもどこにいても、
オススメの温泉やらラーメンやらのアドバイスを頂き、
かなり積極的に参考にさせていただいた。

チェックアウト後、国道17号を北に向かい、新潟の貝掛温泉に入った。
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古来から眼病快癒のお湯として名高い温泉である。
明治時代には国が公認した目薬まで作られたとか。

浴室のあちこちに眼病湯治の湯としての「匂い」が。
湯口の上部に、薬師如来や大黒さまや不動明王の像が置かれてあった。
不思議な静謐さを感じる湯船で、
「あ、きっとここ、神様がいらっしゃる」と思った。

源泉は37℃と少し低め。
だが、その分、長湯が楽しめる。
内湯、露天風呂のいずれも大きい方が、ぬる湯だった。
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「ぬる湯もいいもんだなぁ」と感じてから、
次々とぬる湯がある宿ばかり訪れている。
特に狙っているわけでもないんだが。
有難いことです。

フロントの方には、湯桶を誉めていただいた。
「今度はぜひ、お泊りで来てくださいね、そのマイ桶と一緒に」
と笑顔で言われ、
「はい、いずれ必ず」と僕も笑って答えた。
貝掛温泉、僕はかなり好印象です。

お昼過ぎに再び旅芸人さんと合流して、法師温泉に向かった。
法師に入るのは数年振りである。
詳しくは書かないが、僕には少し勇気の要る再訪だった。
旅芸人さんが居て下さったこともあり、満足の行く入湯となった。

泉質、風情ともに国内第一級の温泉であることは、
やはり疑う余地のないところだと再確認した。
鹿鳴館風の大きな木造の湯小屋、
4つに分かれた湯船はそれぞれ微妙に温度が違っており、
湯口から掛け流されている温泉の他、
足元からも時折ボコボコと静かにお湯が立ち昇ってくる。
湯口のお湯を掬って飲んだら、しっかりと硫黄の香りがした。
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「日本秘湯を守る会」の提灯の、ぼんやりとした明かりを見つめつつ、
様々な思いの去来する中を、静かに浸かった。

本日4湯目は、川古温泉「浜屋旅館」。
猿ヶ京と湯宿の間に位置する一軒宿だ。
男女別の内湯の他、混浴内湯、混浴露天とある。
内湯の木の香が良かった。
あれは檜だろうか。
香りが強いのでヒバではないかと思った。
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温泉の硫黄臭も、今日入った中では川古が一番強かった。
混浴は、無色透明の泉質のため、
女性はけっこう難しいかもしれない。
バスタオルがOKなのかどうか、そこまではちょっと分からない。

5湯目は、旅芸人さんオススメの金島温泉「富貴の湯」。
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「伊香保に似てるんですよ」と旅芸人さんは言っていたが、
なるほど、確かに茶褐色だった。
飲んでみると、塩気より苦味の方が勝っていた。
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内湯、露天ともこじんまりとしているが、
温泉はこのくらいの規模で十分だ。

湯量に相応しい大きさの湯船。
これからの温泉のテーマだろう。
大きけりゃ良いっていうのは、バブル的発想だ。
それから、何千メートルも掘削して、
地球の奥深くから、トラックで何百台分もの温泉を
掛け流している、というのも、
何となく贅沢嗜好のバブル的な匂いがして、
今世紀にふさわしくない考え方のように僕は思う。

ナチュラルなお湯の出し方、それに相応しい湯船。
地球と共存する温泉経営でないと、
後々大変なツケが回ってきそうな、何となくそんな不安がある。

本当ならもう1湯、前橋駅前温泉「ゆ~ゆ」に行く予定だったのだが、
これ以上入ると湯当たりしそうな予感があったので、
明日に取っておくことにした。

晩御飯はこちらも旅芸人さんオススメの、
前橋市にある「ぶーたぶーた」。
豚丼専門のお店である。
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「店の内外、商品の写真撮影は禁止」と貼り紙があったが、
店のおやじさんが「特別に許可する!」と快く言ってくださったので、
有難く撮らせていただくことにした。
また、ネットに掲載する許可もいただいた。
「特盛」を食べた。
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ひと目見て、「これが美味しくない訳ないじゃん」という感じの一品だ。
当然、メチャクチャにうまい。
ひと口ごとに満足しながら、しっかり完食した。
これで830円ってかなり安いでしょ。
並盛でも600いくらだった。
正直、仙台にもかなり欲しいです、このお店。

夜は伊勢崎市の「ハーベストホテル」に宿泊。
とても融通を利かせてくれるホテルで、かなり好感を持った。
融通の内訳を箇条書き風に。

融通その①

ここは2食付のホテルで5040円とメチャ安なんだが、
僕の都合で晩御飯を食べなかったら、
料金を1050円引いてくれた。

融通その②

チェックアウトを12時まで伸ばしたいのだが、と言ったら、
「その程度なら、延長代はサービスさせていただきます」

融通その③

連泊したいが、再度楽天トラベルから
予約を入れた方がいいのかと聞いたら、
「私どもで処理しておきますので大丈夫です」と。

LANも繋がるし安価だし、1階にゃレストランもある。
建物が少し古く、部屋にお風呂とトイレがないのがネックだが、
僕にはすべてどうでも良いこと。
その代わり、24時間入れる大浴場があるし、トイレも洗面所もある。
何の問題もない。

ただ、女性用のお風呂がないので、女の子には薦めにくいかな。




今日、最後に入った「金島温泉」にて、通算入湯数も580湯を数えた。
僕の日本一周はあと9日で、
1日2湯ペースくらいで入っていけば、
ゴールする時にちょうど600湯が達成できるかもしれない。
「ひと粒で二度美味しい」みたいな話になって面白いので、
ちょっと目指してみることにする。

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6/10 日本一周268日目(市川大門~猿ヶ京温泉)

☆今日の概要☆

・韮崎旭温泉(通算575湯目)
・山梨~群馬へ移動
・「猿ケ京ホテル」で旅芸人さんご夫妻と合流
・旅芸人さんと湯宿温泉「窪湯」、「松の湯」へ(576湯目)
・猿ケ京温泉共同浴場(地元の人しか入れないとこ 577湯目)

★本日の走行キロ 292キロ

☆今日のオススメ☆

・韮崎旭温泉
・湯宿温泉「松の湯」
・猿ケ京ホテル

☆今日の詳細☆

朝9時、カランバさんの出勤と同時に僕も山梨を出発。
愛猫の「ニャン」ちゃんともこれでお別れ。
かわいいニャンコだったな。
夜は2晩とも何故か、僕の部屋に遊びに来ていたのだった。

朝風呂は韮崎旭温泉へ。
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エメラルドグリーンのお湯として、
温泉マニアには有名な温泉だ。
(僕はつい先日、温泉本で知ったんだけど。
 ちなみに、同じ温泉ソムリエの旅芸人さんは、
 ちゃんと知っていた。さすがだ…)

開館直後に行ったのだが、すでに駐車場は埋まりつつあった。
決して大規模とはいえない施設なのに。

浴室の扉の前に、郡司さんのサイン入りタオルが
掲示されてあった。
「新鮮一番!」と書かれていた。
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色紙でないところがオリジナルで良い。

浴室に入ってみてギョッとした。
オッサンばかりが10数人も、
まるで整列でもさせたかのように
湯船の縁に沿うようにして、顔をこちらに向けて入浴していた。
全員から視線を向けられているような気さえした。
こんな異様な雰囲気は初めてである。
まぁ今日は日曜日で、客足が多いということもあるのだろう。
きっといつもはこんな感じではないと思う。

何となくの居心地の悪さのなか、
誰にも怒られないように掛け湯を十分やって、お湯に身を沈ませる。

エメラルドグリーンと称するには、少し色が薄い気がしたが、
確かにきれいなお湯ではある。
泡付きが良い。
先日入った、田沢温泉「有乳湯」のような細かな泡が付く。
湯温は38,9℃くらいで、長湯に適している。
僕は入っているうちにぼんやり眠くなって、ついウトウトした。
何か夢を見たけど、忘れてしまった。
お湯を飲んでみたら、少し鉄っぽい味がした。
おじさんがひとり、日本酒の大五郎みたいな大きなペットボトルを
何本も持ってきて、しゃかりきになって温泉を汲んでいた。

外に出てみたら、駐車場はさらに混雑して、
ほぼ満車状態になっていた。
30台くらいは停められる感じなのに。
付近には特に店もなく、
旭地区ではここだけが大繁盛している印象だ。

長野の佐久まで、141号線をひたすら北上。
特に見るところのない退屈な国道だ。
佐久から群馬の月夜野までは、高速を使って一気に移動した。
あれだけ乗って2600円は、割安感があった。
僕の経済観念も少し贅沢になってきただろうか。
2600円といえば、湯治場に素泊まりできる金額で、
数年前なら高速道路に費やすなど、もってのほかと思っていたのに。

旅芸人さんが、猿ヶ京ホテルに宿を取ってくださったので、
ひと足先にチェックインして、この日の日記を書いていた。
30分ほどして、旅芸人さんご夫妻が到着。

旅芸人さんと二人で、
車で5分、南に下がったところにある湯宿温泉を訪れてみた。
ここは、つげ義春が愛したお湯だ。
(まだつげさん死んでないと思うけど)

温泉街、というほどのものはない。
石畳の小径の両側に家や宿が立ち並ぶ。
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そのところどころに、共同浴場が点在していた。
宿の数より共同湯の数の方が多いかもしれない。

街並みを眺めるに、つげ義春が愛したであろう雰囲気は、
あまり感じられなかった。
さすがに2,30年も経てば、当然の話か。

「窪湯」と「松の湯」、2つの共同浴場に入った。
湯宿の共同湯は本来、地元の人専用で、
普段は鍵が掛かっていて入れない。
だが、地元の人が入浴していれば鍵が開いているので、
断りを入れれば、入浴させていただけることになっているようだ。
どちらも100円で入湯できた。

「窪湯」は湯宿のシンボル的な存在と言っていい。
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こじんまりとしながらも立派な湯小屋だった。
掛け流されている温泉は、共同浴場らしくかなり熱い。
43,4℃くらいはあったのではないか。
石造りの湯船から頭上を見上げると、太い柱や梁がめぐらされていた。

「松の湯」はかなり目立たない場所にある。
「窪湯」と比べると、さらに「地元の人のためのお湯」といった印象で、
外観は全く飾り気がない。
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別府あたりの共同浴場もこのような感じである。
鍵が開いていたので中に入ると、
脱衣所と浴室の間に区切りのない造りになっていた。
これもやはり別府あたりの共同浴場に多いタイプ。
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湯船はあくまで小さく、大人が4人も入ればいっぱいだ。
心なしか、お湯は「窪湯」より濃いように思った。
多少、苦味を強く感じたのだ。

観光客に全く媚を売っていないあたりが、
「松の湯」の素晴らしいところで、
地元の人に毎日愛されている温泉に、
有難くも入らせて頂いている、という感じが、僕にはたまらない。

おじいさんがひとり入っていた。
気さくなおじいさんで、いろいろな話を教えてくれた。

湯宿の源泉は、大きな岩の下から出ている。
ダムが出来て川がせき止められた時、温泉が急に出なくなった。
温泉は川の水圧があってこそ、岩の下から湧いて出てくるものだったようで、
皆でいろいろ考えて、ダム側に一定量の川水を
絶えず流してくれるように交渉したのだとか。
それで以前のようにまた岩の下から湧き出てくるようになったらしい。
こんな話は、地元の当事者からじゃないと聞けない。

「松の湯」の人たちは、共同湯の観光化に乗り気でなく、
あれこれ変えていこうという話が持ち上がっても、結局、
「今のままで良いのではないか」という話に落ち着くらしい。
そうなんです、それでいいんです。
何も足す必要なんかありません。
「松の湯」はあれで完璧な共同浴場です。
僕は強く首肯した。

おじいさんは、帰り道も一緒だった。
僕の車のステッカーを見せたら、仰天した。
桂浜で買った龍馬のステッカー、
長州萩で買った松陰神社のステッカーなど、
逐一説明すると、
「うわぁ、これはいい物を見せてもらった!」と興奮気味に話していた。

猿ヶ京温泉でも、地元の人しか入れない共同浴場に入れさせてもらった。
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旅芸人さんが地元の方とお知り合いで、特別に許可をいただいたのである。
知り合いでもいない限り、恐らく入るのは不可能だろう。
こういう機会は、本当に稀で、貴重な入湯となった。
飾り気の無いタイル張りの浴室だが、湯宿の「窪湯」同様、
頭の上に目をやると、太い柱や梁がめぐらされてあった。

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2007年5月19日 (土)

5/18 日本一周245日目(湯河原~御殿場)

☆今日の概要☆

・小田原城
・ヘルシーパーク裾野(通算548湯目)

★本日の走行キロ 123キロ

☆今日のオススメ☆

・小田原城
・ヘルシーパーク裾野(通算548湯目)


☆今日の詳細☆

小田原城を見に行った。
ここを見おわると、
あとは見学していない目ぼしいお城は、駿府城くらいかな。
あ、違う。
伏見城も福知山城も見てないや。
なんだ、まだまだ残ってるな。
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小田原城では、城内よりも
歴史資料館の方を集中的に見てしまった。
北条早雲から始まり、氏綱、氏康、氏政、氏直と5代にわたる、
後北条の関東支配の歴史を、じっくり学ぶことができた。

北条氏は仁政を敷いたことで知られて、
特に早雲、氏康あたりは尊敬しているところがあったのだ。

北条早雲が、戦国大名の始まり、みたいに言われてて、
事実上の戦国時代も、秀吉による小田原攻めでほぼ終わった、
と捉えてもいいとするなら、
北条一族の盛衰が、そのまま
戦国の歴史の象徴と言ってもいいのかもしれないと思った。

個人的には、北条を陰で支えた
風魔小太郎の歴史にも触れたいと思ったのだが、
そういう史料はなかった。
かなり活躍したはずなんだがなぁ。

それはそうと、小田原城はすごい。
なんと本丸に動物園があるのだ。
天守閣のすぐ真下に、ゾウやら孔雀やら猿やらがいるのだ。
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400余年の時を経て、まさか天守の直下に動物園が出来ることになるとは、
北条一族だって夢にも思わなかったに違いない。

でも何かいい感じだな。
殺伐としていたはずの場所に、動物園って。

昔から考えたら、
織田だって滅んだし、豊臣も滅んだ。
徳川だって結局幕府は倒れた。
みんな、遮二無二天下統一に頑張ったけど、
その結果が、天守の直下に動物園だもんなぁ。
結局そんなもんなんだな。

滅んだといっても、しっかり続いてる家系もあるけど、
そんなこと言ったら、俺だってどっかの農民なり武家なりの子孫だ。
そういうことではなしに、
何かこの世で大望を成すということの空しさを少し思ってしまった。
人生の意味って、やっぱりもっと別の場所にあるのかもしれない。
というより、人生の意味を別の場所に探せる時代になったのかもしれないな。

小田原城を見た後は、
国道246号を富士山に向かって走った。
本来であれば、湯河原から伊豆半島を南に下がるのが当然なんだが、
僕は富士に向かった。
理由はある。

20日に富士山で行われる、
世界平和のための祈念イベントに参加するためだ。
今回、出発する前から、
ちょうどタイミングが合いそうだったので、
面白半分で参加してみることにしたのだ。

何でも、いろんなジャンルの宗教やスピリチュアルなものが集まって、
それぞれのやり方で世界平和を祈るということらしい。
これは、日にちを合わせて(時間を合わせて?)
世界各地で行われるイベントらしく、
延べ参加者人数は数十万人を超えるとか。
日本では1万人くらいなのかな。分からんけど。
で、それだけの人間が一気に祈ると、
地球の波動(?)がどう変わるのか、
みたいなことを検証する科学者たちも参加するらしい。
どういうやり方なのかさっぱり分からんけど。

まぁ僕なりの平和活動として、
どんなもんか参加するつもり。
みんなどんな祈り方するんだろ。

今日の温泉は、ヘルシーパーク裾野というところ。
裾野というくらいだから、富士の裾野なんだろう。
暗くなってからこの辺に着いたから分からないけど、
多分、富士山がその辺にデーンと聳えてるんだろう。
朝になるのが楽しみだ。

それはそれとして、ここの温泉がまた良かった。
無色透明で成分の濃い高張性温泉。
飲んでみたら強烈に苦味を感じたので、
こりゃ相当カルシウム分が多いなと思ったんだけど、
貼り紙には「ナトリウム分が多く、云々」と書かれていた。
いや、カルシウムの方が多いでしょと思ったら、
案の定、温泉分析表では僕の感覚が当たってました。
まぁこれくらいは誰でも分かるか…(^_^;)

いわゆる日帰り温泉施設なんだけど、
珍しくバイブラバスやジェットバスがなくて、
その分、浴室は静かな雰囲気。
人はたくさんいたんだけどね。
何というか、大き目の共同浴場という感じで、
僕は好感を持った。
星空を眺めながらの露天風呂も、爽快で良かった。

さて、明日は晴れるかなぁ。
爽やかな朝の富士山が見れたらいいなぁと思ってます。

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5/17 日本一周244日目(横浜~湯河原温泉)

☆今日の概要☆

・横浜家系ラーメン梅家(厚木)
・鶴岡八幡宮
・湯河原温泉「ゆっくり」

★本日の走行キロ 192キロ

☆今日のオススメ☆

・湯河原温泉「ゆっくり」



☆今日の詳細☆

(5/17の日記)

どういうルートで巡ろうか、散々迷った1日。
お昼少し前にホテルを出て、
当初は三浦半島をぐるっと周遊してから、湯河原に行こうと思ったのだが、
どうみても時間が足りなそう。

首都圏は、何分で目的地に着くのか、
さっぱり見通しを立てられない。
どこを走っても渋滞、渋滞で、嫌になってしまう。

三浦半島は無理そうだし、温泉もないといっていたので、
後ろ髪引かれつつも、ショートカットすることに決めた。

厚木方面に走って、ほんのちょっと鎌倉や湘南の海を眺め、
あとは西へ走ろうと思った。

出発して1時間位してから、
ホテルから電話があり、
「パソコンのケーブルを忘れてまーす」

これにはガックリ来た…。
渋滞をノロノロ走っていて、
ここからホテルに戻るのはかなり億劫だった。

まぁいいや。
鎌倉を見てから、何とかホテルに戻って、
あとは東名を使って湯河原まで一気に行くことにした。

お昼は厚木にある家系ラーメンの梅家で食べた。
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仙台にある、「仙台っ子ラーメン」とあまり変わらない味。
それなりにおいしかった。
チャーシューメン中盛にしたけど、
食べた後で、チャーシューをなしにして大盛にすればよかったなと思った。
(ていうかいい加減、普通盛で我慢しろ。お腹へっこませるんじゃなかったのかw)

鶴岡八幡宮は思い出深い場所。
99年の元旦をここで迎えた。
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マイミクのじゃっかるくん、まりん、武安国と一緒だった。

年明けから大笑いした。
みんなでおみくじを持って、
「いっせーのせっ!」で同時に開いてみたら、
じゃっかるくんが思いっきり「大凶」をツモったのだ。
凶でさえ見たことないのに、大凶ってw
さすがに凹んでたなぁ、じゃっかるくん。
あれ以来おみくじ引くのがちょっとトラウマになったとかw

8年ぶりに訪れた鶴岡は、何かちょっと変わってた。
前はおみくじも、木箱の中に長細い棒切れがいっぱい入ったやつを
巫女さんが渡してくれるって方式だったのに、
今では自販機になっていた。
あれはちょっとつまらない。
でももしかして、年末年始のいい時だけ、
本格的なおみくじを引かしてくれるのかな。

本殿もさることながら、僕としては、
脇の方にあった白旗神社の方が印象に残った。
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黒塗りの重厚な社で、ご祭神は源頼朝、実朝親子。
実朝については、太宰治の「右大臣実朝」を読んで、
何となく親しみを感じていた。
そういえば実朝はこの鶴岡八幡宮で暗殺されたんじゃなかったっけ。
違ったっけかな。

お参りをした後、高速を使ってホテルまで戻ったら、
何と30分くらいで戻れた。
今朝、ホテルから厚木まで下道で1時間以上掛かったのに…。
これで悟った。
首都圏は下道で動いちゃダメなんだ。
うーん、早く気付けば良かった…。

湯河原温泉では、源泉宿「ゆっくり」という旅館に宿泊。
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ここは正真正銘の源泉掛け流し。
水さえ一滴も加えないという徹底振りだ。
部屋の案内にも「決して湯船に水を入れないでください」と注意書きがある。

女将さんが、安田成美をホンワカさせたような人で、
妙に癒される感じの人だった。

浴室は、小さな共同浴場という感じで、
タイル張りで飾り気のないシンプルなもの。
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だが、お湯に関しては本当に徹底されているようだった。
59℃の源泉は、窓を開け放すこと+小さい扇風機を当てることで
適温に冷ましていた。
入った感じ、42℃くらいだったと思う。

湯河原のお湯は、もともとあまり成分の濃いタイプの温泉ではないようだが、
それでも香りはしっかりとしていた。
味まではあまり分からないものの、香りと温まり方で、いい温泉だと分かる。

ちなみに、成分が薄いからと言って悪い温泉と言うわけではない。
その分、湯あたりを起こしにくく、万人向けのソフトな温泉なのだ。
(…でしたよね? 間違っていたらご指摘ください(^_^;)

僕の後から、ひとりおじいさんが入ってきた。
旅館がオープンして以来の常連さんらしく、年に3,4度来るのだという。
僕が仙台から来たのだと言うと、目を丸くして驚いていた。
日本一周の途中なのだというと、さらにびっくりしていた。

「ここのお湯で、怪我が治ったんです」とおじいさん。
「それはすごいですね~。ありがたいお湯なんですね」というと、
「そうです、そうです」と微笑んだ。
温泉のあるべき姿を見たと思って、うれしくなった。

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