2007年2月 4日 (日)

1/29 日本一周204日目(高松)

129_1 ☆今日の概要☆

・和食「わだつみ」唐揚げ定食
・お好み焼き「ふみや」

★本日の走行キロ 12キロ

☆今日のオススメ☆

・和食「わだつみ」
・お好み焼き「ふみや」

☆今日の詳細☆

終日、仕事に充てた一日。
日本一周始まって以来の忙しさで、
正直挫けそうになった。

お昼と晩に、大黒さまのお兄さんに誘われ、
またまたおごってもらってしまった。

お昼は和食「わだつみ」で唐揚げ定食を、
夜は、お好み焼き「ふみや」で、肝焼きそばとえび玉を。

「わだつみ」はランチメニューを13時半までやっているけど、
13時に入った時にはすでにお店が閉まっていた。
ランチが早く売り切れるということはそれだけうまいということだろう。
確かに、カリカリの唐揚げがとても美味しかった。
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高松中心部、オフィス街と繁華街の狭間あたりにあるお店だ。

晩に連れて行かれたお好み焼き屋さんは、
大黒さまご兄弟が小さい頃から通い詰めているお店だという。
お好み焼き「ふみや」という名前である。
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「ここで食べると、他の店では食べれんけん」という言葉の通り、
かなり美味しいお好み焼きが出てきた。
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外はカリカリ、中はふわっとした食感がたまらない。
さらにはエビのプリプリの歯ごたえも合わさって、
食べていてあれだけ感触を楽しめるお好み焼きには初めて出合った
味はソース一本とシンプル極まりなく、青海苔やマヨネーズなどは置いていない。
味にこだわりがあるのだろう。
ここは僕も、高松にいたら定期的に通い詰めるだろうお店だと思った。

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1/28 日本一周203日目(高松)

128_1 ☆今日の概要☆

・高松ディクシャ会に参加
・池内うどん
・珈琲哲学にてプリンパフェ
・とんかつ「山かつ」にてロースカツ定食(大)

★本日の走行キロ 1キロ


☆今日のオススメ☆

・池内うどん
・とんかつ「山かつ」

☆今日の詳細☆

午前中、大黒さま主催のディクシャ会に参加。
10人以上集まって、大黒さまはえらいなぁと思った。

それはそうと、旅の話をすると、
大黒さまには「池内うどん」というお店に連れてってもらった。
この店が凄かった。

看板は出ているものの、暖簾も出てないし
どう見たって営業してる雰囲気がない。
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「大黒さま、これ今日休みですよ、きっと」と思わず口に出た。
「いや、これでやっとるんよ」と言って、大黒さまは車から降りた。
いとぼんさんとディクシャ会に参加した2人も降りた。

みんなは店の横っちょの細い道を通って、店の裏手に入って行った。
慌てて付いていくと、なんとそこがお店になっていた。
「製麺所だけど、とりあえずうどんも食べさせます」ってな雰囲気だ。
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これはローカルだぞ…、と気持ちが一気に高ぶった。
地元の人に連れてこられなきゃまず分からないお店だ。

珍しく、そばもあるという。
とりあえずうどんをひと玉、次にそばも食べてみた。
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うどんはコシのある良いもの(この歯ごたえをまた味わいたかったのだ…)、
そばも、まるでコンニャクのような冷麺のような歯ごたえで、珍しい食感だった。
残念ながら、うどんはひと玉食べただけで売り切れになってしまったが、
その分、そばをふた玉追加した。

どうも讃岐うどんは奥が深くて興味が尽きない。
一週間くらいゆっくり滞在して、もっとたくさんの店を巡ってみたい。
いずれやるかも知れぬお遍路ついでに、うどん遍路もやるか。

余談だけど、高松あたりはモコモコとおにぎり山みたいな小高い山が多い。
モコモコ山と田んぼと畑と。
のんびりした風景が多くてホッとする。

うどんの後、プリンパフェがうまいという
「珈琲哲学」に連れてってもらった。
大型の喫茶店だが、店の外にまで行列が出来ていた。
チェーン店じゃないコーヒー屋で並ぶのは初めてだぞ…。
まるでラーメンの有名店みたいになってる。
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プリンパフェはなかなかボリュームがあった。

喫茶店を出たところでいとぼんさんとお別れ。
いとぼんさんは僕とは10以上年が離れているのに、
気さくに話してくれて、しかも結構な頻度でボケるので、
僕も容赦なくツッコミを入れさせてもらって、
とても仲良くしていただいた。
楽しい時間をありがとうございました☆
またぜひお会いしましょう♪

夜は、大黒さまのお兄さんの奢りで、
とんかつ「山かつ」で食べた。
ボリュームたっぷりの巨大とんかつに思わずニンマリ。
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「たくさん食べるとよく眠れる」と大黒さまが言うので、
僕もキャベツをお替りして食べた。

その影響か、晩はどうにも眠くてかなわず、
仕事もそっちのけでさっさと眠りに就いてしまった。

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2006年12月 9日 (土)

11/28 日本一周145日目(高松~岡山)

1128_1 ☆今日の概要☆

・がもううどん
・はまんど(魚【いかなご】醤油+激辛赤とん)
・善通寺(四国七十五番札所)
・丸亀城(現存12城の1)
・こんぴらさん(金刀比羅宮)
・岡山にてなごみと合流

★本日の走行キロ 154キロ

☆今日のオススメ☆
・がもううどん
・はまんど
・善通寺
・丸亀城
・こんぴらさん

☆今日の詳細☆

まるでバスツアー並みのハードなスケジュールな一日。

スタートは「がもううどん」。
坂出市加茂町にある。
うかい氏に道を教わったり、ケータイで地図を見たりしたが、
それでもうまく場所が分からないでいたところ、
どっかの社用車がスルスルと細い道を抜けていった。
恐らくそうだろう、と思って後を付いて行ったら、大当たり。
見事にたどり着けた。
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平日の昼前なのに、すでに行列が出来ていた。
こないだの「中村うどん」ほどではないが、
平日でこの状況なら、土日はきっと長蛇の列なのだろう。
(画像は、行列が途絶えた一瞬を写した)

しかし、行列の割にあっさり自分の番は来た。
うどんは回転が早い。
店に入ってすぐ左側で、せっせとうどんを茹でているおじさんに
うどん「小」(温)と告げ、丼に盛ってもらう。
列に従ってさらに中に進み、お揚げのトッピングをすると、
レジのおばさんが「170円です」と言った。
お金を払い、うどんつゆを掛け、外に出る。

デジカメで一枚写し、早速ひと口。
「あっうまい…」と思わず漏らした。
ホントにうまかった。
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うどんはコシがあるし、
つゆを飲んだ印象は、ダシが効いて
まるでおでんつゆのような感じだった。
お揚げは柔らかく、つゆとうどんとの相性も抜群。
今、画像で振り返るにつけても、
よだれが出そうなほどうまかった。
「はまんど」のラーメンが後に控えていたから、
抑え目に小を頼んだけど、
もう1,2杯くらい思いきり食べたかった。

次は三豊市にある「讃岐ラーメン はまんど」へ。
本日2度目の昼食である。
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仮設小屋のような風情だが、繁盛している。
さすが有名店だ。
しばらく待って席に案内され、
大黒さまのアドバイスどおり、
魚【いかなご】醤油を注文した。
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太麺でスープを飲もうとすると、
魚の香りが鼻を伝ってきた。
僕には匂いが強すぎて、
ちょっと臭みに感じてしまった。
うどんつゆのような味のスープで、
麺との相性は良いと思った。
量はあまり多くなかった。
もう一杯食べれそうな腹具合だったので、
「激辛赤とん」を注文した。
本日3食目の昼食である。
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こちらは真っ赤な外観で、かなり辛そうだ。
大黒さまのアドバイスがあったとはいえ、
僕は大して辛いものが得意ではなく、ちょっとたじろいだ。
他のメニューにすりゃ良かったかも。
これ、きっちり完食出来るのかな。
食べる前から不安がよぎった。

実際、結構辛かった・・。
でも辛さの中にもコクがあって、
コシのある細麺の歯ごたえが小気味よく、
これはこれでなかなか良かった。
もう少し辛さを自分好みに調節出来るなら、
かなり熱いラーメンになったろう。

向かいのサラリーマンが「はまんど」という
塩ラーメンっぽいラーメンを食べていたが、
あれは多分、絶対にうまい。
もしもう一品食べれたなら、必ず「はまんど」にしただろう。
またこのお店は「味噌」もかなりの人気メニューらしく、
そちらも興味を引かれる。

何度か通ってみたく思っても、それは叶わぬ夢だ。
僕は今日、四国から出なければならないのだ。

この日の観光は時間設定が難しかった。
「はまんど」を出た時点で13時を過ぎており、
にもかかわらず行きたい場所があと3つもあった。
丸亀城、こんぴらさん、善通寺。
このうち、丸亀城の観覧時間が16時半まで。
善通寺もそんなに遅くまではやらないだろう。
こんぴらさんにしても同じだ。
うまく時間を配分して要領よく回らねば、全てを見切ることは出来ない。
いろいろ思案した結果、
善通寺→丸亀城→こんぴらさんの順番で回ることにした。

善通寺。
四国お遍路の七十五番札所である。
あとで知ったことだが、弘法大師空海誕生の地であるらしい。
しかも今年は善通寺の創建1200年記念の年だという。
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どうも僕は昔から弘法大師とゆかりが深い気がしている。
母方の死んだじいちゃんは、真言宗に深く帰依していて、
僕が生まれてくる時には大マジで「空海」と名付けたがっていたらしい。
そんな訳で、僕は小さい頃からいくつかの真言をうろ覚えに知っていた。
また、温泉を巡っていても、
やれ、ここの温泉は弘法大師様がご開湯され云々という話が、
それこそ枚挙に暇がないくらい出てくる。
仏教にも真言宗にも、大して興味はないのだけど、
何か縁があるのだろうか。

それはともかく。
ここでは「お砂踏み」が出来た。
お砂踏みというのは、乱暴に言えば
「お手軽八十八ヶ所巡り」である。

ひとつのお堂の中に、八十八ヶ所すべてのご本尊が奉ってあり、
またそのご本尊の前にはそれぞれの土地からいただいてきたお砂がある。
それをひとつひとつ踏みつつ、ご本尊にお参りをして行き、
八十八ヶ所分拝み終えると、お遍路をしたのと同じ功徳があると言われているのだ。
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そんな簡単な話があって良いのかと思いつつ、
僕もちゃっかりやってみた。
「赤い絨毯の上を歩いてくださいね。そこにお砂がありますから」と
受付のおばさんに言われた。

僕なりに一生懸命丁寧に、時間を掛けて巡ったが、
これで実際にお遍路した人と同じ功徳を授かったとは到底思えない。
いや、功徳はあるのかもしれないけど、そこには何の重みもない。
労力や時間やお金を費やして回ったその重みこそが、
功徳そのものなのではないかと僕は思うのだけど。
それとも完全に他力で、高みの存在にお願いすれば、
自分の努力とか費やした時間とか、
そんなの関係なしに一気に功徳を授けられるのだろうか。

そういえば。
お遍路の「同行二人」ってどういう意味なんだろう。
読んで字のごとく「同行のふたり」で回るお遍路という意味なのだろうか。
でも、ひとりでお遍路してる人も多いっていうか、そういう人がほとんどだ。
もしかすると、お遍路してる間中、必ずお大師さんも一緒に付いていますよ
という意味での「同行二人」なのかもしれない。
あるいは、お遍路をしている自分と、それをどこかから見ているもう一人の自分と、
そういう意味での「同行二人」とも受け取れるなと思ったりした。

どうも今日は話題が逸れる。
とにかく、お砂踏みをしたのである。
ご本尊の前にはそれぞれ賽銭箱が置かれてあったが、
小銭を88枚も持ってるはずもなく、
インスピレーションでビビっときたところにだけ入れていった。
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どこかで500円玉を入れたりもした。
こんだけお手軽に八十八ヶ所が回れてしまうのだ。
500円くらい惜しくない。

善通寺では他に、戒壇巡りをし、
母の誕生日プレゼントにローズクォーツの数珠と、
見開きの曼荼羅を買った。

善通寺に対峙する様にして立つ稲荷神社に少しだけお参りし、
ゆっくり参拝できぬ非礼をわびつつ、次の目的地、丸亀城に急いだ。

お城は小高い丘の上にあり、
「見返り坂」と呼ばれる傾斜の急な坂道を、
息切らしつつ上った。

3層3階の天守閣は、現存12城のひとつ。
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江戸時代前期の建築で、生駒氏、山崎氏と城主が変わった後、
最後は京極氏が入り、7代続いて明治を迎えた。
他の小規模天守と同様、
丘の上にちょこんとショートケーキが
乗ってるようなかわいい印象を持った。

200円払って、城の中に入る。
城内は展示物も少なく、古城の雰囲気を味わえる。
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最上階はかなり狭くて、10畳分くらいしかなかった。
城下と瀬戸内海の見晴らしが爽快だった。
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こんぴらさんにたどり着いたのは、
日も落ち掛けてきた夕方4時半。
市営の駐車場に車を停めた。
こんぴらさんといえば、長く続く階段だ。
本殿まで行くのに785段もの石段を登らねばならない。
先の丸亀城の疲れもあるし、ちゃんとたどり着けるだろうか。

商店街を歩いているうちに、いつの間にか石段がスタートしていて、
気が付いたときにはすでに100段近く上っていた。
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商店街で無料貸し出ししている杖を頼りに、さらに上る。
200段あたりまで商店街が続き、その後、
石の大鳥居をくぐって、いよいよ金刀比羅宮に入っていく。
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300段ほどで一旦休憩。
10分くらい休んで再び上り始めたが、
「急がなくて良い」と思いつつも足は急ぎたがり、
ゼエゼエ息を切らしながら、何とか本殿まで上りきった。
あとからおじいちゃんやおばあちゃんも、
ヒイヒイ言いながら杖突いて上ってきた。
皆さん、ご苦労様です。
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さすがはこんぴらさん。
立派なお社である。
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本殿の右には、さらに山頂に向かって伸びる階段があった。
ここをあと数百段上ると奥の院に通じるらしい。
が、時間も体力も、上ることを許してくれなかった。

社務所でテンテンさんから教えてもらった、
「幸せの黄色いお守り」を3つ買った。
自分と母となごみの分である。
袴の朱色がよく似合う美人の巫女さんがいて、ちょっと見とれてしまった。
テキトーに何か理由をつけて、カメラに写ってもらおうかとも思ったけど、
こんな時に限って、引っ込み思案になるものである。

汗が引き、息が整うのを待って、下山した。
商店街はまた、温泉街にもなっていて、
「こんぴら温泉」の名を冠したいくつかの旅館が、
「立ち寄り入浴できます」の魅力的な案内を掲示していた。
時間があれば入っていきたかったが、
なごみと岡山で待ち合わせていて、叶わなかった。

20時に岡山駅、というなごみとの待ち合わせに間に合わすべく、
車を飛ばして四国を後にした。
高速に乗り、瀬戸大橋を渡る間、
四国でお世話になった沢山の人たちに感謝を送った。
いづかさん、大黒さま、大黒さまのお兄さん、
ほたるさん、テンテンさん、うかい君、
本当に有難うございました。
おかげで、思い出深い四国滞在となりました。

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2006年12月 7日 (木)

11/27 日本一周144日目(高松市)

1127_1 ☆今日の概要☆

・インド4月組と天下一品ラーメン

★本日の走行キロ 16キロ

☆今日の詳細☆

夕方まで高松のホテルで日記を書き、
夜はまた、いづかさん、大黒さまとそのお友達との4人で、
天下一品ラーメンに行った。
さすがに今回は僕が出した。
061127_21250001 061127_21270001 ←天一味玉入りと、厚切りチャーシュー盛り。

今日で四国の人たちともお別れ。
2週間後に訪れる九州について、
大黒さまからいろいろ情報をもらった。
前にもいちど書いたけど、
こういう時、旅はドラクエだなぁと思う。
何かのイベントが終わってその町を旅立つ時、
「あ、そうそう」という感じで、
お城の王様とか王女様が新しい話を切り出してくるのだ。
「あの町には何とかという奴がいて、そいつが云々…」という感じで。
そうして、次に進むべき道が見える。

そんな風に僕の興味を引く場所をいくつか教えてもらった。
ふたつとも長崎にあった。
ひとつはどうやら喫茶店らしい。
何でも超不思議なマジックを見せてくれるお店とか。

もうひとつはマリア様の石像。
大黒さまはこの石像の写真を持っていて、
周りの風景は普通に写っているのに、マリア様の石像だけが
異様に光って、全然石像らしくないのだ。
光の石像とでも言ったら良いのか、
そういう不思議な写真を持っていた。
僕も行って、自分のカメラで撮ってみようと思っている。

また、大黒さまからは
「はまんど」というラーメンの人気店を教わった。
いかなご醤油と赤トンというのを食べてみてと言われた。
ラーメンと聞けば、行かないわけには行かない。
聞けばお店はちょうど岡山に渡る道すがらにあった。
いい感じで流れていると思った。

明日はその前に、「がもううどん」も照準に入れている。
朝に「がもううどん」、昼は「はまんど」ってな感じで行こうかと思っている。

大黒さま、いづかさんとハグして別れて、
僕はまたホテルに戻って、日記の更新に勤しんだ。

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2006年12月 4日 (月)

11/26 日本一周143日目(新居浜~大三島~高松)

1126 ☆今日の概要☆

・本谷温泉館(通算455湯目)
・今治「お食事処たつ」(カツラーメン)
・大三島「大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)・宝物館」
・「マーレ グラッシア」にて海水風呂

★本日の走行キロ 108キロ

☆今日のオススメ☆

・今治「お食事処たつ」(カツラーメン)
・大三島「大山祇神社・宝物館」
・「マーレグラッシア」

☆今日の詳細☆

うかい氏宅でゆっくり9時頃起きて、
ダラダラと用意をし、昼少し前に出た。
今日もうかい氏リードのツアー。
僕は流れに任せているだけだ。
運転しないというのも、たまには良い。
のんびり景色を眺められるし、いつ眠ってもいいw

初めに連れて行かれたのは、
東予市にある本谷温泉。
着いた頃には雨が降っていた。

入浴料金300円で、本館、別館の2つの内湯に入れる。
はじめ、露天付の別館の方に行ったが、
僕的には、本館の木風呂の方が好み。
何度も書くけど、僕は内湯派なのである。
露天のあるなしは気にしない。
木風呂では、湯舟の縁に横になったおっさんが3人もいた。
うちひとりは相当なジイさんで、
あまりに生気がないので、不安になった。
もちろん生きてたんだけど・・・。

そういえば道後温泉本館では、ひとつだけ残念な風景を見た。
誰にも邪魔にならなそうな隅っこで寝転がっていたおじさんが
係の人に「困るので起きてください」と注意されていたのだ。
僕は、温泉は誰の迷惑にもならなければ、
好きに入って良いと思っている。
最低限のことさえ守っていれば、
あとは自分のいちばんリラックスできるスタイルで入ってればいいのだ。
それこそ、温泉や湯治のあるべき姿だと思う。
道後温泉本館のような有名な共同湯になると、
そうも言ってられなくなるのだろうか。
洗い場で痰やツバを吐かれたりするより、よほど良いと思うのだけど。

本谷温泉に話を戻す。
泉質はアルカリ性の冷鉱泉」で、
顕著に温泉らしさを感じられるお湯ではない。
単純温泉に限りなく近い冷鉱泉、という気がした。

昼食は今治で噂になっているという
「お食事処たつ」のカツラーメン、800円。
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見た目重厚な感じがするが、スープがあっさりしていて、
意外に容易に完食できる。
女の子でもさほど苦戦しないのではないか。
今治に住んでたら、たまに通ったかもしれない。

雨の降る中、今治から高速に乗り、「しまなみ街道」へ。
瀬戸内に浮かぶ島のひとつ、大三島を目指した。
食後の助手席は伝わってくる振動も心地よく、
大山祇神社に着くまでの間、僕は何度も眠ってしまった。
長旅の疲れを、最近いろんなところで感じるようになってきた。

神社に着いても、雨。
うかい氏に折り畳み傘を借りて、参拝した。
この神社に併設されている宝物館には、
国宝ならびに重要文化財に指定されている武具類の8割が揃っているらしい。
武器マニア(マニアってほどでもないけど)としては、ぜひ見たいと思った。
入場料1000円はちょっと高すぎると思ったが、
たしかに武具類の数は多かった。

主に平安末~南北朝あたりまでの武具が多かった。
中でも鎌倉期が出色で、
本当かどうか知らないが、
武蔵坊弁慶や源義経奉納の薙刀や、義経の鎧などもあった。
重要文化財に指定されているくらいなのだから、本物なのだろう。
鎧ばかりが通路の両側にズラリと飾られているフロアは、
さすがに異様な雰囲気に満ちていた。
大昔の怨念やら何やら重々しいものが残っていそうで怖かった。

国宝館に隣接した海事博物館にも行ってみた。
僕はあまり興味がなかったのだが、
ここで物凄いものを見た。
「がんぎえい」である。
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これ、青森沿岸の海で取れるらしいが、
どう見ても、宇宙人のミイラである。
しかも尻尾まで生えているではないか。
青森で漁師をやってて、こんなもんが水揚げされたら
俺なら絶対「ヒィィィッ!」っつって気絶する。
こいつ、いったい何者なんだ。
ネットで「がんぎえい」を調べても、
似ても似つかぬエイが出てくるだけで、
こんな宇宙人のミイラみたいなのは一切出てこない。
館内は撮影禁止となっていたが、
あまりの奇怪さに思わずケータイで撮ってしまった。
誰か、「がんぎえい」について詳しい人がいたら、
分かりやすく教えてくださいm(__)m

大三島の最後に「マーレ グラッシア」というところで、
海水風呂に入った。
温泉ではないようだが、海水をそのまま温めたお風呂も珍しい。
ひと口飲んでみると強烈な味がした。
当たり前である。

日帰り入浴施設としての設備は大抵揃っているようであった。
展望風呂からほんの少し、瀬戸内海が覗けた。

海水風呂は上がった後、少しベタついた。
これも当たり前か。
温泉あがりに体を流す習慣がないため、
そのまま浴室から出てしまい、
腕の辺りにしばらくベタつきを感じていた。
それほどひどいものでもなかったけど。

高松のホテルを予約していたため、
夜7時頃にはうかい氏宅に戻った。
2匹のゴロジロウたちとの別れを惜しんだ後、
うかい氏の落語(時そば)を一席拝聴し、彼の家を出た。
15年振りの再会にも関わらず、4日も親切な歓待を受けた。
うかいくん、ありがとうございました☆
今度は仙台で会おう!

ちなみにこれがゴロジロウたちの写真☆

Img_3173 ←人懐こい、あずきくん。

Img_3185 ←ベッドでのみ人懐こくなる、かなたちゃん。

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2006年11月30日 (木)

11/25 日本一周142日目(讃岐~かずら橋~祖谷温泉~新居浜)

1125 ☆今日の概要☆

讃岐うどん怒涛の4連食(昼のみ)

・なかむらうどん
・山下うどん
・宮武うどん
・長田うどん

・かずら橋

・祖谷温泉「ホテル祖谷温泉」(通算453湯目)
・新居浜温泉「パナス」(454湯目)

・ラーメン「王昇龍」

★本日の走行キロ 0キロ

☆今日のオススメ☆

・なかむらうどん
・宮武うどん
・かずら橋
・祖谷温泉
・ラーメン「王昇龍」

☆今日の詳細☆

目白押しの一日。

友人のうかい氏に連れられて、
「讃岐うどん怒涛の4連食」を決め込んだ。
概要にも挙げたが、
なかむらうどん、山下うどん、宮武うどん、長田うどん。
1時間半くらいの間に、この4つをはしごした。
うどんを完食して車に乗り込み、
「次はどこ行くの?」
「うどん屋」
「え?今うどん食ったじゃん」
そんな会話が4回繰り返されたのち、
車で4,5分走って、次のうどん屋へ。

しかし讃岐うどんってのは今ブームなのかな。
映画「UDON」の影響+連休中ってこともあるんだろうけど、
なかむらうどん、宮武うどんではとんでもない行列ができていた。
それぞれのうどんについてはいくら書いても書ききれないので、
かなり端折って書く。

大雑把に言えば、
なかむら、山下、宮武ではぶっかけうどんを食べ、
長田では釜上げうどんを食べた。
なかむら、宮武がカツオだしのうどんつゆ。
色はかなり薄く、東北人の僕としては、
これでは味もかなり薄いのではないかと杞憂するほどだったが、
実際にはカツオの芳醇なダシが素晴らしかった。
山下と長田はしょうゆ系のつゆ。

Img_3114 Img_3109 ←なかむらうどん。すごい行列。

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↑なかむらうどん店内&「うどん2玉+なすの天ぷら」(350円也)



Img_3119 ←山下うどん。

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↑山下うどんのぶっかけ(250円也)。土瓶のダシ汁をぶっかけていただく。

全然関係ないけど、
山下うどんでお茶を飲んだ時に、
茶柱が立った。
縁起が良いので画像を載せておく。
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Img_3120 ←宮武うどん

Img_31242←かけの「あつあつ」(小・230円)

宮武うどんは、「どっちの料理ショー」とかにも出たことがあるらしい。

Img_3126 ←4連食ラストに食べた、長田うどん。

Img_31251←釜揚げうどん(大)を分けて食べた。

ちなみに、うかい氏による讃岐うどんレクチャーによると、
うどんの種類の大別は以下の通り。

・ぶっかけうどん
うどんの他、ショウガ、ねぎなどの薬味、柑橘などが乗ったもの。
ダシ汁をぶっかけて食べるので、ぶっかけうどん。
(はじめから汁をぶっかけて出される店と、自分でぶっかける店とがある)
一旦、水で締めてから出すので、麺にコシがある。

・釜上げうどん
丼にうどんとそのゆで汁をいれたもの。
釜で茹で上げたまま水で締めずに出すので、柔らかい。
「うどんちょこ」に注いだつゆに付けて食べる。

・しょうゆうどん
丼にはうどんと薬味が盛られ、しょうゆを適量垂らして食べる。

うどん店で注文を待つ間、
うかい氏は必ずしゃかりきになってショウガをすった。
僕はそれを物珍しく眺めた。
うどんにショウガを入れる習慣は仙台にはない。
彼に習って僕も入れてみた。
なるほど、ダシの甘みが引き締まって、
いい緊張感を持った味になった。
当然のことながら、入れ過ぎればダシの甘みを殺してしまう。
この辺はお好みだろう。

また、柑橘が一切れ入っているのも新鮮だった。
あれはカボスかすだちだろう、とうかい氏は言うが、
ともかく東北ではうどんに柑橘は入らない。

東北でうどんに掛けるものといえばせいぜい七味くらいのものだ。
本場讃岐のうどん文化の奥深さに驚かされる。

また、うどん屋には、ことごとくおでんがあった。
これも讃岐ではスタンダードらしい。
仙台ではまず、無い。

こんな風に、地元・仙台との違いを様々楽しみながら、
4つのうどんを堪能した。

うどんの量としては4.5玉くらい食べた。
さすがに満腹になった。
本場はやっぱりうまい。
うまいだけじゃなしに、奥が深い。

怒涛の4連食のあと向かったのは、
四国屈指の観光地、祖谷のかずら橋。
かずらの蔓で架けられた吊り橋だ。
Img_31431 Img_3142
多少、ワイヤーなどで補強している部分もあったが、
それでもメインはやはりかずらの蔓。
橋床のさな木は15センチ間隔に一本という感じで作られていて、
14メートル下に流れる川がすっかり透けている。
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でもまぁ、当然のことながら、安全面に問題は無いようで、
この日もツアー客が立て続けに来て、橋の上が大混雑する中、
それでも橋は何ということもなかった。
そうは言っても、高さ14メートル、足元がスカスカでは、
高所恐怖症の人にとってはきっと試練の橋だろう。
僕も高いところは得意じゃないが、まあ別に平気だった。

祖谷温泉。
友人の幾人かから、強く勧められていた温泉。
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ケーブルカーに乗って断崖を降りていって、
渓流沿いの露天風呂に浸かる。
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ケーブルカー+露天風呂+内湯代で1500円。

連休とあってか、ここも混雑していた。
源泉そのままを引いていて、39℃と多少ぬる目の露天風呂は、
わずかに白濁した単純硫化水素泉で、泉質は素晴らしく良かった。
山梨・甲府の国府温泉を思い出させるようなツルツル感と泡付きで、
まるで皮膚の上を薄い膜が一枚覆ったような滑らかさを感じた。
湯温が低いために長湯が出来て、30分以上、湯浴みを楽しんだ。

新居浜まで戻って、うかい氏宅で少し休んでから、
新居浜温泉「パナス」に行った。
いわゆる日帰り温泉で、料金は550円。
朝6時~夜24時まで営業している。
温泉の使い方がユニークだった。
25.3℃と湯温の低い源泉風呂とスチームサウナをミックスさせていた。
要するに、湯船の周りをスチームサウナがすっぽり囲む形になっている。
そのため、湯船に浸かっていればひんやりだが、
湯船から出るとスチームで熱くなるという、面白い体験が出来る。
泉質は「含鉄Ⅱ・二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム -炭酸水素塩・塩化物泉」という、
かなり気合の入ったもので、
赤茶色に濁って、海水のような匂いがした。
飲んでみるとわずかな炭酸と甘みを感じた。

内湯の大浴場は、この源泉から鉄分を除去し、
また加温、循環ろ過をしたものが溢れていたが、
塩素臭さもありまた、無色透明になってしまっていて、
ほとんど温泉らしさはなくなっていた。

ところで、愛媛の温泉全般について思うのだけど、
やはり道後温泉本館の存在感は大きいと感じる。
日帰り温泉施設の営業時間や、アメニティの設置の仕方など見ても、
どうも道後の本館に倣っているところが多いような気がする。
朝6時から深夜まで営業している施設は、各県でなかなか無いけれど、
愛媛県ではだいぶ見受けられるし、
アメニティ備品の不充実もまた、本館の影響を受けているように思われる。
(もっとも、道後の本館は共同浴場なので、アメニティがなくて当たり前なのだけど、
 日帰り施設は500円も取るのだから、やはり設置がないと不満を感じてしまう)

風呂上りに新居浜の繁華街まで出向き、
「王昇龍」というお店でチャーシューメンを食べた。
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塩ベースと思しきスープで、チャーシューの量も多く、
僕はなかなか満足して食べた。
天童よしみ似のおかみさんと数匹の猫が迎えてくれた。

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2006年11月29日 (水)

11/24 日本一周141日目(松山~新居浜)

1124 ☆今日の概要☆

・道後温泉本館・神の湯2階
・松山城
・鈍川温泉「鈍川温泉ホテル」(通算452湯目)
・新居浜・居酒屋「一」で愛媛名物を堪能

★本日の走行キロ 105キロ

☆今日のオススメ☆

・松山城

☆今日の詳細☆

チェックアウトしてすぐ、道後温泉本館に向かった。
松山を去る前に、もう一度入って行きたかった。
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今回は神の湯・2階席を利用、料金は800円。
入浴した後に2階の大広間で休憩が出来、
(ただし、入浴時間込みで1時間以内)
お茶と煎餅の接待を受けられる。

これで僕は、道後温泉本館の大体を堪能したことになる。
9年前には1000いくら払って、
3階個室休憩付の「霊の湯」に入湯したし、
夏目漱石ゆかりの「坊ちゃんの間」や
天皇家御用達の「又新殿(ゆうしんでん)」も見学した。
休憩なしの「神の湯」にも、2度入った。
そして今日は神の湯・2階席だ。

大広間へ上がると、浴衣を渡された。
上着などの荷物を目の前の籠に入れ、神の湯へ。
大広間の両端にある階段から、神の湯の脱衣所に下りれるのだ。
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昨晩、脱衣所で「あの階段はどこに続いてるんだろう」と思ったが、
2階の大広間と繋がっていたのだ。

西浴室に入ってみた。
こちらは初めて入ったかもしれない。
湯釜の装飾が多少違う他、特に変わりはないようだ。
平日の午前、さすがにあまり混んでおらず、
ゆっくりお湯を堪能した。

広間に戻ると、さっそくお茶と煎餅が運ばれてきた。
格式ある広間の風景をしみじみ眺めながら、お茶をすする。
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壁には、聖徳太子が来訪した時の様子や、
道後温泉発祥の因となった白鷺伝説を示した絵が飾られていた。
別料金で、ビン牛乳やジュースなども飲める。
どんな味だか思い出したくて、名物の「坊ちゃん団子」を注文した。
白玉部分の少ない(要するに餡子が多い)濃厚なお団子だった。
こちらはひと串、80円。

背中の障子を開けると、目の前に「ホテルパティオ・ドウゴ」があり、
こちらが北側なのだと分かった。
明治の昔にはこの北側の1階が玄関だったらしい。
屋根の一番高いところに飾られた白鷺も、北を向いて羽を広げている。
また、大国主命と少彦名命の伝説がある「玉の石」も、北側に安置されている。
大国主命が、病気に掛かった少彦名命を道後の湯に浸からせたところ
たちどころに回復し、この石の上で少彦名命が踊ったという
言い伝えが残っているらしい。
何となく、力比べ大会にでも使われそうな感じの石だった。

じっくりゆっくり、入浴と休憩の1時間を味わい、大広間を離れた。
玄関を出る時、次にここを訪れるのはいつなのだろうと考え、切なくなった。
もしかしたらもう二度と来れないかもしれない。
一期一会、それは人との出会いだけではないのだ。

松山城にはロープウェイで上った。
往復のロープウェイ(あるいはリフト)+入城料で1000円だった。
賤ヶ岳七本槍のひとり、加藤嘉明が、
25年の歳月を掛けて築いた松山城。
標高132mの勝山という小高い山の上にあり、
9年前にはゼエゼエ息を切らして坂道を歩いて登った記憶がある。

松山城は、3層3階、
天守閣の他、小天守、いくつかの門や櫓を配した、
連立式平山城である。

天守はユニークな形をしている。
他の3層3階のお城に比べ、僕にはちょっと不恰好にさえ思える。
眺めるたびに何となく、
あと1階くらい真ん中に付け足したい気分に襲われるのだ。
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まるで目に見えない巨大なハンマーで、
真上から一撃、圧縮されたことのあるような風情で、
3層3階なのに、何となく2階くらいの高さしかないように見える。
だからといってもちろん、嫌いなお城ではない。

現在の天守は1835年に落成したものらしい。
国指定の重要文化財となっている。
国宝に指定される目前の昭和8年、
小天守閣、南北隅櫓、多聞櫓が放火による消失の憂き目に遭い、
それが影響したのか国宝ではなく重要文化財の指定に留まった。

放火の犯人は3年後に逮捕され、
他にも散々、放火やら何やらの余罪があったらしく、
6年後に死刑になった。

許せないと思うと同時に、かわいそうとも思う。
大抵こういう奴というのは家庭環境に恵まれずに育って、
屈折した心を持たされる。
そうして大人になって、訳の分からん事件を起こすのだ。
この辺は育った本人でないとその辛さ、苦しさは分からないだろう。
だからといって、罪が許されるはずもないのだが、
かわいそうと言えばかわいそうだ。
別のところに生まれ、温かい家庭環境の下に育ったなら、
こんな事件は起こさず、朗らかで幸せな人生を歩めたのかもしれないのだから。

まぁこんなことは、僕自身が何の被害にも遭ってないから、
ニュートラルな気持ちで考えられるというだけなんだけど。

城内を進んでいると、どうしても9年前を思い出す。
あの時は大学時代の恋人、友人たちと訪れ、
「確かこのあたりで写真を撮った気がする」とか、
「この辺にふたりで座って写してもらったな」とか、
そんなことばかりが頭をよぎった。
未練とかそういうものではないけれど。

城内には様々な文書や刀剣、甲冑などが展示されている。
毛利の名将、小早川隆景着用の鎧などもあり、
戦国ファンには見どころの多いお城だ。
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天守の最上階まで登り、道後温泉を遠望してみた。
本館を探したけれど、見つけられず、
100円式の望遠鏡を使って、ようやく発見した。
背の高い温泉ホテルの間に、申し訳なさそうに埋もれていた。
漱石の頃には、堂々たる本館の姿がハッキリ見えたのだろうか。
だとすれば、つまらない風景になったものである。

名残惜しい気持ちのまま、松山に別れを告げ、
鈍川温泉に向かった。
到着したのは夕方5時頃だった。
もうすっかり暗くなっていた。
「鈍川温泉ホテル」に入湯、料金は400円だった。

無色透明のお湯は、ラドンを多く含んだ「アルカリ性単純温泉」と表記があった。
が、湯温が20℃なのに単純温泉というのは妙だ。
単純温泉の定義は「泉温25℃以上」でなければならぬはずで、
恐らく何かの成分が一定値以上含まれた冷鉱泉なのではないかと思われる。
それがラドンなのだろうか。

水風呂として、源泉風呂が設置されていた。
水風呂の苦手な僕は、入れなかった。
内湯、サウナに、小さな木風呂の露天がひとつあった。
朝7時~夜9時まで、立寄りを受け付けているのは心強く、
料金も400円と安価なところに好感を持った。

新居浜でうかい氏と合流した後は、
居酒屋「一」というところに連れて行ってもらった。
新居浜名物(愛媛名物?)の
「ふぐざく」、「たちうお」、「しゃこ」、「ザンキ」などを食べた。
俺的には、たちうお、しゃこ、ザンキがうまかった。
ザンキというのは、鶏の唐揚げのこと。
関西以西でザンキというのか、四国での表現なのかよく知らない。

寝不足気味のうかい氏は、日本酒(焼酎?)をひと瓶飲んで、
後半はあまり喋らなくなっていた。
相当眠かったらしい。
その隣で僕は、出てくる料理をウマイウマイとはしゃぎながら、
ことごとく完食した。
先に挙げた名物料理の他、
チーズカツレツ、ざるどうふ、もう一個ナントカとうふ、
揚げ出し豆腐、お茶漬けも食べた。
飲んだものはラムネ2本と、ウーロン茶一本。
我ながらよく食うもんだ。
それにしてもうまかった。
居酒屋にはなかなか来ないから、こういう料理はたまに新鮮で良い。

うかい氏は僕が来るというので、
彼なりに部屋を一生懸命片付けてくれていた。
ニャンコロが2匹いた。
グレーのあずきくんと、キジトラのかなたちゃん。
あずきくんは思いきり人懐こくて、
僕が部屋に入ったとたんにニャアニャアとくっついてきた。
一方かなたちゃんは、出窓に逃げ込み、
こっそりと僕の様子を伺っていた。

でも不思議なことに、かなたちゃんは、
僕がベッドに入ったとたんにベッドに乗ってきて、
ゴロゴロ喉を鳴らして甘えてきた。
いったいどうなってるんだ?
そのままずっと朝まで、僕と同じ布団で一緒に寝て、
翌日起きてみると、またよそよそしくなっていた。
人嫌いな訳でもなく、人懐こいわけでもなく、
あんな不思議な猫には初めて会った。

まぁ、どっちもかわいくて良かった。
僕はいつの間にか彼らに名前を付けて呼んでいた。
両猫とも同じ名前、「ゴロジロウ」と名付けてやった。

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2006年11月23日 (木)

11/23 日本一周140日目(松山市)

1123 ☆今日の概要☆

・大黒屋(和食処)
・鷹の子温泉(通算450湯目)
・川内温泉「さくらの湯」(451湯目)

★本日の走行キロ 0キロ

☆今日のオススメ☆

・大黒屋
・たかの子温泉
・川内温泉「さくらの湯」

☆今日の詳細☆

午後から、中学の同級生うかい君に会った。
中学卒業以来の再会だから、実に15年振りになる。
メガネからコンタクトに替えた以外はほとんど変わってなかった。
聞けば体重もほとんど変化していないらしい。

「懐かしいなぁ、おい」と笑い合い、彼の車に乗り込むと、
まずは昼飯に「大黒屋」というお店に連れてってくれた。
大黒うどんと鯛釜飯のセットが良いだろうというので、それにした。
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うどんが意外なボリュームを見せて、
あとから出てきた鯛釜飯を一人で平らげることが出来なかった。
釜飯、淡白な味でけっこうイケてた。
うどんも天かすと汁の濃さがマッチしててうまかった。
そしてこのお店では、うかい君に奢ってもらっちゃった。
うかい君、ありがとう☆
ごちそうさまでした。

食後はうかい君オススメの「たかの子温泉」へ。
道後温泉よりツルツル度が上で、
少しグレーに濁っている感じがした。
泉質的にはアルカリ性単純温泉なのだが、
ナトリウムと炭酸水素の成分が多いために
ツルツル感が強いのかもしれない。
PH値は9.3と比較的高め。
四国にはアルカリ性の強い温泉が多い。
何となく埼玉の秩父周辺に傾向が似てる気がする。

大浴場の他、露天風呂、サウナ、薬草サウナなど、
施設は多岐にわたった。
これで料金は500円。
良い温泉で、松山に住んでいたら足繁く通ったことだろう。

長湯を楽しみながら、
お互いのこれまでの遍歴、恋愛、
それぞれが知る同級生の近況など、
話は尽きなかった。
何せ15年振りに会ったのだ。
いくらでも話すことはある。

もうひとつ温泉をはしごした。
東温市にある川内温泉「さくらの湯」。
向かっている途中で雨が激しくなり、
まるで台風でも来たかのような暴風雨だった。
そんな中、ふたりで露天に浸かり、仕事の話などした。

「さくらの湯」の泉質は、「ナトリウム-炭酸水素塩泉」。
たかの子温泉よりもさらにツルツル感が強かった。
岩手の新山根温泉、石川・輪島のねぶた温泉のように、
シリコンチューブをいじっているようなクネクネ感があった。
循環してさえこのツルツル感なら、
源泉そのままならどれほどなんだろうと思った。

明日はうかい君宅にお世話になる。
人懐こいニャンコロが2匹いるようなので、
今から非常に楽しみだ。
また、落語の練習相手にもなれるようなので、
そっちも楽しみ。
いったいどんな感じでやるんだろう。

金、土とだけお邪魔しようと思っていたら、
「出来れば日曜日も空けとってや。
 連れて行くところがわんさかあるから」
とパソコンにメッセージをくれた。

ありがたい話である。
僕は大して人徳のある男でもないのに、
どうしてこんなに、みんなみんな、
僕に心を尽くしてくれるのだろう。
うれしい。
本当にうれしいけれど、
僕はそのみんなの想いの、
十分の一さえお返しが出来ているのかどうか、
そこがいつも心細くてならない。

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11/22 日本一周139日目(宿毛~松山)

1122 ☆今日の概要☆

・愛南町・山出憩いの里温泉(通算449湯目)
・宇和島城
・道後温泉本館

★本日の走行キロ 169キロ

☆今日のオススメ☆

・山出憩いの里温泉
・宇和島城
・道後温泉本館

☆今日の詳細☆

温泉ガイドブックを眺めながら、
朝風呂に選んだのは愛媛県愛南町にある
「山出(やまいだし)憩いの里温泉」。
源泉を循環せず大切に使っているらしいところが気に入った。
宿毛市から国道56号線を西北に進み、
県道46号線を山方に入っていったところにある。

まるでお城のような外観の建物は、隣接の交流センター。
そのすぐ脇に「やまいだし温泉」と看板が出ていた。
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料金は250円と安価。

変わったタイプの内湯だった。
脱衣所には浴室への扉が左右に二つあって、
それぞれが別の内湯に繋がっていた。
左の内湯の方が多少、大きめである。
まるで男女別の内湯だったものを、すべて男性に開放したような形。
変わっていると思った。

左の大きい方に入湯した。
無色透明のお湯は、かすかに硫黄の香りがした。
2つの内湯を分かつ壁に蛇口が2つ付いていて、
ひとつは恐らく加熱した源泉。
もうひとつは源泉そのままの冷泉。
それぞれ、勢い良く湯船に注がれていた。
アルカリ性の強い(パンフには10.5と記載)冷鉱泉で、
冷たい源泉に近寄ると、より強く硫黄の香りがした。

山出から宇和島へ向かう県道46号は、印象的な道だった。
いくつか小さな集落を通るのだが、
そのことごとく、田畑を石垣で囲っていて、
まるで石垣付きの棚田だと思った。
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こんな風景は、つげ義春の絵で見たことがあって、
一度実際に眺めてみたいと思っていた。
つげさんの描いた風景がこの集落のものかどうかは分からないが、
期せずして見ることが出来てよかった。
(つげさんの本を家に忘れて、たびたび後悔している。
 通りがかった古本屋でたまに探したりするものの、なかなか置いてない。
 つげさんは、その温泉に対する価値観に大いに共感するところがあるし、
 失われゆく日本の大切な風景をたくさん絵に残していて、素晴らしい作家だ)

印象的な集落を過ぎると、途端に細い山道になった。
車がすれ違えないくらい細くて、
奥秩父あたりの林道を思い出した。
気が遠くなるくらい長く続いて挫けそうになった。
宇和島に行くなら、愛南町まで戻って、
国道を使う方が良かったかもしれない。

宇和島城に着いたのは、午後3時半。
「城山公園」という名前だった。
国道を走っていてもさっぱり
「宇和島城」の看板が出てこないので、探すのに手間取った。
「城山公園」だけでなく、ちゃんと宇和島城と表記した方が良いと思う。

お城の閉館が午後4時と聞いて、焦った。
何ぼなんでも4時半、5時までは開いてるだろうと甘く見ていたのだ。
もう時間ギリギリではないか。
城門をくぐったのが3時39分、
急いで石段を駆け上がった。
慢性的な運動不足に加え、病み上がりでは
石段ダッシュも30秒と持たなかった。
すぐにゼエゼエと息が切れだし、
マラソンやってる時みたいに喉が痛くなった。

ここまで来てお城を見れないのはあまりにも悔しい。
宇和島は地元仙台の伊達家から分家した繋がりがあるのだ。
また、現存天守12城のうちのひとつでもあるのだ。
ぜひ中に入って眺めたい。
(現存天守制覇は、いつの間にか
 自分の中で旅の目的のひとつになっている)

喉の痛みに耐えつつ本丸までのぼり、
ようやくたどり着いた。
こじんまりとした3層3階の天守閣。
外観はまるで違うが、規模としては弘前城くらいの大きさだ。
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僕がこの日最後のお客さんとなった。
料金は200円。
城内の壁には、他のどのお城もそうであるように、
日本各地のお城の写真と説明を掲示していた。
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現在の天守は、1750年頃から残っているのだという。

観覧し終わって、受付のおじさんに話を聞いてみた。
仙台から来たと言うと、親しげに話してくれた。
スネークマンショーの伊武雅刀が70くらいになったら
こんな感じになるだろうかという感じのおじさんだった。

現存天守12城のうち、3分の1にあたる4城が四国に固まっていて、
これは要するに四国ではさほど空襲が激しくなかったということだろうかと尋ねた。
「いや、宇和島の城下も3分の2は空襲で焼けたんです。
 お城は見てのとおり山の上にありますから、
 それで助かったんですね。
 麓の方の門なんかはやっぱり焼けてしまいましたね」
ということだった。
高知城や丸亀城も同じような感じなのだろうか。

宇和島城を見た後は、高速に乗って松山市へ。
さっさとホテルにチェックインしたくて、高速を使った。

ホテルで一休みした後、
勝山駅から、古びた市電に乗り込む。
道後温泉本館に向かったのだ。
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9年ぶりに入る道後温泉。
当時僕は21歳で、大学4年になる直前だった。
その頃付き合っていた彼女と、もう一組のカップルと、
小学生からの同級生まりん、の5人で訪れた。

道後温泉本館。
言わずと知れた、道後温泉のシンボルである。

夏目漱石や代々の天皇も入湯したという、由緒ある建物だ。
まるでお城のような重厚な造りで、
国の重要文化財にも指定されている。

本館に近づくに連れ、
こうしてまた再訪出来たということに、
心の深いところからの感謝が湧き上がってきた。
本当に有難い。
僕は実に恵まれている。
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「あらぁ、木の湯桶持参かい、懐かしくていいねぇ」
幾人かのおばちゃんに声を掛けられ、
僕はそのたびに微笑って、軽く会釈した。

9年前には280円だった神の湯の料金も、今では400円。
でもそれ以外は、記憶と変わるところは全くなかった。
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1階・神の湯は、東浴室、西浴室と分かれていて、それぞれが石造り。
湯船のど真ん中に大きな石の湯釜があるのが印象的だ。
何やら古めかしい文字が刻まれているが、
当然、何が書いてあるか読めない。
天皇がどうとか言っているようだ。
湯底が少し深くなっていて、まともに座ったのではお尻が付かない。
湯温は42℃といったところか。
48℃の源泉が、恐らくそのまま湯船に溢れているのだろう。
塩素消毒しているとのことだったが、匂いはさほど感じない。
洗い場は13あり、すべてシャワーが付いている。
シャンプーなどの備えはないが、共同浴場とはそういうもので、
シャワーが付いているだけでも、充実の極みである。

地元の人が多数通い、観光客も続々訪れる。
建物のこの重厚感、豪壮感。
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9年前に入って以来、約400の入湯を重ねてきたが、
ここはやはり横綱クラスの温泉だと改めて感じた。
松山に連泊するうち、あと1,2回は訪れたい。

いい気分でお湯から上がったし、
ラーメンでも食べて帰りたくなった。
スッキリ醤油味の中華そばが良い。
そう思って、
本館向かいのアーケードを真っ直ぐ通り抜け、
もうひとつの共同浴場、「椿の湯」を右手に見ながら、
さらに少し進んだところにある、
「いよ狸」という居酒屋兼ラーメン屋に入った。

イメージ通りの醤油味中華そばに大満足。
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多少こってり感もあり、チャーシューも厚切りで美味。
チャーシューメンを頼んでも、大満足できると思う。
ここはオススメしておく。

深夜には「水曜どうでしょう」を見るつもりだったのに、
0時前に布団に入り、朝8時までグッスリ寝てしまった。
ホテルでこういう健康的な寝方をしたのは、
旅が始まって以来、初かもしれない。
おかげで翌朝は、体にエネルギーが漲って
充実しているのを感じることが出来た。
早寝早起きって、こんなにも気持ち良いもんなんだ。

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11/21 日本一周138日目(四万十川~宿毛市)

1121 ☆今日の概要☆

・四万十川(佐田の沈下橋)

★本日の走行キロ 36キロ

☆今日のオススメ☆

・佐田の沈下橋

☆今日の詳細☆

昼過ぎまでバタバタとお仕事。
それが終わってから、四万十川を見に行った。

郵便配達のおじさんに沈下橋の位置を尋ねると、
国道を行く道と県道を行く道とふたつ、教えてくれて、
「どちらから行っても佐田の沈下橋には…」
 そう言ってひと呼吸置き、
「めぐり合えます」と素敵な表現をした。

沈下橋は四万十市街から程近いところにあった。
車で10分も走っただろうか。

幅は広いが底の浅い、なだらかな川が流れていて、
それが四万十川。
その川の上に、欄干のない長い橋が掛かっている。
佐田の沈下橋である。
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車がすれ違うにはちょっと狭く、勇気が要るかもしれない。

欄干のない理由は、
大雨等による増水時に流木や土砂が引っ掛かったりして、
橋が壊されたり、あるいは川の水が塞き止められて、
洪水になるのを防ぐためである。
万一壊されても、修復が安価で容易だという面もあるらしい。

気持ちの良い場所だった。
天候が良かったのも大いに関係しているだろう。
この日の四万十は穏やかな晴れで、
沈下橋には時折車が通る程度で、
他に機械的な音もなく、
ただ、川の静かに流れる音、鳥の声、
そのくらいしかなかった。

僕も一旦、車で橋を渡り、そのたもとに車を停め、
今度は歩いて橋を渡ってみた。
水面からの高さはおよそ5メートルくらいか。
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端っこを歩いてみるとやはり恐い。
ちょっと誰かに押されたら、そのまま川に落ちてしまう。
清流、と言われるだけあって、四万十川はきれいだった。
川底の小石がハッキリ見えた。
まぁ、水深が浅いせいもあると思うけど。
少し深くなっているところでは時々魚の跳ね上がる様も見た。

橋のたもとから河原に降りることが出来た。
水量の少ないせいで、河原は川の中ほどまで続いていた。
僕はそこまで歩いていった。
具合の良い石を見つけ、そこに寝転がってみた。
寝転がって爽やかな秋空と、紅葉を始めた山と、
佐田の沈下橋をぼーっと眺めた。
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そういえばこういう瞬間はしばらくなかったな。
まるで温泉に入るみたいに、自然にどっぷり浸かって、
陽射しの温かさ、ツルツルとして滑らかな石の感触、
せせらぎの音、自分の呼吸。
目を瞑って様々な五感を楽しんだ。

この後、足摺岬まで行こうと思ったが、
夕闇も迫っていたし、四万十だけで十分満足したので、やめておいた。
心身が疲れていたのもあったし、
ホテルでやっておきたいことがいくつもあった。
そういうわけでこの日は四万十川だけで終わり。
夜は宿毛市のホテルに入った。

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